【面接対策】京王電鉄の中途採用面接では何を聞かれるのか

【面接対策】京王電鉄の中途採用面接では何を聞かれるのか

運輸、流通など大きく5つの事業グループから成る京王グループの中核である京王電鉄への転職。採用面接は新卒の場合と違い、仕事への取り組み方やこれまでの成果を具体的に問われる他、キャリアシートだけでは見えてこない「人間性」も評価されます。即戦力として、共に働く仲間として多角的に評価されるので事前にしっかり対策をしましょう。


京王電鉄の採用面接前に知っておきたいこと

社風への理解

新宿を起点とする「京王線」と渋谷を起点とする「井の頭線」。東京都西部地域を中心に1日約187万人の利用客を誇る鉄道会社です。人々の生活を支えるインフラを提供していることから、「安心・安全」「法令順守」を重視しており、堅実な社風であると言えるでしょう。

口コミからは、穏やかな人が多くチームワークを大切にする職場と感じる人が多いようです。鉄道会社ということで男性の職場というイメージが強いかもしれませんが、女性活躍推進計画(2016年4月1日から5か年)により、女性の登用も進み、現場での女性乗務員も増えています。まだ女性管理職の数は少ないようですが、従来の男性社会のイメージを覆し、制度の見直しや新しいことにも積極的に取り組んでいます。

選考は何次まで?

書類選考、適性検査、面接(2回)、内定という流れが一般的です。総合職、エキスパート職により募集枠が分かれています。総合職の場合、応募後にまずWeb適性検査を受検し、その後会社説明会兼一次選考会、通過者は2次選考会を経て内定となります。応募から内定まではおよそ2か月程度です。

現在、中途採用の募集はエキスパート職だけとなっていますが、総合職も募集している時期があるので、関心のある方はこまめにコーポレートサイトをチェックするようにしておくとよいでしょう。

面接内容の傾向は?

「志望動機についてしっかりと聞かれた」という口コミが多く見られます。志望動機をしっかりと固め、入社後に何がしたいのか、できるのかについてしっかりと説明できるようにしておくとよいでしょう。

2次面接では、新卒採用で行われることの多いグループディスカッションが行われ、「予想外で意表を突かれた」という口コミもありました。

京王電鉄の面接攻略法(面接対策)

京王グループ中期3カ年経営計画を理解した上で自己分析をする

京王電鉄の面接を受ける前には、京王グループの経営計画を理解しておきましょう。

京王電鉄の面接を受ける上では、京王グループ中期3カ年計画(2018~2020年度)を理解しておくことが不可欠です。これは、今後活躍していく人材を採用する人事戦略にも影響します。しっかりと理解した上で自己分析に落とし込み、面接でこの戦略に合致する人材であることをアピールしましょう。

京王グループ中期3カ年計画は、「既存事業の収益力強化」「成長分野の収益基盤化」が柱となっています。鉄道事業では、前者に積極的に取り組んでいます。京王線(笹塚駅~仙川駅間)の連続立体交差事業に向け、7駅の外観デザインも決定し、行政と協働した用地取得や高架橋の基礎杭工事等も進んでいます。さらに、ホームドアの設置や踏切の障害物検知装置増強など、「安全」を最大の使命とし「最高のサービス」の提供を目指しています。

2018年2月に運航を開始した座席指定列車「京王ライナー」、さらに2019年2月のダイヤ改正では増発が実施されましたが、利用はともに好調です。2020年3月期第3四半期決算短信によると、2019年10月に一部区間の運賃引き下げによる影響もある中、沿線の人口増加や消費税率引き上げ前の定期券購入、京王ライナー好調による座席指定料金収入の増加などにより、営業利益は前年同期比2.7%増となりました。

もう一つの柱、「成長分野の収益基盤化」では、東京オリンピック・パラリンピック対応を含めたインバウンド施策を積極的に実施しています。2019年には札幌、京都、広島に新規ホテルを開業していますが、2020年春には東京墨田区でもホテルの開業を控えています。

京王グループ コーポレートサイトより

鉄道事業は、京王グループの中核事業です。

京王電鉄の面接を受けるには、京王グループの経営ビジョンを理解し、中期3カ年計画を自分なりに落とし込み、企業研究を行いましょう。

「なぜ京王電鉄に転職するのか」をはっきりさせるためには他社研究が必要

京王電鉄の面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜ京王電鉄か」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「これまでの経験が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているのか」という点もあわせて見ています。 京王電鉄についてしっかり理解するためには、業界・職種研究、そして競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。平日朝、新宿行きの電車では、各社ダイヤ改正、始発便増設などにより、乗客獲得に火花を散らしています。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします。

  • 小田急電鉄株式会社
  • JR東日本(中央線/中央本線)

京王電鉄の採用面接で実際に聞かれた質問内容

京王電鉄が目指している方向性や、どういった人材を欲しがっているのかが企業研究を通じてわかってきたのではないでしょうか。志望動機をしっかり持ち、入社後に活躍できる人材と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

[30代後半・男性/営業] 【結果:最終面接で不採用】

質問

入社したら何をしたいか?を聞かれた。

回答

グループのどの企業に配属されるかわからないという話でもあり、正直これ…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/総合職] 【結果:一次面接で不採用】

質問

沿線のブランド価値を高めるためにはどうしたら

回答

駅前の開発に力を入れ、シンボリックな施設を開発することで、…(口コミの続きとアドバイスを見る

[20代後半・男性/総合職] 【結果:二次面接で不採用】

質問

質問ではないが、5名程度のグループディスカッション

回答

課題は京王電鉄の今後の成長分野について及びその理由…(口コミの続きとアドバイスを見る

京王電鉄の採用面接に向けて

京王電鉄の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

  • 「安心、安全」に重きを置いた堅実な社風を理解し、それに合致した人材であることをアピールする。

  • 京王グループ中期3カ年計画を理解して、これに沿った自己分析を行い、自己PRへとつなげる。

  • 競合他社についての理解を深め、「なぜ京王電鉄なのか」に対する答えを明確にしておく。

これらについてしっかりと準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。

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この記事の執筆者

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