【20年3月期】Zホールディングス、売上高1兆円突破 ZOZO買収で財務安定性は悪化

【20年3月期】Zホールディングス、売上高1兆円突破 ZOZO買収で財務安定性は悪化

持株会社体制への移行後初の決算となる2020年3月期で売上高1兆円を達成したZホールディングス。ソフトバンクによる連結子会社化やZOZOの連結子会社化、LINEとの経営統合契約締結、SBIグループやヤマトHDとの提携など波乱の1年を終えています。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):初の売上高1兆円を達成

Zホールディングスの2020年3月期決算は、売上高が前期比10.3%増の1兆529億円とグループとして初めて1兆円を超えました。2019年11月のZOZO連結子会社化による増加が574億円、広告売上の好調による増加が149億円、アスクル好調による増加が136億円ありました。

営業利益は前期比8.4%増の1523億円。売上原価は前期比3.8%増の4245億円で、売上総利益は同15.1%増の6285億円。粗利率は同2.5pt増の59.7%となりました。

販売費及び一般管理費は、前期比17.5%増の4762億円と増加しています。ZOZO連結によるコストアップやソフトウェアやサーバ等の増加、IFRS「リース」適用による減価償却費の増加などがありました。これにより営業利益率は同0.2pt減の14.5%とわずかに悪化しています。

このほか、PayPayの持分法による投資損失245億円などがありましたが、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比3.8%増の817億円となりました。

2021年3月期は新型コロナ肺炎の影響により合理的な業績予想が困難であるとして開示していません。

セグメント分析:売上高は「コマース」、利益は「メディア」

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この記事の執筆者

金融機関で債券畑を経験後、証券アナリストとして株式の調査に携わる。市場動向や株式を中心としたリサーチやレポート執筆などを業務としている。ファイナンシャルプランナー資格も取得し、現在はライターとしても活動中。株式個別銘柄、市況など個人向けのテーマを中心にわかりやすさを心がけた記事を執筆。


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