ヤンセンファーマの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
世界有数のヘルスケアカンパニー、ジョンソン・エンド・ジョンソン(以下、J&J) グループの医薬品部門を担う、ヤンセンファーマ(以下、ヤンセン)。その日本法人である同社は、1978年創立。40年以上にわたり、日本の人々の健康を支えてきました。
そんな同社は、「J&Jの経営理念である「我が信条(Our Credo)」 が社内に浸透している」という口コミが多く見られ、J&Jグループとしての誇りと責任をとても大切にしている社風がうかがえます。ほかには、「ダイバーシティを推進している」「有給取得率が高い」「在宅勤務制度も整っている」といった口コミがあり、多様性に柔軟で福利厚生も充実し、ワークライフバランスを取りやすい企業風土があるといえるでしょう。さらに、「組織変更が多い」「成果主義である」「グローバルの意向が強い」という声もあり、外資系らしい企業風土もあるようです。
世界中のJ&Jグループで共有されている経営理念「我が信条(Our Credo)」の下、同社の製品を必要とする人々の幸福を常に優先し、いまだ満たされない医療ニーズに応えるために研究、開発をおこない、社会に貢献していく。このことに共感し、「J&Jグループの一員として誇りと責任を持ち、裁量性の高い環境の中で成果を出していく」という社風に合致する人材であるかを、面接では見極めていきます。
■選考は何次まで?
書類選考、一次面接、最終面接、内定といった流れが一般的ですが、面接回数は勤務地や職種によって変わる場合があるようです。選考期間は、概ね1週間から1か月となっています。
一次面接は、応募部署の担当者だったという声もありますが、人事との面接であったという声も聞かれます。事前に、エージェントや同じ部署に応募した方から情報を得ておくと良いかもしれません。グローバル企業である同社では、英語での面接は不可欠です。英語面接の準備もしっかりしておきましょう。
2020年5月現在、法務、広報、経理、IT、研究開発、品質保証、マーケティングなど、幅広い職種で募集がおこなわれています。同社に興味のある方は、中途採用サイトから募集要項や業務内容を確認しておきましょう。
■面接内容の傾向は?
同社の面接では、志望動機や転職理由など一般的な質問が多いようです。それだけに、「職務経歴書を充実した内容にすることが大切」という口コミも見られました。これまでの経験やスキルについて、適確に説明できるようにしておきましょう。具体的なエピソードを交えアピールすると、面接官の印象にも残りやすくなります。ほかには、「スピード感とタフさを重視されていると感じた」という声もあり、外資系企業らしい一面もあるようです。
「今後のビジョンは?」「どのような実績があるか?」「業務で工夫した点は?」などの口コミから、同社ではキャリアに関する質問が多いことがわかります。これらから、中途採用では即戦力として、「これまでの経験やスキルがどう活かされるのか」「どのように同社に貢献できるのか」という視点を持ち見極められるといえるでしょう。
ヤンセンファーマの面接攻略法(面接対策)
■ヤンセンファーマの中・長期戦略を理解した上で自己分析をする
面接を受ける前に、同社の中・長期戦略を理解しておきましょう。
世界最大のトータルヘルスカンパニーJ&Jグループに属し、医薬品部門を担っている同社。主要領域は、「がん」「免疫疾患」「精神・神経疾患(中枢神経・疼痛)」「感染症・ワクチン」「代謝・循環器疾患」「肺高血圧症」の6領域です。
J&Jグループの経営理念「我が信条(Our Credo)」の下で、社名となっているポール・ヤンセン博士の「患者さんのために革新的な新薬の開発を」という精神を受け継いでいる同社。いまだ満たされない医療ニーズに応えるため、新薬の開発に積極的に取り組んでいます。その背景にはJ&Jグループの安定した経営基盤があるといえるでしょう。パイプラインが豊富なことも同社の魅力の一つです。
患者第一主義であることも同社の特徴といえるでしょう。QOL(クオリティ・オブ・ライフ)の向上を目指した支援活動や、患者向けにインターネットを通じて情報発信を積極的に行い、患者の生活を支援しています。2020年5月には、乾癬、クローン病、潰瘍性大腸炎、関節リウマチの4疾患の患者を対象としたインターネット上の会員制コミュニティサイト「トモノワ」のサービスを拡充。これまでは、同社の製品を使用している患者が対象でしたが、4疾患の患者や家族であれば誰でもサービスを利用できるようになりました。積極的な医療情報の発信や患者同士が体験を共有できる場を提供することにより、患者を多方面から支援しています。
面接では、J&Jグループの経営理念「我が信条(Our Credo)」に共感し、「J&Jグループの一員として誇りと責任を持ち、裁量性の高い環境の中で成果を出していく」という社風に合致する人材であるかを、見極めていきます。
■「なぜヤンセンファーマに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
「なぜヤンセンなのか」という質問は、同社の面接ではよく聞かれる質問の一つです。面接官は、この質問を通して「企業理念を理解しているか」「社風や当社のこれからの方向性に合致した人材か」を見極めています。この問いに答えるには、同社だけでなく競合他社についても理解を深めておくことが重要です。
競合他社と比較することにより、同社の特徴をより深く理解するとともに、同社の強みと自分の強みをマッチングさせ自己アピールにつなげましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします。
- バイエル薬品株式会社
- 日本イーライリリー株式会社
- ファイザー株式会社
ヤンセンファーマの採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究や他社研究を通じて、同社が目指している方向性やどのような人材を求めているのか、わかってきたのではないでしょうか。
同社の中・長期計画を意識し自己アピールできる点をまとめ、他社研究を踏まえた上で志望動機を明確に説明できるようにしましょう。これは、同社への熱意を伝えるために重要な要素となってきます。面接当日は、「J&Jグループの一員として誇りと責任を持ち、裁量性の高い環境の中で成果を出していく」という社風を意識し、同社に貢献できる人材であることを、具体的なエピソードを交えてアピールできるようにしておきましょう。
面接経験者がどのような質問をされたのか、いくつか例をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか考えながら、一読してみてください。そして、自分の言葉で答えられるように面接対策をしっかりしておきましょう。
[40代前半・男性/メディカルアフェアーズ] 【結果:入社】
[20代後半・男性/MR ] 【結果:内定を辞退】
[20代後半・女性/人事] 【結果:二次面接で不採用】
[30代前半・男性/研究開発] 【結果:入社】
ヤンセンファーマの採用面接に向けて
同社の面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「J&Jグループの一員として誇りと責任を持ち、裁量性の高い環境の中で成果を出していく」という社風を意識し、自身と社風がマッチしていることをアピールする。
- 同社の中・長期戦略を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜヤンセンか」に対する答えを明確にしておく。
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