みずほ証券の採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
みずほ証券は、銀行系証券として国内外の広いネットワークと厚い顧客基盤を有する証券会社です。2019年3月31日現在、業界トップとなる259拠点の国内ネットワークを持っています。
みずほ証券の最も重要な経営資源は人材であると考えられており、各階層にわたる教育・研修プログラムの提供を通じて、社員の主体的なキャリア育成を支援し、魅力ある人材の育成に取り組んでいます。グローバル人材を育成するため、公募制英語ビジネススキルトレーニングといった研修や、海外短期留学の制度があります。
さらに、社員の自己啓発を支援するため、語学学習支援といったTOEIC・TOEFL(iBT)の受験者で一定の基準を満たした場合や各種語学セミナーの受講修了者に対し、補助金を支給したり、資格取得支援といった対象資格の取得に際し、補助金を支給したりしています。
またメガバンク系の証券会社ということもあり、福利厚生には非常に力が入っている同社。階級によっては家賃の9割程度を負担する制度や、連続5営業日休暇、自己啓発休暇、結婚祝金、出産祝金、ベビーシッター費用補助金などが整っているので、快適に働ける環境だといえるでしょう。
■選考は何次まで?
口コミによると、みずほ証券の採用面接は2~7回と職種によって面接回数が異なるようです。流れとしては、書類選考のあと、能力試験、面接(2~7回)という流れです。
面接官は現場社員、主任、部長、役員、人事のいずれかの方が行うことがほとんどで、過去の口コミを見ると最終面接は人事面接であることが多そうです。
面接官の人数も1対1だったという口コミもあれば、1対2だったという口コミもあります。面接官は複数人いるかもしれないということを念頭に置いて、身なりを整え、スムーズな会話を心がけましょう。
将来のキャリアプランだけでなく銀行系証券であるみずほ証券をきちんと企業分析し、自分の考えを明確に言語化できるようにしておくとよいでしょう。
■面接内容の傾向は?
過去の口コミを調べると、職種によって質問内容は変わりますが、基本的には転職理由や志望理由など一般的な内容が中心です。
・転職理由
・なぜ証券会社か
・なぜ同社か
を中心に自分の言葉で言えるようにしておくことが大切です。
特に口コミでは転職理由は深堀りしてよく聞かれたという声もあります。また営業職の場合、「リテール営業とホールセール営業の違いを教えてください」など、業種の知識を問われる場面もあったようです。企業研究だけではなく希望職種についても知識を十分につけておきましょう。
一方で「希望の職種に配属されなかったときはどうするか」「応募していない職種をやってほしいがどうか」と面接官に聞かれたという口コミもありました。希望する職種に応じて想定される質問を考え対策をしておくだけでなく、希望の職種ではないところに配属をすすめられる可能性もあるということを視野に入れ、その回答も考えておくとよいでしょう。
みずほ証券の面接攻略法(面接対策)
■みずほ証券の「5ヵ年経営計画 ~次世代金融への転換」を理解した上で自己分析をする
みずほフィナンシャルグループは2019年度からの5年間を計画期間とする「5ヵ年経営計画 ~次世代金融への転換」を策定しました。新たな時代の顧客ニーズに対応して顧客との新たなパートナーシップを構築していく「次世代金融への転換」を実現し、「来るべき時代において、お客さまから今まで以上に必要とされ頼りにされる、より強力で強靭な金融グループ」という形を作っていくというものです。この基本戦略としては下記が挙げられています。
上記の「熱意と専門性」に関しては、お客さまの夢や希望をもとに、社員一人ひとりが想いをもってお客さまに向き合い、高い専門性に裏打ちされた強みを発揮し、顧客ニーズを先取りして「考え・動き、そして実現する」と掲げられています。
同社の営業職の面接では「このようなときの具体的なアプローチ方法は?」「このようなときどう乗り越えるか」といったような面接者がどう考え動き、どう実現していくのかを問われることがあります。「顧客に対しちゃんと向き合っているのか」「顧客のニーズを先取りしているのか」など、みずほフィナンシャルグループの価値観と経営理念に当てはまるのかを意識した上で、自身をアピールするといいでしょう。
■「なぜみずほ証券に転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
みずほ証券の面接でよく聞かれる質問のひとつに「数ある証券会社の中でなぜうちの会社なのか」というものがあります。面接官はこの質問を通して「転職しようと思ったきっかけを知りたい」といったことはもちろん、「当社のことはどれくらい理解しているか」「当社の強みや特徴を知っているのか」ということも知ろうとしています。
証券会社の規模だけでなく、銀行系の証券会社であるということ、みずほの強みや特徴を理解して企業研究をしておくとよいでしょう。証券会社が販売しているものは基本的に他の証券会社と変わらないため、企業を分析する際には、商品ではなくその企業の歴史や強みなどを研究するとよいでしょう。競合となりやすい企業を以下に示します。具体的には業界大手と言われる証券会社、銀行系の証券会社です。具体的な比較ポイントとして、強み、規模、一人あたりの営業利益などを押さえておくとよいでしょう。
- 野村證券株式会社
- 三菱UFJモルガンスタンレー証券株式会社
- SMBC日興証券株式会社
みずほ証券の採用面接で実際に聞かれた質問内容
「企業理念」の考察や他社研究を通じて、同社の今後の展望・求める人物像が見えてきたのではないでしょうか。まずはみずほ証券の強みや特徴を把握しましょう。
そして競合他社と比べてなぜみずほ証券で働きたいのかを明確にし、入念に準備しておくことをおすすめします。「熱意と専門性」を持った人材と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代前半・男性/アナリスト] 【結果:内定を辞退】
[20代前半・女性/営業] 【結果:入社】
[30代前半・男性/金融商品開発] 【結果:結果待ち】
[20代後半・男性/金融商品開発] 【結果:入社】
みずほ証券の採用面接に向けて
みずほ証券の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- みずほ証券にとって魅力ある人材になるために、主体的なキャリア育成をしていくことをアピールする。
- 同社の経営理念や価値観を理解し、自身に落とし込み、自己PR出来るようにする。
- 競合他社について研究し、みずほ証券の強みや特徴を理解した上で「なぜみずほ証券なのか」に対する答えを明確にしておく。
みずほ証券が扱っている金融商品は、他社との差別化がしにくい商品です。自分の弱みや強みなどの自己分析はもちろんのこと、将来自分がどうなりたいかを考え発信できるようにしておくことも必要です。 これらについて入念に準備して、面接当日は自分の言葉でアピールするよう心がけましょう。
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「転職エージェントって何?」という方はこちらの記事をお読みください。