【面接対策】大和証券の中途採用面接では何を聞かれるのか

大和証券グループの企業理念の1つは「人材の重視」であり、経営戦略の中で「全ての社員がモチベーション高く働き続けることが出来る環境整備を進めること」を掲げています。

そのために同社はワーク・ライフ・バランス委員会を発足したり、女性キャリア支援などをしたりしています。具体的には19時前退社の励行や一度出産で退職した場合でも、条件をみたせば正社員として戻れるなどの制度、法定期間では子どもが3歳になるまで残業免除のところ、小学校卒業まで一定時間を越える残業が免除される制度など、社員が働くうえでの環境が整えられています。

過去の口コミを見ると「有給も取りやすく、育児休暇制度もしっかりしている。復帰してからの対応もしっかりしていて女性にとってはとても働きやすい職場だと思う。」という声や「時短勤務もあり、子育てと仕事の両立ができる」「社員の雰囲気もとても良く、日々充実して仕事に取り組むことかできる」と言った声もあり、企業理念である「人材の重視」が社内に浸透している会社であると言えるでしょう。

口コミによると、大和証券の採用面接は2～3回おこなわれることが多いそうです。流れとしては、書類選考のあと、筆記試験、面接（2～3回）という流れです。

面接官は現地採用の場合、課長や支店長などラインの社員がおこなうことが多く、現地採用でない場合は総務部長、管理部門、役員であることが多いようです。

前職の実績よりも、どれだけ大和証券を理解しているのか、そして大和証券についてどのように考えているのかを見られる選考だということを念頭に置き、身なりを整え、スムーズな会話をこころがけましょう。

証券会社の面接ということで、すこし圧迫される場面もあったという声はありますが、将来のキャリアプランだけでなく、金融業界、証券業界、大和証券の将来をどう考えているのか、など自分の考えを明確に言語化できるようにしておくといいでしょう。

過去の口コミを調べると「自社をきちんと理解しているのか」と「金融情勢を把握しそれをどう考えるのか」を問う質問が多そうです。

「自社をきちんと理解しているのか」を見る質問では
・同社の株価
・社長の名前
・同社の悪いところはなにか

などを聞かれることもあり、他の証券会社と比較してなぜ大和証券を選んだのか、大和証券について掘り下げて理解を深め、自身の考えを持つことが大切です。

また「金融情勢を把握しそれをどう考えるのか」を見る質問では

・日経平均について
・金融教育についてどう考えるか
・證券業界はどのような方向性に進むと思うか

という質問をされることもあり、なぜ証券会社を選んだのかだけではなく、なぜ金融業界を選んだのかを明確にし、金融について掘り下げて理解を深め、自身の考えを持つことが必要です。

これらを念頭に置いた上で、大和証券の面接対策についてみていきましょう。

大和証券グループの中期経営計画は“Passion for the Best” 2020という名で、クオリティNo.1のコンサルティング力による「付加価値」の高いソリューションの提供と、ハイブリッド型総合証券グループとしての「新たな価値」の提供の2つを基本方針としています。

2019年11月に発表された経営戦略の進歩状況では、研修によりCFPの認定者数は871名と業界No.1を達成し（2019年9月末時点）、大和証券に対してどれくらいの愛着や信頼があるかを数値化し、お客様の満足度を測るためのNPSという指標を全支店に導入しました。これらにより「付加価値」の高いソリューションの提供、お客様目線に立脚した営業体制の構築をしています。

また日本郵政グループと協業の検討を進めることについて同意し、クレディセゾンとは次世代の総合金融サービスの開発・提供を目的とした資本業務提携を締結しています。これによりハイブリッド型総合証券グループとして「新たな価値」の提供をしていく考えです。

大和証券の面接では、この経営計画を踏まえ、「自身がどのように付加価値をつくり出せるか」「新たな価値である日本郵政グループの協業検討やクレディセゾンとの資本業務提携により、大和証券の今後はどうなっていくと思うか」などを考え自己分析、企業研究をしておくとよいでしょう。

大和証券の面接でよく聞かれる質問のひとつに「数ある証券会社の中でもなぜうちの会社なのか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいと思っていることは、「どれだけ同社のことを理解していて、同社の今後はどう考えているのか」ということでしょう。

証券会社の規模だけでなく、独立系の証券会社であるということ、日本郵政グループとの協業検討やクレディセゾンとの資本業務提携などを理解して企業研究をしておくとよいでしょう。そのためには、競合となりやすい企業の研究も必須です。

具体的には業界大手と言われる証券会社、銀行系の証券会社を調べておきましょう。具体的な比較ポイントとして、独立系であることの強み、規模、1人あたりの営業利益などを押さえておくとよいでしょう。

• 野村證券株式会社
• SMBC日興証券株式会社
• 三菱FJモルガンスタンレー証券株式会社

面接の場では、自身がモチベーション高く働き続けることができるという熱意が伝わるよう意識して話しましょう。そして、お客様目線に立脚した営業ができることをアピールし、「新たな価値」の提供に取り組む大和証券が今後どうなっていくのかを考えた上で、面接に挑むと良いでしょう。

面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。

大和証券の採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。

• 証券業界の理解のみならず、金融情勢や社会情勢について把握しておく


• 競合他社について研究し「なぜ大和証券なのか」に対する答えを明確にしておく


• モチベーション高く働き続けることができる人材であることをアピールする