ジークレストの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
2003年の創業以来、ゲーム開発を中心にエンターテインメントを提供してきたジークレスト。現在は「女子ゲーNO.1」をキーワードに、女性向けゲーム市場でトップを目指しています。代表的な作品は、アプリゲーム「夢王国と眠れる100人の王子様」や「茜さすセカイでキミと詠う」などです。この2作は、海外版も複数の国でリリースされています。ゲームに留まらず、2019年には若手声優らによる音楽プロジェクト「GOALOUS5」や、HIPHOPメディアミックスプロジェクト「Paradox Live」が始動し話題となりました。
そんな同社は、社員がのびのびと働ける風通しの良い社風が特徴です。もともとゲームや女性向けコンテンツのファンである社員が多い同社。その「推しメン」への愛を自社コンテンツの制作にも生かすべく、「推しメン休暇制度」や「ガールズイベント参加補助」など、独自の福利厚生を導入しています。女性社員が6割を占める環境ですが、産休取得率、産休・育休復帰率は100%と、ライフステージの変化にも安心して対応できるでしょう。
口コミを見ると、「成果を出せばきちんと評価され、どんどん給与がアップする」といった意見があるように、評価が給与に直結しやりがいを感じられる環境のようです。しかし、「残業が多い」「ときには休日出勤もある」といった声も散見されます。ゲーム業界全体として、リリースやメンテナンス、イベントなどが土日祝日にあたると、休日出勤が必要となることは否めません。
「風通しの良い環境の中、ゲームへの愛を存分に発揮しコンテンツ開発に生かす」。採用面接においては、こうした社風に馴染み、この会社で働き続けることができそうかを見極められます。
■選考は何次まで?
同社では2020年6月現在、「採用強化中」と銘打ち、数々の職種で中途採用を募集しています。各種エンジニア、「UI/UXデザイナー」「イラストレーター」「シナリオディレクター」などのクリエイター職、プランナーなどがあり、それぞれのページに応募要項が詳しく記載されています。
まずは採用ページ内のエントリーフォームに必要事項を入力の上、履歴書・職務経歴書をデータで送付します。ポートフォリオも添付できますので、クリエイター職を希望する人は忘れずにアップロードしてください。
口コミなどによると、書類選考通過後は2回ほどの面接を経て内定となります。「1次面接と同時にSPIテストを受けた」という人もいますので、対策しておくとよいかもしれません。
■面接内容の傾向は?
「大好きをつくる」を採用メッセージに掲げ、社員の「推しメン」への愛を自社コンテンツ開発に直接生かしているジークレスト。そんな同社の面接では、「好きなゲームやアニメ」については必ず問われると考えてよいでしょう。ここで作品の好きなポイントなどを的確に語ることができれば、好印象を与えることができるでしょう。そのほか、同社の代表作を事前にプレイし感想をまとめておくことも必須です。
一方で、前職での経験や転職理由など、基本的なことももちろん問われます。趣味について、仕事について、その両方の視点から熱意をアピールできるよう、エピソードを集めておくことをおすすめします。
また、エンジニア職の面接では「Javaのいいところと悪いところは?」など、技術面の知識も具体的に問われます。よく使うプログラミング言語の特徴などを、言葉で説明できるようにしておきましょう。
ジークレストの面接攻略法(面接対策)
■サイバーエージェントの経営戦略を理解した上で自己分析をする
ジークレストの面接を受けるにあたっては、同社の親会社であるサイバーエージェントの経営戦略を理解しておくことが必要です。
サイバーエージェントは2020年現在の中長期経営戦略として、インターネット広告事業とゲーム事業で利益を積み上げ、「ABEMA」などのメディア事業とともに経営の柱としたい考えを示しています。
サイバーエージェントはゲーム事業の土俵において、13社の子会社を抱えています。主要な会社は「グランブルーファンタジー」や「Shadowverse」などを運営するCygames、「バンドリ! ガールズバンドパーティ!」を運営するCraft Eggなどです。サイバーエージェントとしても大手タイトルを複数抱えるCygamesに注目しており、同社のゲーム事業の強みとして挙げています。
しかしここで注目すべきなのは、同グループゲーム事業の主力タイトルに女性向けゲームが含まれていない点です。これは、グループ内で女性向けゲームを発信するジークレストの伸びしろが大きいということでもあります。ジークレストの選考においては、サイバーエージェントグループにおける同社の立ち位置を把握し、ゲーム事業の伸長に貢献できることをアピールしましょう。
■「なぜジークレストに転職したいのか」の明確化には他社研究も忘れずに
面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜジークレストなのか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「女性向けアプリゲーム業界に向いているか」「それまでの経験を同社で生かせるのか」といった点はもちろん、「本当に同社の特色を理解しているのか」ということです。
業界や職種の枠を超えてジークレストという企業について理解するためには、競合となりやすい企業についても調べておく必要があります。他社との違いを明らかにしたうえで、「なぜジークレストなのか」について、説得力のある答えを用意しておきましょう。
例として、女性向けコンテンツで売り上げを伸ばしている企業や、人気女性向けレーベルをもつ企業をピックアップしました。これらの企業からリリースされているタイトルを実際にプレイし、ジークレストが制作するコンテンツとの違いを調べてみてください。
- アイディアファクトリー株式会社
- Rejet株式会社
- 株式会社サイバード
- 株式会社coly
- 株式会社リベル・エンタテインメント
ジークレストの採用面接で実際に聞かれた質問内容
ジークレストの社風や目指している方向性を理解することで、同社がどのような人材を求めているのか分かってきたのではないでしょうか。このように、ジークレストの採用面接を受ける前には、前職での経験を振り返り自己分析をおこなうことや、他社研究を踏まえ志望動機を整理することが大切です。
そして面接の場では、「風通しの良い環境の中、ゲームへの愛を存分に発揮しコンテンツ開発に生かす」という社風を意識して、「サイバーエージェントグループにおけるゲーム事業の伸長に貢献できる」人材であると印象付けられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくことが望ましいです。
面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。このような質問をされたらどのように答えるか、事前にシミュレーションしておき、実際の面接の際に落ち着いて話せるようにしましょう。
[20代前半・男性/その他] 【結果:入社】
[20代前半・男性/プログラマ] 【結果:内定を辞退】
[30代後半・男性/システムエンジニア] 【結果:一次面接で不採用】
ジークレストの採用面接に向けて
ジークレストの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「風通しの良い環境の中、ゲームへの愛を存分に発揮しコンテンツ開発に生かす」という社風の中で、「サイバーエージェントグループにおけるゲーム事業の伸長に貢献できる」人材であることをアピールできるよう具体的なエピソードを用意する。
- 親会社であるサイバーエージェントの経営戦略を理解し、これに沿った自己分析をして自己PRにつなげる。
- 競合他社についても研究し、「なぜジークレストなのか」に対する答えを明確にしておく。
これらについて面接の前によく考えを深めておき、当日はゲーム・女性向けコンテンツへの情熱や知識を心置きなくアピールしましょう。
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