※本記事は、ノーリツ鋼機株式会社 の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月19日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は IFRS です。
1. 企業概要:どんな会社?
ノーリツ鋼機は持株会社であり、単体従業員数は18名、グループ連結従業員数は1,344名です。
同社グループは、グローバルに通用する高い技術を活かした「ものづくり」を主軸に事業を展開しています。部品・材料事業と音響機器関連事業を主な事業としており、連結子会社17社を中心に多角的な事業活動を行っています。
主な国内グループ会社は、テイボー(ものづくり・(部品・材料))、AlphaTheta(ものづくり・(音響機器関連))などです。
2026年2月2日には、センクシアの株式を取得し連結子会社化しました。同社グループの「ものづくり」セグメントにおいて、部品・材料事業を担います。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
ノーリツ鋼機グループは、持株会社として多様な事業を展開し、「社会と人々に豊かさを」提供し続けることをミッションとしています。持続的な成長のため、人的資本の最大化を重視し、多様な人材が能力を発揮できる職場環境の整備に注力しています。個々の能力を最大限に引き出し、未来志向で活躍できる環境づくりを目指していることがうかがえます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、平均年齢が41.2歳、平均勤続年数が3.4年となっています。このデータからは、比較的若い年齢層の従業員が活躍し、新しい人材が継続的に加わっている傾向が見て取れます。多様なバックグラウンドを持つ人材が、同社グループの成長を支えていると考えられます。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 9,867,000円 |
| 平均勤続年数 | 3.4年 |
| 平均年齢 | 41.2歳 |
| 単体従業員数 | 18人 |
| 連結従業員数 | 1,344人 |
| 単体のグループ内比率 | 1.3% |
同社グループは、退職給付制度として確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の両方を採用しています。一部の連結子会社は確定拠出型年金制度を採用しており、同社および国内連結子会社は日本国が運営する厚生年金保険制度の適用を受けています。
退職一時金制度はありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
ノーリツ鋼機グループは、「社会と人々に豊かさを」提供し続けることを存在意義とし、持続的な成長のために人的資本の最大化を経営の重要課題と位置付けています。中期経営計画においても人的資本経営の推進を掲げ、多様な人材が能力を最大限に発揮できる職場環境の整備に注力しています。
役員報酬制度にはサステナビリティ指標の目標達成率が勘案されており、経営陣が持続的な企業価値向上に責任を持つ体制を構築しています。人材戦略としては「一人ひとりの多様な価値観を尊重し、すべての人材が未来志向で活躍できる職場基盤の構築」をマテリアリティとして掲げています。
特に、競争優位性の源泉である「技術者」の確保に力を入れており、中途採用の強化や高度な専門スキルを持つ人材の積極的な登用を進めています。また、開発環境の高度化やリスキリング、中長期的なキャリア形成支援を通じて、個人の成長と組織の競争力強化を同時に実現することを目指しています。公正な評価と処遇により従業員のエンゲージメント向上を図り、働きやすい職場環境の構築を通じて活力ある組織風土の醸成に努めています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。男性労働者の育児休業取得率は、本記事では取得できていません。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 50.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 144.9% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正社員) | 145.9% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期社員) | 6.4% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社2社の数値のみ掲載します。
▼ テイボー株式会社
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 8.8% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 66.7% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 77.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正社員) | 79.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期社員) | 77.2% |
▼ AlphaTheta株式会社
AlphaTheta株式会社は男性労働者の育児休業取得率について、女性活躍推進法の公表項目として選択しておりません。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 8.7% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 53.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 79.2% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正社員) | 79.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期社員) | 61.2% |
技術者数
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 技術者数(男性) | 345名 |
| 技術者数(女性) | 63名 |
| 技術者数(合計) | 408名 |
安全で健康な職場環境の整備
健康診断受診率(目標)について、2025年12月期よりグループ共通定義による一元管理へ移行し、集計を開始いたしました。これに伴い、比較可能性を担保する観点から、前年度以前については「-」としております。労災度数率ついて、テイボーグループ(テイボーホールディングス、テイボー及びその子会社、浜松メタルワークス)を対象としております。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 健康診断受診率 | 93.2% |
| 労災度数率 | 1.45% |
グループを牽引する未来志向で優秀な人材を育てるための環境整備
テイボーの子会社(2社)及びAlphaThetaの子会社(4社)は除いて集計しております。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 1人当たり年間研修時間 | 21.6時間 |
多様な価値観の尊重と柔軟な働き方の推進
障がい者雇用率は内国法人で「障害者の雇用の促進に関する法律」の雇用義務のある会社を対象とし、算定は同法に基づき算出しております。特に個社名の記載のない項目は、連結グループの合算ベースで算出しております。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 有給休暇取得率 | 68.9% |
| テレワーク実施率 | 84.9% |
| 育児休業取得率(全従業員) | 67.5% |
| 育休平均取得日数(全従業員) | 73.4日 |
| 介護休業取得率 | 0.0% |
| 障がい者雇用率(テイボー) | 2.7% |
| 障がい者雇用率(AlphaTheta) | 1.5% |
| 定年再雇用率 | 100.0% |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
ノーリツ鋼機は、グローバルに展開する「ものづくり」を主軸とした事業グループを統括する持株会社です。高い技術力を活用し、部品・材料事業と音響機器関連事業という二つの主要な事業セグメントを通じて、社会と人々に豊かさを提供することを目指しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
ノーリツ鋼機グループは、「No.1/Only1を創造し続ける事業グループ」というビジョンを掲げ、ものづくり事業に注力しています。各事業セグメントでは、研究開発から生産、販売、サービスの提供までを一貫して行い、顧客への製品やサービスの提供を通じて収益を上げています。特に音響機器関連事業では、ハードウェアの販売だけでなく、定額制の楽曲提供サービスなどの役務提供による収益も得ています。
ものづくり(部品・材料)
このセグメントでは、ペン先部材、コスメ部材、金属部材などの研究開発、生産、販売を行っています。毛細管現象を利用したペン先部材や、金属射出成形による微細・精密部品などを製造販売しています。収益は、顧客に資産の物理的占有が移転した時点、具体的には製品の到着時や検収時などに認識しています。運営は、テイボー、浜松メタルワークス、soliton corporationなどが担当しています。
ものづくり(音響機器関連)
このセグメントでは、DJ/CLUB機器、業務用音響機器、音楽制作機器、パーソナルオーディオデバイスなどの音響機器の研究開発、設計、販売、および関連サービスの提供を行っています。収益は、ハードウェアの販売においては顧客への物品引渡時点、サービス事業においては役務提供月を基準として認識しています。運営は、AlphaTheta、PEAG, LLC dba JLabなどが担当しています。
同社グループは、米国やヨーロッパをはじめとする海外地域での売上収益が大きく、グローバルに事業を展開しています。特定の外部顧客への売上収益が同社グループ全体の10%以上を占めることはありません。しかし、セグメント別の売上収益を見ると、音響機器関連事業が部品・材料事業よりも大幅に大きいことから、音響機器関連事業への収益集中が見られます。
| セグメント | 売上収益(2024年12月期) | 売上収益(2025年12月期) | セグメント利益(2024年12月期) | セグメント利益(2025年12月期) | 利益率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 音響機器関連 | 946億円 | 1,075億円 | 220億円 | 242億円 | 22.5% |
| 部品・材料 | 120億円 | 117億円 | 32.7億円 | 27.8億円 | 23.7% |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
ノーリツ鋼機グループの過去5期間の業績を見ると、売上収益は一貫して増加傾向にあります。特に直近の数期では、売上収益の伸びが顕著です。税引前当期利益および当期利益も、変動はあるものの、全体としては堅調に推移しています。これは、同社グループがコア事業である「ものづくり」事業の収益力強化に集中的に取り組んできた結果と言えます。
| 項目 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | 545億円 | 735億円 | 901億円 | 1,065億円 | 1,192億円 |
| 税引前利益 | 53.1億円 | 39.4億円 | 137億円 | 204億円 | 219億円 |
| 税引前利益率 | 9.8% | 5.4% | 15.2% | 19.2% | 18.4% |
| 当期利益 | 51.1億円 | 1,016億円 | 102億円 | 161億円 | 156億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 143.58 | 2,848.51 | 285.88 | 150.54 | 146.95 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
ノーリツ鋼機グループの従業員1人あたりの売上収益は前期から増加しており、生産性が向上している傾向が見られます。一方、従業員1人あたりの営業利益は前期から減少しています。これは、売上収益の増加に対して、研究開発費や体制強化などの先行投資を計画通りに行ったことが影響していると考えられます。同社グループが持続的成長のために投資を継続している状況を示しています。
| 指標 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上収益(連結) | 86.0百万円 | 88.7百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 16.1百万円 | 15.5百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
ノーリツ鋼機グループは、強固な財務基盤と安定したキャッシュフローを維持しています。本業で着実に利益を上げ、将来に向けた投資も継続している状況です。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
ノーリツ鋼機グループは、高い自己資本比率と潤沢な手元資金を確保しており、安定した財務基盤を築いています。自己資本比率はプライム市場の製造業平均を大きく上回っており、不測の事態にも対応できる財務的な余裕があることを示しています。ROE(自己資本利益率)はプライム市場平均を下回っていますが、安定した収益性を維持しています。
| 指標 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 自己資本 | 2,222億円 | 2,285億円 |
| 自己資本比率 | 74.2% | 75.7% |
| ROE(自己資本利益率) | 7.5% | 6.9% |
| 現金及び現金同等物 | 929億円 | 974億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
ノーリツ鋼機グループのキャッシュフローは、本業で安定的に資金を生み出し、その資金を成長投資に充てている状況です。営業活動によるキャッシュフローは増加しており、本業の稼ぎが堅調であることを示しています。投資活動によるキャッシュフローは減少していますが、これは主に有形固定資産や無形資産の取得による支出、その他の金融資産の取得による支出があった一方で、その他の金融資産の売却及び償還による収入があったためです。財務活動によるキャッシュフローは、長期借入金の返済や配当金の支払い、自己株式の取得などにより減少しています。
このように、本業で得た資金を投資に回しつつ、財務的な健全性を保っていることから、安定した事業運営と将来に向けた成長への取り組みがうかがえます。
| 項目 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 319億円 | 199億円 |
| 投資CF | 10.5億円 | △0.4億円 |
| 財務CF | △121.9億円 | △158.9億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 330億円 | 199.1億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、連結売上収益に占める海外売上収益の割合が高く、為替の変動が財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。また、世界に販路を拡大しているため、事業活動を行う様々な市場における景気後退や法規制等の変更が、財政状態及び経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
労働力人口の減少や人材の流動性の高まり、キャリアに関する価値観の多様化により、先端技術を保有する人材や希少なスキルを持つ人材の獲得競争が激化しています。必要な人材の確保・維持ができない場合や有能な社員の離職、人材採用の遅滞等が発生した場合には、業務の停滞・遅延等により同社グループの経営成績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
ノーリツ鋼機は、社会と人々に豊かさを提供することを存在意義とし、変化し続ける時代の中で事業創造を目指している会社です。同社グループは、No.1/Only1を創造し続ける事業グループとなることをビジョンに掲げています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
ノーリツ鋼機グループは、「社会と人々に豊かさを」を存在意義(Mission)としています。将来の姿(Vision)としては、「No.1/Only1を創造し続ける事業グループ」を目指しています。
同社グループは、コア事業を「ものづくり(部品・材料)」と「ものづくり(音響機器関連)」と定めています。これらの事業を通じて収益力を高め、成長分野へ適切な投資を行い、中長期的な企業価値の向上を目指す方針です。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループの行動指針(Value)は、「時代のニーズを掴み、一歩先を考える」「生活を豊かにする商品/サービスを追求する」「成長性と革新性を尊重し、チャレンジを応援する」です。
人的資本に関するマテリアリティとして、「一人ひとりの多様な価値観を尊重し、すべての人材が未来志向で活躍できる職場基盤の構築」を掲げています。従業員の多様性を尊重し、公正な評価と処遇を通じてエンゲージメントの向上を図り、活力ある組織風土の醸成に努めています。
また、役員報酬にはサステナビリティ経営の推進に関わる指標が反映されており、経営陣が持続的な企業価値向上に責任を持つ体制を構築しています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、「ものづくり(部品・材料)」分野において、素材開発技術を用いたペン先部材・コスメ部材・金属部材等の収益力拡大の継続を課題としています。また、「ものづくり(音響機器関連)」分野では、音楽・エンターテイメント向け音響機器事業の収益力拡大を目指しています。
研究開発やアライアンスによる保有技術の新分野への展開も、今後の重点テーマの一つです。
中期経営計画 FY30の全社方針として、サステナビリティ経営及び人的資本経営の推進を掲げ、グループをあげて取り組んでいます。サプライチェーンの強化に向けた投資を実行し、安定的な供給体制の確保も重要なテーマです。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
ノーリツ鋼機は監査等委員会設置会社であり、複数の社外取締役が取締役会の監督機能を強化し、経営の透明性と機動性の両立を図る体制を構築しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
ノーリツ鋼機の株主構成を見ると、筆頭株主は事業会社である西本興産です。また、西本佳代氏も上位株主として名を連ねており、特定の株主グループが同社グループの経営に一定の影響力を持つ資本構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 西本興産 | 41.88% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 9.66% |
| 西本 佳代 | 5.59% |
なお、前事業年度末において主要株主であったサンクプランニングは、2025年4月1日付で西本興産に吸収合併され、保有する同社株式が継承されたため、当事業年度末現在では主要株主ではなくなっています。また、前事業年度末において主要株主でなかった西本興産は、サンクプランニングを吸収合併し保有する同社株式を継承したため、当事業年度末現在では主要株主となっています。
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は6名(男性4名・女性2名)で構成され、女性役員比率は33.3%です。代表取締役CEOは岩切隆吉氏が務めています。社外取締役比率は66.7%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 岩切 隆吉 | 代表取締役 CEO | 2001年4月 (株)エフアンドエム入社、2003年9月 (株)オプト(現 (株)デジタルホールディングス)入社、2011年3月 (株)オプト取締役、2018年6月 同社代表取締役社長CEOより現職。 |
| 横張 亮輔 | 取締役 CFO | 2012年4月 (株)エスネットワークス入社、2020年1月 同社執行役員、2021年3月 同社取締役CFOより現職。 |
社外取締役は、村瀨和絵氏((株)FUNDARD代表取締役)、太田晶久氏(太田晶久公認会計士・税理士事務所代表・監査等委員)、髙田剛氏(和田倉門法律事務所パートナー弁護士・監査等委員)、町野静氏(弁護士法人イノベンティアパートナー弁護士・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、独立社外取締役3名で構成される監査等委員会が設置されています。社外取締役4名体制により、取締役の業務執行に関する監督及び監視の強化を図り、透明性と機動性を確保する体制となっています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
ノーリツ鋼機の役員報酬は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして機能するよう、株主利益と連動した報酬体系を基本方針としています。報酬は固定報酬としての「基本報酬」、業績連動報酬としての「賞与」、非金銭報酬としての「株式報酬」により構成されています。社外取締役には、その職務に鑑み基本報酬のみを支払う方針です。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 2名 | 2.7億円 | 1.36億円 |
| 社外取締役 | 5名 | 32百万円 | 6.4百万円 |
上記の賞与は、支給見込額です。
個人別報酬が開示されている役員は、岩切隆吉氏(総額2.00億円)です。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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