※本記事は、フロンティア・マネジメント株式会社 の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月25日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
フロンティア・マネジメントは、経営コンサルティング、M&Aアドバイザリー、再生支援といった経営支援サービスと、経営人材派遣を伴う資金支援サービスを提供する独立系のコンサルティングファームです。顧客企業のニーズに応じて、これらのサービスを単独または組み合わせて提供しています。
単体従業員数は327名、連結従業員数は417名です。同社グループの事業セグメントは、コンサルティング・アドバイザリー事業と投資事業の2つです。
主な国内グループ会社は、セレブレイン、フロンティア・キャピタル(投資事業)、ホビーリンク・ジャパン.2.3、ホビーリンク・プロパティ.2.3.4などです。
当連結会計年度において、フロンティア・マネジメントグループは玩具小売事業を営むホビーリンク・ジャパン他2社を連結子会社として取り込み、投資事業セグメントの売上を大幅に増加させました。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
フロンティア・マネジメントは、コンサルティング・アドバイザリー事業を主軸とする専門性の高い企業です。従業員の平均年齢や勤続年数からは、特定の分野で経験を積んだプロフェッショナルが活躍する環境であることがうかがえます。同社グループは、個々の能力を最大限に引き出し、クライアントの課題解決を通じて社会に貢献することを目指しています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、平均勤続年数が比較的短く、平均年齢も若めであることから、活発な人材の流動性やキャリアアップ志向の強い人材が集まる傾向にあると考えられます。専門性の高いコンサルティング業務において、常に新しい知識や経験を取り入れながら成長していく環境が特徴です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 11,709,000円 |
| 平均勤続年数 | 3.2年 |
| 平均年齢 | 37.2歳 |
| 単体従業員数 | 327人 |
| 連結従業員数 | 417人 |
| 単体のグループ内比率 | 78.4% |
同社は従業員の退職給付に充てるため、選択型確定拠出年金制度を採用しています。これは、会社が拠出した資金を従業員が自ら運用する制度です。なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、持続的な成長と発展を実現するために、従業員が心身ともに健康であり、プロフェッショナルとして継続的に付加価値の高いサービスを提供することを重視しています。個人の能力に基づく評価・登用を実施しており、性別や年齢等の属性によらない公平な機会を提供しています。業務内容や職位と賃金水準がリンクしており、同一の業務内容と同一の職位においては男女間での賃金水準に差異はないとしています。
人材を企業の「資本」と捉え、その価値を最大限に引き出す人的資本経営を推進しています。多様性に富むプロフェッショナル人材が互いに切磋琢磨し、各自の人格と能力を高め、その力を存分に発揮できるよう健康で活躍できる職場環境を整え維持しています。具体的には、非管理監督者を対象としたオンライン教育研修ツールの提供や、全従業員への資格取得・語学習得に関する金銭的支援を通じて成長を支援しています。また、毎年ストレスチェックの実施や人間ドックの受診機会の提供、産業医との面談体制の整備など、健康支援にも力を入れています。従業員の希望による部署間異動や、海外・提携先企業への出向機会、クライアント企業へのCxO派遣を通じた経営経験の機会提供など、経営人材の育成と輩出にも努めています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合(%) | 5.2% |
| 男性労働者の育児休業取得率(%) | 70.6% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者)(%) | 54.9% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者)(%) | 57.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者)(%) | 29.5% |
多様性と受容の深化
当社は、公正な採用活動を基本方針とし、人種、国籍、性別、年齢等に関わらず応募の機会を提供しております。当社は、人種、国籍、性別、年齢等を理由として、労働条件について差別的取り扱いを行いません。当社では、性別や年齢等の属性によらない、個人の能力に基づく評価・登用を実施しております。また、業務内容や職位と賃金水準がリンクしており、同一の業務内容と同一の職位においては男女間での賃金水準に差異はございません。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 男性の育児休業取得率 | 70.6% |
| 女性の育児休業取得率 | 100.0% |
| 幹部人材の平均勤続年数 | 4.6年 |
| 有給休暇取得率 | 34.5% |
| 従業員に占める女性従業員の割合 | 25.4% |
| 管理職に占める女性従業員の割合 | 5.2% |
| 男女の賃金差異(全従業員) | 54.9% |
| 男女の賃金差異(正規従業員) | 57.1% |
| 男女の賃金差異(非正規従業員) | 29.5% |
人的資本への投資継続
当社は、原則として部署、職種・勤務地を限定して採用しておりますが、従業員の希望による部署間異動(子会社への転籍を含む)を行うこと等により多様な人材の活躍を支援しております。当社従業員がプロフェッショナルとしてその力を存分に発揮できるよう、成長支援及び健康維持・増進に努めております。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 教育研修ツールの事業年度末の利用者割合(申込者数/非管理監督者人数) | 73.5% |
| ストレスチェック実施率 | 97.3% |
| 部署間異動者数 | 6名 |
経営人材の育成と輩出
プロフェッショナルとして活躍するためには、クライアント・ステークホルダー・社会の信頼を得られるよう行動し、クライアントに付加価値の高いサービスを提供できるように能力を磨き、クライアントや社会へ貢献したいという情熱を持ち続けることが重要です。当社は、従業員の成長意欲や、自分の仕事を通して社会へ貢献したいという情熱に応えるために、部署毎にサービスの提供に必要なプロフェッショナルスキルの教育、従業員の能力に応じて難易度の高い課題を解決する機会等を提供しております。また、海外・提携先企業への出向機会やクライアント企業へのCⅹO派遣を通じた経営経験の機会の提供等にも努めております。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 海外・提携先企業への出向者数 | 15名 |
| 役員・CxO派遣者数 | 33名 |
人々が個性を活かし活躍する社会への貢献
クライアント企業においても持続的な成長と発展を実現するために、中長期的な企業価値向上へと繋げていく人的資本経営の重要性が高まり、当社の経営コンサルティングの需要が増加する可能性があります。当社は、人々が個性を活かし活躍する社会の実現に向けて、クライアントへのDE&I推進、人的資本経営及び人権に関するサービス等をクライアント企業に提供してまいります。なお、下表においては当社単体の案件数を記載しておりますが、当社グループにおいては人事戦略コンサルティング等を行う株式会社セレブレイン(当社連結子会社)において多数の人的資本経営等に関するコンサルティングを行っております。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 顧客企業へのDE&I推進・人的資本経営・人権に関するコンサルティング案件数 | 13件 |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
フロンティア・マネジメントグループは、経営コンサルティング、M&Aアドバイザリー、再生支援といった経営支援サービスと、経営人材派遣を伴う資金支援サービスを提供しています。同社グループの事業は「コンサルティング・アドバイザリー事業」と「投資事業」の2つのセグメントで構成されています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、特定の金融機関や事業法人等の資本系列に属さない独立系のコンサルティングファームとして、中立的な立場でサービスを提供しています。多様な専門家を擁し、顧客の企業価値向上に強くコミットする姿勢を特長としています。また、全国をカバーする金融法人ネットワークを基盤とした営業力も有しています。
コンサルティング・アドバイザリー事業
この事業では、経営コンサルティング、M&Aアドバイザリー、再生支援、その他事業を展開しています。経営コンサルティングでは、経営戦略の立案から実行支援、経営執行支援、事業デュー・ディリジェンス、M&A後の経営統合支援(PMI)などを提供しています。M&Aアドバイザリーでは、M&A戦略の立案からクロージングまで一貫したサポートを行い、クロスボーダーM&Aにも対応しています。再生支援では、事業再生計画の策定から実行支援、経営参画までハンズオン型で支援しています。
収益は、各種コンサルティング・アドバイザリー報酬や成功報酬から得ています。
投資事業
この事業では、資金を必要とする顧客に対し、中長期的な企業価値向上を目的とした直接投資と経営人材の派遣を行っています。特定の産業や業種に限定せず、経営課題を抱える様々な顧客に対して経営資源を投入することで、長期的な視点から課題解決を支援しています。
収益は、投資先に対する経営指導料、投資先の株式譲渡に係る売上、および玩具小売事業の商品売上から得ています。運営は、連結子会社であるフロンティア・キャピタル、株式会社ホビーリンク・ジャパン、株式会社ビーバーコーポレーションなどが行っています。
同社グループの売上高は、当連結会計年度において日本が約74%を占めていますが、アメリカ合衆国やその他の地域からの売上も存在します。主要な顧客としては、株式会社辰巳商会が挙げられます。
| セグメント | 売上高(2024年12月期) | 売上高(2025年12月期) |
|---|---|---|
| コンサルティング・アドバイザリー事業 | 91.7億円 | 84.7億円 |
| 投資事業 | 100百万円 | 50.2億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの売上高は、当連結会計年度に大きく増加しました。しかし、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、前連結会計年度に引き続き損失を計上しています。この損失は、主に投資事業における固定費の先行計上や、減損損失、事業構造改善費用といった特別損失が影響しています。営業活動によるキャッシュ・フローは引き続き使用超過となっていますが、使用額は減少しました。
| 項目 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 57.4億円 | 79.2億円 | 100億円 | 92.7億円 | 135億円 |
| 経常利益 | 5.1億円 | 9.2億円 | 12.4億円 | △7.1億円 | △6.6億円 |
| 経常利益率 | 9.0% | 11.6% | 12.4% | △7.7% | △4.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 3.4億円 | 5.6億円 | 7.8億円 | △6.9億円 | △11.1億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 29.70 | 48.67 | 67.51 | △59.20 | △94.08 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、当連結会計年度に前期から増加しました。これは、売上高が大幅に増加した一方で、連結従業員数が減少したことによるものです。一方、従業員1人あたり営業利益(連結)は、引き続き損失を計上していますが、前期に比べて損失幅は縮小しています。これは、営業損失が改善したことによるものです。
| 指標 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 21.4百万円 | 32.3百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | △1.5百万円 | △0.8百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
同社グループは、事業拡大に向けた投資を継続しており、資金の動きからは成長投資フェーズにあることがうかがえます。財務の安定性や資金の流れ、事業リスクを理解することは、入社後の安心感につながるでしょう。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの自己資本比率は、前期から減少しており、プライム市場の非製造業平均(24.2%)と比較すると低い水準となっています。ROE(自己資本利益率)は当期にマイナスを計上しており、プライム市場平均(9.4%)を下回る状況です。手元資金である現金及び預金も前期から減少しています。これらの財務状況は、同社グループが事業拡大のための投資を継続する中で、資金の効率的な運用と収益性の改善が今後の雇用や給与の安定性につながることを示しています。
| 指標 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 107億円 | 99.4億円 |
| 自己資本比率 | 18.6% | 9.2% |
| ROE(自己資本利益率) | - | △10.7% |
| 現金及び預金 | 75.6億円 | 53.2億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは、当期も資金を使用する状況が続いています。これは税金等調整前当期純損失の計上や営業投資有価証券の増加などが主な要因です。
投資活動によるキャッシュフローは、定期預金の預入や子会社株式の取得により、前期に比べて資金の使用が大きく増加しました。これは事業拡大に向けた積極的な投資が行われていることを示しています。
財務活動によるキャッシュフローは、短期借入金や長期借入れによる収入があったものの、長期借入金の返済により、前期に比べて資金の獲得が減少しました。結果として、事業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローは、当期も資金を使用する状況が継続しています。同社グループは事業拡大のための投資を継続しており、資金調達を伴う成長フェーズにあることがうかがえますが、営業活動による資金創出力の改善が今後の雇用や給与の安定性につながると考えられます。
| 項目 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | △25.2億円 | △20.5億円 |
| 投資CF | △0.6億円 | △26.6億円 |
| 財務CF | 43.0億円 | 10.6億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △25.8億円 | △47.1億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
同社グループは、2024年12月期と2025年12月期に2期連続で営業損失を計上しました。このため、継続企業の前提に重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在していると認識されています。しかしながら、同社グループは構造改革プラン等の対応により、継続企業の前提に関する重要な不確実性は認められないと判断しています。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループの事業は参入障壁が低く、競争が激しい分野であると認識されています。今後も価格競争が激化する可能性があり、業績に影響を与える可能性があります。
また、M&Aアドバイザリー事業は成功報酬の割合が高く、大型案件の成約可否によって業績が大きく変動するリスクがあります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、優秀な人材の確保と育成を事業拡大の重要な課題としています。必要とする人材を十分かつ適時に確保できなかった場合や、専門性の高い人材の流出が発生した場合には、事業遂行に影響を与える可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
同社グループは、当連結会計年度において事業構造改善費用107百万円を計上しています。この費用は事業再編や人員削減等に伴うものであり、転職先を検討する際に留意すべき情報です。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
フロンティア・マネジメントは、クライアント、ステークホルダー、社会への貢献を企業理念に掲げ、多様なプロフェッショナルの叡智を結集して経営課題解決を支援している会社です。持続可能な社会の実現と、同社グループ自身の成長・発展を目指しています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
フロンティア・マネジメントグループの企業理念は「クライアントの利益への貢献」「ステークホルダーの利益への貢献」「社会への貢献」です。
同社グループは、多様性に富むプロフェッショナルの叡智を集め、顧客の経営課題解決の支援を通じて、豊かな地球環境と持続可能な社会への貢献を果たすことを目指しています。
また、同社グループ自身の持続的な成長と発展を実現していくことをビジョンとしています。
「2026–2028年度中期経営計画」では、「創業当時の最先端を、新たな最先端のモデルとして実現できる取り組みを加速」することを「同社が目指したい絵姿」として掲げています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
フロンティア・マネジメントグループは、人材を企業の「資本」と捉え、その価値を最大限に引き出す人的資本経営を重視しています。
顧客の経営課題解決を支援する事業において、最大の資産は人材であり、「多様性に富むプロフェッショナルの叡智を集め、維持し、高める」ことを必要としています。
従業員が心身ともに健康で、各自の能力を磨き、プロフェッショナルとして継続的に付加価値の高いサービスを提供することを重要視しています。
多様な人材が切磋琢磨し、各自の人格と能力を高め、その力を存分に発揮できる健康で活躍できる職場環境を整え維持していくことを大切にしています。
サステナビリティ重要テーマとして「人材の多様性と専門性の確立」「『社会・ビジネスの在り方』の転換への貢献」「企業の成長力とレジリエンスの強化」を掲げています。
特に「人材の多様性と専門性の確立」では、多様性と受容の深化、人的資本への投資継続、経営人材の育成と輩出などをマテリアリティとしています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
フロンティア・マネジメントグループは、2期連続で営業損失を計上したことを踏まえ、継続企業の前提に重要な疑義が存在していると認識しています。
この状況に対応するため、2025年2月13日に「構造改革プラン」を策定し、固定費削減と収益構造の改善に向けた施策を実行しています。
具体的には、フロント部門の再編による人的資本の集約と生産性向上、コーポレート機能の統合・合理化を進めています。
また、「2026–2028年度中期経営計画」では、収益性と成長性の回復を目指し、5つの施策を掲げています。
その中には、ONE-FMI組織基盤の強化や優秀な人材の獲得・活躍拡大に向けた取り組みが含まれています。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
フロンティア・マネジメントは監査等委員会制度を採用しており、取締役会と監査等委員会を通じて経営リスクのモニタリングと監査を行っています。また、取締役会の任意の諮問機関として指名・報酬諮問委員会を設置し、コーポレート・ガバナンスの強化を図っています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
フロンティア・マネジメントの株主構成を見ると、事業会社であるM&Aキャピタルパートナーズが筆頭株主となっています。また、代表取締役会長(CEO)である大西正一郎氏も上位株主の一人です。複数の個人株主が上位に名を連ねる構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| M&Aキャピタルパートナーズ | 19.43% |
| 大西 正一郎 | 18.71% |
| 矢島 政也 | 5.22% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 4.32% |
| 村田 朋博 | 1.94% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は7名(男性6名・女性1名)で構成され、女性役員比率は14.3%です。代表取締役会長(CEO)は大西正一郎氏が務めています。社外取締役比率は42.9%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 大西 正一郎 | 代表取締役会長(CEO) | 1992年奥野総合法律事務所入所、2003年産業再生機構マネージングディレクター、2007年同社設立代表取締役。東京電力ホールディングス社外取締役、フロンティア・キャピタル代表取締役CEO兼COOなどを経て、2025年1月より同社代表取締役会長(CEO)より現職。 |
| 西田 明徳 | 取締役 | 1996年濵田会計事務所入所、2003年スイートガーデン入社。2007年同社入社ディレクター、2012年フロンティア・ターンアラウンド代表取締役専務、2016年同社代表取締役社長。2025年12月より同社取締役より現職。 |
| 西原 政雄 | 取締役 | 1975年大蔵省入省、2004年金融庁検査局長、2008年証券取引等監視委員会事務局長。2022年同社顧問を経て、2023年3月より同社取締役より現職。 |
社外取締役は、大杉和人氏(元日本銀行監事・指名・報酬諮問委員会委員長)、鵜瀞惠子氏(元公正取引委員会事務総局経済取引局長・指名・報酬諮問委員会委員)、南晃氏(元丸紅代表取締役常務執行役員・指名・報酬諮問委員会委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会は業務執行の決定と監督を行い、監査等委員会が取締役の職務執行を監査しています。独立社外取締役は取締役会の監督機能の強化に貢献しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
フロンティア・マネジメントの役員報酬は、固定報酬である基本報酬と、業績に連動する単年度業績連動型報酬および中長期業績連動型報酬で構成されています。監査等委員である取締役および社外取締役の報酬は、その役割と独立性の観点から基本報酬のみで構成されています。単年度業績連動型報酬は単年度の経営目標達成度と、中長期業績連動型報酬は中期経営計画の経営目標達成度と連動する仕組みです。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 3名 | 1.4億円 | 47.7百万円 |
| 監査等委員(社外除く) | 1名 | 15百万円 | 15.0百万円 |
| 社外役員 | 3名 | 29百万円 | 9.6百万円 |
同社グループの役員報酬総額は1.9億円であり、対象となる役員は7名です。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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