【平均年収518万円】ダイショー 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収518万円】ダイショー 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

ダイショーは、たれやスープなどの液体調味料や粉体調味料を主力とする食品事業を展開しています。直近の業績は増収増益となりましたが、経常利益と当期純利益は減少しました。 (109字)


目次

※本記事は、株式会社ダイショー の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月23日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


ダイショーは、創業以来、たれやスープなどの液体調味料、味塩こしょうといった粉体調味料を主力とする食品事業を展開しています。食の楽しさを創造する企業として、幅広い製品を提供しています。

単体従業員数は691名です。同社は食品事業の単一セグメントで事業を展開しています。

ダイショーは、創業時よりたれやスープ等の液体調味料、味塩こしょう等を主力とする食品事業を営んでいます。関係会社の状況については、該当事項はありません。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


ダイショーは、食を通じて社会課題を解決し成長を続けている企業です。同社は「会社の成長の基盤は人である」という信条のもと、多様な人材が活躍できる環境づくりに注力しています。従業員の健康を重要な経営資源と捉え、健康経営にも積極的に取り組むことで、働きやすい職場環境の実現を目指しています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


ダイショーでは、平均年齢が30代後半であり、平均勤続年数も比較的長い傾向が見られます。これは、従業員が長期的にキャリアを築きやすい環境が整っていることを示唆しています。多様な人材が活躍できる仕組みを創出し、成長を促進する環境づくりに努めている同社の姿勢が、従業員の定着にも繋がっていると考えられます。

項目 数値
平均年間給与 5,179,604円
平均勤続年数 13.6年
平均年齢 38.8歳
単体従業員数 691人


ダイショーは、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を設けています。これらの制度は同社に適用されます。退職一時金制度もありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
なお、退職給付債務は6.2億円、年金資産は2.1億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


ダイショーは、「社員・社会から信頼される企業体制を構築する」ことを中期経営計画の戦略的柱の一つとし、「会社の成長の基盤は人である」という信条のもと、多様な人材が活躍できる仕組みを創出しています。具体的には、階層に合わせた部門横断的な社員研修を実施し、コミュニケーションの活性化を通じて従業員のモチベーション向上と成長を促進する環境づくりに努めています。

給与は主に固定報酬と業績連動報酬である賞与で構成されており、給与は各人の評価や職務内容、職責を考慮して決定されます。賞与は会社の業績や個人の成果・貢献度を勘案して決定される仕組みです。

人材育成においては、「Challenge2028 〜世界に誇れる企業へ〜」をテーマに、「“楽しい味”で 世界にプラスを。」というビジョンを追求するための育成を進めています。部門横断型のプロジェクトチームによる製品企画・開発を通じて、社内コミュニケーションの活性化と従業員の成長を促進しています。
また、従業員の健康を重要な経営資源と捉え、代表取締役社長をトップとした体制で健康経営を推進しています。定期健診やストレスチェックの実施、スマートフォンアプリを活用した健康・メンタルケア、社員間のコミュニケーション活性化など、多角的な取り組みにより、5年連続で「健康経営優良法人」に認定されています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。男性労働者の育児休業取得率は、本記事では取得できていません。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 5.2%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 61.4%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 74.4%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 86.8%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


ダイショーは、たれやスープなどの液体調味料、味塩こしょうといった粉体調味料を主力とする食品事業を展開しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


ダイショーは、創業以来、食品事業を専門に営んでいます。主力製品は、たれやスープなどの液体調味料、そして味塩こしょうなどの粉体調味料です。これらの製品は、小売用と業務用の両方で提供されており、多様な顧客ニーズに対応しています。

特に液体調味料群では、焼肉のたれシリーズが売上を牽引し、キャンペーンやCM展開などのプロモーション強化が奏功しています。鍋スープ類では、人気YouTuberや名店監修の新製品が好調に推移しました。業務用製品では、時短や手軽さといった需要に応えるため、精肉向けオイルソース類や惣菜向けソースの展開を進めています。

粉体調味料群では、味・塩こしょうシリーズが好調に推移しています。その他調味料群では、スープはるさめシリーズやサラダ用調味料セットが底堅く推移しました。

同社は、特定の取引先に売上が集中することなく、幅広い顧客基盤を持っています。また、売上の大部分は日本国内の外部顧客によるものであり、海外市場への依存度は低い傾向にあります。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


直近の事業年度において、ダイショーの売上高は増加傾向を示しています。営業利益も増益となりました。しかし、営業外費用の増加といった要因により、経常利益と当期純利益は減少傾向となりました。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


このセクションでは、ダイショーの財務基盤と資金の流れから、経営の安定性について解説します。事業活動や投資活動を通じて、同社がどのような財務状況にあるかを確認できます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社の財務基盤は、自己資本比率の状況から確認できます。自己資本比率は、企業の安定性を示す重要な指標の一つです。この比率が高いほど、外部からの借入に依存しない安定した経営基盤があることを示しています。また、手元資金の厚みは、不測の事態や経済変動に対する耐性を示します。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
自己資本比率 - 49.4%
ROE(自己資本利益率) - -
現金及び預金等 - -

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社のキャッシュフローは、事業活動、投資活動、財務活動の3つの側面から資金の流れを示しています。営業活動によるキャッシュフローは、本業でどれだけ資金を生み出しているかを示し、投資活動によるキャッシュフローは、将来の成長に向けた投資の状況を表します。また、財務活動によるキャッシュフローは、借入や返済、配当などによる資金の動きを示しています。これらの資金の流れは、企業の成長性や雇用・給与の安定性にも影響を与える要素です。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF - -
投資CF - -
財務CF - -
フリーCF(営業CF+投資CF) - -

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社は、液体調味料や粉末調味料を主力としており、生鮮食品の消費動向が需要に影響を与える可能性があります。また、家畜の疾病発生やセーフガードの発動も業績に影響を及ぼすリスクとして挙げられています。

さらに、原油や原材料価格の大幅な変動、国際的な需給動向によって、包装資材や製造コスト、物流費用が変動し、業績に影響を与える可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク


人材・組織に関するリスクの記載はありません。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ダイショーは「おいしさで・しあわせをつくる」を企業理念に掲げ、豊かな食文化の創造を目指しています。安心・安全を第一に、品質の高い調合調味料類を通じて、食の楽しさを創造する企業活動に取り組んでいます。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社は「おいしさで・しあわせをつくる」を企業理念とし、豊かな食文化の創造を目指しています。安心・安全を最優先に、品質の高い調合調味料類を中心とした製品で、食場面におけるおいしさや楽しさを創造する企業活動に取り組んでいます。

また、2025年度から2027年度までの新中期経営計画「Challenge2028 ~世界に誇れる企業へ~」をテーマに掲げています。VISIONとして「“楽しい味”で世界にプラスを。」を掲げ、企業価値の向上と消費者に選ばれる企業づくりを目指し、成長を持続させていく方針です。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社は「社是・社訓」や具体的な行動を定めた「行動規範」を認識し、自らの責任と役割を果たすことを重視しています。仕事を通して社会と関わり合いながら、活力のある魅力的な企業として社会貢献を追求する成長を目指しています。

中期経営計画では、ファン(FAN・FUN)を大切にし、食の楽しさを創造する企業風土の醸成を方針としています。市場づくりやモノづくりにおいてビジョンを徹底的に追求する姿勢を大切にしています。

「会社の成長の基盤は人である」という信条のもと、制度面と環境面から多様な人材が活躍できる仕組みを創出しています。部門横断型のプロジェクトチームによる製品開発などを通じ、社内コミュニケーションの活性化と従業員のモチベーション向上、成長促進に努めています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社が優先的に対処すべき課題として、食の安心・安全の継続的な追求を挙げています。FSSC22000等の食品安全規格に則った生産を行い、製品品質・衛生管理レベルのさらなる向上に取り組んでいます。

また、事業基盤の強化も重点テーマの一つです。教育・人事諸制度の充実や職場環境の改善を通じて、個々の社員が能力を発揮できる環境を整備し、将来にわたる成長力と収益力のある企業体質を目指しています。SDGsを見据えた持続可能な社会と事業成長の両立の実現に向けた取り組みも実行しています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


ダイショーでは、取締役会と監査役会が連携し、コーポレートガバナンスの充実に努めています。社外役員を登用することで、客観的な視点から経営監督機能を発揮する体制を構築しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


ダイショーの株主構成を見ると、特定の法人や個人が上位に名を連ねています。筆頭株主は有限会社山田興産であり、一般財団法人金澤記念育英財団や複数の個人株主も上位に位置しています。これらの株主は同社の経営に一定の影響力を持つことがうかがえます。

株主名 持株比率
有限会社山田興産 25.30%
一般財団法人金澤記念育英財団 15.41%
松 本 賢 子 8.84%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は10名(男性10名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は松本俊一氏が務めています。社外取締役比率は14.3%です。

氏名 役職 主な経歴
松 本 洋 助 代表取締役会長 1983年2月同社入社、1993年3月取締役就任、2000年1月代表取締役社長就任、2016年4月代表取締役会長就任より現職。
松 本 俊 一 代表取締役社長 2014年3月同社入社、2019年6月取締役就任、2024年4月代表取締役社長就任より現職。
坂 田 恵 補 専務取締役営業本部長 1985年4月同社入社、2010年6月取締役就任、2024年6月専務取締役就任より現職。
矢 野 宏 一 取締役 生産本部長兼物流部担当 2000年11月同社入社、2022年6月取締役就任、2024年4月生産本部長兼物流部担当より現職。
根 岸 宏 樹 取締役 商品本部長兼調達部担当 2001年4月同社入社、2022年6月取締役就任、2023年4月商品本部長兼調達部担当より現職。
三 浦 和 信 取締役管理本部長兼経営企画室長兼品質保証部担当 1998年4月同社入社、2024年6月取締役就任、2024年4月管理本部長兼経営企画室長兼品質保証部担当より現職。


社外取締役は、本夛伸介氏(本夛知財総合事務所所長)です。

同社は監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会を通じてコーポレートガバナンスの充実に努めています。社外取締役および社外監査役が客観的な視点から経営監督機能を果たしています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


ダイショーの役員報酬は、固定報酬としての基本報酬と、業績連動報酬等により構成されています。業績連動報酬は、当該年度の業績水準や年度業績目標の達成度に基づき、各取締役の担当事業部門の業績や重点施策の推進状況を反映した現金報酬として支給されます。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 6名 2.0億円 32.8百万円
監査役(社外除く) 1名 5百万円 5.0百万円
社外役員 3名 7百万円 2.3百万円


※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。