【平均年収476万円】テクノロジーズ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年1月期)

【平均年収476万円】テクノロジーズ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年1月期)

テクノロジーズは、エコ革、マーシャルアーツテクノロジーズなどを傘下に持つ持株会社です。ITソリューション、SaaS、再エネソリューション、スポーツDXなど多岐にわたる事業を展開し、直近の売上高は減少しましたが、利益は増加を続けています。


目次

※本記事は、株式会社テクノロジーズ の有価証券報告書(2026年1月期、2025年2月1日 ~ 2026年1月31日、2026年4月22日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


テクノロジーズは事業持株会社であり、単体従業員数は14名、グループ連結従業員数は143名です。

同社グループは、「テクノロジーでより面白く、より便利な世の中を創造する」というビジョンのもと、映像ソフトウェア開発やAIといった技術領域、企業向けSaaS、太陽光発電設備の施工販売などのビジネス領域でサービスを提供しています。連結子会社5社を中心に、ITソリューション事業、SaaS事業、再エネソリューション事業、スポーツDX事業の4つの事業を展開しています。

主な国内グループ会社は、当社、エコ革、小美玉パワー1号、マーシャルアーツテクノロジーズ、ファンクラブテクノロジーズなどです。

テクノロジーズグループは、2023年7月に株式会社エコ革を子会社化し再エネソリューション事業を開始。2025年5月には株式会社マーシャルアーツテクノロジーズを設立・子会社化しスポーツDX事業を立ち上げ、報告セグメントの区分も変更しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


同社グループは、多様な働き方を推進し、従業員一人ひとりが能力を発揮できる環境づくりに注力しています。テレワークや時短勤務を推奨し、柔軟な働き方を支援する方針です。人材育成や福利厚生の拡充にも積極的に取り組んでいます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、平均年齢が30代後半であり、平均勤続年数は比較的短くなっています。これは、組織が比較的新しいか、あるいは人材の流動性が活発である可能性を示しています。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 4,763,000円
平均勤続年数 3.1年
平均年齢 37.9歳
単体従業員数 14人
連結従業員数 143人
単体のグループ内比率 9.8%


退職給付制度に関する記載はありません。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、持続可能な社会の実現に貢献することを目的とし、急激な社会環境の変化に対応できる企業環境の整備を進めています。人材を重要な経営資源と位置づけ、多様な働き方を尊重する方針です。

具体的には、様々な人材が能力を発揮できるよう、テレワークや時短勤務を推奨しています。また、女性役員・女性管理職の比率向上に向けた取り組みも進めています。

人材育成においては継続的なOJTを実施し、社内環境整備では柔軟な働き方を可能にする福利厚生制度の拡充に力を入れています。これにより、従業員が健康で高いモチベーションを維持し、やりがいを持って働ける環境を目指しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。女性管理職比率は2026年1月期末において未登用となっています。男性育児休業取得率および男女賃金差異に関する数値は、本記事では取得できていません。

指標 数値
女性管理職比率 0.0%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


テクノロジーズは、事業持株会社としてグループ全体の戦略を統括し、ITソリューション、SaaS、再エネソリューション、スポーツDXの4つの事業を展開しています。多様なテクノロジーとビジネス領域で顧客価値の創造を目指しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


テクノロジーズグループは、「テクノロジーでより面白く、より便利な世の中を創造する」というビジョンのもと、映像ソフトウェア開発やAI技術、企業向けSaaS、太陽光発電設備の施工販売といった多岐にわたる事業を展開しています。同社グループは事業持株会社として、グループ全体の事業戦略策定や子会社への経営管理業務を担っています。

収益モデルとしては、SaaS事業において、継続的なサービス提供を前提としたストック型のビジネスモデルを構築しており、新規契約数の増加により成長を目指しています。

同社グループの事業は、ITソリューション事業、SaaS事業、再エネソリューション事業、スポーツDX事業の4つの報告セグメントで構成されています。海外の外部顧客への売上高はなく、事業は主に日本国内で展開されています。当連結会計年度においては、再エネソリューション事業において特定の顧客からの売上高が全体の1割から2割程度を占める状況となっています。

再エネソリューション事業

太陽光発電設備の施工・販売・保守を行っています。SDGsやカーボンニュートラルの実現に向けた取り組みが注目される中で、長年の実績に基づくワンストップでのサービスを提供しています。
収益は、太陽光発電設備の施工・販売から得ています。運営は、エコ革及び合同会社小美玉パワー1号が行っています。
当期は売上高が減少しましたが、セグメント利益は増加しています。

ITソリューション事業

主にエンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発や、AI等のデジタル技術を利用したシステム・アプリケーション開発の受託開発、資産運用システムの販売を行っています。同社グループの技術者が持つ経験やナレッジを活かし、総合的な視点に立ったITサービスを提供しています。
収益は、顧客企業や一次請け企業との請負契約に基づく成果物の対価、および資産運用システムの販売から得ています。運営は、テクノロジーズ及びCotoriが行っています。
当期は売上高、セグメント利益ともに減少しています。

SaaS事業

自社プロダクトとして、SaaSの開発・提供を行っています。人材派遣会社向け業務管理システム「jobs」や、企業の営業活動を効率化するSales Enablementツール「Circle」などを提供しています。
収益は、クラウドで提供するサービスの利用期間に応じた月額利用料や従量課金から得ています。運営は、テクノロジーズが販売及びカスタマーサポート業務を、Cotoriが開発・保守・メンテナンス等の業務を行っています。
当期は売上高が増加し、セグメント損失は減少しました。

スポーツDX事業

格闘技ビジネスにおける企画・興行・DX化を行っています。会場での映像演出や、将来的には販売予約管理システム、デジタル電子チケット、会場での飲食の受発注システム等のDX化を目指しています。
収益は、スポーツビジネスにおける企画・興行事業から得ています。運営は、マーシャルアーツテクノロジーズ及びファンクラブテクノロジーズが行っています。
当連結会計年度に新たに報告セグメントとして追加され、初の主催イベントを開催しました。

セグメント 売上高(2025年1月期) 売上高(2026年1月期)
再エネソリューション事業 126億円 87.1億円
ITソリューション事業 11.7億円 11.3億円
SaaS事業 1.6億円 2.1億円
スポーツDX事業 - 99百万円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの直近5期間の業績を見ると、売上高は前期に大きく増加した後、当期は減少に転じています。一方で、経常利益は継続して増加傾向にあり、親会社株主に帰属する当期純利益も当期はわずかながら増加しています。売上高は減少したものの、利益は堅調に推移している状況です。

項目 2022年1月期 2023年1月期 2024年1月期 2025年1月期 2026年1月期
売上高 7.9億円 10.8億円 71.3億円 139億円 101億円
経常利益 61百万円 1.6億円 7.0億円 16.3億円 17.1億円
経常利益率 7.8% 15.0% 9.9% 11.7% 16.8%
親会社株主に帰属する当期純利益 81百万円 75百万円 1.5億円 2.7億円 2.7億円
1株当たり当期純利益(円) 5.61 5.14 8.90 15.72 15.77

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたりの売上高は前期から減少していますが、従業員1人あたりの営業利益は増加しています。これは、売上高が減少する中でも、利益率の高い案件の販売が進んだことや、販売費及び一般管理費の減少により、収益性が改善したことを示しています。組織全体の効率化が進んでいる傾向が見られます。

指標 2025年1月期 2026年1月期
従業員1人あたり売上高(連結) 102.2百万円 71.0百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 12.8百万円 13.1百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


テクノロジーズは、事業拡大に向けた投資を積極的に行っている段階にあります。財務基盤や資金の流れから、同社グループの現在の状況を読み解きます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


テクノロジーズの財務基盤を見ると、自己資本比率はプライム市場平均と比較して低い水準にあります。一方で、ROE(自己資本利益率)はプライム市場平均を上回る水準で推移しています。
手元資金である現金及び預金は増加しており、事業運営に必要な資金を確保している状況です。これらの状況は、同社グループが成長投資を進めながらも、一定の収益性を維持していることを示しています。

指標 2025年1月期(前期) 2026年1月期(当期)
純資産 44.0億円 53.1億円
自己資本比率 6.6% 6.5%
ROE(自己資本利益率) 23.7% 19.2%
現金及び預金 23.6億円 25.9億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


テクノロジーズのキャッシュフローを見ると、当連結会計年度の営業活動によるキャッシュフローはマイナスとなりました。これは主に前渡金の増加によるもので、事業活動に必要な運転資金が増加したことを示しています。
投資活動によるキャッシュフローもマイナスとなっており、有形固定資産の取得に資金を投じていることから、事業拡大に向けた投資が活発に行われている状況です。その結果、フリーキャッシュフローはマイナスとなっています。
この資金不足は、財務活動によるキャッシュフローの増加、特に長期借入れによる収入で補われています。同社グループは成長投資を積極的に進めており、外部からの資金調達によって事業拡大を図っている段階にあると言えます。このような資金の流れは、将来的な事業成長への期待がある一方で、短期的な資金繰りの動向に留意する必要があることを示しています。

項目 2025年1月期(前期) 2026年1月期(当期)
営業CF 4.1億円 △6.9億円
投資CF △3.3億円 △8.8億円
財務CF △14.1億円 19.5億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 0.8億円 △15.6億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループのITソリューション事業では、エンターテイメントに関連する映像ソフトウェア開発(遊技機向け)市場が、規制や経済状況、半導体不足により落ち込んでいる状況です。このリスクに対し、同社グループはAI等のデジタル技術を利用したシステム・アプリケーション開発を強化し、遊技機向け以外の顧客開拓を進める方針です。

また、SaaS事業は事業実績が浅く、当連結会計年度のセグメント損益は赤字となっています。早期黒字化を目指し、契約アカウント数の増加を図っていますが、想定通りに進まない場合には経営成績に影響を与える可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、事業拡大のために優秀な人材の確保と育成を重要視しています。しかし、人材採用競争の激化により優秀な人材を確保できない場合や、採用・人件費が増加するリスクがあります。
このリスクに対し、同社グループは中途採用に注力し、複数のチャネルを活用した採用活動を行っています。また、技術向上のための講習や研修を通じて人材育成にも取り組んでいます。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


テクノロジーズは、テクノロジーの力で社会をより面白く、便利にすることを目指しています。多様な事業展開を通じて、持続可能な社会の実現に貢献する企業風土を醸成しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


テクノロジーズグループは、「テクノロジーでより面白く、より便利な世の中を創造する」というビジョンのもと事業を展開しています。

映像ソフトウェア開発やAIといった技術領域、ソフトウェアサービス、企業向けSaaS、再生エネルギー、スポーツDX事業など、多岐にわたるビジネス領域でお客様にとって最大限の価値を創造するサービスの提供に取り組んでいます。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、サステナビリティに関する方針として「環境・社会・経済の三つの側面から、持続可能な社会の実現に貢献すること」を掲げています。急激な社会環境の変化や少子高齢化を柔軟に受け止め、社会に必要とされる時代に即した企業環境を整え、健全な企業活動に取り組むことを重視しています。

また、リスクマネジメント・コンプライアンス体制を推進し、サステナビリティ関連のリスク管理や取り組みについて定期的に協議・検討する体制を構築しています。人材の育成と社内環境整備にも力を入れており、多様な働き方で能力を発揮できるようテレワークや時短勤務を推奨しています。各種福利厚生制度の拡充にも取り組み、従業員が健康でモチベーション高く、やりがいをもって働きやすい環境の整備を目指しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、持続的な成長のためにいくつかの課題に取り組んでいます。優秀な人材の継続的な確保と育成を重視し、中途採用の強化や技術向上講習、開発作業効率化のための研修を実施しています。

SaaS事業の「jobs」では、顧客満足度向上とサービス提供価値を高めることで解約率の改善に努めており、カスタマーサポート体制の強化とオンボーディングサポートを提供しています。

また、ITソリューション事業における外注比率の低減も課題とし、技術者のスキルアップと内製化を進めています。成長段階にある同社グループは、業務運営の効率化とリスク管理のため、内部管理体制の強化とコーポレート・ガバナンスの充実にも注力しています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


テクノロジーズは、お客様に信頼される企業経営を推進するため、経営環境の変化に応じた組織整備と公正性の確保に努めています。取締役会と監査役会を設置し、社外役員による監督機能も強化した体制で企業価値向上を図っています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


テクノロジーズの株主構成を見ると、代表取締役社長である良原広樹氏が筆頭株主となっています。上位には複数の個人株主が名を連ねており、特定の株主グループが同社の経営に一定の影響力を持つ資本構成であると言えます。

株主名 持株比率
良原広樹 40.03%
伊藤繁三 8.21%
伊藤高雄 6.50%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性7名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は良原広樹氏が務めています。社外取締役比率は25.0%です。

氏名 役職 主な経歴
良原 広樹 代表取締役社長 2006年4月株式会社ガイア入社、副社長就任。2014年8月同社設立、代表取締役社長就任より現職。株式会社Cotori、株式会社エコ革、株式会社マーシャルアーツテクノロジーズ、株式会社ファンクラブテクノロジーズの取締役・代表取締役も務める。
畠山 学 取締役営業部長 2008年6月株式会社ブリヂストンスポーツ入社。2014年8月同社入社、取締役就任。2021年4月同社取締役営業部長就任より現職。
宮内 駿 取締役経営管理部長 2006年12月あらた監査法人入所。2015年9月同社入社、取締役就任。2021年4月同社取締役経営管理部長就任より現職。
賀島 義成 取締役 2002年4月ニイウス コー株式会社入社。2011年5月株式会社エディア取締役就任、2019年5月代表取締役社長就任より現職。2020年8月同社取締役就任より現職。


社外取締役は、賀島義成氏(エディア代表取締役社長)、川合史郎氏(川合史郎公認会計士事務所代表)、磯巧氏(磯巧公認会計士・税理士事務所代表)、太田祐司氏(アルプス食品代表取締役社長)です。

同社は監査役会設置会社であり、社外取締役1名と社外監査役3名を選任しています。社外役員は独立した立場から取締役会への助言や業務執行の監視を行い、ガバナンス体制の強化に貢献しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


テクノロジーズの役員報酬は、月額報酬を基本とする固定報酬が中心の体系となっています。会社の業績に連動する報酬は導入されておらず、当事業年度においては役員賞与の支給もありませんでした。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 3名 59百万円 19.8百万円
社外役員 4名 12百万円 3.1百万円


同社グループの役員報酬等の総額は71百万円であり、対象となる役員の合計は7名です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。