※本記事は、ギグワークス株式会社 の有価証券報告書(2025年10月期、2024年11月1日 ~ 2025年10月31日、2026年1月28日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
ギグワークスは純粋持株会社であり、単体従業員数は66名、グループ連結従業員数は780名です。
同社グループは、オンデマンドサービス、Web3サービス、システムソリューション、シェアリングサービスといった多岐にわたる事業を展開しています。純粋持株会社として、連結子会社8社を中心にグループ各社の経営指導を行っています。
主な国内グループ会社は、ギグワークスアドバリュー(オンデマンド・エコノミー事業)、GALLUSYS(Web3サービス事業)、ギグワークスクロスアイティ(システムソリューション事業)などです。
ギグワークスグループは、当連結会計年度にデジタルマーケティング事業を担う日本直販株式会社の全株式を譲渡しました。また、報告セグメントの区分を変更し、Web3サービス事業を新設しています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
ギグワークスは、ギグ・エコノミーのプラットフォーマーとして、多様な働き方を支援する事業を展開しています。同社グループは、従業員の持続的成長とギグワーカーが活躍できる社会づくりを重視しており、ダイバーシティ&インクルージョンを意識した人材育成にも力を入れています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、平均年齢が比較的高く、勤続年数も一定の長さを示しています。これは、従業員が長期的にキャリアを築いている傾向があることを示唆しています。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 4,833,000円 |
| 平均勤続年数 | 11.0年 |
| 平均年齢 | 45.9歳 |
| 単体従業員数 | 66人 |
| 連結従業員数 | 780人 |
| 単体のグループ内比率 | 8.5% |
同社グループは確定給付型の退職給付制度を採用しています(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)。この制度は国内グループ会社に適用されます。
退職一時金制度はありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、「日本一のギグ・エコノミーのプラットフォーマーになり、労働市場に革命を起こす」というビジョンを掲げ、企業で働く人材の持続的成長とギグワーカーが持続的に活躍できる社会づくりを推進しています。人材戦略の基本方針として、ダイバーシティ&インクルージョンを意識した多様な人材や外国人労働者の採用を進めています。
従業員がより良い状況で働けるよう、有給休暇取得を促進する指標を定めています。また、リスキリングにも注力しており、月に一度の情報セキュリティ研修や自主点検のほか、様々な研修プログラムを通じて従業員の意識と能力向上を支援する組織風土を醸成しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 5.9% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女賃金差異(全労働者) | 71.3% |
| 労働者の男女賃金差異(うち正規雇用労働者) | 72.8% |
| 労働者の男女賃金差異(うちパート・有期労働者) | 28.6% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ ギグワークスアドバリュー株式会社
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 10.7% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 50.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 69.9% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) | 73.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) | 76.7% |
▼ ギグワークスクロスアイティ株式会社
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 11.1% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 60.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 79.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) | 80.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) | 52.2% |
▼ nex株式会社
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 100.0% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | - |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 104.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) | 106.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) | - |
指標及び目標
| 指標 | 目標 | 実績(当連結会計年度) |
|---|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 2026年3月までに30.0%以上 | 12.1% |
| 労働者の年次有給休暇取得率 | 2026年3月までに70.0%以上 | 71.3% |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
ギグワークスは、純粋持株会社としてグループ各社の経営指導を行い、オンデマンドエコノミー、Web3サービス、システムソリューション、シェアリングエコノミーの4つの主要事業を展開しています。多様な働き方を支援するプラットフォームを提供し、社会の構造的な人手不足や働き方の変化に対応するサービスを提供しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、インターネットを通じて単発・短期の仕事を受注するギグ・エコノミーを推進し、ギグワーカーとクライアント企業が直接仕事を受発注できるプラットフォーム「GiGWorks Basic」を運営しています。これにより、短時間の副業やフリーランス、テレワークといった多様なワークスタイルを可能にしています。事業は主に国内で展開されており、海外からの収益や特定の主要顧客への収益集中は見られません。
オンデマンドエコノミー事業
この事業では、セールスプロモーション、コールセンター、フィールドエンジニア、コンストラクションなどの業務を、人材確保から業務構築・品質管理まで一括で提供しています。また、ライブエンタメを中心とした各種イベントの企画・制作・運営からスタッフ手配までをワンストップでサポートするイベント企画運営サービスも提供しています。
収益は、請負契約で定められた業務の完了時や、サービスの提供期間にわたる稼働実績に基づいて認識しています。
シェアリングエコノミー事業
シェアオフィス、コワーキングスペース、バーチャルオフィスなど、「必要なときに必要なだけ使える」機能的なワークスペースを提供しています。首都圏および主要都市を中心に85拠点を運営し、利用提携先を含めると1,000拠点以上を利用可能な国内最大級の体制を整えています。
収益は、オフィスや付随サービスの月額利用料、ビルマネジメントサービス、オフィス内装の造作工事の完了時などに計上しています。
システムソリューション事業
システムの受託開発、ITスキルを持つ人材の派遣や紹介、開発技術者やシステムエンジニアといった高スキル人材サービスを提供しています。また、自社開発のCRMシステム「デコールCC.CRM」の販売にも注力しています。
収益は、ITエンジニアの稼働実績、システム受託開発の成果物引き渡し・検収完了時、製品ライセンスの付与時、導入カスタマイズの完了時、保守サービスの契約期間にわたって認識しています。
デジタルマーケティング事業
総合通販事業を展開していましたが、当連結会計年度中に日本直販の全株式を譲渡し、連結の範囲から除外されました。
収益は、通販・ECサービスにおける商品の引き渡し時に認識していました。
Web3サービス事業
Web3の中核とされるブロックチェーン技術を応用したアプリ開発・運営を行っています。また、企業向けには簡単・安全・効率的に利用できるAIチャットツールの提供も行っています。
収益は、ブロックチェーン技術を応用したアプリ開発の受託開発売上から得ています。
| セグメント | 売上高(2024年10月期) | 売上高(2025年10月期) |
|---|---|---|
| オンデマンドエコノミー事業 | 102億円 | 103億円 |
| シェアリングエコノミー事業 | 49.4億円 | 57.0億円 |
| システムソリューション事業 | 46.1億円 | 47.8億円 |
| デジタルマーケティング事業 | 53.3億円 | 12.9億円 |
| Web3サービス事業 | 2.5億円 | 1.6億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの売上高は、過去5年間で変動が見られます。直近の当連結会計年度では、売上高は前期から減少しましたが、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は前期の損失から黒字に転換しました。特に第47期および第48期に計上された親会社株主に帰属する当期純損失は、固定資産の減損損失やのれん償却額などの多額の損失が主な要因となっています。当連結会計年度においては、デジタルマーケティング事業を担う日本直販株式会社の株式譲渡に伴う特別利益や特別損失、一部事業における減損損失を計上しています。
| 項目 | 2021年10月期 | 2022年10月期 | 2023年10月期 | 2024年10月期 | 2025年10月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 212億円 | 229億円 | 264億円 | 254億円 | 223億円 |
| 経常利益 | 9.4億円 | 4.8億円 | 1.1億円 | △4.3億円 | 6百万円 |
| 経常利益率 | 4.4% | 2.1% | 0.4% | △1.7% | 0.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 4.3億円 | 2.3億円 | △7.2億円 | △7.3億円 | 2.7億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 21.47 | 11.83 | △36.63 | △36.66 | 13.72 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、前期から減少しています。一方で、従業員1人あたり営業利益(連結)は前期の損失から改善し、当期は黒字に転換しました。これは、売上高の減少がありながらも、営業利益が改善したことで、組織全体の収益性が向上している傾向を示しています。
| 指標 | 2024年10月期(前期) | 2025年10月期(当期) |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 30.7百万円 | 28.5百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | △0.5百万円 | 0.0百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
同社グループの財務状況と資金の流れから、経営の安定性について見ていきます。本業で得た資金を元手に、投資活動も行いながら、財務基盤を強化している状況がうかがえます。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤は、自己資本比率が前期から増加し、プライム市場の非製造業平均を上回っています。ROE(自己資本利益率)も前期のマイナスからプラスに転じ、プライム市場平均を上回る水準となっています。手元資金である現金及び預金も増加しており、安定した経営状況を示しています。これらの財務指標は、同社グループが事業活動を通じて安定した収益を上げ、将来の成長に向けた基盤を築いていることを示しています。
| 指標 | 2024年10月期(前期) | 2025年10月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 25.6億円 | 28.0億円 |
| 自己資本比率 | 29.6% | 34.6% |
| ROE(自己資本利益率) | △26.7% | 10.6% |
| 現金及び預金 | 17.4億円 | 25.1億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループの当連結会計年度におけるキャッシュフローは、営業活動によるキャッシュフローがプラスとなり、本業で安定的に資金を生み出していることを示しています。これは、税金等調整前当期純利益の計上や減価償却費、債権放棄損、減損損失、棚卸資産の減少額などが主な要因となっています。投資活動によるキャッシュフローもプラスとなっており、これは主に長期貸付金の回収による収入が大きかったためです。一方で、無形固定資産の取得による支出も行われています。財務活動によるキャッシュフローはマイナスとなっており、長期借入金の返済や社債償還による支出が主な要因です。結果として、営業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローはプラスとなっており、同社グループが事業活動を通じて資金を創出し、財務的な健全性を維持している状況がうかがえます。
| 項目 | 2024年10月期(前期) | 2025年10月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | △4.5億円 | 3.6億円 |
| 投資CF | △2.6億円 | 8.4億円 |
| 財務CF | △3.0億円 | △4.4億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △7.1億円 | 12.0億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、オンデマンドエコノミー事業において、IT業界のテクノロジー変化の速さやマーケットの単価競争、競合他社の参入による競争激化のリスクを認識しています。また、Web3サービス事業では先行投資に伴う赤字が継続しており、施策が想定通りに進まない場合には業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、システムソリューション事業においてITエンジニアの採用ハードルが上昇しており、案件に必要な人員を確保できない場合に業績に影響を及ぼすリスクを挙げています。また、ギグワーカーのニーズと応募が合致しない場合やスキルを有するギグワーカーが不足する場合にも、事業運営に影響が出る可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
ギグワークスは、労働市場に革新をもたらすことを目指し、多様な働き方を支援するプラットフォーム事業を展開しています。持続的な成長と社会貢献を両立させる企業風土を醸成しています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社グループは、『日本一のギグ・エコノミーのプラットフォーマーになり、労働市場に革命を起こす』ことをビジョンに掲げています。単なる仕事の仲介に留まらない「ギグ・エコノミーのプラットフォーマー」として、さらなる飛躍を目指しています。
多種多様なサービスを展開することで、一部の市場縮小が生じた場合にも業績に大きな影響を与えない安定的な経営基盤を築いています。また、事業領域の拡大と既存事業とのシナジー効果をもたらすことを目的として、M&Aを積極的に活用していくことを経営戦略としています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、「企業で働く人材の持続的成長を実現する」ことと「ギグワーカーが持続的に活躍できる社会づくり」を持続可能性に関する重点要素と位置付けています。法規遵守や情報保護、ガバナンスを重視し、持続的な事業成長を目指しています。
ダイバーシティ&インクルージョンを意識し、多様な背景を持つ人材や外国人労働者の採用を進めています。誰もが働きやすい環境を整えるため、部署によっては完全在宅勤務を実施するなど、特性や能力を最大限活かせる職場環境の整備を進めています。多様なキャリアパスや働き方を促し、従業員の多様性を事業創出に活かす人材施策も実施しています。
ガバナンス強化のため、定期的に取締役会と経営会議で持続可能性リスクを評価し統制しています。組織や社員単位での意識醸成と自己発生的なマネジメント創出にも取り組んでいます。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、登録スタッフ(ギグワーカー)の満足度向上に注力しており、福利厚生面を含めた待遇改善や定期的な面談、スキルアップのための研修システム充実を通じて、信頼関係強化に努めています。
法的規制への適切な対応も重要な課題であり、改正労働契約法やフリーランス保護法などに対応し、従業員や登録スタッフが安心して働ける労働環境を構築しています。
機密情報・個人情報の管理体制強化のため、情報セキュリティ管理システムの認証制度ISO/IEC27001を取得し、セキュリティポリシーに基づいた適切な運用を継続しています。また、災害対策としてBCP対応を強化し、登録エージェントやシェアオフィス利用者への安全対策に努めています。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
ギグワークスは持株会社体制を採用しており、監査等委員会設置会社として経営の監督機能と意思決定の迅速化を図っています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
ギグワークスの株主構成を見ると、筆頭株主は村田ホールディングスであり、代表取締役社長の村田峰人氏が代表を務める関連会社が上位に名を連ねています。このことから、創業家やその関連会社が同社の経営に一定の影響力を持っていることがうかがえる資本構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 村田ホールディングス | 17.31% |
| SPRING INVESTMENT | 9.48% |
| 大塚商会 | 5.44% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
ギグワークスの役員は11名(男性10名・女性1名)で構成され、女性役員比率は9.0%です。代表取締役社長執行役員は村田峰人氏が務めています。社外取締役比率は54.5%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 村 田 峰 人 | 代表取締役社長執行役員 | 1997年9月ウィルクリエイト入社、2004年7月ウィナ(現WELLCOM)代表取締役社長就任。2014年1月同社代表取締役就任、2014年8月同社代表取締役社長就任。2015年8月ガネーシャ・ホールディングス(現村田ホールディングス)代表取締役社長就任より現職。 |
| 浅 井 俊 光 | 取締役常務執行役員事業開発部長 | 1999年4月スリープロ(現同社)入社、2016年6月同社事業開発部長就任。2019年1月同社取締役就任、2022年4月同社取締役常務執行役員事業開発部長就任。2025年4月GALLUSYS代表取締役社長就任より現職。 |
| 小 島 正 也 | 取締役常務執行役員 管理本部長 | 1988年4月野村證券入社、2000年3月ソフトバンク・インベストメント(現SBIホールディングス)入社。2007年5月TRNコーポレーション(現店舗流通ネット)管理本部長就任。2017年4月同社入社、2019年1月同社取締役就任より現職。 |
| 松 沢 隆 平 | 取締役常務執行役員CFO | 2002年4月税理士法人あおい経営支援入社、2010年5月同社入社。2015年5月同社執行役員CFO就任。2019年1月同社取締役就任、2022年4月同社取締役常務執行役員CFO就任より現職。 |
社外取締役は、平野伸一氏(アサヒビール代表取締役社長)、栗原博氏(富士ゼロックス代表取締役社長)、久保欣氏(アクセンチュアマネジング・ディレクター)、松本隆氏(そごう・西武代表取締役社長)、加地誠輔氏(日本商工ファイナンス代表取締役社長・監査等委員)、江木晋氏(角家・江木法律事務所開設・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、社外取締役による経営の監督機能の強化と、監査等委員である取締役が取締役会での議決権を持つことで業務執行に対する監督機能を強化しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
ギグワークスでは、役員の報酬は固定報酬、業績連動報酬、株式報酬で構成されています。業績連動報酬は連結営業利益と親会社株主に帰属する当期純利益を評価指標とし、株式報酬はストックオプションや譲渡制限付株式を通じて中長期的な企業価値向上へのインセンティブとして機能する設計となっています。社外取締役および監査等委員である取締役の報酬は、固定報酬を基本にストックオプションが加わる体系です。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 4名 | 57百万円 | 14.2百万円 |
| 監査等委員(社外除く) | 1名 | 9百万円 | 9.0百万円 |
| 社外役員 | 6名 | 28百万円 | 4.7百万円 |
同社グループの役員報酬の総額は94百万円であり、対象となる役員は合計11名です。
なお、株式報酬に記載の報酬額は、監査等委員会設置会社への移行前に付与したストックオプション及び譲渡制限付株式のうち、当事業年度に対応する報酬額です。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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