【平均年収959万円】住友化学 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収959万円】住友化学 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

住友化学は、化学を基盤にアグロ&ライフソリューション、ICT&モビリティソリューション、医薬品など多岐にわたる事業をグローバルに展開しています。多数の従業員を擁し、直近の業績は売上収益が減少したものの、利益は増加に転じました。


目次

※本記事は、住友化学株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月22日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は IFRS です。

1. 企業概要:どんな会社?


住友化学グループは、化学を基盤として多岐にわたる事業を展開しています。農薬や肥料などのアグロ&ライフソリューションから、半導体材料や電池部材などのICT&モビリティソリューション、医薬品、合成樹脂まで、幅広い分野で製品・サービスを提供しています。

単体従業員数は6,465名、連結従業員数は27,491名です。セグメントはアグロ&ライフソリューション、ICT&モビリティソリューション、アドバンストメディカルソリューション、エッセンシャル&グリーンマテリアルズ、住友ファーマの5つです。

主な国内グループ会社は、東友ファインケム、SSLM(耐熱セパレータの製造・販売)、住友ファーマ(医療用医薬品の製造・販売)、田中化学研究所(二次電池用正極材料の製造・販売)、広栄化学などです。

同社グループでは、前連結会計年度にスミトモ ファーマ UK ホールディングス リミテッドの清算や旭友電子材料科技(無錫)有限公司の持分譲渡がありました。また、ベーラント ノースアメリカ LLCの商号変更と合併によるグループ再編も行われています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


住友化学は、グローバルに事業を展開する総合化学メーカーです。同社グループでは、従業員の安定した生活基盤を支えつつ、個々の成長を促すための人事制度や多様な働き方を推進しています。

従業員が長期的にキャリアを築き、能力を最大限に発揮できる環境づくりに注力していることがうかがえます。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、従業員の平均勤続年数が長く、平均年齢も比較的高い傾向にあります。これは、長期的な視点でのキャリア形成や人材の定着を重視する企業文化が背景にあることを示しています。

項目 数値
平均年間給与 9,585,195円
平均勤続年数 16.7年
平均年齢 42.4歳
単体従業員数 6,465人
連結従業員数 27,491人
単体のグループ内比率 23.5%


同社および一部の連結子会社では、従業員の退職給付に充てるため、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の制度を設けています。退職一時金制度もありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

退職給付債務は2,081億円、年金資産は3,835億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


住友化学は、人材を最重要の経営資源と位置づけ、高い意欲と能力を持つ人材の確保が事業運営の礎であると考えています。2025-2027年度中期経営計画の推進と持続的な成長実現のため、人材の確保と育成を長期的な視点で推進し、エンゲージメントの強化を目指しています。

同社の人事制度は職務・役割主義を基本骨格としており、担当する役割・責任の大きさと達成した業績、その過程で発揮した能力や行動を合わせて評価し、賃金等の処遇に反映しています。賞与は業績連動型で、個人配分は成績評価結果により決定される仕組みです。

人材戦略として、「競争力強化に向けた人事制度・施策」「人材獲得力の強化」「新成長戦略に沿った人員・組織の最適化」「自律的キャリア支援と育成促進」の4つの取り組みを進めています。また、グループ各社のグローバルな事業展開を支えるため、海外グループ会社のマネージャー以上を対象に、住友化学本体管理社員と共通の人事制度を導入し、グローバルポジションホルダー(GPH)に任命しています。

多様な人材の活用、人材の育成・成長、従業員の健康増進の3つの面から戦略を展開しており、「DE&I推進に関するグループ基本原則」を定め、多様な「知と経験」を活かし合う組織風土を醸成しています。教育体系「スミカ・ラーニングスクエア(SUMIKA Learning Square:SLS)」を整備し、全社員対象の基礎的プログラムや階層別教育、自発的な学びを支援する「手挙げ式研修」を提供しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。男性の育児休業等取得率は、本記事では数値を取得できていません。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 9.2%
男性の育児休業等取得率 -
男女の賃金差異(全労働者) 77.2%
男女の賃金差異(うち正規雇用労働者) 78.0%
男女の賃金差異(うちパートタイマー・有期労働者) 73.7%

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ ㈱イージーエス

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 2.4%
男性の育児休業等取得率 87.5%
男女の賃金差異(全労働者) 59.8%
男女の賃金差異(うち正規雇用労働者) 75.3%
男女の賃金差異(うちパートタイマー・有期労働者) 58.0%


▼ 広栄化学㈱

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 8.0%
男性の育児休業等取得率 80.0%
男女の賃金差異(全労働者) 81.1%
男女の賃金差異(うち正規雇用労働者) 81.8%
男女の賃金差異(うちパートタイマー・有期労働者) 32.0%


▼ 住化アグリテック㈱

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 2.6%
男性の育児休業等取得率 100.0%
男女の賃金差異(全労働者) 52.8%
男女の賃金差異(うち正規雇用労働者) 72.9%
男女の賃金差異(うちパートタイマー・有期労働者) 43.6%

グループ全体(連結)


算出基準は法定の算出方法と異なります。

指標 数値
管理社員(男性) 5,876人
管理社員(女性) 1,211人
管理社員(合計) 7,087人
管理社員女性比率 17.1%
一般社員(男性) 14,520人
一般社員(女性) 5,884人
一般社員(合計) 20,404人
一般社員女性比率 28.8%
総合計 27,491人

多様な人材の活用

指標 数値
管理社員登用者における女性比率 目標: 2023~2027年度の平均で15%以上, 実績: 16.3%
子が出生した男性社員の、育児休業もしくは育児関連諸休暇の取得状況(取得率) 目標: 95%以上, 実績: 97.9%
子が出生した男性社員の、育児休業もしくは育児関連諸休暇の取得状況(取得日数平均) 目標: 50日以上, 実績: 41.2日
外国人幹部人材の割合 20.2%
管理社員に占める経験者採用者(中途採用者)の比率 25.0%
障がい者雇用率 2.77%

人材の育成・成長

指標 数値
社員の能力、知識・スキル開発実施率 目標: 100%, 実績: 81.5%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


住友化学グループは、多岐にわたる化学製品とサービスを通じて、人々の暮らしや産業を支えるグローバルな事業を展開しています。幅広い分野で社会の課題解決に貢献している会社です。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、農薬や肥料、殺虫剤などを扱う「アグロ&ライフソリューション」、光学製品や半導体材料などを提供する「ICT&モビリティソリューション」、医薬品原薬や再生・細胞医薬を手がける「アドバンストメディカルソリューション」、合成樹脂や各種工業薬品などを製造する「エッセンシャル&グリーンマテリアルズ」、そして低分子医薬品に特化した「住友ファーマ」の5つの報告セグメントを中心に事業を展開しています。これらの事業は、生産・販売・研究を一体的に運営する事業部門制を採用しており、各事業部門が国内外の包括的な戦略を立案し、事業活動を進めています。収益は、それぞれのセグメントが提供する製品やサービスの販売から得ています。

同社グループはグローバルに事業を展開しており、日本以外の地域からの売上収益も相当な割合を占めています。特定の顧客に収益が集中する状況は見られません。

アグロ&ライフソリューション

農薬、肥料、農業資材、家庭用・防疫用殺虫剤、熱帯感染症対策資材、飼料添加物等の製造・販売を行っています。収益は、これらの製品の販売から得ています。前期に比べ売上収益は減少しましたが、コア営業利益は増加しました。

ICT&モビリティソリューション

光学製品、半導体プロセス材料、化合物半導体材料、タッチセンサーパネル、高純度アルミニウム・アルミナ、化成品、添加剤、エンジニアリングプラスチックス、電池部材等を提供しています。収益は、これらの製品の販売から得ています。前期に比べ売上収益、コア営業利益ともに減少しました。

アドバンストメディカルソリューション

高度化低分子医薬分野、医療用オリゴ核酸分野、再生・細胞医薬分野のCDMO(製法開発、製造受託)事業等を手がけています。収益は、これらの医薬関連製品やサービスの提供から得ています。前期に比べ売上収益、コア営業利益ともに減少しました。

エッセンシャル&グリーンマテリアルズ

合成樹脂、合成繊維原料、各種工業薬品、メタアクリル、合成樹脂加工製品、普通アルミナ、合成ゴム等を製造しています。収益は、これらの製品の販売から得ています。前期に比べ売上収益は減少しましたが、コア営業利益は改善しました。

住友ファーマ

低分子医薬品を提供しています。収益は、低分子医薬品の販売から得ています。前期に比べ売上収益、コア営業利益ともに増加しました。

その他の事業セグメント

電力・蒸気の供給、運送・倉庫業務等を行っています。収益は、これらのサービス提供から得ています。前期に比べ売上収益、コア営業利益ともに減少しました。

セグメント 売上収益(2025年3月期) 売上収益(2026年3月期) セグメント利益(2025年3月期) セグメント利益(2026年3月期) 利益率
エッセンシャル&グリーンマテリアルズ 9,039億円 6,834億円 △585億円 144億円 2.1%
ICT&モビリティソリューション 6,103億円 5,751億円 706億円 530億円 9.2%
アグロ&ライフソリューション 5,413億円 5,204億円 550億円 563億円 10.8%
住友ファーマ 3,985億円 4,533億円 353億円 1,084億円 23.9%
その他の事業セグメント 1,651億円 948億円 669億円 43.9億円 4.6%
アドバンストメディカルソリューション 725億円 724億円 39.7億円 28.2億円 3.9%

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの過去5期間の業績を見ると、売上収益は変動が見られるものの、直近の当連結会計年度では減少傾向を示しています。税引前利益および親会社の所有者に帰属する当期利益は、過去に大きな変動があり、損失を計上した期もありましたが、当連結会計年度では増加に転じています。営業活動によるキャッシュ・フローは安定した収入を継続しており、本業でのキャッシュ創出力は維持されている状況です。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上収益 2兆7,653億円 2兆8,953億円 2兆4,469億円 2兆6,063億円 2兆3,285億円
税引前利益 2,511億円 2.3億円 △4,628億円 581億円 1,161億円
税引前利益率 9.1% 0.0% △18.9% 2.2% 5.0%
親会社の所有者に帰属する当期利益 1,621億円 69.9億円 △3,118億円 386億円 609億円
1株当たり当期純利益(円) 99.16 4.27 △190.69 23.59 37.16

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上収益(連結)は、前期に比べ減少しています。また、従業員1人あたり営業利益(連結)も前期に比べ減少しました。これは、売上収益と営業利益がともに減少したため、1人あたりの利益創出能力も低下したことを示唆しています。連結従業員数は前期から減少しており、組織のスリム化や効率化が進められている状況がうかがえます。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上収益(連結) 89.0百万円 84.7百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 6.6百万円 5.5百万円

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


住友化学グループは、本業で安定した資金を稼ぎ出し、将来に向けた投資も行いつつ、手元資金を確保している状態です。財務基盤は着実に強化されており、安定した経営状況を示しています。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、自己資本比率が前期から増加し、手元資金も潤沢に確保されています。プライム市場の製造業平均と比較すると自己資本比率やROEは下回っていますが、着実に改善傾向にあります。これにより、事業活動を継続するための安定性が確保されていると言えます。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
自己資本 9,008億円 1兆86億円
自己資本比率 26.2% 29.6%
ROE(自己資本利益率) 4.1% 6.4%
現金及び現金同等物 2,098億円 2,086億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前利益が前連結会計年度を上回った一方で、運転資金の増加等により、前連結会計年度並みの収入となりました。投資活動によるキャッシュ・フローは、投資の取得による支出の増加により、前連結会計年度に比べ減少しました。財務活動によるキャッシュ・フローは、有利子負債の減少等により支出となりました。

この結果、フリー・キャッシュ・フローは前連結会計年度に比べ減少したものの、引き続き収入を確保しています。本業で安定的に資金を生み出し、投資活動も行いながら、財務活動で有利子負債の減少を進めている状況です。これは、事業の安定性と将来への投資余力を示すものであり、雇用や給与の安定性にもつながる財務状況と言えます。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 2,330億円 2,348億円
投資CF 852億円 △748億円
財務CF △3,008億円 △1,991億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 3,183億円 1,599億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループの事業は価格競争に晒されており、海外企業の国内市場参入や輸入品の流入等により、今後も厳しい価格競争に晒されるものと予想されます。価格競争を克服できない場合、経営成績並びに財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、同社グループの海外売上収益は売上収益の7割程度を占め、特定の地域での経済情勢の悪化や顧客企業の業績状況の変化等により、経営成績並びに財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループの海外における事業活動には、人材の採用と確保の難しさ等のリスクが内在しており、これらのリスクが顕在化した場合は、経営成績並びに財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

当連結会計年度において、事業構造改善費用として266億円を計上しています。この費用は事業再編・拠点統廃合・人員削減等に伴うものであり、転職先を検討する際に留意すべき情報です。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


住友化学は、創業以来の事業精神を基盤に、社会貢献と持続的成長を目指す企業です。革新的なソリューションを通じて、グローバルな存在感を発揮することを目指しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


住友化学は、創業以来「自利利他 公私一如」(住友の事業は、住友自身を利するとともに、国家を利し、かつ社会を利するものでなければならない)の事業精神を継承しています。この精神に基づき、長期的に目指す企業像を「Innovative Solution Provider」と定めています。

同社グループは、「食糧」「ICT」「ヘルスケア」「環境」を社会課題として設定しています。革新的なソリューションの創出と提供を通じて、グローバルに存在感のある会社であり続けることを目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、住友の事業精神「自利利他 公私一如」を企業風土の根幹としています。これは、自社の発展だけでなく社会への貢献も重視し、経済価値と社会価値を一体的に創出する考え方です。サステナビリティ推進基本原則では、「事業を通じて持続可能な社会の実現に貢献するとともに、自らの持続的な成長を実現する」ことを定義しています。

また、同社は「人こそ最重要の経営資源」という考えのもと、「人材確保」「公平・公正な処遇」「育成・成長」を人事理念としています。同社グループは「DE&I推進に関するグループ基本原則」を定め、多様な人材の個性や属性を尊重し、互いに活かし合う組織風土の醸成を目指しています。多様な発想と価値観は、同社グループの競争力の源泉の一つであると考えています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、2025年度を初年度とする中期経営計画において、複数の基本方針を掲げています。その中には、研究開発効率を高め戦略的な投資を実現するための「3つのXを基軸としたR&D戦略」が含まれています。具体的には、研究体制の再編や全社研究戦略会議の新設、研究企画部の新設、技術ロードマップの策定を進めています。

また、「新成長戦略を支える経営基盤の強化」として、生成AIの活用促進と高度化を推進しています。全社員が日常的にAIを活用する環境を浸透させることで事業競争力の強化につなげています。サステナビリティの観点からは、「経営として取り組む重要課題」を特定し、イノベーションの推進、DXによる競争力強化、人材の確保と育成・活用を重点テーマとしています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


住友化学は監査等委員会設置会社であり、取締役会は社外取締役を多く含む構成となっています。また、取締役会の下に役員指名委員会と役員報酬委員会を設置し、コーポレート・ガバナンスの強化を図っています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


住友化学の株主構成を見ると、筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行(信託口)であり、次いで日本カストディ銀行(信託口)が続きます。複数の信託銀行が上位に名を連ねており、機関投資家による保有が多い資本構成となっています。住友生命保険相互会社も主要な株主の一つです。

株主名 持株比率
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 14.29%
日本カストディ銀行(信託口) 5.55%
住友生命保険相互会社 4.31%
日本生命保険相互会社 2.48%
STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 2.06%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


住友化学の役員は14名(男性12名・女性2名)で構成され、女性役員比率は14.0%です。代表取締役社長は水戸信彰氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。

氏名 役職 主な経歴
岩田 圭一 代表取締役会長 1982年4月同社入社。執行役員、常務執行役員、専務執行役員を歴任し、2019年4月代表取締役社長社長執行役員に就任。2025年4月より現職。
水戸 信彰 代表取締役社長 1985年4月同社入社。理事知的財産部長、執行役員、常務執行役員を歴任。2025年4月社長執行役員、2025年6月より現職。
佐々木 啓吾 代表取締役 1986年4月同社入社。経理室部長、執行役員、常務執行役員を歴任。2025年4月専務執行役員、2025年6月より現職。
新沼 宏 取締役 1981年4月同社入社。総務部長、執行役員、常務執行役員、専務執行役員、取締役副社長執行役員を歴任。2026年4月より現職。
山口 登造 取締役 1991年4月同社入社。光学製品事業部長、執行役員、常務執行役員を歴任。2025年4月専務執行役員、2025年6月より現職。


社外取締役は、伊藤元重氏(JX金属取締役)、村木厚子氏(王子ホールディングス取締役)、市川晃氏(住友林業代表取締役会長)、野田由美子氏(ヴェオリア・ジャパン合同会社取締役会長)、加藤義孝氏(石油資源開発監査役)、米田道生氏(TOYO TIRE取締役)、神村昌通氏(弁護士)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会は社外取締役が過半数を占める構成となっています。社外取締役は、幅広い経験と見識に基づき、経営の監督と助言を通じてコーポレート・ガバナンスの強化に貢献しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


住友化学の役員報酬は、職務遂行に対する基礎的な「基本報酬」、連結業績と資本効率性を反映する「賞与」、そして株主との価値共有と中長期的なインセンティブを目的とした「株式報酬」で構成されています。監査等委員である取締役と社外取締役の報酬は基本報酬のみです。報酬水準は外部第三者機関の調査に基づき毎年見直されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
監査役 5名 30百万円 6.0百万円
うち社外監査役 3名 11百万円 3.7百万円


なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。また、総額には期中に退任した役員の報酬が含まれます。

個人別報酬が開示されている役員は、岩田圭一氏(1.57億円)、水戸信彰氏(1.36億円)、新沼宏氏(1.04億円)です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。


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