※本記事は、堺化学工業株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
堺化学工業は、連結子会社15社と非連結子会社2社で構成される同社グループの中核企業として、化学工業製品の製造販売を主な事業としています。電子材料から医療事業まで多岐にわたる製品群を展開し、幅広い産業分野に貢献しています。
単体従業員数は769名、連結従業員数は1,942名です。同社グループの事業セグメントは、電子材料、化粧品材料、有機化学品、衛生材料、受託加工、酸化チタン・亜鉛製品、樹脂添加剤、触媒、無機材料、医療事業、その他の11に分かれています。
主な国内グループ会社は、堺商事(電子材料)、カイゲンファーマ(医療事業)、大崎工業(その他)、レジノカラー工業(受託加工)、共同薬品(樹脂添加剤)などです。
直近では、酸化チタン事業の生産終了に伴い、関連する売上高と利益が減少しています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
堺化学工業は、化学素材を通じて社会の快適と安心を支える「化学でやさしい未来づくり」をミッションに掲げています。同社グループは、従業員一人ひとりの成長を支援し、多様な働き方を推進することで、活気ある職場環境の実現を目指しています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社では、従業員が長期的にキャリアを形成できる環境が整っている傾向が見られます。平均勤続年数と平均年齢から、安定して働き続ける社員が多いことがうかがえます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 6,544,836円 |
| 平均勤続年数 | 16.5年 |
| 平均年齢 | 41.7歳 |
| 単体従業員数 | 769人 |
| 連結従業員数 | 1,942人 |
| 単体のグループ内比率 | 39.6% |
同社は、従業員の退職給付に充てるため、確定給付型と確定拠出型の両制度を採用しています。確定給付型は給与や勤務期間に応じて給付額が決まる制度、確定拠出型は会社が拠出した資金を従業員が運用する制度です。これらの制度は、同社および連結子会社において、国内・海外の従業員に適用されています。
退職一時金制度もあり、給与と勤務期間に基づいた一時金または年金が支給されます。確定給付制度における退職給付債務は45.5億円、年金資産は22.2億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、中期経営計画「BEYOND2030」のもと、成長領域における事業展開を加速し、継続的な価値創出を行うため、経営戦略と整合したグループ横断の人材戦略を遂行しています。人材戦略の基本的な考え方として、成長領域の拡大に必要な専門性と変革推進力を高め、グループ内外の知見を結び付けることで、事業創出・製品開発・市場展開を一体的に推進できる最適配置と人材育成を目指しています。
具体的には、「基礎力・専門性の底上げ」「マネジメント力の強化」「次代の経営を担う経営人材の育成」「エンゲージメント向上と活力ある組織づくり」の4つの柱を基本方針としています。等級別研修や階層別・テーマ別研修を通じて基礎力とマネジメント力を高め、次代の経営を担う候補者には「心・技・体」を評価軸とした育成プログラムを提供しています。また、新事業創造プロジェクトやSAKAINNOVATION発表会、海外子会社への派遣などを通じた実践的な育成機会も設けています。
給与は役割等級制度に基づき決定され、管理職は5段階、基幹職(非管理職)は6段階の等級が設定されています。役割等級に応じた役割給に加え、基幹職には評価結果に基づく昇給額が加算される役割加算給、役職に応じた職責手当や子女養育手当などが支給されます。評価は半期ごとに行われ、夏冬の賞与、年1回の昇給、退職金ポイントに反映される仕組みです。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率 | 3.5% |
| 男性育児休業取得率 | 57.1% |
| 男女賃金差異(全労働者) | 77.4% |
| 男女賃金差異(正規雇用) | 76.1% |
| 男女賃金差異(非正規雇用) | 69.8% |
人々を幸せにする
当社グループ全体の人的資本に関する指標です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| リクルート社によるエンゲージメント調査(Geppoスコア) | 64.4 |
| 長時間労働人数(月60時間超) | 293人 |
| 休業4日以上の死傷者数 | 7人 |
| 労働損失日数 | 148日 |
| 新規採用者に占めるキャリア採用者の割合(経験者採用比率) | 71.1% |
| 中核人材に占める女性雇用率 | 18.4% |
| 管理職に占める女性雇用率 | 7.0% |
| 年次有給休暇取得率 | 82.3% |
| 男性育児休業取得率 | 76.5% |
地球環境を守る
当社グループ全体の環境に関する指標です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| CO2排出量削減率(2013年度比) | 31%削減(2024年度) |
| CO2排出量Scope3の把握 | 範囲確定と算定を実施 |
| 重大な環境事故発生件数 | 0件/年 |
| 産業廃棄物削減率(2021年度比) | 27%削減(2024年度) |
| 水使用量削減率(2021年度比) | 4%削減(2024年度) |
モノづくりで社会の課題を解決する
当社グループ全体の製品開発に関する指標です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 「Smart Material認定製品」開発件数 | 3件認定 |
透明で強固な経営体制を築く
当社グループ全体のガバナンスに関する指標です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 重大なコンプライアンス違反件数 | 0件/年 |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
堺化学工業は、化学工業製品の製造販売を主軸とし、多岐にわたる製品とサービスを提供する企業グループです。化学の専門技術を活かし、幅広い産業分野に貢献しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、化学工業製品の製造販売を主な事業とし、その他関連事業を展開しています。電子材料や樹脂添加剤、酸化チタン・亜鉛製品といった素材から、医療事業、化粧品材料まで、幅広い分野で製品を提供しています。収益は、各事業分野における製品の製造販売や受託加工から得ています。
電子材料
高純度誘電体材料や誘電体粉末などの製造販売を行っています。AIサーバー関連や車載向け製品が好調に推移し、売上高・利益ともに増加しています。
化粧品材料
UVケア化粧品材料である超微粒子酸化亜鉛や酸化チタンなどを製造販売しています。主要顧客向けや中国向けを中心に、出荷数量が大きく減少したため、売上高・利益ともに減少しました。
有機化学品
有機イオウ化合物や医薬品原薬・中間体などの製造販売を手掛けています。主力のレンズ向けや中国・欧州のセメント添加剤向けの販売数量が増加し、売上高は増加しました。
衛生材料
高吸収性ポリマーや通気性フィルムなどの各種衛生部材を製造販売しています。国内市場では販売数量が増加しましたが、海外では競争激化により販売数量が伸び悩みました。
受託加工
カラー舗装や塗工剤などの受託加工、混合・ろ過水洗・乾燥・焼成といった工程受託を行っています。新規提案や採算是正、新規案件の獲得により、売上高・利益ともに増加しました。
酸化チタン・亜鉛製品
ルチル型酸化チタンや酸化亜鉛などの製造販売を行っています。計画していた生産終了に伴う販売数量の減少により、売上高・利益ともに減少しました。
樹脂添加剤
金属石鹸や錫系安定剤などの製造販売を行っています。国内向けは需要が低調で、鉛系安定剤からの撤退もあり、売上高・利益ともに減少しました。
触媒
脱硝触媒や還元ニッケル触媒などを製造販売しています。ニッケル触媒は主要顧客への出荷数量が増加しましたが、脱硝触媒は火力発電所向けの大型案件が少なく販売数量が減少しました。
無機材料
硫酸バリウムや炭酸ストロンチウムなどを製造販売しています。売上高は減少しましたが、コストダウンや生産効率の向上、高付加価値製品の安定出荷により利益は増加しました。
医療事業
医療用医薬品、一般用医薬品、医療機器などの製造販売を行っています。医療用医薬品は販売数量が減少しましたが、医療機器は販売数量が増加しました。
その他事業
リン酸化合物や酢酸ニッケル、路面標示材などの販売・製造販売を行っています。
同社グループの売上高は日本が大部分を占めており、海外売上高の比率は約17.4%となっています。特定の顧客への売上高が連結売上高の10%以上を占めることはありません。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 樹脂添加剤 | 131億円 | 115億円 |
| 電子材料 | 100億円 | 114億円 |
| その他事業 | 102億円 | 104億円 |
| 酸化チタン・亜鉛製品 | 131億円 | 102億円 |
| 医療事業 | 83.2億円 | 83.9億円 |
| 有機化学品 | 66.4億円 | 71.8億円 |
| 受託加工 | 64.2億円 | 66.8億円 |
| 衛生材料 | 56.2億円 | 53.5億円 |
| 無機材料 | 51.8億円 | 51.0億円 |
| 触媒 | 31.9億円 | 34.6億円 |
| 化粧品材料 | 26.8億円 | 17.2億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの売上高は、過去5年間で概ね800億円台前半で推移しており、直近の連結会計年度では前年から減少しました。経常利益は変動が見られるものの、直近2期は増加傾向にあります。親会社株主に帰属する当期純利益は、過去に大幅な損失を計上した期があり、直近の連結会計年度では減損損失の計上により減少しました。一方で、営業活動によるキャッシュ・フローは直近2期で大きく増加しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 801億円 | 839億円 | 821億円 | 844億円 | 814億円 |
| 経常利益 | 88.4億円 | 48.5億円 | 30.7億円 | 62.8億円 | 65.5億円 |
| 経常利益率 | 11.0% | 5.8% | 3.7% | 7.4% | 8.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 67.5億円 | 23.4億円 | △70.9億円 | 50.1億円 | 27.5億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 407.06 | 144.85 | △437.65 | 309.21 | 176.42 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は前期から減少しています。一方で、従業員1人あたり営業利益(連結)は前期から増加しており、本業の収益性が改善している状況です。親会社株主に帰属する当期純利益は減損損失の影響を受けましたが、本業の稼ぐ力は向上している傾向が見られます。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 42.8百万円 | 41.9百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 3.1百万円 | 3.3百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
同社グループの財務状況は、安定した自己資本と潤沢な手元資金に支えられています。本業で着実に資金を生み出し、将来に向けた投資も行いつつ、健全な資金の流れを維持していることがうかがえます。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤は、高い自己資本比率と潤沢な手元資金によって安定しています。これは、事業環境の変化に対しても柔軟に対応できる財務的な強みを示しており、従業員の雇用や給与の安定性にもつながる要素です。ただし、ROEはプライム市場平均を下回る水準となっており、資本効率の改善が今後の課題として考えられます。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 794億円 | 789億円 |
| 自己資本比率 | 63.5% | 66.3% |
| ROE(自己資本利益率) | 6.6% | 3.5% |
| 現金及び預金 | 162億円 | 155億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローが当期に144.8億円の収入となり、前期から増加しています。これは主に減損損失の計上や棚卸資産の増減によるものです。投資活動によるキャッシュフローは△46.5億円の支出となり、前期に比べて支出額は減少しました。これは投資有価証券売却による収入の減少と有形固定資産売却による収入の増加が影響しています。その結果、本業で得た資金で投資を賄い、さらに余剰資金を生み出すフリーキャッシュフローは98.3億円のプラスとなっています。財務活動によるキャッシュフローは△105.9億円の支出となり、前期から支出額が増加しました。これは主に短期借入金の純増減額の増加、長期借入実行による収入の減少、自己株式取得による支出の増加によるものです。これらの資金の流れは、同社グループが本業で安定的に資金を創出し、健全な財務運営を行っていることを示しており、入社後の安定性や成長性にもつながる状況です。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 120.1億円 | 144.8億円 |
| 投資CF | △57.1億円 | △46.5億円 |
| 財務CF | △68.8億円 | △105.9億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 62.9億円 | 98.3億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、重油や非鉄金属などの原燃料、輸入に頼る原料、国内で調達先が限られる特殊な原料・資材等の価格高騰や供給の逼迫・遅延が生じるリスクを認識しています。また、海外事業展開に伴う外貨建取引において、為替レートが予想を超えて大幅に変動した場合、業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、事業遂行にあたり様々な法令や規制の適用を受けており、これらに違反した場合や社会的要請に反した行動等により、業績および財務状況に影響を及ぼす可能性があります。コンプライアンス研修やハンドブックの配付を通じて、従業員の法令違反や社会規範に反した行為等の発生可能性を低減するよう努めています。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
堺化学工業は、創業以来の技術革新と社会貢献の精神を基盤に、持続可能な未来社会の実現を目指す化学メーカーです。社員一人ひとりが能動的に活躍できる「わくわくカンパニー」を追求しています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
堺化学工業グループは、『グループの総合力を最大限に高め、社会のニーズにタイムリーに応える事業活動を展開する。以て盤石な経営基盤を構築し社会的貢献を希求する』ことを経営理念としています。
同社グループのミッションは、培った化学技術をベースとし、各ステークホルダーとともに持続可能なやさしい未来社会を実現するために創造を続ける会社であることです。
このミッションを実現するため、社員が日々ワクワクして働き、能動的で躍動感に溢れる「わくわくカンパニー」を目指しています。中長期的には「Smart Materialで社会に貢献できるエクセレントカンパニー」を目指す方針です。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
堺化学工業グループは、創業当初から「思いやりの心と技術革新で社会の快適と安心を支える素材(マテリアル)づくり」にこだわってきました。
同社グループは、サステナビリティとESG経営を推進し、社会課題を解決しながら経済的価値を創出することを目指しています。
社員が個人・組織課題の解決に向けて主体的に動くことで、社員一人ひとりが自分・仲間を信頼し、持続的に成長できる強い企業になることを目指す人的資本経営を推進しています。人材育成においては、「仕事に関係する社内外の関係者とコミュニケーションを活発にして事業化意識力を高める」ことや「多様な人材が健やかに働ける柔軟な環境を整備する」ことなどを基本方針としています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
堺化学工業グループは、2024年にスタートさせた中期経営計画『変革・BEYOND2030』において、「化学でやさしい未来づくり」をこれまで以上に体現すべく取り組んでいます。
重点項目の一つとして、品質・安全問題の再発防止策の徹底を掲げ、グループ全体で再発防止に向けた取り組みを進めています。
また、人的資本経営の取り組みを推進しており、2024年4月にはサスティナビリティ委員会の傘下に人的資本部会を設置しました。人権尊重の責任を果たすべく、「堺化学グループの人権基本方針」を策定し、人権デューディリジェンスの実行や救済メカニズムの構築などにも注力しています。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
堺化学工業は監査役会設置会社として、透明かつ公正な経営体制の実現を目指しています。経営の意思決定・監督機能と業務執行機能を分離するため、執行役員制度を導入しています。これにより、業務執行の責任と権限を明確にし、経営の機動性を高めることでコーポレート・ガバナンスの強化を図っています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
同社の株主構成を見ると、機関投資家や信託銀行が上位を占める傾向にあります。これは、幅広い投資家層に支えられている資本構成を示しています。また、取引先持株会も上位株主として名を連ねています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 14.90% |
| 日本カストディ銀行(信託口) | 8.90% |
| CEPLUX-THE INDEPENDENT UCITS PLATFORM 2 (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 6.98% |
| RE FUND 107-CLIENT AC (常任代理人 シティバンク、エヌ・エイ東京支店) | 2.87% |
| 明治安田生命保険相互会社 | 2.75% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は11名(男性10名・女性1名)で構成され、女性役員比率は9.1%です。代表取締役社長執行役員は矢倉敏行氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 矢倉 敏行 | 代表取締役社長 執行役員 | 1988年4月同社入社。経営企画室長、人事総務部長、管理本部長を歴任し、2022年6月より代表取締役社長執行役員に就任し現職。 |
| 岡本 康寛 | 取締役 執行役員 小名浜事業所長 生産技術本部長 | 1987年4月同社入社。無機材料事業部製造部長、生産技術本部長兼堺事業所長、小名浜事業所長などを経て、2024年6月より取締役執行役員小名浜事業所長兼生産技術本部長に就任し現職。 |
| 服部 浩之 | 取締役 執行役員 経営戦略本部長 経理部長 情報システム部長 | 1988年4月同社入社。カイゲンファーマ㈱で業務管理部長、総務部長兼管理部長、取締役総務部長を歴任。2020年6月同社取締役経営戦略本部副本部長兼経理部長、2023年6月より取締役執行役員経営戦略本部長兼経理部長、2026年4月より情報システム部長を兼務し現職。 |
| 真柄 光一郎 | 取締役 執行役員 研究開発本部長 | 1990年4月同社入社。機能材料部長、小名浜事業所松原工場長を歴任。2022年6月執行役員研究開発本部副本部長を経て、2024年6月より取締役執行役員研究開発本部長に就任し現職。 |
社外取締役は、伊藤善計氏(元味の素㈱理事・カンロ㈱社外取締役)、松田充功氏(元アステラス製薬㈱上席執行役員・コンサルティング業)、宮川壽夫氏(元大阪市立大学大学院経営学研究科教授・昭和女子大学客員教授・㈱杉村倉庫社外取締役監査等委員)、浜崎佳子氏(元パナソニック ホールディングス㈱理事・㈱今仙電機製作所社外取締役)です。
同社は監査役会設置会社であり、取締役8名のうち4名が社外取締役で構成されています。社外取締役は、それぞれの専門知識と豊富な経験を活かし、独立した立場から経営への助言と監督を行っています。これにより、ガバナンスの強化と企業価値の向上を目指しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
同社の役員報酬制度は、株主との価値共有を促進し、客観性と透明性を備えた上で、優秀な人材を確保・維持できる水準を考慮しています。持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を促す報酬体系を基本方針としています。取締役の報酬は基本報酬、賞与、株式報酬で構成され、社外取締役は独立性確保の観点から基本報酬のみで構成されています。賞与は各事業年度の業績や中期経営計画の達成度合いに応じて変動し、株式報酬は譲渡制限付株式を利用して株主との価値共有と企業価値向上への貢献意欲を高めることを目的としています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 4名 | 1.5億円 | 38.0百万円 |
| 監査役(社外除く) | 1名 | 15百万円 | 15.0百万円 |
| 社外取締役 | 5名 | 33百万円 | 6.6百万円 |
| 社外監査役 | 2名 | 20百万円 | 10.0百万円 |
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。上記の株式報酬は、譲渡制限付株式報酬として当事業年度に費用計上された額です。この譲渡制限付株式報酬は、取締役が同社株式を継続して保有することにより、取締役に対して同社の企業価値の持続的な向上を図るインセンティブを与えるとともに、株主の皆様との一層の価値共有を進めることを目的として、2018年6月27日開催の第123回定時株主総会において1事業年度120百万円を上限額として承認されたものです。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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