※本記事は、住友ベークライト株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月22日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は IFRS です。
1. 企業概要:どんな会社?
住友ベークライトは、半導体関連材料、高機能プラスチック、クオリティオブライフ関連製品の製造および販売を主軸とする事業活動を展開しています。同社グループは、子会社48社および関連会社5社で構成されています。
単体従業員数は1,684名、連結従業員数は7,524名です。同社グループの報告セグメントは、半導体関連材料、高機能プラスチック、クオリティオブライフ関連製品の3つです。
主な国内グループ会社は、九州住友ベークライト、秋田住友ベーク、サンベーク、山六化成工業、SBカワスミなどです。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
住友ベークライトは、プラスチックの総合メーカーとして、半導体やモビリティ、医療機器分野など幅広い領域で社会課題解決に貢献しています。同社グループは「プラスチックの可能性を広げることで、持続可能な社会を実現する」というパーパスを掲げ、サステナビリティ経営を通じて企業価値向上を目指しています。多様な人材が活躍できる環境づくりや、DX推進によるイノベーション創出にも力を入れています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社では、従業員の平均勤続年数が長く、平均年齢も比較的高めであることから、安定した環境で長期的にキャリアを築いている人材が多い傾向が見られます。これは、同社が従業員の定着を重視し、働きやすい環境を提供していることの表れと言えるでしょう。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 8,170,000円 |
| 平均勤続年数 | 22.0年 |
| 平均年齢 | 46.7歳 |
| 単体従業員数 | 1,684人 |
| 連結従業員数 | 7,524人 |
| 単体のグループ内比率 | 22.4% |
退職給付制度として、給与や勤続年数に応じて給付額が決まる確定給付型と、会社が拠出した資金を従業員が運用する確定拠出型の両方を設けています。これらの制度は、国内および海外の従業員給付に充てられています。
退職一時金制度も存在します。ただし支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。なお、退職給付債務は331億円、年金資産は409億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
住友ベークライトグループは、経営戦略と連動した人材戦略を推進しており、従業員一人ひとりの成長が事業の持続的成長の源泉であると考えています。人材戦略に関する基本方針や従業員の給与その他の給付の額および内容については、サステナビリティに関する考え方及び取組の中で示されています。
同社グループは、経営の重要課題の一つとして「DE&I」(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を掲げ、多様な人材が個性や能力を発揮し、公正な機会のもとで活躍できる会社を目指しています。特に女性の活躍推進を第一歩とし、ライフイベントとキャリアを両立しながら高い職位を目指せるよう、各種施策を講じています。具体的には、DE&I推進室の設置や、次世代幹部候補となる女性社員のキャリア形成を支援する「サポーター役員制度」の試行などを行っています。
人材育成においては、「SBスクール」と銘打った体系的な教育研修を提供し、全従業員を対象に持続的成長に必要な知識とスキルを学ぶ場を設けています。また、「住友ベークライト流自立的人材像」として、成長志向型、変革志向型、チーム型、プロフェッショナル人材を育成目標としています。中期経営計画に基づき、360°評価を活用したリーダーシップ教育やマネジメント教育の充実に重点的に取り組んでいます。さらに、DX推進のため、データサイエンスを活用したイノベーションを推進し、高度なデジタルスキルを有する人材の育成と活躍促進に努めています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。連結グループにおける記載が困難なため、提出会社単体の数値を記載しています。パート労働者の賃金はフルタイム労働者の所定労働時間をもとに換算されています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | 5.9% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 95.7% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) | 70.7% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) | 70.6% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) | 67.9% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ SBカワスミ㈱
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | 8.8% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) | 72.6% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) | 73.0% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) | 66.0% |
多様性の推進
提出会社単体の数値を記載しています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率(単体) | 5.9% |
| 男性育児休業取得率(単体) | 95.7% |
| キャリア採用比率(単体) | 32.6% |
| 障がい者雇用率 | 2.78% |
人材育成の充実化
提出会社単体の数値を記載しています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 360°評価に基づく教育の受講者数 | 58名 |
| マネジメント教育受講者数 | 56名 |
DXに関する取り組み
提出会社単体の数値を記載しています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| データサイエンティスト認定者 | 78名 |
| データサイエンススキル保有者 | 239名 |
環境・社会価値の創造
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| SDGs貢献製品売上収益比率 | 68.5% (見込み) |
| 温室効果ガス(GHG)排出量削減率 | 50% (見込み) |
価値創造のアクセル
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 「One Sumibe活動」の成果として、顧客とテーマ化した件数/年 | 11件 |
| 事業部横断で取り組むインハウス展示会数/年 | 8回 |
| プロジェクト実施数 | 6件 |
| 人生産性:生産部門 | 1.25 |
| 人生産性:管理部門 | 1.2 |
事業を継続する基盤
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 重篤な労働災害(/年) | 0件 |
| 火災・爆発による操業停止事故(/年) | 0件 |
| 外部流出漏洩事故(/年) | 0件 |
| 重大品質クレーム(/年) | 0件 |
| コンプライアンス研修受講率 | 100% |
| 重大なコンプライアンス違反(/年) | 0件 |
| 重大なインシデント(/年) | 0件 |
| 研修受講率 | 100% |
| 対応訓練(/年) (単体) | 2回 |
| サステナブル調達率 | 91% |
| 3TGに関するRMAP適合精錬所使用率 | 100% |
| 取締役会の構成、運営のあり方の観点を含めた実効性の継続的向上 | 実効性評価の実施と重点課題実施完了 |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
住友ベークライトは、半導体関連材料、高機能プラスチック、クオリティオブライフ関連製品の3つの事業セグメントを中心に、多岐にわたる製品の製造・販売を手掛けています。同社グループの事業活動は、国内外の関係会社とともに展開されており、それぞれの専門分野で市場に貢献しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、主に製品の製造・販売を通じて収益を得ています。製品が顧客へ納品された時点で収益を計上するモデルであり、顧客は製品の支配が移転した時点で便益を得られる仕組みです。特定の顧客への収益集中は見られず、複数の事業セグメントがバランス良く収益を上げています。
半導体関連材料
このセグメントでは、半導体封止用エポキシ樹脂成形材料、半導体用感光性材料、半導体用ボンディングペースト、半導体基板材料といった製品を提供しています。収益は、これらの半導体関連製品の製造および販売から得ています。
高機能プラスチック
高機能プラスチックセグメントでは、工業用樹脂、成形材料、成形品、積層板、航空機部品などを手掛けています。収益は、幅広い産業分野で使用される高機能プラスチック製品の製造および販売から得ています。
クオリティオブライフ関連製品
このセグメントは、医療機器および医薬品、診断薬およびバイオ関連製品、フィルム・シート、産業機能性材料、防水シート関連製品を提供しています。収益は、人々の生活の質向上に貢献する多様な製品の製造および販売から得ています。
その他の事業セグメント
その他の事業セグメントには、試験研究の受託や土地の賃貸などが含まれています。
| セグメント | 売上収益(2025年3月期) | 売上収益(2026年3月期) |
|---|---|---|
| クオリティオブライフ関連製品 | 1,072億円 | 1,072億円 |
| 半導体関連材料 | 913億円 | 1,064億円 |
| 高機能プラスチック | 1,056億円 | 1,057億円 |
| その他の事業セグメント | 7.7億円 | 7.9億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの業績は、直近5年間で売上収益、事業利益、営業利益、親会社の所有者に帰属する当期利益ともに増加傾向を示しています。特に当期は、半導体用途の旺盛な需要が売上収益の増加に寄与しました。事業利益は高付加価値品の販売注力や販売価格適正化による収益構造改善効果が表れ、営業利益は前期に計上された減損損失等の反動もあり、大幅な増加となりました。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上収益 | 2,631億円 | 2,849億円 | 2,873億円 | 3,048億円 | 3,199億円 |
| 税引前利益 | 259億円 | 267億円 | 315億円 | 286億円 | 388億円 |
| 税引前利益率 | 9.8% | 9.4% | 11.0% | 9.4% | 12.1% |
| 親会社の所有者に帰属する当期利益 | 183億円 | 203億円 | 218億円 | 193億円 | 280億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 194.43 | 215.59 | 233.66 | 208.91 | 319.52 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上収益(連結)は、当期に42.5百万円となりました。また、従業員1人あたり営業利益(連結)は4.7百万円となっています。これらの数値は、同社グループが従業員一人ひとりの貢献を通じて効率的に収益を上げ、利益を創出している状況を示しています。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上収益(連結) | - | 42.5百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | - | 4.7百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
住友ベークライトグループは、強固な財務基盤を維持し、本業で得た資金で投資を賄いながら、安定した資金の流れを確保しています。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループは、自己資本比率が高く、財務基盤が安定している状況です。ROE(自己資本利益率)はプライム市場平均と比較してやや低い水準ですが、前期から改善傾向にあります。手元資金である現金及び現金同等物も増加しており、不況時への耐性も備えていると言えます。このような財務状況は、入社後の雇用や給与の安定性につながる要素となります。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 自己資本 | 2,907億円 | 3,472億円 |
| 自己資本比率 | 69.6% | 71.7% |
| ROE(自己資本利益率) | 6.5% | 8.8% |
| 現金及び現金同等物 | 1,035億円 | 1,248億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループの営業活動によるキャッシュ・フローは、税引前利益の増加があった一方で、営業債権及びその他の債権の増減額やその他の項目が減少したことにより、前期から減少しています。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出がほぼ横ばいであるものの、投資有価証券の売却による収入が増加したことなどにより、支出が減少しました。財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得による支出が大幅に減少したことにより、支出が減少しています。
これらの結果、フリーキャッシュ・フローはプラスを維持しており、本業で得た資金で投資を賄い、余剰資金を生み出している状況です。この資金状況は、同社グループが安定した事業運営を継続し、将来の成長に向けた投資余力を確保していることを示しており、従業員の雇用や給与の安定性にも寄与すると考えられます。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 437億円 | 350億円 |
| 投資CF | △156億円 | △79億円 |
| 財務CF | △449億円 | △136億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 281億円 | 271億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループの売上収益は、主に半導体用途の旺盛な需要に支えられています。特定の用途への依存は、市場変動の影響を受ける可能性があります。また、前期には高機能プラスチックセグメントの北米拠点での減損損失や国内生産拠点集約費用を計上しており、特定のセグメントにおける収益構造の改善が継続的な課題となっています。
③ 人材・組織に関するリスク
人材・組織に関するリスクの記載はありません。
④ 雇用安定性・リストラ
事業構造改革引当金の計上額は6.9億円です。この費用は事業再編・拠点統廃合・人員削減等に伴うものであり、転職先を検討する際に留意すべき情報です。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
住友ベークライトは、社会の進運と民生の向上に貢献することを基本方針とし、持続可能な社会の実現を目指して事業を展開しています。お客様との価値創造を通じて「未来に夢を提供する会社」となることをビジョンに掲げています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社グループは、「信用を重んじ確実を旨とし、事業を通じて社会の進運及び民生の向上に貢献すること」を基本方針としています。パーパスは「プラスチックの可能性を広げることで、持続可能な社会を実現する」と定めています。お客様との価値創造を通じて「未来に夢を提供する会社」となることをビジョンに掲げています。中期方針としては、“ニッチ&トップシェア”を目指し、価値創造につながるポートフォリオ改革に挑戦するとしています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、基本方針(経営理念)に基づき、パーパスに向かって事業活動を行うことで企業価値の向上を目指しています。経営の重要課題(マテリアリティ)として「環境・社会価値の創造」を掲げ、これを推進する「価値創造のアクセル」として顧客との共創、イノベーション、人的資本(人材の活躍)経営、DXを位置付けています。また、事業を継続する基盤として安全衛生、製品責任、コンプライアンス、サイバーセキュリティ、人権尊重、サステナブル調達、コーポレート・ガバナンスを重視しています。
同社グループは、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)を重要な課題とし、多様な人材が個性や能力を発揮し、公正な機会が提供され、相互理解と尊重のもとで活躍できる会社を目指しています。求める人材像として「住友ベークライト流自立的人材像」を掲げています。具体的には、成長志向型人材、変革志向型人材、チーム型人材、プロフェッショナル人材を求めています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、中長期的な経営戦略として「資本コストと企業価値の持続的向上」を掲げ、サステナビリティの観点から「経営の重要課題(マテリアリティ)」を設定しています。中期戦略では、製品構成を最適化し既存事業の収益力を強化すること、SDGsに則した環境的・社会的価値を有する新商品/新ソリューションを創出すること、個人の自律性と組織の一体感を高め全社力を最大化することに取り組んでいます。
将来成長を見据え、新製品/新ソリューション創出に向けた研究開発、DX、GX対応に積極的に資本投下する方針です。フェノール樹脂産業におけるサーキュラーエコノミーの取り組みである「リフェノール(REPHENOL)」活動を推進しています。医療機器事業では国内販売の強化と海外販路拡大、生産体制の強化と効率化、収益性改善に取り組んでいます。バイオ事業では培養器材および生体模倣システムの拡販を通じて事業基盤の強化を目指しています。フィルム・シート事業では各製品のグローバル展開を推進し、リサイクル可能な製品ラインアップの強化に努めています。産業機能性材料事業および防水関連事業では、付加価値の高い戦略製品の拡販とポリカーボネート事業の統合を進めています。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
住友ベークライトは監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会がそれぞれの役割を果たす体制です。執行役員制度を導入し、業務執行の迅速化と責任の明確化を図っています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
住友ベークライトの株主構成は、信託銀行や事業会社が上位を占める特徴があります。筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行(信託口)であり、次いで住友化学が主要株主となっています。複数の機関投資家が上位に名を連ねる資本構成です。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 13.39% |
| 住友化学 | 10.55% |
| 日本カストディ銀行(信託口) | 8.10% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505001 | 7.57% |
| GIC PRIVATE LIMITED - C | 7.43% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は13名(男性11名・女性2名)で構成され、女性役員比率は15.0%です。代表取締役社長は鍜治屋伸一氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 藤原 一彦 | 代表取締役会長 | 1980年同社入社後、バイオ製品開発やS-バイオ事業部長、高機能プラスチック製品事業本部長などを歴任。2018年代表取締役社長を経て、2025年6月より代表取締役会長より現職。グリーンケミカルズ代表取締役も務める。 |
| 鍜治屋 伸一 | 代表取締役社長 社長執行役員 | 1989年同社入社後、情報通信材料営業本部長、マテリアルズソリューション営業本部長などを歴任。2024年6月より取締役、2025年6月より代表取締役社長 社長執行役員より現職。 |
| 稲垣 昌幸 | 代表取締役副社長執行役員 | 1982年同社入社後、蘇州住友電木有限公司事務従事、宇都宮工場長、生産技術本部長などを歴任。2015年6月より取締役、2021年4月より副社長執行役員、2022年6月より代表取締役より現職。 |
| 小林 孝 | 取締役専務執行役員 | 1987年同社入社後、南通住友電木有限公司総経理、医療機器事業本部長などを歴任。2018年6月より取締役、2023年4月より専務執行役員より現職。住友倍克澳門 Chairmanなども務める。 |
| 倉知 圭介 | 取締役専務執行役員 | 1985年同社入社後、九州住友ベークライト代表取締役、宇都宮工場長などを歴任。2022年6月より取締役、2023年4月より専務執行役員より現職。台湾住友培科董事長なども務める。 |
| 平井 俊也 | 取締役常務執行役員 | 1986年住友化学工業入社後、2022年7月同社執行役員経営戦略企画室長に就任。2023年6月より取締役、2023年4月より常務執行役員より現職。 |
社外取締役は、松田和雄氏(元日本精工取締役代表執行役専務・指名・報酬委員会委員)、永島惠津子氏(公認会計士永島会計事務所代表・指名・報酬委員会委員)、若林宏之氏(元デンソー代表取締役副社長・指名・報酬委員会委員)です。
同社は監査役会設置会社であり、取締役の職務執行を監査役および監査役会が監視する体制です。また、独立社外取締役が過半数を占める指名・報酬委員会を任意に設置し、取締役の指名・報酬等の決定プロセスにおける独立性・客観性を強化しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
住友ベークライトの役員報酬は、中長期的な企業価値向上へのインセンティブとして設計されています。報酬は、役位に応じた固定報酬である月額報酬、長期ビジョン達成度に応じた業績連動報酬である賞与、および株主との価値共有を促進する非金銭報酬である株式報酬で構成されています。社外取締役の報酬は、業務執行から独立した立場を考慮し、月額報酬のみとなっています。取締役(社外取締役を除く)の報酬構成比率は、月額報酬50%、賞与40%、株式報酬10%を目安としています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 6名 | 4.6億円 | 77.3百万円 |
| 監査役(社外除く) | 2名 | 55百万円 | 27.5百万円 |
| 社外役員 | 5名 | 58百万円 | 11.6百万円 |
個人別報酬が開示されている役員は、藤原一彦氏(1.10億円)、鍜治屋伸一氏(1.02億円)です。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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