※本記事は、太陽誘電株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月23日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
太陽誘電グループは、コンデンサ、インダクタ、複合デバイスなどの電子部品を製造販売する電子部品事業を展開しています。子会社29社と関連会社1社で構成されています。
単体従業員数は2,803名、連結従業員数は20,604名です。同社グループは電子部品事業の単一セグメントで事業を展開しています。
主な国内グループ会社は、太陽誘電ケミカルテクノロジー(電子部品の製造販売)、サンヴァーテックス(人材派遣及び業務請負)、福島太陽誘電(電子部品の製造)などです。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
太陽誘電グループは、電子部品事業をグローバルに展開しており、その事業特性から安定性と専門性を重視した働き方が期待できる環境です。従業員が長く活躍できるような人材戦略と制度が整備されています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社では、比較的長く勤める従業員が多く、落ち着いた年齢構成であることがうかがえます。これは、長期的なキャリア形成を支援する環境があることを示唆しています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 6,616,000円 |
| 平均勤続年数 | 16.4年 |
| 平均年齢 | 41.5歳 |
| 単体従業員数 | 2,803人 |
| 連結従業員数 | 20,604人 |
| 単体のグループ内比率 | 13.6% |
同社グループは、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の両方の退職給付制度を採用しています。これらの制度は、当社及び国内連結子会社、一部の連結子会社に適用され、在外連結子会社は国際会計基準(IFRS)に従い会計処理されています。
退職一時金制度はありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。なお、確定給付制度における退職給付債務は103億円、年金資産は25.4億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、人材を企業価値創造における最も重要な基盤と位置づけ、中期経営計画における全社方針及び事業戦略の実行を人材面から支えることを基本的な人材戦略としています。サステナビリティに関する重要な課題として人的資本を特定し、中期経営計画2030において具体的な施策と数値目標を定めています。
従業員の給与については、役割・責任の内容、個人の能力発揮・成果、会社業績及び外部労働市場の水準等を総合的に勘案して決定する方針です。サステナビリティ委員会がマテリアリティに関する審議を行い、その内容は社長執行役員より取締役会へ報告され、適切に審議されています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体のデータを示します。管理職に占める女性労働者の割合は2026年4月1日時点、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異は2026年3月31日時点の数値です。労働者の男女の賃金の差異は、賃金制度・体系において性別による差異はなく、主に男女間の管理職比率及び雇用形態の差異等によるものです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 7.7% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 83.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 73.6% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) | 73.6% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち非正規労働者) | 68.2% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。各社の管理職に占める女性労働者の割合は2026年4月1日時点、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異は2026年3月31日時点の数値です。労働者の男女の賃金の差異は、賃金制度・体系において性別による差異はなく、主に男女間の管理職比率及び雇用形態の差異等によるものです。
▼ 太陽誘電ケミカルテクノロジー㈱
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 5.9% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 83.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 82.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) | 82.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち非正規労働者) | 88.4% |
▼ 福島太陽誘電㈱
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 0.0% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 0.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 69.8% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) | 70.9% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち非正規労働者) | 55.3% |
▼ 新潟太陽誘電㈱
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 4.8% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 97.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 79.9% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) | 80.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち非正規労働者) | 65.8% |
グループ全体(連結)
当社及び国内連結子会社を対象とした集計値です。管理職に占める女性労働者の割合は2026年4月1日時点、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異は2026年3月31日時点の数値です。労働者の男女の賃金の差異は、賃金制度・体系において性別による差異はなく、主に男女間の管理職比率及び雇用形態の差異等によるものです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 7.0% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 88.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 71.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) | 77.2% |
| 労働者の男女の賃金の差異(うち非正規労働者) | 74.5% |
当社グループ全体の管理職に占める女性労働者の割合は19.1%であり、在外連結子会社では31.4%となっています。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
太陽誘電は、コンデンサ、インダクタ、複合デバイスといった電子部品の製造販売を主軸とする電子部品事業を展開しています。同社グループは、国内外のセットメーカーや販売会社に製品を供給し、電子機器の進化を支える基盤技術を提供しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、電子部品事業の単一セグメントとして事業を運営しています。国内外に製造関係会社や販売関係会社を擁し、原材料や半製品の供給から完成品の製造、そして販売までを一貫して行っています。特定の顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の10%以上を占めることはなく、幅広い顧客基盤を持つことがうかがえます。
同社グループの収益は、主に電子部品の製造販売から得られています。製品別に見ると、積層セラミックコンデンサなどが含まれるコンデンサ事業が最大の収益源となっています。次いで、巻線インダクタや積層インダクタなどの各種インダクタ事業が収益に貢献しています。
当連結会計年度においては、自動車や情報インフラ・産業機器向けの売上が増加したことにより、コンデンサ事業の売上は前期から増加しました。インダクタ事業も、民生機器や情報機器向けの売上が増加し、前期から売上を伸ばしています。一方で、通信用デバイスや回路モジュールが含まれる複合デバイス事業、およびアルミニウム電解コンデンサなどが含まれるその他事業は、前期から売上が減少しています。
同社グループは、中長期的な成長に向けて自動車、情報インフラ・産業機器といった市場に注力し、ハイエンド商品や高信頼性商品といった高付加価値な電子部品の創出を目指しています。主力である積層セラミックコンデンサのさらなる成長に加え、インダクタを第二の柱として強化し、バランスの取れた事業体質の構築を進めています。また、為替レートの変動が営業外収益に影響を与えるなど、為替変動リスクも存在します。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| コンデンサ | 2,321億円 | 2,518億円 |
| インダクタ | 615億円 | 643億円 |
| その他 | 248億円 | 245億円 |
| 複合デバイス | 230億円 | 148億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの直近5期間の業績を見ると、売上高は増加傾向にあります。特に当連結会計年度は、前期に比べて売上高が伸びています。
利益面では、当連結会計年度において、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前期から大きく増加しました。特に親会社株主に帰属する当期純利益は大幅な増加を示しており、収益性が大きく改善していることがうかがえます。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 3,496億円 | 3,195億円 | 3,226億円 | 3,414億円 | 3,553億円 |
| 経常利益 | 722億円 | 348億円 | 138億円 | 105億円 | 241億円 |
| 経常利益率 | 20.6% | 10.9% | 4.3% | 3.1% | 6.8% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 544億円 | 232億円 | 83.2億円 | 23.3億円 | 148億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 433.46 | 186.32 | 66.75 | 18.67 | 118.49 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたりの売上高は、前期に比べて当期は増加しています。また、従業員1人あたりの営業利益も前期から大きく増加しており、生産性の向上が見られます。これらの指標の改善は、同社グループが事業活動を通じて効率的に収益を生み出す力が強まっていることを示唆しています。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 16.4百万円 | 17.2百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 0.5百万円 | 1.0百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
同社グループは、安定した財務基盤を築き、事業活動で得た資金を効率的に活用している状況がうかがえます。本業で安定的に資金を生み出し、成長のための投資を行いながらも、手元に余剰資金を確保している状況です。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤は、自己資本比率がプライム市場の製造業平均を上回る水準で推移しており、安定した状態を示しています。手元資金も増加傾向にあり、事業運営における資金的な余裕がうかがえます。ROEはプライム市場平均を下回っていますが、安定した財務状況は、長期的な視点で安心して働ける環境の基盤となります。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 3,192億円 | 3,444億円 |
| 自己資本比率 | 55.6% | 56.0% |
| ROE(自己資本利益率) | 0.7% | 4.5% |
| 現金及び預金 | 782億円 | 1,001億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローが581億円の収入となり、前期から増加しています。これは主に税金等調整前当期純利益や減価償却費の計上によるものです。投資活動によるキャッシュフローは257億円の支出となっており、固定資産の取得による支出が主な要因です。
その結果、事業活動で得た資金から投資活動に必要な資金を差し引いたフリーキャッシュフローは324億円のプラスとなっています。財務活動によるキャッシュフローは68億円の支出となり、配当金の支払いが主な要因です。
これらの状況は、同社グループが本業で安定的に資金を生み出し、成長のための投資を行いながらも、手元に余剰資金を確保していることを示しています。これは、将来にわたる雇用や給与の安定性、そして事業成長の基盤となる状況です。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 339億円 | 581億円 |
| 投資CF | △635億円 | △257億円 |
| 財務CF | 30億円 | △68億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △296億円 | 324億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、電子機器市場の厳しい競争環境と技術変化の速さ、商品ライフサイクルの短縮による顧客の在庫・生産計画の変動が、受注に大きな影響を及ぼすリスクを認識しています。また、電子部品市場における価格下落傾向も事業収益に影響を与える可能性があります。
さらに、グローバルな事業展開に伴う海外事業リスクや為替変動リスクも挙げられています。政治的・経済的に不安定な地域での事業活動や、急激な為替変動が業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、研究開発、生産、販売、経営管理等において優秀な人材の貢献に大きく依存しており、優秀な人材の確保における競争が激しいことをリスクとして挙げています。在籍する従業員の流出防止や新たな人材の獲得ができない場合、非効率的な経営に陥り、製品の競争力が低下する可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
同社グループは当連結会計年度に、特別損失として事業構造改善費用14.6億円を計上しています。この費用は事業再編・拠点統廃合・人員削減等に伴うものであり、転職先を検討する際に留意すべき情報です。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
太陽誘電グループは、「おもしろ科学で より大きく より社会的に」をミッションに掲げ、経済価値と社会価値の両立を通じて企業価値向上を目指しています。電子部品メーカーとして存在意義のあるポジションを確立することを追求する企業です。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社グループは、「おもしろ科学で より大きく より社会的に」をミッションに掲げています。
このミッション実現のため、経済価値と社会価値を両輪として企業価値向上を図ることを目指しています。
電子部品メーカーとして存在意義のあるポジションを確立することを目標としています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、経済価値と社会価値の向上を重視する企業風土を持っています。
中期経営計画2030において、マテリアリティ(重要課題)を設定し、具体的な施策と目標を定めています。
サステナビリティ活動を推進するため、社長執行役員が委員長を務めるサステナビリティ委員会を設置し、課題解決に向けた審議を行っています。
取締役会はESG・サステナビリティを含むマテリアリティに関する知識・経験・専門性をバランスよく備えた構成となっています。
環境・社会課題については、リスクをリスト化し、法規制の順守手順やリスク低減対策を立案・実施することで、リスクの発生予防と最小化に努めています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、中長期の観点から自動車、情報インフラ・産業機器市場における電子部品需要の拡大に対応することを課題としています。
機器の技術進化に貢献できる競争優位性の高い最先端商品をいち早く開発し、高性能・高信頼な商品の販売推進に努めています。
ものづくり力の向上や分散生産の体制構築、AIなどを活用した生産効率の改善にも取り組んでいます。
また、不透明な国際情勢や大規模な自然災害、物価上昇などによる経営環境の変化に対し、多角的な情報収集と顧客・サプライヤーとの連携強化により影響を最小限に抑えることに努めています。
「中期経営計画2030」では、マテリアリティ(重要課題)を設定し、気候変動への対応としてGHG(温室効果ガス)排出量削減に取り組んでいます。
さらに、生産性と企業価値向上に貢献できる人材を育成するための取り組みを加速し、社会価値向上を目指しています。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
太陽誘電は、戦略策定と監督機能の強化、業務執行の機動性向上を目的として、監査等委員会設置会社を採用しています。取締役会は監督機能を強化し、任意の指名委員会および報酬委員会を設置することで、経営の透明性と公正性を高める体制を構築しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
同社の株主構成を見ると、信託銀行が上位を占めており、機関投資家が主要な株主となっています。特定の株主グループが経営に強い影響力を持つような構成ではありません。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 27.24% |
| 日本カストディ銀行(信託口) | 17.26% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505301 | 3.36% |
| 伊予銀行 | 1.59% |
| 公益財団法人佐藤交通遺児福祉基金 | 1.53% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は9名(男性6名・女性3名)で構成され、女性役員比率は33.3%です。代表取締役社長執行役員は佐瀬克也氏が務めています。社外取締役比率は56.0%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 佐瀬 克也 | 代表取締役 社長執行役員 | 1986年同社入社。執行役員、上席執行役員、常務執行役員、取締役常務執行役員、取締役専務執行役員を経て、2023年6月より同社代表取締役社長執行役員。 |
| 福田 智光 | 取締役 専務執行役員 経営企画本部 本部長 | 1990年同社入社。執行役員、上席執行役員、取締役上席執行役員、取締役常務執行役員を経て、2025年6月より同社取締役専務執行役員 経営企画本部本部長。 |
| 渡邊 敏幸 | 取締役 常務執行役員 営業本部 本部長 | 1985年同社入社。TAIYO YUDEN (SINGAPORE) PTE. LTD. President、同社執行役員、韓国太陽誘電代表理事、同社上席執行役員、取締役上席執行役員を経て、2025年6月より同社取締役常務執行役員 営業本部本部長。 |
| 平岩 正史 | 取締役 | 1981年4月弁護士登録、大原法律事務所所属。エルシーピー投資法人監督役員、日本ロジスティクスファンド投資法人監督役員を経て、2016年6月より同社社外取締役。 |
| 小池 精一 | 取締役 | 1980年東洋工業(現マツダ)入社。本田技術研究所入社、ブラジル四輪R&Dセンター所長、本田金属技術開発技術本部長執行役員、取締役を経て、2018年6月より同社社外取締役。 |
| 浜田 恵美子 | 取締役 | 1984年同社入社。技術グループ技術品証統括R技術部部長、総合研究所基礎研究開発部主席研究員を経て、2007年同社退職。名古屋工業大学准教授、教授、名古屋大学客員教授、日本碍子(現NGK)社外取締役を経て、2019年6月より同社社外取締役。 |
社外取締役は、平岩正史氏(弁護士・指名委員長・報酬委員)、小池精一氏(元本田金属技術取締役・指名委員・報酬委員長)、浜田恵美子氏(元名古屋工業大学教授・指名委員・報酬委員)、藤田知美氏(弁護士法人イノベンティアパートナー・監査等委員)、角田朋子氏(角田朋子公認会計士事務所代表・監査等委員長)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、監査等委員である取締役が取締役会における議決権を持つことで監督機能を強化しています。これにより、コーポレートガバナンス体制の強化と企業価値向上を目指しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
同社の役員報酬制度は、中期経営計画の目標達成への動機付けと、持続的な成長および中長期的な企業価値との連動を重視しています。業務執行取締役には基本報酬、業績連動賞与、株式報酬が支給され、監査等委員でない非業務執行取締役および監査等委員である取締役には基本報酬のみが支給される体系です。報酬水準は外部専門機関の調査データに基づき決定され、報酬委員会がその決定プロセスにおける透明性、客観性、公正性を確保しています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役 | 7名 | 2.2億円 | 31.7百万円 |
| うち社外取締役 | 3名 | 38百万円 | 12.7百万円 |
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。また、上記表には、譲渡制限付株式へ移行する措置として2025年7月19日付けで交付された譲渡制限付株式82,500株に相当する報酬額208百万円は含まれていません。業績連動賞与に係る指標は連結純利益、業績連動事後交付型譲渡制限付株式報酬に係る指標はROEです。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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