※本記事は、日本光電工業株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
日本光電工業は、医用電子機器の研究開発、製造、販売、修理、保守を事業活動として展開しています。同社グループは、同社と37社の子会社から構成されています。
単体従業員数は3,768名、連結従業員数は6,116名です。セグメントは日本、北米、その他の地域の3つです。
主な国内グループ会社は、日本光電富岡(医用電子・機器製造)、ベネフィックス(医療情報システム製品製造・販売)、日本バイオテスト研究所(免疫化学製品開発・製造・販売)などです。
同社グループは、アボット製品や人工内耳の取り扱いを終了するなど事業ポートフォリオを見直しています。また、ドゥウェルを連結子会社化し、日本光電アドバンスドテクノロジーセンタを設立しました。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
日本光電工業は、事業活動を通じて世界的な社会課題の解決やSDGsの達成に貢献することを目指しています。同社グループは、社員一人ひとりの能力を最大限に引き出し、多様性を尊重する働きがいのある職場環境の実現に注力しています。このセクションでは、具体的な給与水準や従業員の在籍傾向、そして人材戦略や多様性に関する取り組みについて詳しく見ていきます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、従業員の定着を重視し、長期的なキャリア形成を支援する環境が整っている傾向が見られます。平均勤続年数と平均年齢から、安定して働き続けられる職場であることがうかがえます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 9,430,148円 |
| 平均勤続年数 | 15.8年 |
| 平均年齢 | 42.6歳 |
| 単体従業員数 | 3,768人 |
| 連結従業員数 | 6,116人 |
| 単体のグループ内比率 | 61.6% |
同社グループは、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の両方の退職給付制度を採用しています。これらの制度は、同社および連結子会社の従業員に適用されます。
退職一時金制度があり、ポイント制度に基づいた一時金が支給されます。なお、同社および連結子会社は、2026年3月31日付でポイント制度の退職金ポイント単価を改定しました。2026年3月31日時点の退職給付債務は187億円、年金資産は279億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、「社員の豊かな生活を創造する」という経営理念のもと、社員一人ひとりの能力を最大限に発揮させ、個人と組織の持続的な成長を促進する人材戦略を基本方針としています。長期ビジョン「BEACON 2030」の実現に向け、グローバルに変革を推進できる人材、データを活用して新たな価値を創出できる人材、高度な専門性を有する人材の採用と育成に注力しています。
人事制度においては、管理職向けに複線型人事制度を導入し、専門性を発揮する「エキスパートコース」を設置しています。給与や賞与、諸手当等の水準は、人材獲得競争における優位性確保のため、外部の賃金水準データや今後の動向を踏まえ、毎年3月に検討し決定されています。
多様性を尊重し、個人の能力を最大限発揮できる職場環境を実現することで、「働きがいの向上」と「新しい価値の創造」を図り、組織の活性化と企業価値の向上を目指しています。DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)推進の一環として、女性活躍推進法に基づく行動計画を策定し、女性が活躍できる職場環境の整備を進めています。
人財育成に関する取り組みとして、中期経営計画Phase IIでは「医療への貢献にやりがいと誇りを持てる組織風土の醸成」をサステナビリティ重要課題に特定しています。グローバルで整合性・一貫性のある人財マネジメントシステムを目指し、選抜型の次世代リーダー育成プログラムやDX人財育成プログラムの整備を進めています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率 | 8.5% |
| 男性育児休業取得率 | 82.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 71.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 73.7% |
| 労働者の男女の賃金の差異(非正規雇用労働者) | 46.0% |
中核人材における多様性の確保に関する指標
対象は提出会社の従業員、または取締役・経営執行役員・執行役員です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性取締役・経営執行役員・執行役員の登用 | 女性取締役2名、女性執行役員2名 |
| 女性取締役・経営執行役員・執行役員比率 | 14.3% |
| 海外子会社のCxO以上ポストの外国人比率 | 51.6% |
| 中途採用者管理職比率 | 47.3% |
人材育成・育児支援に関する指標
1人当たり教育時間(国内)は、同社フェニックス・アカデミーが主催する階層別の研修時間であり、開発・販売・サービス等の各部門が主催する学習・教育時間は含みません。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 1人当たり教育時間(国内)(2025年度) | 19.1時間 |
| 男性育児休業と配偶者出産休暇を合わせた取得率 | 102.8% |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
日本光電工業は、医用電子機器の研究開発、製造、販売、修理、保守を手掛ける同社グループの中核企業です。医療現場のニーズに応える幅広い製品とサービスを提供し、医療の質向上と効率化に貢献しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、医用電子機器の研究開発・製造・販売・修理・保守を事業活動としています。医療機関における医療の質向上と効率化、医療DXの推進が急務となる中で、データヘルス、遠隔医療、AI、ICTの活用などに取り組んでいます。収益モデルとしては、生体計測機器、生体情報モニタ、治療機器、その他といった商品群の販売に加え、消耗品や保守サービスも提供しています。
海外市場は全ての地域で好調に推移し、二桁成長を達成しており、海外売上高は前期比で大きく増加しました。為替影響を除いても好調に推移しています。一方、国内市場では減収となりました。外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先はありません。
同社グループの事業は、「日本」「北米」「その他の地域」の3つの報告セグメントに区分されています。
日本
事業内容: 医用電子機器の研究開発・製造、免疫化学製品の開発・製造・販売、医療情報システム製品の製造・販売、グループの総務関連・派遣・保険業務、および販売活動を行っています。国内市場では、急性期病院から診療所まで幅広い医療機関への取り組みを強化し、医療安全や業務効率化につながる提案を推進しています。
収益は、主に国内市場における医用電子機器の販売、消耗品・サービス、医療情報システム製品などから得ています。運営は、当社、日本光電富岡、日本バイオテスト研究所、ベネフィックス、ドゥウェル、イー・スタッフなどが担っています。
売上高は前期から減少しました。
北米
事業内容: 米国における子会社の経営管理、救命救急医療機器、人工呼吸器、頭蓋内電極の開発・製造・販売、医用電子機器・ソフトウェアの研究開発、および販売・販売促進を行っています。脳神経系群、人工呼吸器、AEDなどが大きく貢献しています。
収益は、脳神経系群、人工呼吸器、AEDなどが大きく貢献し、売上高は前期から大幅に増加しました。運営は、日本光電ノースアメリカ、デフィブテック、日本光電オレンジメッド、アドテック、日本光電デジタルヘルスソリューションズ、ニューロトロニクス、日本光電イノベーションセンタ、日本光電アメリカなどが担っています。
売上高は前期から大きく増加しました。
その他の地域
事業内容: 医用電子機器の開発・製造・販売、試薬の製造・販売、医用電子機器用ソフトウェア・社内ITシステムの開発・保守、および中南米、欧州、アジア州他での販売・販売促進を行っています。中南米ではパラグアイ、ペルーを中心に堅調に推移し、欧州ではトルコ、イギリス、イタリア、アジア州他では東南アジア、インド、中近東・アフリカで好調に推移しました。
収益は、各地域の医用電子機器の販売や試薬の製造・販売などから得ています。運営は、上海光電医用電子儀器、日本光電マレーシア、日本光電インディア、日本光電ミドルイースト、日本光電フィレンツェ、ソフトウェアチーム、日本光電アドバンスドテクノロジーセンタ、日本光電ブラジル、日本光電ヨーロッパ、日本光電シンガポールなどが担っています。
売上高は前期から増加しました。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 日本 | 1,465億円 | 1,451億円 |
| 北米 | 449億円 | 536億円 |
| その他の地域 | 340億円 | 363億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの過去5期間の業績を見ると、売上高は一貫して増加傾向にあります。経常利益は変動が見られますが、直近の当期では前期から増加しました。親会社株主に帰属する当期純利益も、当期は前期から増加しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 2,051億円 | 2,066億円 | 2,220億円 | 2,254億円 | 2,351億円 |
| 経常利益 | 346億円 | 241億円 | 256億円 | 204億円 | 225億円 |
| 経常利益率 | 16.8% | 11.7% | 11.5% | 9.0% | 9.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 234億円 | 171億円 | 170億円 | 141億円 | 145億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 138.25 | 101.64 | 101.23 | 84.88 | 89.25 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、当期に前期から増加しました。従業員1人あたり営業利益(連結)は、当期に前期から減少しています。これらの指標は、同社グループの事業規模拡大と従業員一人あたりの収益創出力の向上を示唆する一方で、利益効率には改善の余地があることを示しています。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 36.9百万円 | 38.4百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 3.4百万円 | 3.1百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
日本光電工業は、財務の安定性を保ちながら事業を展開しています。同社グループの財務基盤と資金の流れから、現在の経営状況を読み解きます。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの自己資本比率は70.1%となっており、プライム市場の製造業平均と比較して高い水準を示しています。純資産は1,798億円、現金及び預金は357億円を確保しており、強固な財務基盤が形成されています。
ROE(自己資本利益率)は8.1%で、プライム市場平均を下回っていますが、安定した経営状況がうかがえます。これらの財務状況は、入社後の雇用や給与の安定性につながる要素であると言えます。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 1,813億円 | 1,798億円 |
| 自己資本比率 | 69.5% | 70.1% |
| ROE(自己資本利益率) | 7.8% | 8.1% |
| 現金及び預金 | 284億円 | 357億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
日本光電工業のキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローが211億円のプラスとなっています。これは税金等調整前当期純利益や減価償却費、売上債権の減少などが主な要因です。
投資活動によるキャッシュフローは△83億円のマイナスで、有形固定資産や無形固定資産の取得、子会社株式の取得による支出が主な内訳です。これは将来の成長に向けた投資を継続していることを示しています。
財務活動によるキャッシュフローは△116億円のマイナスとなり、借入金の借換えに伴う短期借入金の純減少や自己株式の取得、配当金の支払いが主な要因です。当期はフリーキャッシュフローが128億円のプラスとなっており、本業で得た資金で投資を賄い、なお余剰資金を生み出している優良な状態です。この安定した資金の流れは、同社グループの事業継続性や将来の成長投資の余力があることを示しており、入社後の雇用や給与の安定性につながる基盤であると言えます。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 153億円 | 211億円 |
| 投資CF | △251億円 | △83億円 |
| 財務CF | 25.5億円 | △116億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △98.5億円 | 128億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、国内外の市場動向による影響を受けるリスクがあります。日本では医療費抑制や医療制度改革、景気動向が、海外では新興国の入札案件や各国の景気後退、政治的・社会的混乱が経営成績に影響を及ぼす可能性を示しています。
また、気候変動に伴う自然災害や水等の資源の供給不足、地政学リスクの長期化・深刻化により、部品調達や商品供給、販売・サービス活動に支障が生じる可能性もあります。
③ 人材・組織に関するリスク
人材・組織に関するリスクの記載はありません。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
日本光電工業は、医用電子機器の専門メーカーとして、先端技術で病魔の克服と健康増進に貢献し、世界の人々のより良い未来を創造することを目指しています。社員の豊かな生活も大切にする、社会貢献と従業員満足を両立させる企業文化が特徴です。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
日本光電工業は、医用電子機器専門メーカーとして「病魔の克服と健康増進に先端技術で挑戦することにより世界に貢献すると共に社員の豊かな生活を創造する」ことを経営理念としています。この理念の実現に向け、商品、販売、サービス、技術、財務体質、人財などすべてにおいて、お客様、株主、取引先、社会から認められる企業として成長し、信頼を確立することを基本方針としています。
同社グループは、2030年に向けた長期ビジョン「BEACON 2030」を策定し、「グローバルな医療課題の解決で、人と医療のより良い未来を創造する」ことを目指しています。その実現のために、「グローバルな高付加価値企業への変革」「顧客価値を追求するソリューション型事業への変革」「オペレーショナルエクセレンスを軸とするグローバル組織への変革」という3つの変革に取り組んでいます。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
日本光電工業は、経営の健全性・透明性・効率性の向上を目指す経営管理体制の構築により、コーポレート・ガバナンスの充実を重要な経営課題と位置づけています。監督機能の強化や意思決定の迅速化を図るため、監査等委員会設置会社を選択しています。
同社グループは、サステナビリティ経営を実践し、医療課題、環境課題、社会課題の解決に取り組むことを重視しています。多様性を尊重し、個人の能力を最大限発揮できる職場環境を実現することで、「働きがいの向上」と「新しい価値の創造」を図り、「組織の活性化と企業価値の向上」を目指す企業風土です。性別や国籍、職歴に関係なく、能力や実績を重視した採用・登用を実施しており、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン)推進の一環として、女性活躍推進法に基づいた行動計画を策定し、すべての従業員が働きやすく、働きがいのある職場環境の実現に取り組んでいます。
また、同社グループの行動指針となる「グローバル共通価値基準」を体現する人財の育成を推進し、グローバルで整合性・一貫性のある人財マネジメントシステムを目指しています。医療への貢献にやりがいと誇りを持てる組織風土の醸成をサステナビリティ重要課題(マテリアリティ)に特定し、働き方改革やキャリア支援の充実にも取り組んでいます。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
日本光電工業は、経営の健全性・透明性・効率性の向上を目指す経営管理体制の構築により、コーポレート・ガバナンスの充実を図ることを重要な経営課題としています。サステナビリティ経営の実践に向けて、医療課題、環境課題、社会課題の解決に取り組んでいます。
グローバル共通価値基準に基づき、BEACON人事制度の浸透および運用定着・強化を図るとともに、働き方改革・人員生産性の向上に取り組んでいます。ダイバーシティ&インクルージョンの推進に加え、グローバル人財やDX人財の育成などキャリア支援の充実により、医療への貢献にやりがいと誇りを持てる組織風土の醸成に取り組んでいます。
グループガバナンスの一層の強化に向け、取締役会の多様性を確保するとともに、CxO体制の導入による意思決定の迅速化を図っています。また、株主価値との連動性を高めることを目的として、役員報酬制度の見直しを進めています。リスクマネジメント委員会で特定した重要リスクを中心に、各部門のリスク管理責任者と連携の上、定期的にリスク評価し対策を見直しています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
日本光電工業は、監査等委員会設置会社として、経営の監督機能強化と意思決定の迅速化を図るガバナンス体制を構築しています。取締役会は独立社外取締役が過半数を占める構成となっており、経営の透明性・客観性を確保しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
日本光電工業の株主構成を見ると、信託銀行が上位に名を連ねており、機関投資家が主要な株主として同社を支えていることがうかります。特定の事業会社や創業家が突出して高い比率を占める構成ではありません。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 14.74% |
| 日本カストディ銀行(信託口) | 5.02% |
| 埼玉りそな銀行 | 4.94% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は11名(男性9名・女性2名)で構成され、女性役員比率は18.2%です。代表取締役社長執行役員Chief Executive Officerは荻野博一氏が務めています。社外取締役比率は54.5%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 荻野 博一 | 代表取締役社長執行役員 Chief Executive Officer | 1995年4月同社入社、2007年4月日本光電ヨーロッパ有限会社社長、2015年6月同社代表取締役社長兼COO、2024年4月より同社代表取締役社長執行役員 Chief Executive Officer現職。 |
| 田中 栄一 | 取締役副社長執行役員Chief Operating Officer国内事業統括本部長 | 1985年4月同社入社、2003年10月日本光電アメリカ株式会社社長、2017年6月同社取締役、2026年4月より同社副社長執行役員 国内事業統括本部長現職。 |
| 吉竹 康博 | 取締役専務執行役員Chief Strategy Officer海外事業基盤、グローバル事業戦略担当 | 1988年4月同社入社、2003年10月日本光電ヨーロッパ有限会社社長、2017年6月同社取締役、2025年4月より同社専務執行役員 Chief Strategy Officer現職。 |
| 加藤 一弘 | 取締役常務執行役員Chief Administrative Officer経営管理本部長コンプライアンス担当役員 | 1989年4月株式会社埼玉銀行入行、2022年4月同行取締役(監査等委員)、2025年4月より同社常務執行役員 Chief Administrative Officer 経営管理本部長 コンプライアンス担当役員現職。 |
社外取締役は、川津原茂氏(元東光代表取締役会長)、森田純恵氏(秋田県立大学システム科学技術学部情報工学科教授)、Danny Risberg氏(元バクスター代表取締役社長)、森田守氏(元日立製作所執行役専務CSO戦略企画本部長)、清水一男氏(良公監査法人代表社員・監査等委員)、佐藤郁美氏(のぞみ総合法律事務所弁護士・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、監督機能の強化と経営の健全性・透明性の向上を目指しています。独立社外取締役が取締役会の過半数を占め、客観的かつ中立的な立場から経営の助言および監督を行っています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
日本光電工業の役員報酬は、企業価値の持続的な向上を図るインセンティブとして、株主利益と連動した報酬体系を基本方針としています。監査等委員でない取締役(社外取締役を除く)の報酬は、月額固定報酬、短期業績を反映した賞与、および中長期の企業価値向上を図る譲渡制限付株式報酬で構成されています。一方、監査等委員である取締役および社外取締役の報酬は、経営に対する独立性・客観性を重視する観点から月額固定報酬のみで構成されています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 6名 | 2.0億円 | 33.8百万円 |
| 監査等委員(社外除く) | 1名 | 25百万円 | 25.0百万円 |
| 社外役員 | 7名 | 69百万円 | 9.9百万円 |
譲渡制限付株式報酬の支給人員は4名です。また、譲渡制限付株式報酬のうち業績連動事後交付型については、当事業年度の連結営業利益率が10%未満であったため、支給割合は0%となっています。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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