※本記事は、フジオーゼックス株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月17日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
フジオーゼックスグループは、自動車部品製造事業とその他の2つのセグメントで事業を展開しています。エンジンバルブ等の自動車部品の製造・販売を主軸とし、リチウムイオン電池用セパレータフィルム製造装置の金属ロールやファクトリーオートメーション機器の精密部品製造も手掛けています。
単体従業員数は544名、連結従業員数は1,261名です。セグメントは自動車部品製造事業、その他の2つです。
主な国内グループ会社は、テトス(福利厚生等のサービスの提供)、ジャトス(流通)、オーゼックステクノ(自動車部品製造)、マルヨシ製作所(金属製品製造)などです。
なお、同社グループでは、2026年9月にマルヨシ製作所の解散が決議される予定であり、2026年4月にはジャトスがテトスを吸収合併しています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
フジオーゼックスは、自動車部品製造を主軸とする企業として、安定した事業基盤のもと、従業員の長期的なキャリア形成を支援する環境が整っていると考えられます。専門性の高い技術職や技能職が多く、個々の能力や成果を重視する報酬制度が特徴です。多様な働き方を推進し、従業員一人ひとりが能力を最大限に発揮できる組織づくりを目指しています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、従業員の平均勤続年数が長く、平均年齢も比較的高いことから、長期にわたって安定して働き続ける従業員が多い傾向にあることがうかがえます。これは、培った経験やスキルを活かし、キャリアを継続しやすい環境があることを示唆しています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 7,034,000円 |
| 平均勤続年数 | 15.3年 |
| 平均年齢 | 39.5歳 |
| 単体従業員数 | 544人 |
| 連結従業員数 | 1,261人 |
| 単体のグループ内比率 | 43.1% |
同社グループは、確定給付型と確定拠出型の両方の退職給付制度を併用しています。確定給付型は給与や勤続年数に応じて給付額が決まる制度、確定拠出型は会社が拠出した資金を従業員が運用する制度です。これらの制度は国内および海外のグループ会社に適用されています。
退職一時金制度もありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。なお、確定給付制度における退職給付債務は8.4億円、年金資産は9.3億円となっています。確定拠出制度への当連結会計年度の要拠出額は198百万円です。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、中長期的な事業環境変化や技術革新に対応し、持続的な企業価値向上を実現するためには、人材が最も重要な経営資本であると認識しています。2026年中期経営計画では、従業員エンゲージメントの向上に注力し、多様な人材の獲得・育成、柔軟な働き方、安全で働きやすい職場環境の整備、人材ポートフォリオの最適化を推進しています。
給与決定方針は、社員がリスクを恐れず高い目標へ挑む動機付けを行うことを意図して設計されており、職務遂行能力を基準としています。年齢や勤続年数によらず、役割の重要度や難易度、専門性に応じた処遇と、市場水準を勘案した基本給を設定しています。目標管理制度(MBO)を運用し、単なる数値目標の達成度だけでなく、目標の難易度や挑戦した姿勢も評価に反映させることで、自律的に高いハードルへ挑む組織文化を醸成しています。また、昨今の物価高騰に対応し、当連結会計年度において平均昇給率約5.4%の賃金改定を実施しました。中長期的な企業価値向上へのインセンティブとして、役員等および一部の役職者を対象とした譲渡制限付株式報酬制度、その他の従業員を対象とした従業員持株会向け譲渡制限付株式インセンティブを導入しています。
人材育成においては、DX、生産技術、品質管理、設備保全等の専門人材の確保・育成・最適配置に取り組んでいます。OJT・OFF-JTを基本とした階層別・専門別教育に加え、DX教育、リスキリング、次世代管理職育成等への投資を強化しています。グローバル人材育成を目的とした海外研修・語学教育、資格取得支援制度、自己啓発支援制度も整備し、従業員一人ひとりの成長を支援しています。生産現場では、現場力とデジタル技術の融合による競争力強化を重要テーマとし、熟練技能者の知識・ノウハウの可視化・標準化・データ化を進めています。
採用活動では、新卒採用における職種別採用やインターンシップ、キャリア採用におけるDX、生産技術、品質管理、設備保全等の専門分野での即戦力人材の採用を強化しています。グローバル事業拡大を見据え、外国人材を含む幅広い採用を推進し、技能実習生を含む外国人従業員への安全教育、技能教育、日本語教育の充実を図っています。DE&I推進においては、女性活躍推進を重要テーマの一つとし、女性採用の強化、管理職登用の推進、仕事と育児・介護の両立支援、柔軟な働き方や就労環境整備を進めています。コアタイム無しのフレックス制や在宅勤務の採用・拡大、男性従業員も育児に積極的に参加できるよう「産後パパ育休」制度の積極的な活用を推進しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。パート・有期労働者については、育児休業取得事由に該当する対象者がおりません。当社において、賃金体系及び昇進・昇級などの制度上に違いはありませんが、職種間や管理職比率等の偏りから、賃金格差が生じております。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 2.1% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 73.7% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 61.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 70.2% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 82.4% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ オーゼックステクノ㈱
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 12.5% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 88.2% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 126.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 122.4% |
グループ全体(連結)
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 正社員女性比率 | 19.2% |
女性社員の活躍推進
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 正社員女性比率(単体) | 10.7% |
| 女性採用比率(事務技術職) | 11.8% |
| 女性採用比率(技能職) | 33.3% |
障がい者雇用の推進と環境整備
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 障がい者雇用定着率 | 91.0% |
育児・介護支援
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性社員の育児休業取得率 | 100.0% |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
フジオーゼックスは、自動車部品製造を主軸とし、その他事業も展開する企業です。国内外の自動車産業を支える製品と、精密部品の製造・販売を通じて収益を上げています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、主に「自動車部品製造事業」と「その他事業」の二つのセグメントで事業を展開しています。主力である自動車部品製造事業は、エンジンバルブなどの自動車用重要部品の製造・販売を国内外で行っています。その他事業では、ファクトリーオートメーション機器向けの精密部品や、リチウムイオン電池製造装置用の金属ロールなどを手掛けています。
自動車部品製造事業
エンジンバルブ、バルブシート、コッタ、ローテータ、リテーナ、機械等の製造、販売を主な内容としています。収益は、エンジンバルブ等の製品の製造・販売、および機械設備・治工具等の販売や技術供与から得ています。運営は、フジオーゼックス、富士气門(広東)有限公司、PT. FUJI OOZX INDONESIA、FUJI OOZX MEXICO, S.A. DE C.V.、オーゼックステクノが行っています。当連結会計年度では、前期から売上高が大きく増加しました。
その他事業
ファクトリーオートメーション機器等の精密部品や、リチウムイオン電池等に使用されるセパレータフィルムの製造用金属ロール、シャフト等の金属製品・部品の製造、販売を行っています。収益は、これらの精密部品や金属製品・部品の製造・販売から得ています。運営は、マルヨシ製作所、ピーアンドエムが行っています。当連結会計年度では、前期から売上高が大きく増加しました。
同社グループの売上高は、日本国内が最大の割合を占めていますが、アメリカ、中国、メキシコといった海外地域への販売も一定の割合を占めています。海外販売は前期から増加しており、特に北米向け販売が大きく伸びました。また、特定の顧客への販売が一定の割合を占める傾向にあります。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 自動車部品製造 | 247億円 | 279億円 |
| その他事業 | 8.4億円 | 11.5億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの売上高は、過去5年間で一貫して増加傾向にあります。直近の当連結会計年度では、売上高は前期から大きく伸びています。経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益も、変動はありつつも全体としては増加傾向を示しています。特に当連結会計年度は、為替差益の計上や繰延税金資産の評価額増加が利益を押し上げました。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 223億円 | 216億円 | 234億円 | 255億円 | 291億円 |
| 経常利益 | 17.8億円 | 10.5億円 | 19.3億円 | 23.4億円 | 27.4億円 |
| 経常利益率 | 8.0% | 4.9% | 8.2% | 9.2% | 9.4% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 9.9億円 | 5.9億円 | 19.3億円 | 15.5億円 | 21.4億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 95.94 | 57.93 | 188.08 | 151.54 | 212.88 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高は前期から増加しており、生産性が向上している傾向が見られます。一方で、従業員1人あたり営業利益は前期からわずかに減少しています。これは、売上高の増加に対して、増産対応費用や諸資材価格の高騰などが影響していると考えられます。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 20.5百万円 | 23.1百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 2.1百万円 | 2.0百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
フジオーゼックスは、安定した財務基盤と堅実なキャッシュフローを維持しています。本業で着実に資金を生み出し、将来に向けた投資も行っている状況です。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤は、高い自己資本比率によって安定している状況です。当期の自己資本比率は83.9%であり、プライム市場の製造業平均と比較しても非常に高い水準を示しています。これは、外部からの借入に依存せず、自社の資金で事業を運営する力が強いことを意味します。
ROE(自己資本利益率)は当期で6.9%となっており、前期の5.2%から改善しています。プライム市場の平均と比較するとやや低い水準ですが、収益性の向上が見られます。手元資金である現金及び預金は59.0億円を確保しており、不測の事態にも対応できる流動性を維持しています。これらの財務状況は、同社グループが安定した経営を継続し、従業員の雇用や給与の安定性にも寄与する基盤となっていることを示しています。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 310億円 | 326億円 |
| 自己資本比率 | 82.2% | 83.9% |
| ROE(自己資本利益率) | 5.2% | 6.9% |
| 現金及び預金 | 59.6億円 | 59.0億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローは、本業で安定して資金を生み出し、将来への投資も行っている状況を示しています。営業活動によるキャッシュフローは50.3億円のプラスとなり、前期から増加しました。これは主に税金等調整前当期純利益と減価償却費の計上によるものです。
投資活動によるキャッシュフローは21.2億円のマイナスで、主に有形固定資産の取得による支出が要因となっています。前期と比較すると投資による資金の使用額は減少しています。財務活動によるキャッシュフローは31.1億円のマイナスとなり、短期借入金の純増減額や自己株式の取得による支出が主な要因です。
営業活動で得た資金が投資活動による支出を上回るフリーキャッシュフローは29.1億円のプラスとなっており、本業で稼いだ資金で投資を賄い、なお余剰資金を生み出している優良な状態です。この安定した資金の流れは、同社グループが持続的な成長を続け、従業員の雇用や給与の安定性にもつながることを示しています。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 28.9億円 | 50.3億円 |
| 投資CF | △26.5億円 | △21.2億円 |
| 財務CF | △8.5億円 | △31.1億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 2.4億円 | 29.1億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、自動車市場の電動化シフトに伴うリスクを認識しています。主軸製品であるエンジンバルブは内燃機関車向けの部品であり、電動化の加速により需要が減少し、売上高や収益性が低下する可能性があります。また、原材料価格の大幅な高騰や電力等のエネルギー価格の高騰が製造原価を押し上げ、業績および財政状態に悪影響を及ぼすリスクも存在します。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、人材の定着と確保に関するリスクを挙げています。人材獲得競争の激化により、必要な人材を計画通りに採用できない可能性や、既存の人材が社外へ流出する可能性があり、事業継続や経営成績に悪影響を及ぼすリスクがあるとしています。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
フジオーゼックスは、ものづくりを本業とするメーカーとして、技術を極め、顧客満足と信頼を追求しています。地球環境保護と社会貢献を重視し、個人の成長を通じて世界に貢献する企業を目指しています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
フジオーゼックスは、「技術を極め、顧客の高い満足と強い信頼を頂く商品を提供する」「地球環境を守り、企業責任を全うし、社業を通じて社会に貢献する」「世界を視野に高い目標に挑戦し、企業の発展と個人の成長を実現する」ことを経営理念としています。
同社グループは、この理念に基づき、ものづくりを本業とするメーカーとしてPQCD(生産性、品質、価格、納期)において世界最高の体制を構築し、高いCS(顧客満足)を得ることを目標としています。エンジンバルブの専門メーカーとして低燃費技術の進化を通じて社会に貢献することを目指しています。
また、2030年のあるべき姿として「The Best Survivor」をスローガンに掲げ、自動車部品事業でのグローバルシェア拡大と新規事業の確立を目標としています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
フジオーゼックスは、個人を尊重し、相手の立場で考え、意欲・能力を最大限に発揮することを大切にしています。世界に飛躍する製品・技術・人を創造することに挑戦する企業風土を目指しています。
2026年度のスローガンとして「自分のためにチャレンジしよう。皆のために助け合おう」を掲げ、「個人の成長=会社の成長」という価値観を重視しています。
同社グループは、経営理念を実現するための行動規範および行動基準を定め、従業員一人ひとりが自律的に学び、高い目標へ挑戦し続ける組織風土の醸成に取り組んでいます。多様な価値観や働き方を尊重し、従業員エンゲージメント向上と働きがい向上を目指しています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
フジオーゼックスは、不透明な経営環境の中で、持続的な企業価値向上に向けた基盤構築を図っています。時代のニーズである資本コスト・株価を意識した経営や人的資本経営に取り組むことを課題としています。
同社グループは、2026年中期経営計画において、効率経営推進による社会貢献を基本方針の一つに掲げています。ESG経営の要として「人的資本経営」を推進し、従業員のエンゲージメント向上と安全・安心な職場環境の構築に取り組んでいます。
また、2030年度までにCO2排出量50%削減を目標とし、太陽光発電システム導入や省エネ活動を全グループで進めています。引き続き、会社全体の構造改革を推進し、企業の社会的責任(CSR)を果たすことを目指しています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
フジオーゼックスは、監査等委員会設置会社として、取締役会の監督機能強化と業務執行の機動性向上を図るコーポレート・ガバナンス体制を採用しています。経営の透明性、効率性向上とコンプライアンス遵守を徹底するため、改革を実施しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
フジオーゼックスの株主構成を見ると、筆頭株主は大同特殊鋼であり、事業会社が主要な株主として名を連ねています。大同興業も上位株主として存在しており、大同特殊鋼グループが同社の経営を支える主要な存在であることがうかがえます。このような資本構成は、特定の事業会社グループが同社の経営に強い影響力を持つことを示しています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 大同特殊鋼 | 47.90% |
| 大同興業 | 5.51% |
| ジェイアンドエス保険サービス | 3.33% |
| フジオーゼックス従業員持株会 | 1.65% |
| 中根精工 | 1.15% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は12名(男性11名・女性1名)で構成され、女性役員比率は8.0%です。代表取締役社長執行役員は杉江郁夫氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 杉江郁夫 | 代表取締役社長執行役員 | 1988年大同特殊鋼入社、機能材料製品本部知多帯鋼工場長、知多工場知多型鍛造工場長、執行役員技術企画部長、常務執行役員機能製品事業部長を経て、2025年6月より同社代表取締役社長執行役員。 |
| 浜田章宏 | 取締役執行役員 | 1984年同社入社、CS推進部長、取締役製造部長、理事(PT.FUJI OOZX INDONESIA社長)、取締役執行役員技術本部長を経て、2020年1月より同社取締役執行役員(技術部門統括 生産技術部・技術部・品質保証部担当)。 |
| 海野信一 | 取締役執行役員 | 1990年同社入社、FUJI OOZX MEXICO,S.A. DE C.V.取締役工場長、静岡工場長、執行役員静岡工場長兼製造部長、執行役員静岡工場長兼設備部長を経て、2025年6月より同社取締役執行役員(生産部門統括 静岡工場・設備部・構造改革部担当)。 |
| 岩本順司 | 取締役執行役員 | 1991年大同特殊鋼入社、総務部長、人事部長、同社理事、理事経営企画部長、執行役員経営企画部長を経て、2025年6月より同社取締役執行役員(営業部門統括 営業部・経営企画部・海外子会社担当)。 |
| 茨木 徹 | 取締役執行役員 | 1991年同社入社、業務部長、人事総務部長、執行役員人事総務部長を経て、2025年6月より同社取締役執行役員(管理部門統括 経理部・人事総務部・国内子会社担当)。 |
| 山下敏明 | 取締役 | 1986年大同特殊鋼入社、特殊鋼製品本部自動車営業部長、自動車ビジネスユニット長、執行役員経営企画部長、常務執行役員自動車ビジネスユニット長を経て、2020年6月より同社取締役。 |
社外取締役は、飯塚嘉津美氏(医療法人社団COC理事)、山田剛己氏(山田公認会計士事務所代表)、川﨑健司氏(元FDK取締役執行役員副社長CFO)、東島香織氏(しずぎんハートフル代表取締役社長)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、取締役会の監督機能強化と業務執行の機動性向上を図る体制です。監査等委員5名のうち3名が社外監査等委員であり、高い専門性を持つ社外の視点から経営の監視を行っています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
フジオーゼックスの役員報酬は、固定報酬と奨励報酬の二区分で構成されており、奨励報酬の一部には株式報酬が導入されています。奨励報酬は中期経営計画の指標と連動し、計画達成度に応じて支払規模や役職間格差が規定される仕組みです。また、資本コストと株価を意識した経営を推進するため、譲渡制限付株式報酬制度も導入されています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 9名 | 1.5億円 | 17.0百万円 |
| 監査等委員(社外除く) | 2名 | 24百万円 | 12.0百万円 |
| 社外役員 | 4名 | 15百万円 | 3.8百万円 |
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。また、無報酬の役員は人数に含まれていません。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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