※本記事は、京成電鉄株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月26日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
京成電鉄グループは、鉄道事業を核に、バス・タクシーなどの運輸業、ストア・百貨店などの流通業、不動産賃貸・販売業、ホテル・レジャー施設運営などのレジャー・サービス業、建設業、その他事業と多岐にわたる事業を展開しています。地域に密着した生活インフラから都市開発まで、幅広い領域で事業活動を行っています。
単体従業員数は2,474名、連結従業員数は13,231名です。セグメントは運輸業、流通業、不動産業、レジャー・サービス業、建設業、その他の事業の6つです。
主な国内グループ会社は、当社、北総鉄道①、関東鉄道①、千葉ニュータウン鉄道①などです。
京成電鉄は、新京成電鉄を吸収合併し、バス・タクシー・茨城県下事業で中間持株会社体制へ移行するなど、グループ経営体制の強化と事業再編を進めています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
京成電鉄は、鉄道事業を中核に、流通、不動産、レジャー・サービスなど多岐にわたる事業を展開する同社グループの中核企業です。安定した事業基盤のもと、従業員の長期的なキャリア形成を支援する働き方や、多様な人材が活躍できる環境整備に注力していることがうかがえます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社では、従業員の定着を重視し、長期的な視点でのキャリア形成を支援する環境が整っていることが、平均勤続年数や平均年齢から読み取れます。幅広い年齢層の従業員が活躍しており、安定した環境で専門性を高めていきたいと考える方にとって魅力的な職場であると言えるでしょう。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 7,987,187円 |
| 平均勤続年数 | 17.4年 |
| 平均年齢 | 40.9歳 |
| 単体従業員数 | 2,474人 |
| 連結従業員数 | 13,231人 |
| 単体のグループ内比率 | 18.7% |
退職給付制度として、同社は確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の両制度を採用しています。これらの制度は主に国内の従業員に適用されています。
退職一時金制度も存在しますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。当連結会計年度末における退職給付債務は279億円、年金資産は19.7億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、国内外の情勢や外部環境の変化を考慮し、時代の変化に対応した人的資本の確保と挑戦する人材の育成を目的とした人材戦略を掲げています。給与その他の給付の額及び内容については、総合的・長期的な視点に基づき決定されています。
人材の多様性確保のもと、性別や国籍によらない公正な採用選考、入社後のキャリアパス設定、能力や適性など総合的に判断する管理職登用を実施しています。持続的な成長と生産性の向上に向けて、従業員の能力開発等の人材投資や、定年延長実施等の多様な従業員が活躍できる環境の整備に積極的に取り組んでいます。具体的には、ジョブローテーションや外部企業との人事交流、資格取得支援、社内・社外研修の拡充などを実施し、チャレンジする人材を育成しています。また、サテライトオフィスの設置、時短勤務制度の整備など効率的に業務ができる環境の整備や各種制度の充実を進めています。同社は「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」にも認定されています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率 | 4.0% |
| 男性育児休業取得率 | 63.8% |
| 男女賃金差異(全労働者) | 73.9% |
| 男女賃金差異(正規雇用) | 75.2% |
| 男女賃金差異(非正規雇用) | 56.7% |
多様性・登用
当社の2025年度の総採用数における女性比率(中途採用含む)は16.4%です。また、2030年3月31日までに、管理職に占める女性労働者の割合を現在の5割増にする目標を掲げています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 総採用数における女性比率 | 16.4% |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
京成電鉄グループは、鉄道事業を中核に、多岐にわたる事業を展開しています。運輸業、流通業、不動産業、レジャー・サービス業、建設業、その他の事業の6つのセグメントで構成されており、幅広い領域で収益を上げています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、鉄道、バス、タクシーといった運輸事業を基盤としつつ、生活に密着した流通業や不動産業、レデャー・サービス業、建設業など、多様な事業を展開しています。各事業が連携し、グループ全体で安定的な収益基盤を構築しています。
運輸業
鉄道、バス、タクシーの営業を行っています。収益は、旅客運賃収入やバス・タクシーの利用料金から得ています。鉄道事業では、成田空港へのアクセス強化や新型有料特急の導入、バリアフリー設備の整備などを推進しています。バス事業では、中間持株会社体制への移行や事業再編を進め、高速バス路線の新規運行も開始しました。タクシー事業では、乗務員の採用強化やコード決済サービスの導入により、利便性向上を図っています。
流通業
ストア業、百貨店業、その他流通業により商品の販売などを行っています。収益は、スーパーマーケットや百貨店での商品販売、旅行サービスなどから得ています。株式会社コミュニティー京成では京成トラベルサービス株式会社を吸収合併し、タリーズコーヒージャパン株式会社との提携も進めています。株式会社水戸京成百貨店では大規模リニューアルを推進し、京成バラ園芸株式会社ではいちご狩り施設をオープンするなど、集客と収益拡大に努めています。
不動産業
不動産賃貸、不動産販売などを行っています。収益は、オフィスビルや賃貸住宅の賃料収入、分譲住宅の販売などから得ています。事業基盤の拡充と沿線活性化のため、オフィスビルや賃貸住宅の取得を進めています。新津田沼駅周辺の再整備では「イオンモール津田沼 South」が開業し、大規模賃貸住宅「スカイグランデ津田沼」も稼働しました。中高層住宅の販売も積極的に行っています。
レジャー・サービス業
ホテル、飲食・映画業などを行っています。収益は、ホテル宿泊料、映画館の入場料、飲食店の売上などから得ています。インバウンド需要の取り込みに注力しており、ホテル業ではアジア圏の旅行代理店への営業強化やコンセプトルームの機能拡充を実施しました。株式会社イウォレ京成では話題作品の上映や新規店舗のオープンにより収益拡大に努め、筑波観光鉄道株式会社では周年記念キャンペーンを実施しました。
建設業
土木・建築工事などの請負を行っています。収益は、鉄道施設改良工事や商業施設建設工事、グループ外からの受注工事などから得ています。本線荒川橋梁架替事業や新鎌ヶ谷駅前における商業施設建設工事などを実施し、千葉県内の複合型リゾート施設の新築工事や北海道新幹線整備工事なども推進しています。
その他の事業
鉄道車両、自動車の整備などを行っています。収益は、これらの整備サービスなどから得ています。
同社グループの外部顧客に対する営業収益は、本邦以外の地域からのものが僅少であり、特定の主要な顧客に収益が集中している状況ではありません。
| セグメント | 営業収益(2025年3月期) | 営業収益(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 運輸業 | 1,965億円 | 2,051億円 |
| 流通業 | 577億円 | 588億円 |
| 不動産業 | 290億円 | 313億円 |
| 建設業 | 169億円 | 181億円 |
| レジャー・サービス業 | 130億円 | 139億円 |
| その他事業 | 62.1億円 | 52.7億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの過去5期間の業績を見ると、営業収益は継続して増加傾向にあります。一方で、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、直近の当連結会計年度において前期から減少となりました。これは、関係会社株式売却益の減少などが影響しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業収益 | 2,142億円 | 2,523億円 | 2,965億円 | 3,193億円 | 3,324億円 |
| 経常利益 | △31.9億円 | 268億円 | 516億円 | 618億円 | 586億円 |
| 経常利益率 | △1.5% | 10.6% | 17.4% | 19.3% | 17.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | △44.4億円 | 269億円 | 877億円 | 700億円 | 480億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | △8.78 | 53.91 | 174.86 | 143.46 | 99.59 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり営業収益(連結)は、当期において前期から増加しています。これは、連結従業員数が増加している中でも、事業規模の拡大が進んでいることを示しています。一方、従業員1人あたり営業利益(連結)は、当期において前期から減少となりました。これは、営業収益は増加したものの、営業利益が減少したことによるものです。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり営業収益(連結) | 24.9百万円 | 25.1百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 2.8百万円 | 2.6百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
京成電鉄グループの財務状況は、事業活動で安定した資金を生み出しつつ、将来に向けた投資を積極的に行っている状況を示しています。手元資金の厚みや自己資本の状況から、同社グループの財務基盤の安定性を確認できます。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
京成電鉄グループの財務基盤は、自己資本比率がプライム市場の非製造業平均と比較して高い水準にあり、安定した状態を示しています。ROE(自己資本利益率)は前期から減少しましたが、依然として健全な水準を維持しています。手元資金は前期から減少しましたが、事業運営に必要な流動性を確保している状況です。これらの財務状況は、同社グループが安定した事業運営を継続し、従業員の雇用や給与の基盤を支える上で重要な要素となります。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 5,247億円 | 5,756億円 |
| 自己資本比率 | 46.5% | 47.2% |
| ROE(自己資本利益率) | 14.6% | 9.0% |
| 現金及び預金 | 515億円 | 344億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
京成電鉄グループのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは、当連結会計年度において収入が増加しています。これは税金等調整前当期純利益に減価償却費等を調整した結果です。一方、投資活動によるキャッシュフローは、固定資産の取得による支出等により、前期に比べて支出が大きく増加しました。この結果、事業活動で得た資金を上回る投資を行っており、フリーキャッシュフローはマイナスとなっています。財務活動によるキャッシュフローは、長期借入れやコマーシャル・ペーパーの発行により収入に転じています。同社グループは、将来の収益拡大に向けた投資を積極的に実行しており、この資金の流れは、今後の成長性への期待と、それに伴う雇用や給与の基盤を支える状況を示しています。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 411億円 | 415億円 |
| 投資CF | △92億円 | △755億円 |
| 財務CF | △629億円 | 169億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 319億円 | △341億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
事業構造・収益性に関するリスクの記載はありません。
③ 人材・組織に関するリスク
人材・組織に関するリスクの記載はありません。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
京成電鉄は、お客様への良質なサービス提供と社会貢献を掲げ、持続可能な社会の実現を目指す企業です。安全・安心を基盤に、多様な人材が活躍できる環境づくりにも力を入れています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社グループの経営理念は、『お客様に喜ばれる良質な商品・サービスを、安全・快適に提供し、健全な事業成長のもと、社会の発展に貢献する』ことです。
2022~2030年度の長期経営計画「Dプラン」を推進しており、2030年度のグループビジョンとして「京成グループの事業エリアのみなさまとの共創、及び、日本の玄関口、成田空港の機能強化への寄与を通じ、サステナブルな社会の実現に貢献する」ことを掲げています。
このビジョン実現に向け、「安全・安心」を根幹の課題とした上で、「日々の暮らし」「観光振興」「空港輸送」「ガバナンス」「人材」をグループ長期経営課題として設定しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、グループ経営理念に基づき、『安全、接客、成長、企業倫理、環境』の5つの項目を「グループ行動指針」として定めています。
お客様第一主義を徹底し、「BMK(ベストマナー向上)推進運動」を浸透させることで、選ばれる京成グループの構築を目指しています。
法令遵守を確実なものとし、事業継続に重大な影響を及ぼす可能性のあるリスクに組織的に対応するため、コンプライアンス・リスク管理委員会を設置しています。
サステナビリティに関連するリスク・機会についても評価し、リスク対応に向けた検討を進めています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、長期経営計画「Dプラン」の実現に向け、中期経営計画「D2プラン」(2025~2027年度)を推進しています。
この計画では、「安全・安心」とお客様に喜ばれる商品・サービスを提供し、沿線を中心とする地域の発展に寄与することを重視しています。
コンプライアンス・リスク管理体制の充実や内部統制システムの強化、自然環境との調和への配慮など、企業の社会的責任の遂行にも取り組んでいます。
人的資本においては、人材の多様性確保のもと、性別や国籍によらない公正な採用選考や管理職登用を実施しています。
持続的な成長と生産性向上に向けた人材投資や、定年延長実施等の多様な従業員が活躍できる環境整備に積極的に取り組んでいます。
具体的には、ジョブローテーションや外部企業との人事交流、資格取得支援、社内・社外研修の拡充などを通じて、チャレンジする人材の育成を進めています。
サテライトオフィスの設置や時短勤務制度の整備など、効率的に業務ができる環境の整備や各種制度の充実も図っています。
心身ともに健やかに安心して働き続けられる職場環境づくりにも積極的に取り組み、「健康経営優良法人2026(大規模法人部門)」に認定されています。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
京成電鉄では、交通事業を中心とした事業特性を考慮し、事業内容に精通した取締役と社外取締役を選任することで、コーポレート・ガバナンスの強化を図っています。経営監督機能と業務執行機能の役割を明確化するため、執行役員制度を導入し、監査機能の強化も進めています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
京成電鉄の株主構成を見ると、筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行(信託口)であり、機関投資家が上位を占める特徴があります。また、事業会社であるオリエンタルランドも上位株主として名を連ねています。これにより、幅広いステークホルダーからの支持を受けていることがうかがえます。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 14.96% |
| 日本カストディ銀行(信託口) | 8.26% |
| オリエンタルランド | 3.61% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は19名(男性15名・女性4名)で構成され、女性役員比率は21.1%です。代表取締役社長社長執行役員は天野貴夫氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 小林 敏也 | 代表取締役会長 | 1982年4月同社入社。グループ戦略部長、鉄道本部計画管理部長を経て、2010年6月取締役開発事業部長に就任。常務取締役、代表取締役専務取締役を歴任し、2017年6月代表取締役社長に就任。2025年6月より現職。 |
| 天野 貴夫 | 代表取締役社長社長執行役員 | 1988年4月同社入社。鉄道本部運輸部長を経て、2015年6月取締役。常務取締役、代表取締役専務取締役を歴任し、2025年6月より現職。 |
| 持永 秀毅 | 取締役常務執行役員鉄道本部長 | 1984年4月運輸省入省。国土交通省関東運輸局長を経て、2021年6月同社取締役鉄道副本部長兼鉄道本部安全推進部長。2024年6月より現職。 |
| 清水 健司 | 取締役常務執行役員開発本部長 | 1990年4月同社入社。開発事業部長、京成不動産取締役社長などを経て、2022年6月同社取締役執行役員開発副本部長。2024年6月より現職。 |
| 吉川 邦彦 | 取締役常務執行役員総務・経理担当 | 1987年4月新京成電鉄入社。財務戦略部長、内部監査室長兼経営企画室長などを経て、2025年6月同社取締役常務執行役員グループ戦略・総務・人事担当。2026年6月より現職。 |
| 橋本 武 | 取締役執行役員内部監査・経営統括担当 | 1992年4月同社入社。経理部長、内部監査部長を経て、2023年6月執行役員内部監査部長。2025年6月同社取締役執行役員内部監査・経理担当。2026年6月より現職。 |
| 長塚 健治 | 取締役執行役員グループ戦略・人事担当 | 1994年4月同社入社。総務部長兼人事部長、千葉海浜交通取締役社長などを経て、2024年6月執行役員鉄道本部運輸部長。2026年6月より現職。 |
社外取締役は、栃木庄太郎氏(弁護士)、菊池節氏(パウダーテック取締役会長)、網谷多加子氏(公認会計士・税理士)、中島明子氏(和洋女子大学名誉教授)、石内俊行氏(元三井住友信託銀行執行役員)、冨塚昌子氏(千葉経済大学短期大学部教授)、高橋渉氏(オリエンタルランド取締役社長)です。
同社は監査役会設置会社です。取締役会は社外取締役7名を含む14名で構成され、監査役会は社外監査役3名を含む5名で構成されています。社外役員が客観的・中立的な立場から経営の監督・監査機能を果たしています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
京成電鉄の役員報酬は、役職や経営環境、業績を考慮した固定報酬と、中長期的な企業価値向上への貢献意図を高めるための自社株取得目的報酬で構成されています。賞与や退職慰労金は支給されず、月例で支払われる仕組みです。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 11名 | 3.1億円 | 28.5百万円 |
| 監査役(社外除く) | 3名 | 59百万円 | 19.7百万円 |
| 社外役員 | 10名 | 1.2億円 | 11.7百万円 |
役員報酬の総額は4.90億円であり、報酬の決定方針は指名・報酬委員会で検討され、取締役会で決議されています。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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