※本記事は、株式会社ビー・エム・エル の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月23日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
ビー・エム・エルは、臨床検査およびこれに関連する事業を営む企業です。受託臨床検査業界において、病院や診療所からの一般検査および特殊検査を受託しています。
単体従業員数は2,700名、連結従業員数は4,612名です。事業セグメントは検査事業、医療情報システム事業、その他事業の3つです。
主な国内グループ会社は、第一岸本臨床検査センター(臨床検査の・受託業務)、岡山医学検査センター、ピーシーエルジャパン(病理・細胞診検査)、ジャパンクリニカルサービスなどです。
2025年9月1日付で、ビー・エム・エルはBMLライフサイエンス・ホールディングスを吸収合併しています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
株式会社ビー・エム・エルは、臨床検査受託事業を主軸とする同社グループの中核企業です。専門性の高い医療インフラを支える事業特性から、従業員の専門能力の育成と長期的なキャリア形成を重視する傾向が見られます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社では、平均勤続年数と平均年齢から、従業員が比較的長く安定して勤務する傾向がうかがえます。これは、専門性の高い事業領域において、経験と知識を積み重ねるキャリアパスが提供されていることを示唆しています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 5,472,375円 |
| 平均勤続年数 | 11.0年 |
| 平均年齢 | 41.4歳 |
| 単体従業員数 | 2,700人 |
| 連結従業員数 | 4,612人 |
| 単体のグループ内比率 | 58.5% |
退職給付制度として、同社グループは確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の制度を併用しています。これらの制度は国内グループ会社に適用されています。
退職一時金制度があります。ただし支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
なお、退職給付債務は158億円、年金資産は174億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、臨床検査受託事業において高い検査品質を維持・向上させるため、個々の従業員の力だけでなく組織としての総合力を重視しています。事業環境や業務を的確に把握し、求められる成果を確実に、迅速に、再現性高く実行できる人財を目指し、経営戦略と人財戦略を一体的に連動させています。
人事制度においては、事業規模の拡大に伴い、各階層が担う役割責任を明確に再定義し、スキル体系図を整備しています。この役割責任の遂行状況は人事評価に直接反映され、短期的な業績貢献は賞与に、中長期的な役割遂行能力の向上は昇給・昇格に連動する体系です。
給与は役割等級に基づいた役割給を基本とし、賞与は会社業績と個人の短期的な業績貢献によって決定されます。高度な専門性を有する人財を確保するため、「戦略分野高度専門人財コース」を新設し、外部労働市場における報酬水準を考慮した処遇を提供しています。非正規従業員の給与についても、職務内容、勤務地、地域の労働市場における賃金水準を総合的に勘案し、適正な水準となるよう決定しています。
人財戦略を支える重点テーマとして「人財投資」「風土改革」「環境整備」を掲げ、多様な施策に取り組んでいます。人財投資では、戦略分野高度専門人財コース制度の導入や社外からの積極的な採用に加え、既存従業員へのアップスキリングやリスキリングを推奨し、外部学習コンテンツ費用の補助やe-Learning研修、資格取得奨励などを行っています。
風土改革では、自責の文化の醸成に向け、階層毎に求められる役割責任の浸透を図り、人事考課との連動を目指しています。環境整備としては、ワークライフバランス活動による時間外労働の削減、時間単位有給休暇制度や積立有給休暇制度の充実、女性社員向けのキャリアデザイン研修や復職者セミナー、健康アプリの導入、外部EAPを活用した相談体制の整備など、働きやすい職場環境づくりと多様な人財の活躍を支援する施策を進めています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。男性育児休業取得率は、算出方法の特性上100%を超える場合があります。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 17.0% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 109.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 71.8% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 76.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 82.7% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ ㈱ジャパンクリニカルサービス
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 9.8% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 50.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 70.6% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 90.6% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 76.0% |
▼ ㈱第一岸本臨床検査センター
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 6.1% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 78.5% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 82.7% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 70.0% |
▼ ㈱QCL
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 22.6% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 66.7% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 60.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 80.8% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 79.9% |
人財戦略の進捗に関する指標
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 平均教育研修時間(管理職) | 32.3H |
| 平均教育研修時間(一般職) | 23.9H |
| 戦略人財採用数 | 12名 |
| 従業員エンゲージメント | 4.17 |
ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンに関する指標
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率(2026年4月時点) | 19.0% |
| 育児休業後の復職率 | 100% |
| 男女別育児休業取得率 | 100% |
職員の健康と安全に関する指標
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 定期健康診断受診率 | 100% |
| ストレスチェック受検率 | 97% |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
ビー・エム・エルは、臨床検査を主軸に、医療情報システムや食品衛生など多岐にわたる事業を展開しています。医療と健康を支えるサービスを通じて、社会に貢献するビジネスモデルを構築しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループの主力事業は臨床検査であり、主に各地域の病院や診療所から一般検査および特殊検査を受託しています。この検査サービス提供による役務収益が、同社グループの主要な収益源となっています。
連結子会社が各地域で検査を受託し、その中で特殊検査は同社が再受託する体制が構築されています。また、病理・細胞診検査、食品・衛生検査、治験実施医療機関支援業務、検査用容器の製造なども手掛けています。
医療情報システム事業では、医療機関向けのシステム機器の製造販売や医療情報サービスの提供を行っています。同社グループの収益は主に検査事業から得られており、医療情報システム事業やその他事業も収益に貢献しています。
同社グループの売上高は本邦の外部顧客への売上高が90%を超えており、国内事業が中心となっています。特定の顧客への収益集中は見られません。
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの過去5期間の業績を見ると、売上高は2022年3月期をピークに一時的に減少したものの、その後は回復傾向にあります。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益も同様に推移し、直近の当連結会計年度では増加に転じています。
当連結会計年度においては、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益のいずれも前期から増加となりました。これは新規顧客獲得が堅調に推移したことや、販売価格の適正化施策が順調に進捗したことによる増収効果が要因です。また、売上原価率の改善も増益に寄与しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,861億円 | 1,595億円 | 1,380億円 | 1,432億円 | 1,503億円 |
| 経常利益 | 511億円 | 242億円 | 96.0億円 | 99.7億円 | 110億円 |
| 経常利益率 | 27.5% | 15.2% | 7.0% | 7.0% | 7.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 337億円 | 156億円 | 60.3億円 | 62.6億円 | 77.5億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 833.24 | 395.84 | 154.81 | 160.62 | 203.54 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたりの売上高および営業利益は、直近の当連結会計年度において前期から増加しています。これは、従業員一人ひとりの生産性が向上している傾向を示しています。
従業員1人あたりの売上高は前期から増加し、収益を生み出す力が強化されていることがうかがえます。また、従業員1人あたりの営業利益も前期から増加しており、組織全体の効率性が改善している状況が示されています。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 31.4百万円 | 32.6百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 2.1百万円 | 2.3百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
同社グループの財務状況は、事業活動で生み出された資金が投資を上回る形で推移しています。これにより、安定した財務基盤を維持していることが示されています。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤は、高い自己資本比率と潤沢な現金及び預金残高によって特徴づけられています。自己資本比率はプライム市場の非製造業平均を大きく上回る水準で推移しており、強固な財務体質を示しています。
ROEはプライム市場平均を下回るものの、安定した事業運営を支える基盤があると言えます。これらの財務状況は、事業の継続性や雇用・給与の安定性につながる要素となります。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 1,338億円 | 1,321億円 |
| 自己資本比率 | 70.7% | 69.7% |
| ROE(自己資本利益率) | 4.9% | 6.0% |
| 現金及び預金 | 676億円 | 680億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローが前期に比べて増加しています。これは主に、減価償却費の増加や売上債権の減少、未収消費税等の収入増加、未払消費税等の収入増加によるものです。投資活動によるキャッシュフローは、有形固定資産の取得による支出が減少したことや売却による収入が増加したことにより、支出が減少しました。
その結果、事業活動で得た資金が投資活動の支出を上回るフリーキャッシュフローは、前期のマイナスから当期はプラスに転換しています。財務活動によるキャッシュフローは、配当金の支払額の増加や自己株式の取得による支出の増加により、支出が増加しました。これらの資金の流れは、同社グループが本業で安定的に資金を生み出し、財務的な健全性を保ちながら、株主還元も行っている状況を示しており、雇用や給与の安定性につながる基盤があると言えます。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 158.1億円 | 207.2億円 |
| 投資CF | △167.9億円 | △76.9億円 |
| 財務CF | △54.3億円 | △123.5億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △9.8億円 | 130.3億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループのメインビジネスである臨床検査事業は、診療報酬の基礎となる保険点数の改定により価格変動リスクがあります。また、検査機器や試薬、容器等の調達における仕入先からの価格値上げにより、検査コストが上昇するリスクも存在します。これらの要因は、同社グループの収益性に影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループの事業環境においては、人手不足を背景とした人材確保に係る負担が増加している状況です。これは、事業運営におけるコスト増加につながる可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
ビー・エム・エルは、医療の発展と人々の健康に貢献することを目指し、高品質な臨床検査サービスを提供しています。持続的な成長と企業価値向上を追求しながら、社会の変化に対応する柔軟な企業文化を育んでいます。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
ビー・エム・エルグループは、「豊かな健康文化を創造する」ことを経営の基本方針としています。臨床検査事業を主軸に、「品質と生産性向上への弛まぬ挑戦」を続けることで、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。
医療制度改革が進む中で、医療のIT化に貢献する企業となることも目標としています。第9次中期経営計画では、「さらなる品質」「ソリューション」「相互の発展」をキーコンセプトに、10年先を見据えた事業拡大を確固たるものにすることを目指しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
ビー・エム・エルグループは、事業を通じて社会の健康増進に貢献し、持続可能な社会の実現に責任を果たすことを使命としています。第9次中期経営計画ではESGをキーコンセプトの基盤と位置づけ、環境負荷の低減、社会課題の解決、透明性の高いガバナンスを推進しています。
品質向上と顧客満足度のためISO9001や臨床検査室に特化したマネジメントシステムである「ISO15189」を取得し、環境保全のためISO14001の取得をグループ全体に拡大しています。人財戦略では「人財投資」「風土改革」「環境整備」を重点テーマとし、自責の文化の醸成や多様な人財が活躍できる働きやすい職場環境づくりに取り組んでいます。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
ビー・エム・エルグループは、第9次中期経営計画において「10年先を見据えた事業拡大を確固たるものにする」ことを目標に掲げています。その中で、組織・人材・社会的責任に関する重点テーマとして、DXソリューションの推進とデジタル人財の育成に取り組んでいます。
また、ESGへの取り組みを強化しており、気候変動への対応としてCO2排出削減を進めています。社会面では、人財開発・活用、ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョンの推進、健康で働きやすい職場環境の構築に注力しています。ガバナンス面では、取締役のダイバーシティや監督・執行体制の強化を進め、2025年6月には監査等委員会設置会社へ移行しました。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
ビー・エム・エルは監査等委員会設置会社として、意思決定の透明性とスピードを高めるコーポレート・ガバナンス体制を構築しています。執行役員制度を導入し、複数名の社外取締役を選任することで、経営の監督機能と監査機能の強化を図っています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
ビー・エム・エルの株主構成を見ると、筆頭株主は同社グループの関連会社であるビーエムエル企画です。また、代表取締役社長である近藤健介氏も上位株主の一人として名を連ねています。このように、同社グループは関連会社と経営陣が上位株主を占めることで、安定した資本基盤を形成していることがうかがえます。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| ビーエムエル企画 | 27.08% |
| 近 藤 健 介 | 9.42% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 8.41% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は12名(男性10名・女性2名)で構成され、女性役員比率は16.7%です。代表取締役社長は近藤健介氏が務めています。社外取締役比率は41.7%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 近 藤 健 介 | 代表取締役社長 | 1994年5月医師免許取得。1994年6月同社取締役、1998年8月株式会社ビーエムエル企画代表取締役社長。2014年1月より同社代表取締役社長。 |
| 荒 井 信 貴 | 代表取締役BML検査本部担当兼ゲノム医療事業本部長兼ゲノムQA室長兼 BML総合研究所長 | 1989年5月医師免許取得。2005年6月同社社外監査役、2009年6月同社取締役。2026年4月より同社代表取締役副社長兼BML検査本部担当兼ゲノム医療事業本部長兼ゲノムQA室長兼BML総合研究所長。 |
| 武 部 憲 尚 | 代表取締役企画本部長兼営業本部担当 | 2015年4月同社入社。2016年6月同社取締役執行役員。2023年6月より同社代表取締役専務執行役員企画本部長兼グループ企画部長、2024年5月より現職。 |
| 柴 田 健 治 | 取締役BML検査本部長兼総研第三検査部長兼試薬部長 | 1984年4月同社入社。2022年6月同社取締役執行役員BML検査本部長。2026年4月より同社取締役常務執行役員BML検査本部長兼総研第三検査部長兼試薬部長。 |
| 大 澤 英 明 | 取締役営業本部長兼提案営業部長兼医薬治験営業部長 | 1986年9月同社入社。2019年6月同社取締役執行役員営業統括本部副本部長。2023年6月より同社取締役執行役員営業本部長兼提案営業部長兼医薬治験営業部長。 |
| 山 下 祐 二 | 取締役システム本部長 | 1988年11月同社入社。2020年7月同社執行役員システム本部副本部長。2022年6月より同社取締役執行役員システム本部長。 |
社外取締役は、新井龍晴氏(ユニオン昭和代表取締役社長)、大澤茂氏(矢作建設工業代表取締役副社長)、松沢玲子氏(沖縄国税事務所長)、出縄正人氏(スプリング法律事務所パートナー)、宮城典子氏(埼玉りそな銀行常勤監査役)です。
ビー・エム・エルは監査等委員会設置会社であり、取締役会と監査等委員会が執行役員の職務執行を監督・監査しています。複数名の社外取締役を選任することで、経営の客観性と中立性を確保し、監督機能の強化を図っています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
ビー・エム・エルは、取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬を月額報酬、役員賞与(短期インセンティブ)、譲渡制限付株式報酬(長期インセンティブ)の3つの体系で構成しています。役員賞与は、各年度の業績指標やESG評価、職務遂行結果を総合的に勘案して決定され、上位役位ほど業績連動性を高める方針です。一方、社外取締役および監査等委員である取締役の報酬は、その独立性を重視し、月額報酬のみで構成されています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 6名 | 2.3億円 | 38.2百万円 |
| 監査等委員(社外除く) | 1名 | 11百万円 | 11.0百万円 |
| 監査役(社外除く) | 1名 | 3百万円 | 3.0百万円 |
| 社外役員 | 8名 | 29百万円 | 3.6百万円 |
個人別報酬が開示されている役員は、近藤健介氏(1.07億円)です。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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