0 編集部が注目した重点ポイント
①1Q売上高が過去最高の62億円を達成する
主軸であるプロジェクトマネジメント実行支援(PMO)の需要が引き続き旺盛であり、当第1四半期の売上高は前年同期比11.1%増の62億円と四半期ベースで過去最高を記録しました。企業のデジタルトランスフォーメーション投資を背景に盤打な顧客基盤を確立しており、さらなる市場拡大に向けて中途採用を含む供給体制の強化が進んでいます。
②平均月額チャージ単価が179万円に上昇する
近年の新卒採用数増加に伴って若手コンサルタントの割合が増加しているものの、サービスの高付加価値化により平均単価は1,799千円へと上昇しました。高い人間調整力を発揮する戦略実行型マネジメントが市場で高く評価されており、未経験からでも市場価値の高いコンサルタントへ成長できる環境が整っています。
③採用費を3.6億円に増やし成長基盤を強化する
下半期以降のさらなる業績拡大に向けて、当第1四半期に戦略的投資費用として前年同期比47.1%増の3.6億円の採用費を投入しました。計画的な採用活動によって、質と量の両面からコンサルタントの供給体制を強固にしており、組織の急成長フェーズをともに牽引していく意欲的な中途人材の募集が活発化しています。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年12月期 第1四半期 決算説明資料 P.3
売上高
6,224百万円
+11.1%
営業利益
955百万円
+13.9%
経常利益
964百万円
+15.0%
親会社株主に帰属する四半期純利益
599百万円
+6.1%
当第1四半期連結累計期間の業績は、売上高が6,224百万円(前年同期比11.1%増)、営業利益が955百万円(同13.9%増)となり、売上高・営業利益ともに四半期ベースで過去最高を達成しました。モビリティ、金融、リテールなどの成長産業を中心に新規ニーズの開拓が順調に進んでおり、販管費率を25.4%(同2.0ポイント低下)に抑えたことで高い収益性を維持しています。
通期業績予想に対する進捗率は、売上高で23.9%、営業利益で31.9%に達しています。同社の業績は期中に新しく採用したコンサルタントの売上高が在籍期間とともに積み上がるため下期以降に利益が偏重する傾向がありますが、1Q時点で営業利益の進捗が30%を超えており、通期目標の達成に向けて業績は極めて順調に推移していると評価できます。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年12月期 第1四半期 決算説明資料 P.20
PMO領域
【事業内容】プロジェクトの成功率を高めるためのマネジメント実行支援(PMO)を、主に年商1,000億円以上のリーディングカンパニー向けに提供する主軸ビジネスです。
【業績推移】当第1四半期の売上高は5,293百万円(前年同期比10.4%増)、売上総利益は2,293百万円(同5.2%増)と、全体の成長を力強く牽引しています。
【注目ポイント】下半期の成長に向けた1Qの採用強化により稼働率は83.8%と一時的に低下したものの、コンサルタント数の増加と平均単価の上昇によって増収を維持しました。利害関係が対立する中で合意形成を導く「戦略実行型マネジメント」への需要は非常に強く、高いEQ(心の知能指数)を発揮して企業のラストワンマイルを完遂できる人材が強く求められています。
Digital領域
【事業内容】連結子会社のMSOL Digitalなどを通じて、AIを活かすためのデータ分析基盤構築やデータ統合、DX(デジタルトランスフォーメーション)推進に関わる高度な技術・マネジメント支援を提供します。
【業績推移】当第1四半期の売上高は1,021百万円(前年同期比21.2%増)、売上総利益は276百万円(同47.5%増)と、非常に高い成長率を記録しています。
【注目ポイント】データ統合などのニーズは依然として強く、AIを武器にしたデータ分析基盤経験者の獲得が進んだことで受注拡大が継続しています。売上高は四半期ベースで過去最高を更新中であり、最先端のテクノロジーとマネジメントを融合させて企業の変革をダイレクトに支援したいITエンジニアにとって、最適なキャリアフィールドが広がっています。
その他の領域
【事業内容】プロジェクトマネジメントの普及や自律的な個人の成長を促すための各種トレーニング、および自社開発ソフトウェアなどの周辺マネジメント関連サービスを提供します。
【業績推移】当第1四半期の売上高は22百万円(前年同期比31.2%減)、売上総利益は▲23百万円(前年同期は18百万円の黒字)となり、一時的な赤字となっています。
【注目ポイント】自社ソフト「PROEVER(プロエバー)」関連のシステム・開発費用については、事業フェーズの移行に伴って一部を原価または資産化へ振り替えたため、販管費としては減少しています。マネジメントにおける社会のプラットフォーム化に向けた仕組みづくりや、教育・研修ビジネスのノウハウ開発に関わりたい人材にとって挑戦しがいのある環境です。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年12月期 第1四半期 決算説明資料 P.15
国内のPMO市場は2030年に1.6兆円規模の巨大市場へと成長することが見込まれており、同社はその潜在需要を取り込むべく、通期で売上高260億円(前期比12.7%増)、営業利益30億円(同9.4%増)という高い成長目標を維持しています。第2四半期には169名の新卒入社や中途採用のさらなる強化、紹介フィーの発生などによって一時的な販管費の増加を見込んでいますが、これらはすべて下半期以降の飛躍的な業績拡大に向けた先行投資です。また、財務基盤においては自己資本比率68.5%と極めて健全な状態にありますが、今後は最適な資本構成(35〜50%程度)を念頭に、成長投資や機動的な株主還元を実施する方針が示されています。中期的に配当性向50%を目指して今期の1株当たり配当を32円から50円へと大幅に増配する予定であり、株主価値の最大化と企業の高成長を両立させるプロフェッショナルな経営体制のもとで、自身の市場価値を飛躍的に高めるキャリアに挑戦できます。
4 求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
同社は、AI時代において最も代替されにくいとされる「EQ・人間調整型」の戦略実行マネジメントに特化し、圧倒的なシェア獲得を目指す成長企業です。志望動機を構築する際は、単なるドキュメント作成や定型的な進捗管理にとどまらず、企業の利害関係が対立する中で深く入り込み、合意形成を推進する「戦略実行のラストワンマイル」への情熱を伝えることが強力なアピールになります。自身のこれまでの調整経験や、プロジェクトを完遂へと導いた当事者意識を具体的なエピソードとともに紐づけることで、同社が求めるコンサルタント像との高い親和性を示すことができます。
面接での逆質問例
- 御社が最重要KPIとして掲げる「平均月額チャージ単価」が当1Qで179万円まで上昇していますが、新卒や若手コンサルタントの割合が増加する中でもサービスの付加価値を高め続けられている、具体的な育成・教育ナラティブについて教えていただけますでしょうか。
- 第2四半期に169名の新卒採用や中途採用の強化など、積極的な人員拡大と先行投資を進められていますが、中途入社者が下半期以降の稼働率上昇とプロジェクト牽引に向けて、早期にバリューを発揮するためのサポート体制はどのように設計されていますか。
- データ分析基盤の構築を武器に四半期ベースで過去最高売上を更新している「MSOL Digital」の領域において、今後のAI時代を見据えたPMOコンサルティングと先端テクノロジーの融合を推進する上で、中途採用者に期待される最大のミッションは何でしょうか。
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
同僚といった感覚はあまりありません
年に数度、社員全員が会する機会がありますが、普段はプロジェクトに個別に派遣されていますので、同じ会社の人とか同僚といった感覚はあまりありません。
(20代後半・コンサルタント・男性) [キャリコネの口コミを読む]女性よりも男性が好まれる職種
そもそも女性が少なく、かつ女性よりも男性が好まれる職種だと思います。もちろん、バリバリ仕事をして、実力主義(と標榜してますが)で認められれば可能性がないわけではありません。
(20代後半・コンサルタント・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社マネジメントソリューションズ 2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社マネジメントソリューションズ 2026年12月期 第1四半期 決算説明資料



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