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編集部が注目した重点ポイント
①代表取締役社長を新たに選任し経営体制を一挙に強化する
2026年5月26日付株主総会後、新たに代表取締役社長として平間英之氏を選任予定であり、経営体制の刷新を図ります。新たなリーダーシップのもとで、グローバル展開やDXの推進に向けた専門人材のキャリア機会が拡大する可能性があります。新体制への移行により、組織運営や中長期的な成長戦略がさらに加速する見込みです。
②主導の事業展開に転換し価値最大化を推進する
経鼻片頭痛薬「Atzumi」の事業展開について、製造権と米国販売権を保持し、子会社であるSatsuma社が主体となって商業化を進める戦略へ転換しました。グローバル市場における事業開発やライセンス活動に関わる高度な専門人材の需要が拡大する可能性があります。なお、事業化経費の先行により当期の連結利益に影響が出ています。
③非臨床事業の受注高が11.3%増の357億円と過去最高を更新する
主力のCRO事業(非臨床)において、欧米顧客からの受注が牽引し、通期の受注高が前年度比11.3%増の357億円に達し過去最高を更新しました。海外営業の強化に伴い、グローバル基準の試験に対応できる研究職やプロジェクト管理などの専門人材への需要が高まっており、中長期的な事業拡大に向けたキャリア機会が存在します。
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連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 通期 決算説明会資料 P.12
売上高
32,524百万円
前期比:+0.3%
営業利益
2,653百万円
前期比:-11.1%
経常利益
5,833百万円
前期比:-9.6%
当期純利益
4,566百万円
前期比:-7.3%
当連結会計年度の業績は、売上高が32,524百万円となり4期連続で過去最高を更新しました。主力のCRO事業において複数の大型試験の完了が次年度へ期ずれた影響により微増収に留まったものの、2月発表の修正予想を売上・利益ともに上回る結果となりました。営業利益は、非臨床事業への戦略的な先行投資や「Atzumi」の事業化準備に伴う経費増加により、前年同期比11.1%減の2,653百万円となっています。
通期実績の着地については、期中に公表された修正予想を上回って着地を達成したことから、全体として順調に推移したと評価できます。
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事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 通期 決算説明会資料 P.14
CRO事業
【事業内容】被験物質について実験動物や細胞等を用いて有効性と安全性を確認する非臨床および臨床試験の受託。
【業績推移】売上高31,277百万円(前年同期比1.0%減)、営業利益6,908百万円(同4.8%減)となりました。
【注目ポイント】大型試験の期ずれや設備・人財への投資により減益ですが、欧米顧客からの受注が35.2%増と大幅に伸長しており、受注残高は過去最高の409億円に達しています。グローバルでの競争優位性を背景に、最先端の創薬サポートを担う研究職や海外営業職、GST(海外顧客専任チーム)で活躍する人財が強く求められています。
注目職種
非臨床・臨床研究職、海外営業職、プロジェクトマネージャー
トランスレーショナル リサーチ事業
【事業内容】独自開発の経鼻製剤投与基盤技術(SMART)の応用研究や、創薬シーズのライセンス仲介・投資。
【業績推移】売上高108百万円(前年同期比100.0%増)、営業損失4,028百万円(前年は3,681百万円の損失)でした。
【注目ポイント】「Atzumi」の販売承認取得に伴い、子会社主導による米国市場導入やグローバル市場でのライセンス活動を展開する新たな成長戦略へ轉換しました。また、経鼻ワクチン開発でもAMED中間評価で最高評価を獲得しています。米国やグローバル市場を舞台とした事業開発(BD)や、ライセンス仲介のプロフェッショナルが活躍できる刺激的な環境が整っています。
注目職種
事業開発(BD)担当、ライセンス仲介スペシャリスト、臨床開発マネージャー
メディポリス事業
【事業内容】地熱・温泉発電を活用した再生可能エネルギーの供給、およびWellbeingをコンセプトとしたホテル運営。
【業績推移】売上高804百万円(前年同期比42.3%増)、営業損失65百万円(前年は422百万円の損失)と大幅に改善しました。
【注目ポイント】新設された温泉発電所の本格稼働が業績回復に大きく寄与しており、ホテルのサービス価値向上も順調に進んでいます。社会的利益の創出を担うサステナビリティに直結する事業であり、施設管理やホスピタリティマネジメント、水産事業の大量生産スケールアップを推進する技術人材などの活躍フィールドが広がっています。
注目職種
ホテル・施設運営管理者、発電設備技術者、水産養殖技術研究員
米国不動産事業
【事業内容】米国子会社が保有する敷地内に建設された多目的産業用ビル(STC)の賃貸・管理。
【業績推移】売上高184百万円(前年同期比300.0%増)、営業損失1百万円(前年は61百万円の損失)となりました。
【注目ポイント】2025年からの営業開始以降、テナント収入が順調に拡大しており、営業損益はほぼ収支均衡の段階まで改善が完了しています。海外資産の有効活用を通じたグループの基盤安定化に寄与するセグメントであり、クロスボーダーの資産管理や契約実務に精通したグローバル管理系人材の専門性が活かされるフィールドです。
注目職種
グローバル資産管理、海外契約実務担当
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今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 通期 決算説明会資料 P.18
次期(2027年3月期)は、売上高380.0億円(前期比16.8%増)、営業利益30.0億円(同13.1%増)、経常利益60.0億円(同2.9%増)と、売上・各段階利益ともに前年を上回る増収増益を予想しています。特に、期ずれとなった大型案件の売上計上や期初受注残高の積み上がりを背景に、主力のCRO事業が全体の業績を力強く牽引する見通しです。また、子会社のSatsuma社では「Atzumi」の早期市場導入に向けた製造・販売体制の構築と、グローバルな事業パートナリング活動を積極的に推進していく計画となっています。経営体制の刷新と大型の戦略的設備投資(EU実験棟の建設など)の本格化により、グローバル展開を加速させるための即戦力人材の採用が活発化することが見込まれます。
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求職者へのアドバイス
志望動機のヒント
同社は、世界トップクラスのNHP繁殖・供給体制という独自の強みを持ち、新規創薬モダリティの安全性評価で「オンリーワンのダントツCRO」を目指しています。また、独自の経鼻投与技術を用いた「Atzumi」の商業化など、TR事業でも大きな転換期を迎えています。志望動機では、同社が推進するグローバル市場への営業強化やDX化の推進に対し、自身の専門性や即戦力としてのスキルがどのように貢献できるかを結びつけてアピールすることが非常に効果的です。
面接での逆質問例
・欧米顧客からの受注が過去最高水準で急増しているとのことですが、新設される「EU実験棟」の稼働やGST(海外顧客専任チーム)の強化に向けて、現在どのような経験やスキルを持つ人材が最も求められていますか。
・「Atzumi」の自社主導による米国市場導入やグローバルでのライセンス活動など、TR事業の戦略転換に伴い、新体制のもとで事業開発やアライアンスマネジメントを担う人財にはどのような成果が期待されていますか。
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転職者が知っておきたい現場のリアル
女性でも働きやすい環境
働いている女性の割合が約半分を占めていたり、女性管理職も多く存在したりすることから、昔ながらの男性優位の職場ではなく、女性でも働きやすい環境であったと感じます。
(20代後半・研究開発・女性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社新日本科学 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 株式会社新日本科学 2026年3月期 通期 決算説明会資料



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