0 編集部が注目した重点ポイント
①JR西日本との提携でBaaSモデルを構築
株式会社関西みらい銀行の株式の20%を西日本旅客鉄道株式会社へ譲渡する資本業務提携を締結しました。2027年3月期中に持分法適用会社化を予定しており、地域価値循環型のBaaS・決済モデルを構築し、関西地域でのエコシステム拡張を推進しています。新たな事業領域でのキャリア機会が拡大する可能性があります。
②フィー収益が5期連続で最高益を更新
決済関連や運用資産残高(AUM)の伸長が牽引し、信託報酬と役務取引等利益を合わせたフィー収益が5期連続で過去最高を更新する2,305億円を記録しました。金利環境に左右されない安定的なリカーリング収益(継続収益)の拡張が着実な成果を上げています。
③貸出金残高と利回りの上昇で資金利益が増加
貸出金残高の増加および利回りの上昇により、国内預貸金利益が好調に推移しました。資金利益全体で前期比+1,115億円の大幅な増加となり、日本の成長や地域活性化を支える安定的な資金提供の継続が、強固な収益基盤に大きく貢献しています。
1 連結業績ハイライト
出典: 2026年3月期 IR説明会 参考資料 P.3
経常収益
1兆3,572億円 +21.5%
実質業務純益
2,982億円 +20.3%
経常利益
3,909億円 +33.8%
親会社株主に帰属する当期純利益
2,587億円 +21.3%
※実質業務純益 = 業務粗利益 - 経費(本業の基礎的な収益力を測る指標)
2026年3月期通期決算は、貸出金残高の増加や利回り上昇を背景とした国内預貸金利益の好調により、すべての主要指標で大幅な増益を達成しました。特に、親会社株主に帰属する当期純利益は、期初に公表された通期目標を上回る好調な着地となりました。
政策保有株式の売却進展や、市場環境を見据えた有価証券ポートフォリオの入れ替えなど、資本効率向上に向けた取り組みも成果が出ている状況です。グループ全体の成長基盤強化に向けた人的資本およびITへの投資を拡大しつつ、経費率(OHR)の低下を実現しており、強固な収益構造の構築が概ね順調に進捗しています。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典: 2026年3月期 IR説明会 参考資料 P.21
個人部門
事業内容:個人のお客さまを対象に、個人ローン・資産運用・資産承継等に係るコンサルティングを中心とした事業活動を展開。
業績推移:実質業務純益は1,732億円となり、前期比で+447億円と大きく増益しました。
注目ポイント:自己居住用住宅ローンの実行額が前期比約2割増と大きく伸長しています。資産形成からセカンドライフ、次世代への承継まで、人生100年時代を見据えた長期的な伴走型サポートが求められており、対面とデジタルを融合した質の高いコンサルティングを提供する専門人材の重要性が高まっています。
法人部門
事業内容:法人のお客さまに対し、企業向貸出、信託を活用した資産運用、不動産業務、企業年金、事業承継等のサポートを展開。
業績推移:実質業務純益は2,590億円となり、前期比で+170億円の増益となりました。
注目ポイント:中小企業を中心としたお客さまの課題に対し、フルラインの信託機能を活用した伴走支援を展開しています。M&Aや事業承継、不動産ビジネスなどのソリューション提供が強化されており、企業価値向上に向けた専門性の高い提案力が発揮できるフィールドです。
市場部門
事業内容:資金・為替・債券・デリバティブ等を通じ、金融市場における調達と運用を実施。
業績推移:実質業務純益は△880億円の損失(仕切レートの変更等による収益移転の影響を含む)となりました。
注目ポイント:市場環境の変動を見据え、円債を中心としたポートフォリオのメンテナンスを機動的に実施しています。ALM(資産・負債の総合管理)の高度化を通じて、金利上昇局面における収益機会の捕捉とリスクコントロールを担う、高度な専門知識を持った人材の活躍が期待されています。
3 今後の見通しと採用の注目点
出典: 2026年3月期 IR説明会 参考資料 P.25
持分法適用会社であるデジタルガレージ社との協業による次世代決済アプリの開発や、JR西日本との提携を通じた「地域価値循環型BaaS・決済モデル」の展開など、金融の枠を超えた新たな顧客接点の創出を推進中です。2027年3月期の通期業績については、親会社株主に帰属する当期純利益3,100億円の達成を目標に掲げています。
こうした成長戦略の実現に向けて、りそなホールディングスでは「人的資本投資」を拡充しており、高度AI人材の育成や外部からのキャリア採用・越境経験者の登用を積極的に進めています。従来の金融業務にとらわれず、デジタル(DX)やデータ利活用、地域活性化に貢献できる多様なバックグラウンドを持つ人材にとって、新たなキャリアを築くチャンスが広がっています。
4 求職者へのアドバイス
HINT 志望動機のヒント
りそなグループは、「リテールNo.1」という長期ビジョンのもと、商業銀行と信託銀行の強みを併せ持つ独自のビジネスモデルを展開しています。志望動機では、「信託機能を身近なリテール層へ提供したい」「リアルとデジタルの一体化を通じて、地域社会の課題解決に伴走したい」といった視点から、あなた自身の経験をどう活かせるかを具体的に伝えることが重要です。
Q&A 面接での逆質問例
- 「中計で掲げられている『次世代成長ドライバーの創出』に関して、他業種との協業やBaaS事業において、中途採用者に特に期待される役割やスキルセットは何でしょうか?」
- 「高度AI人材の育成など『ワークスタイル変革』を進められていますが、入社後に専門性を高めるための支援制度やキャリアパスについて、具体的な事例があれば教えてください。」
5 転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
休日出勤は振替休日取得が原則
基本的には、残業は10時がマックス。また、休日出勤は振替休日取得が原則。忙しい部署と忙しくない部署の差があるが、労働条件はそれほど厳しくないと思われる。忙しい部署だと月二回を限度に振替休日なしの休日出勤がある。
(30代前半男性・金融関連職・正社員) [キャリコネの口コミを読む]ワークライフバランスを考えている人にはとてもお勧めな職場
福利厚生はとても充実しています。外部のリゾート施設と提携しており、社員はとても安い値段で利用することができます。利用できる施設も日本各地にあり、有給休暇の取りやすさもあって何回も利用させていただきました。ワークライフバランスを考えている人にはとてもお勧めな職場です。
(40代前半男性・金融商品開発・正社員) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年3月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
- 2026年3月期 決算説明資料
- 2026年3月期 IR説明会 参考資料



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