0 編集部が注目した重点ポイント
①期ずれ差益の拡大等により増益を達成
当第3四半期は、原料費調整制度による原材料費と売上高の期ずれ差益が拡大したこと等を背景に、経常利益が前期比7.9%増の299億円となり、堅調な増益を達成しました。外部環境の変動を適切に吸収し、収益を確保する事業基盤の強さが表れています。
②戦略事業への経営資源シフトを加速
中期経営計画2025-2027に基づき、都市ガスなどのコア事業から、電気・海外などの戦略事業への経営資源のシフトを推進しています。成長の原動力として1,300億円規模の戦略事業投資を計画しており、新たな事業創出に関わるキャリア機会が拡大しています。
③株式分割を実施し流動性の向上を図る
2026年4月1日を効力発生日として、普通株式1株につき4株の割合をもって株式分割を実施します。投資単位当たりの金額を引き下げることで、投資家層の拡大および株式の流動性の向上を図る、資本市場を意識した経営姿勢が示されています。
1 連結業績ハイライト
出典:2026年3月期 第3四半期 連結決算説明資料 P.4
売上高
465,407百万円
前年同期比 +1.0%
営業利益
25,819百万円
前年同期比 +18.4%
経常利益
29,903百万円
前年同期比 +7.9%
親会社株主に帰属する四半期純利益
24,057百万円
前年同期比 +9.1%
2026年3月期第3四半期の連結決算は、売上高が前期比で微増となる中、各利益段階ですべて増益を達成する力強い業績となりました。特に、原料費調整制度によるタイムラグ(期ずれ差益)のプラス影響や、各種経費のコントロールが寄与し、確実な収益創出力を示しています。
通期予想に対する進捗状況の評価としては、通期経常利益見通し(330億円)に対し、第3四半期累計で約90.6%という極めて順調な進捗を見せています。計画達成に向けた事業運営が軌道に乗っており、持続的な企業価値向上への期待が高まります。
2 事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:2026年3月期 第3四半期 連結決算説明資料 P.5
ガス
事業内容:都市ガスの製造・供給及び販売を担う、地域社会を支えるグループの中核事業です。
業績推移:売上高は3,061億円、営業利益は前期から大きく伸長し188億円(前期比+25.7%)へと増益しました。
注目ポイント:家庭用では気温影響により販売量が増加した一方、業務用等では設備稼働の状況により減少が見られました。中期経営計画において、この領域は効率化を図りキャッシュフロー創出力を強化するコア事業と位置づけられており、強固な事業基盤を維持・改善するプロセスマネジメント能力が求められます。
💡 採用が期待される職種:法人営業、インフラ設備管理・保安、業務改善コンサルタント
LPG・その他エネルギー
事業内容:LPガスの供給・販売等を通じ、多様化する地域のお客さまのエネルギーニーズに応えます。
業績推移:売上高は675億円と微減でしたが、営業利益は前期の0億円から1億円へと改善しています。
注目ポイント:都市ガスと並ぶコア事業として、安定的な利益成長のための投資を継続する方針が示されています。地域に深く根ざし、エネルギーの枠を超えたくらしのパートナーとしての役割を担うための顧客接点強化に取り組む人材が不可欠です。
💡 採用が期待される職種:地域向け提案営業、エネルギーソリューション営業
電気
事業内容:電力の供給・販売などを行い、エネルギー事業の多角化と成長を牽引する重要な領域です。
業績推移:お客さま数の増加(+5.0%)により販売量が伸び、売上高は前期比+5.7%の718億円、営業利益は13億円となりました。
注目ポイント:海外事業等とともに、中長期的な成長を牽引する「戦略事業」と明確に位置づけられています。事業規模の拡大と競争力強化に向けた重点的なリソース投下が行われており、新市場の開拓やサービス企画を推進できるアグレッシブなビジネス人材が活躍できる環境です。
💡 採用が期待される職種:電力事業企画、新サービス企画開発、マーケティング
その他
事業内容:LNG受託加工、不動産の管理・賃貸、プラント・設備の設計施工、CN×P(カーボンニュートラル)事業、情報処理などを展開しています。
業績推移:多様な事業群が堅調に推移し、売上高412億円、営業利益は前期比+12.8%の43億円へと成長しました。
注目ポイント:不動産物件の売却・入替えも含めた保有資産の収益性向上や、社会課題解決に直結するカーボンニュートラルの推進など、新たな価値を創出するビジネス領域での変革が進められています。事業領域の枠を超えた幅広い専門知識を持つ人材が求められています。
💡 採用が期待される職種:不動産開発・運用マネージャー、カーボンニュートラル事業開発、システムエンジニア
3 今後の見通しと採用の注目点
出典:2026年3月期 第3四半期 連結決算説明資料 P.15
2026年3月期の通期見通しについて、売上高6,300億円、経常利益330億円という堅調な予想を据え置いています。現在推進中の中期経営計画2025-2027では、「地域におけるゆるぎないエネルギー事業者」と「持続可能な社会の実現をリードする企業グループ」というビジョンのもと、大きな構造変革に取り組んでいます。
具体的には、都市ガス等のコア事業で創出したキャッシュフローを元手に、電気事業や海外事業などの戦略事業へ1,300億円規模の投資を加速させています。また、政策保有株式の1/3程度の売却を進めるなど資本効率の最適化にも積極的であり、中計最終年度のROE 6%+αを目指しています。安定した基盤の上で、新規事業や成長領域にチャレンジできるダイナミズムがあり、自ら変革を牽引したいと考える人材には最適なフェーズと言えます。
4 求職者へのアドバイス
志望動機作成のヒント
都市ガスなどの「コア事業での安定的な収益力」と、電気や海外事業など「戦略事業への積極的な経営資源のシフト」という両輪の戦略に共感を示すことが重要です。エネルギーの枠を超えた「くらし・ビジネスのパートナー」として、これまでのご自身の経験・専門性が事業構造の変革や新しい価値の創造にどう活かせるのかを具体的に伝えると説得力が増します。
面接での逆質問例
- 戦略事業として位置づけられている電気事業や海外展開の拡大に向けて、現場レベルで現在最も注力されている課題は何でしょうか?
- 中期経営計画において掲げられている「カーボンニュートラルの推進」に関連し、配属予定の部署では具体的にどのようなプロジェクトが進められていますか?
- コア事業の効率化から創出されたキャッシュを戦略事業へ投資する方針ですが、社内でのリソース配分や新規事業の立ち上げのスピード感はどのように変化していますか?
5 転職者が知っておきたい現場のリアル
海外旅行なども行くことは容易
土日祝日は完全に休みになるのと、年末年始、GW、夏休み、SWなどしっかり休みが取れるため、有休と合わせて10連休以上休みを取り、海外旅行なども行くことは容易である。
(30代前半・法人営業・男性) [キャリコネの口コミを読む]土日にまたがることはある
宿直は年に2回、当直は営業所だと3カ月に1回程度あり、それが土日にまたがることはあるが、基本的には土日祝は休みで、夏季、年末年始、GW、シルバーウィークも最低でも5〜10日程度は休むことができる。
(30代前半・法人営業・男性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 2026年3月期 第3四半期 連結決算説明資料
- 2026年3月期 第3四半期決算短信〔日本基準〕(連結)



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