海外コンビニ事業のM&Aで「穴埋め」
セブン&アイグループの2019年2月期の連結営業収益(サービス、手数料などを含む売上高)は6兆7912億円で、前期比12.5%増。期首計画も上回っている。
ただし、国内コンビニ事業と、イトーヨーカ堂を含むスーパーストア事業、そごうや西武を含む百貨店事業、専門店事業は、いずれも期首計画を達成できなかった。
特に百貨店事業と専門店事業は、それぞれ前期比で営業収益を600億円以上減らしており、グループ業績の足を引っ張っている。失速の穴埋めをしたのは、海外コンビニ事業だった。
海外コンビニ事業の業績伸長は、M&Aによるものだ。米スノコのコンビニエンスストアおよびガソリンスタンド計約1100店舗の買収が、2018年1月に完了。これは、あらかじめ国内成長率の鈍化を見越して行われたものだ。
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