損益計算書(PL):増収増益、利益は過去最高
2019年3月期決算は増収増益。売上高は1兆2782億円で前期比13.0%増、営業利益は3106億円で同10.5%増でした。
ただし営業利益率は24.3%で同0.6pt減の微減。売上原価が7,521億円で前期比14.7%増え、粗利率は41.2%で0.8pt減っています。販売費及び一般管理費は2,156億円で同11.2%増となりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は2,482億円で、前期比21.5%増と大きく伸びました。
売上総利益・営業利益・親会社株主に帰属する当期純利益は、いずれも過去最高を更新していますが、売上高の伸びも大きかったので利益率は微減となっています。
なお、2019年10月31日には2020年3月期の通期予想が上方修正されています。
- 売上高:1兆1000億円→1兆1100億円
- 営業利益:2200億円→2250億円
- 営業利益率:20.0%→20.3%
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1640億円→1700億円
いずれも前期比では減収減益ですが、主力の半導体装置が好調のため期首予想を上回っています。
なお、東京エレクトロンは世界の半導体製造装置の4大メーカーのひとつで、売上高では米アプライド・マテリアルズや蘭ASMLに次いで3位。2018年に米ラム・リサーチを上回りました。
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