損益計算書(PL):売上高は過去最高も減益
2019年3月期の売上高は1兆5183億円で前期比で2.0%増えました。その一方で営業利益は1386億円で同17.3%減と落ち込み、営業利益率は9.1%と同2.2pt減っています。
売上原価は1兆1744億円で前期比3.8%増。売上総利益は3440億円で同3.7%減り、粗利率も22.7%で同1.3pt減となっています。販売費及び一般管理費も2053億円で同8.3%増えており、減益につながりました。
親会社株主に帰属する当期純利益は1108億円で、前期比15.7%減。7年ぶりの前期割れとなりました。
なお、10月23日の2020年3月期上半期決算発表とともに、通期業績予想が以下の通り下方修正となっています。
- 売上高:1兆6500億円→1兆6500億円(据え置き)
- 営業利益:1750億円→1500億円(14.3%減)
- 営業利益率:10.6%→9.1%(1.5pt減)
- 経常利益:1700億円→1450億円(14.7%減)
- 親会社株主に帰属する当期純利益:1350億円→1000億円(25.9%減)
セグメント分析 : 重点2事業へのシフト進む
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金融機関で債券畑を経験後、証券アナリストとして株式の調査に携わる。市場動向や株式を中心としたリサーチやレポート執筆などを業務としている。ファイナンシャルプランナー資格も取得し、現在はライターとしても活動中。株式個別銘柄、市況など個人向けのテーマを中心にわかりやすさを心がけた記事を執筆。