【19年12月期】株価爆上げの大塚商会 特需の反動で減収減益予想も市場は増配を評価

【19年12月期】株価爆上げの大塚商会 特需の反動で減収減益予想も市場は増配を評価

オフィスのIT導入サポートで業績を伸ばす大塚商会。働き方改革で業務効率化の需要が高まり、消費税改正による特需で2019年12月期は増収増益。上方修正での修正額を大きく上回る増配となりました。2020年12月期は減収予想ですが株価は急騰。財務諸表などを基に会社の現状と将来性を整理します。


損益計算書(PL):特需でパソコン販売台数増

大塚商会の2019年12月期決算は、売上高が前期比16.7%増の8865億円営業利益は同29.4%増の622億円で増収増益でした。

売上原価が前期比17.4%増の7065億円で、粗利率が同0.5pt悪化の20.3%。販管費が同7.3%増の1178億円とコストが増えたものの、営業利益率は同0.7pt増の7.0%とここ数年上がっています。

親会社株主に帰属する当期純利益は前期比29.5%増の435億円でした。

なお、2020年12月期の業績予想は、売上高が前期比2.5%減の8640億円、営業利益は同2.4%減の637億円、経常利益は同1.4%増の646億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同0.1%増の435億3000万円としています。

各種特需の反動を見込んで売上高と営業利益は前期比減としつつ、経常利益と当期純利益は前期比で増やすということです。

セグメント分析:売上の65%を占めるSI事業で特需

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