損益計算書(PL):期中に買収した連結子会社の減損計上し大幅減益
駅探の2020年3月期決算は、売上高が前期比5.6%減の28億6500万円、営業利益は同29.4%減の3億3900万円の減収減益でした。第3四半期まで売上高・利益が前年比で微減していましたが、新型コロナウイルスの感染拡大で第4四半期に大きく落ち込み、業績悪化に追い討ちをかけました。
減収にもかかわらず売上原価は前期比6.6%増の11億7300万円と増え、売上総利益は同12.6%減の16億9200万円と減少。粗利率は同4.7pt減の59.1%に悪化しています。
販売費及び一般管理費は前期比7.0%減の13億5300万円と抑えたものの、営業利益率は同4.0pt減の11.8%と3期連続の悪化となっています。
このほか、2019年11月に買収し連結子会社としたラテラ・インターナショナル(旅行会社向けの国内外の観光ガイドブック事業など)について、新型コロナの影響で当初計画していた業績が見込めないと判断し1億3800万円の減損を計上するなどして、親会社株主に帰属する当期純利益は前期比92.1%減の2300万円となりました。
セグメント分析:「スマホ販売のルール変更」が売上減に影響
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