【失敗しない外資系転職】Workday(ワークデイ)への転職で失敗しないポイントとは

【失敗しない外資系転職】Workday(ワークデイ)への転職で失敗しないポイントとは

外資系・グローバル企業への転職。ハイクラスな求人が多い外資系の企業の概要と業績、社風や報酬について、そして面接の質問内容など転職に役立つ情報をキャリアコンサルタントが解説します。私たちと一緒にやりがいも年収もアップする転職を勝ち取りましょう。今回はWorkday(ワークデイ)です。


Workdayの企業概要

Adobeに転職するにあたり、Workdayという会社はどういう会社なのかを知らなければなりません。まずは会社プロフィールから順を追って解説します。
Workday Inc.は2005年3月に、PeopleSoftのCEOおよび取締役会長だったデビッド・ダフィールドと同社副会長だったアニール・ブスリの2人によってNorth Tahoe Power Tools Inc.として創設され、同年7月に現在の社名に変更しました。今日ではERPやHCM領域でエンタープライズクラウドアプリケーションを世界中に提供しています。

ちなみにPeopleSoftはオラクルに敵対的買収をされ、2005年に消滅しています。

Workday 本社 日本法人
社名 Workday Inc. ワークデイ株式会社
設立年 2005年 2013年
株主資本(2019) US$2,486,551000 1350万円
本社所在地(2019) 6110 Stoneridge Mall Road Pleasanton、CA 94588 USA 東京都港区南青山3-11-13 新青山東急ビル7F
従業員数(2019) 12,300名(全世界) 40名
上場市場 NASDAQ 未上場
主な株主 Price (T.Rowe) Associates Inc 10.26%
Vanguard Group, Inc. 6.82%
Blackrock Inc. 5.58%
等、機関投資家が92.10%を所有
Workday Inc.
創業者 デビッド・ダフィールド
アニール・ブスリ
会長 デビッド・ダフィールド
社長・CEO アニール・ブスリ 鍛治屋 清二

2020年9月28日現在

Workdayの業績

Workday導入企業の一部

Workday 2020年1月期の決算資料

2020年度通年の総収益は36.3億ドルで前年比28.5%増、内サブスクリプション収益は31.0億ドルで前年比29.8%増となりました。

Workdayのターゲット市場と成長性

WorkdayのターゲットであるERP市場は、日本国内においても順調な伸びを示しています。 IT市場調査会社アイ・ティ・アール(ITR)の国内のERP市場調査によると、国内ERP市場の2018年度の売上金額は1,004億円、前年度比9.1%増と堅調に伸び、2019年度も13.4%増と前年度を上回る成長を見込こまれるとしています。2016年度は大企業を中心に基幹システムの再構築が進みつつあることから6.5%増の伸びを予測しています。 ERP市場をパッケージとSaaSの提供形態別で比較すると、2015年度はパッケージ市場の売上金額が前年度比3.5%増と緩やかな伸びに対し、SaaS市場は同13.2%増と比較的大きな伸びと示しています。
なかでも、SaaS市場の売上金額は前年度比38.9%増の264億円となり、2019年度も同36.4%増と引き続き大幅な伸びが予想されるとしています。2022年度にはSaaS市場がパッケージ市場を上回る予想です。

ERPはこれまでソフトウェアとサーバシステムがセットなったオンプレミス形態が主流でしたが、クラウドの安定性やセキュリティ不安の軽減、導入コストの安さ、そして折からのDX化やテレワーク化などからクラウドでの運用が急速に拡大する傾向にあります。既存企業の切り替え需要や新規に導入する企業が増加傾向にあるなど、明るい材料が多い市場です。
その代わり、参入するプレイヤーの増加でレッドオーシャン化がさらに進むきらいがあります。

ITR「ERP市場規模推移および予測:提供形態別(パッケージ部分は運用形態別)(2017~2023年度)」

また、Workdayは日本国内においては主にHCM:Human Capital Management 人的資本管理)でHR領域でのサービス展開に注力しています。
ミック経済研究所が2020年1月21日に発表した「HRTechクラウド市場の実態と展望」によると、HRTechクラウド市場動向は、2019年度には349.0億円で、前年度の256.4億円から136.1%の成長したとしています。2020年度は、前年度比で136.4%成長の476.0億円の市場規模を見込こまれ、2024年度には1700億円の市場規模にまで成長すると予測しています。
日本法人の鍛治屋清二社長「日本のクラウドHCM市場は驚くほど小さい。これを3年後には誰もが認知する規模に拡大したい」と意気込みを示しており、同社が今後もっとも力を注ぐ領域なのは間違いありません。

Workdayの主力製品と競合

社名にもなっている「Workday」ではHCM、支出管理、財務分析、ファイナンシャルマネージメントなど、9つのアプリケーションをサブスクリプションで提供しています。

Workdayの機能

特にHCM(人的資本管理)、ATS(採用管理システム)では高い評価を得ており、大企業の中にはERPではSAPを、HCM、ATSではではWorkdayを導入し使い分けているところもあります。

有名企業のERP導入状況(APPS RUN THE WORLD Researchのウェブサイトより)

Workdayの競合はクラウド型ERPの先駆者SAPの「SAP SuccessFactors」、Ultimate Softwareの「UltiPro」、オンプレミス型からクラウドへ転換が進むOracleの「Oracle HCM Cloud」などが挙げられます。

Workdayの社風と働きやすさ

Workdayのコアバリュー

Workdayでは行動規範を20ページにわたるPDFで公開しています。

従業員は機会均等であり、会社は差別のない職場環境を維持すること約束しています。

Workdayの福利厚生

Workdayの福利厚生は地域により変わりますが、以下のようなものが用意されています。

健康
医療、ビジョン、歯科医療
メンタルヘルスケア
不妊治療
処方薬補助金
日本の場合は健康保険にプラスアルファあるようです。

貯蓄
退職貯蓄プラン
健康貯蓄口座
扶養家族介護費口座
多目的支出口座
従業員株式購入プログラム
子供の/高齢者ケアのバックアップ
ペット保険

このほかのにも 健康的な朝食、飲み物、軽食のオプション、フィットネス費用補助などがあります。

Workdayの年収・報酬・ボーナス

Workdayの職種別モデル年収は以下の通りになっています。

アカウントエグゼクティブ 1290万円
エンタープライズアカウントエグゼクティブ 1170万円
リージョナルセールスマネジメントディレクター 1810万円
営業部長 1912万円
リージョナルセールスマネージャー 1278万円

どの職種も1000万円を優に超える報酬が得られます。
日本国内の募集要項では、「経験・実績、スキルを考慮して2400万円程度まで」という表記があります。

Workdayの募集職種と業務内容、必要な条件

現在日本では以下のポジションが募集されています。

  • アカウント・エグゼクティブ
  • パートナーセールスアカウントエグゼクティブ
  • シニア・インテグレーション・コンサルタント
  • 営業部長(日本地域)
  • エンゲージメント・マネージャー
  • シニア・エンタープライズ・アーキテクト

世界的には有名なワークデイですが、日本国内での普及はまだまだです。
現状では外資系の日本法人への導入されていることがメインで、日本企業への浸透率は低いゆえ、営業力強化を急いでいます。

アカウント・エグゼクティブ/パートナーセールス・アカウント・エグゼクティブ

Workdayの導入を急いでいる同社にとってはもっとも重要なポジションです
仕事内容は、財務と人事のためのエンタープライズ クラウド アプリケーションのライセンス営業で、顧客、特にエグゼクティブとの長期で良好な関係を構築することが要です。 具体的には、マーケティング活動や既存顧客へのヒヤリングなどでニーズをすくい上げて製品提案をする、カスタマーリレーションを密にするなどを行います。

応募資格は

  • 複雑なセールスサイクルを始めから最後までしっかりと管理していく能力と売上目標達成に関する確かな実績
  • 人事管理、人材管理の分野での実務ないしコンサルティングの経験
が求められています。

営業部長(日本地域)

この職種は、これまでの豊富な経験とドメインの専門知識を活用して、Workdayの既存のカスタマーベース内でソリューションを販売するシニアアカウントエグゼクティブのチームを主導、指導します。
Workdayを効果的に導入できるように、競争環境と顧客のニーズを理解することは当たり前ですが、Workdayの製品についてや導入事例など豊富な知識とともに、販売プロセスを決定していきします。効果的な販売戦略を採用して、WorkdayをレガシーERPソリューションの代替として選択させるようなプランニングと実行を行います。

かなり難しいポジションなので応募資格もハードルが高いです。
  • セールスリーダーシップの経験、顧客を増やした経験、アップセールに成功した経験
  • 戦略的パートナーやアライアンスと相互に有益な関係を築いてきた経歴
  • チーム販売環境のリーダーとしての経験
  • 複雑な販売サイクルを最初から最後まで管理する確かな能力と、成功した収益達成の実績
  • 口頭および書面での申し分ないコミュニケーション能力
  • ビジネスレベルの英語は必須

Workdayの面接で聞かれる質問(面接対策)

選考は2〜4週間程度かかることが多いです。中には6週間以上かかっという話もありますから、慎重に選考が行われているのではないでしょうか。面接はこの時節柄、オンラインで行われますが、選考過程において、事業所に赴いて対面で行われることがあります。回数は2〜3回がスタンダードです。

募集職種により違いがありますが、これまで経歴や志望動機など定番の質問は当然ですが、営業職の場合は、専門分野における市場動向と最新技術動向といった、情報がアップデートされているか試されるような質問もあります。

さらにはプレゼンテーションする場合があります。面接の約5〜7日前にケーススタディが渡され、そのケーススタディに基づいて資料を作成し3〜5人の面接官の前でプレゼンテーションをします。

場合によってはパイメトリクス(特性検査)が行われ、ジョブマッチングしているかどうかが判断されることがあります。

Workdayへの転職を成功させるために

ざっとでしたがWorkdayという企業についてご理解いただけましたでしょうか。
求人は求められるスキルのハードルが高いのが特徴的ですが、例え書類が通過したしたとしても、次の面接でつまづく方が多くいらっしゃいます。
面接の質問は、定番なものから地頭の良さを計るものまで様々な内容のが投げかけられます。また職種特有の質問もあり多種多様です。
面接対策をしないと選考を通過する確率はかなり低いです。例えば、現時点で数億円を稼ぐ優秀な営業の方でも面接対策無しで失敗する姿を何人も見てきました。情報が少ない中で個人での対策だけでは限界があるのです。
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この記事の執筆者

外資系IT企業、コンサルティングファーム、システムインテグレーターの各業界の現場の最前線で活躍してきたヘッドハンター集団。サーチ型エージェントとして活動しています。
直接キャリア面談の実施から入社、その後一生涯のキャリア形成までを丁寧にサポートします。


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