【平均年収1031万円】ベイカレント・コンサルティングの給与・ボーナスが高いのはなぜなのか

【平均年収1031万円】ベイカレント・コンサルティングの給与・ボーナスが高いのはなぜなのか

【年収研究シリーズ】ベイカレント・コンサルティング社員の平均年収は高いのか?実際はいくらもらっている人が多い?給与制度は年俸・月給どっち?ボーナスは年何回で合計いくらもらえるのか?年収額だけでは見えてこないデメリットはあるのか?など、年収に関する話題をデータや口コミから明らかにします。就職・転職の判断にご活用ください。


ベイカレント・コンサルティングの平均年収は1031万円

ベイカレント・コンサルティングの平均年収推移

過去4年間で約130万円の平均年収アップ

それでは、はじめにベイカレント・コンサルティングの平均年収について見ていきます。
ベイカレント・コンサルティングの平均年収は、2020年2月期の有価証券報告書によると、1031万円です。キャリコネに寄せられた給与明細から算出したベイカレント・コンサルティング年代別年収レンジは、20歳代で710〜810万円、30歳代で1090〜1190万円、40歳代で1350〜1450万円となっています。男女あわせた民間の正規雇用者の平均年収は503.5万円(国税庁・平成30年分民間給与実態統計調査結果)ですから、それと比較しておよそ2.05倍の額です。

ベイカレント・コンサルティング・4年間の平均年収・平均年齢・従業員数(単体)の推移

決算月平均年収平均年齢平均勤続年数従業員数
2020年2月期1031万円32.6歳3.9年1839人
2019年2月期933.1万円32歳4年1531人
2018年2月期898.1万円32.2歳4.1年1358人
2017年2月期875.3万円32.2歳4.1年1194人

出典:ベイカレント・コンサルティング・有価証券報告書

ベイカレント・コンサルティングの過去5年間の平均年収を見てみると、毎年数十万円のペースで増加し続けています。2017年2月期から2020年2月期の4年間で、実に約130万円の増加です。

同社は、2016年9月2日付で東証一部上場以来、大幅な増収増益を続けています。同時に人員についても毎年数百人単位で増員をしていますが、それにも関わらず平均年収が伸び続けている背景には、好調な業績とともに、「業績が好調で人が足りておらず、人を集めるためにも給与をどんどん挙げている」という事情もあるようです。

2021年2月期の業績予想については、「合理的に予測可能となった時点で、2021年2月期の配当金と併せて公表する予定」とされており、売上収益のみレンジ形式で開示されていますが、「前年対比106~115%」と好調は続く予想のため、平均年収についてもますますの伸びが期待できます。

(注記)上記の通り、2016年9月2日付で東証一部上場のため、2017年2月期~2020年2月期の4年間のみ平均年収推移を記載しています。

ベイカレント・コンサルティングの年代別平均年収と中央値

ベイカレント・コンサルティングの年収中央値は30代で1020.3万円

ここまで平均年収を見てきましたが、ベイカレント・コンサルティングのより実態に近い年収は中央値を見ればわかります。ベイカレント・コンサルティングの世代別平均年収・平均月収・平均ボーナス・年収中央値は以下の通りです。

ベイカレント・コンサルティングの年収実態
年代平均年収平均月収平均ボーナス年収中央値
20代758.9万円54.2万円151.7万円683.01万円
30代1133.7万円80.9万円226.7万円1020.3万円
40代1394.7万円99.6万円278.9万円1255.23万円
50代1611.6万円115.1万円177.2万円1450.44万円
60代760.1万円54.2万円152万円684.09万円

※キャリコネの口コミ、有価証券報告書、厚労省・経産省・国税庁発表の調査資料を元に、編集部で独自に算出

ベイカレント・コンサルティングは、日系最大級の総合コンサルティング会社であり、業種としては「専門・技術サービス業」に分類されます。この業種は、全業種平均と比べて、平均年収がやや高い業種です。例えば30代は、全業種平均320.6万円に対し376.3万円(+約55万円)、40代は全業種平均395.6万円に対し462.9万円(+約67万円)といった具合です。年代が上がるにつれて、全業種平均との差が大きくなっていることも特徴です。

こうした業種において、同社の年収中央値は、すべての年代において業種別平均を大きく上回っています。同じく30代・40代を取り上げると、業種別平均が376.3万円、462.9万円であるのに対し、同社の年収中央値は1020.3万円、1255.23万円と、約3倍に迫る水準となっています。こうした数字からも、いかに同社の年収水準が高いかが伺えます。

ベイカレント・コンサルティングの年収が高い理由

毎年の昇給幅が大きい

ベイカレント・コンサルティングの年収の高さを支える理由は、好調な業績であることは間違いありませんが、それが最も表れているのが「昇給率」の高さです。後に詳述しますが、高評価であれば100万円以上の年俸アップも可能ですが、そうでなくても、「平均3%程度の昇給」という水準の高さです。また、特に入社直後の昇給率は「新卒は3年くらいまでは年5%はアップする」と、若手の成長を支援する姿勢も見えます。

これ以外に、「社員の紹介制度があり、最大50万円の支給がある」や「中途採用の場合、前職の+100万円~となっている」と、採用を急拡大する同社ならではの仕組みも、高い年収を支える理由の一つであるようです。

ベイカレント・コンサルティングの給与体系・内訳

年俸制、その水準の高さには満足度が高い

ベイカレント・コンサルティングの給与体系は、年俸制が採られており、それが14分割され、月々の給与+2回の賞与(夏・冬1ヶ月分ずつ)という形式です。この月給内には、45時間分の時間外手当が含まれていますが、それ以外の諸手当としては「通勤手当以外ほとんどないと思ってよい」とのことで、「退職金や住宅手当はない」ことへは不満の声も見られます。しかし、年収水準について不満を感じる声はほとんど見られず、「とにかく年収のレベルは高い」「他ファームと比較しても、年収は高い傾向」と従業員の満足度は高いようです。

賞与は、標準的な支給月数としては「2ヶ月分」ですが、評価によって金額が変動します。「最大20%増減する」そうですので、高評価を得られた場合は、さらに年俸がアップするという仕組みです。

ベイカレント・コンサルティング社員の給与明細(キャリコネ)

年俸額は評価結果次第、年齢と逆転するケースも

20代コンサルタント(非管理職)の 給与明細

20代コンサルタント(非管理職)の 給与明細

20代も30代とほぼ同等の年収額

30代コンサルタント(非管理職)の 給与明細

30代コンサルタント(非管理職)の 給与明細

ベイカレント・コンサルティングの職種別年収

職位ごとに年収レンジが設定される

ベイカレント・コンサルティングの職種は、「コンサルタント」のみですので、職種による年収差、というものは発生しません。前述の通り、同社では年俸制が採られており、初年度年俸についても、以下の通り設定されています。

●給与(想定年収):350万円~600万円
採用時の評価結果をもとに年俸額が決められるため、同じ新卒1年目同志であっても、年収に大きな差が生じます。

入社後は、基本的にはコンサルタントにおける職位ごとに年俸額が決められます。目安としては、以下の通りです。
●エグゼクティブパートナー:2500万円~
●パートナー/チーフエキスパート:2000~4000万円
●シニアマネージャー / シニアエキスパート:1300~1700万円
●マネージャー / エキスパート:1000~1300万円
●シニアコンサルタント:700~1100万円
●コンサルタント:600~800万円
●アナリスト:500~700万円
職位ごとに年俸を設定とはいっても、年俸レンジに若干の重なりが発生しています。新卒入社時同様、評価結果が大きく年俸額を左右するため、こうした現象が起こるようです。

ベイカレント・コンサルティング社員の給与明細(キャリコネ)

20代で年収900万円を超えるケースも!

20代コンサルタント(非管理職)の 給与明細

20代コンサルタント(非管理職)の 給与明細

同年齢、同職種で年収2倍の差となることも

30代コンサルタント(非管理職)の 給与明細

30代コンサルタント(非管理職)の 給与明細

ベイカレント・コンサルティングで年収を上げる方法

同じ職位でも評価次第で数百万円の年俸差も

上述の通り、同社の年俸は職位と評価結果によって大きく変動します。年俸額は、「稼働率と単価(定量)および上長の評価(定性)」で決定されます。稼働率は、担当するクライアント・プロジェクトによるところも大きく、「運次第」でもあるのですが、大きく影響を与えるのは「上長の評価」結果です。「評価が悪いと年俸維持~25万円アップ、普通だと50~100万円アップ、評価が良いと100~400万円アップ」という口コミに表れているよう、同じ職位であっても数百万円もの年俸差が発生するのです。

評価のプロセスとしては、同社では「人事BP」と呼ばれる評価担当者が、各プロジェクトリーダーからコンサルタントの評価結果をヒアリングし、その評価を総合的に勘案し、「人事BP」が最終判断を下します。常に一緒に仕事をしている上司が最終評価を下すわけではないため、不満の声があるのも事実。「人事BPに気に入ってもらわなければならない」など、組織の中で上手に立ち回る能力も重要だと言えます。

ベイカレント・コンサルティング社員の口コミ(キャリコネ)

人事BPが評価のカギを握る

「BPに気に入れてもらえれば、それなりな評価はもらえる 新卒は3年くらいまでは年5%はアップするらしい……

評価次第で100万円以上の年俸アップも!

「平均3%程度の昇給。ひどい場合は、月5000円程度の時も 結果を出していれば、100万~250万の昇給も有り得る……

ベイカレント・コンサルティングのライバル企業と比較

日系コンサルティング会社においてはトップレベルの平均年収

ベイカレント・コンサルティングは日系最大級の総合コンサルティング会社ですが、ライバル企業として、同じく日系コンサルティング会社である、シグマクシス、ドリームインキュベータ、船井総研ホールディングスの3社を取り上げます。

ベイカレント・コンサルティングの平均年収は、シグマクシス・ドリームインキュベータとはほぼ同水準、一方で船井総研ホールディングスには大きく差をつけて上回っています。また従業員の平均年齢は、平均年齢同水準の2社に対して、32.6歳と最も若く、こうした観点からも、いかに同社の平均年収が高いかが分かります。

社名平均年収平均年齢平均勤続年数従業員数(単体)売上高
ベイカレント・コンサルティング1031万円32.6歳3.9年1839人329.2億円
シグマクシス1152.8万円37.1歳4.6年517人158億円
ドリームインキュベータ1034.7万円35.1歳4.6年92人171.8億円
船井総研ホールディングス677.5万円39歳8.7年93人52.4億円

出典・参考
厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」「2019年国民生活基礎調査」
経済産業省「2019年企業活動基本調査速報-2018年度実績-」
国税庁「平成30年分民間給与実態統計調査」
マイナビ「2020年版 業種別 モデル年収平均ランキング」

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この記事の執筆者

東京大学卒業後、大手自動車メーカー入社。人事部門に配属。女性の働き方プロジェクトリーダーを担当。


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