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編集部が注目した重点ポイント
① 売上収益は前年同期比26.8%増と大幅に伸長する
2026年2月期第3四半期の売上収益は1,059億円に達し、前年同期比で26.8%増という高い成長を実現しました。生成AI関連を中心としたコンサルティング需要が引き続き旺盛であり、案件数が前年同期比20.3%増加したことが主因です。一人当たり売上も計画を上回るなど、生産性の高い運営が続いています。
② コンサルタント数が5,300名を突破し戦力化が進む
当3Q末のコンサルタント数は5,306名(前年同期比13.6%増)に拡大しました。上期の組織強化に伴う再配置を経て、積極的な採用と人材育成を継続したことで、人材の戦力化が順調に進展しています。これは、未経験層を含む転職者にとっても、入社後の早期活躍を支援する教育体制が機能していることを示す指標です。
③ 5カ年の中計目標達成に向け成長基盤を確立する
2029年2月期の売上収益2,500億円を目指す中期経営計画に対し、各取り組みが順調に進捗しています。特にモビリティやエネルギー業界での支援が増加傾向にあり、特定の業界知見を持つ専門人材への需要が高まっています。テクノロジー子会社の立ち上げによるDX実装領域の強化など、キャリアの選択肢も広がっています。
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連結業績ハイライト
出典:FY2026 3Q 決算補足資料 P.2
売上収益
105,936 百万円
(前年同期比 +26.8%)
EBITDA
35,909 百万円
(前年同期比 +22.1%)
※EBITDA = 営業利益 + 減価償却費(使用権資産に係るものを除く)± その他調整(事業の経常的な収益力を測る指標)
3Q累計の業績は、売上・利益ともに二桁増収増益を達成しました。積極的な採用に伴う費用増はありましたが、それらは概ね計画通りであり、想定外の費用発生はありませんでした 。EBITDAマージンは33.9%と、通期目標レンジである30-40%の範囲内で安定して推移しています。
通期売上予想1,430億円に対する進捗率は74.0%に達しており、例年の進捗パターンと比較しても業績は極めて順調であると評価できます。
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事業別分析:転職者が活躍できるフィールド
出典:FY2026 3Q 決算補足資料 P.1
コンサルティング事業
事業内容
戦略立案から実行支援まで、DX、AI、セキュリティ、GX(グリーントランスフォーメーション)など多岐にわたる経営課題を解決。
業績推移
案件数は前年比20.3%増と急増。金融、通信・ハイテクに加え、モビリティ、エネルギー業界での支援が拡大しています。
注目ポイント
生成AIなどの先端技術に対する専門人材や、特定業界の深い知見を有する人材が強く求められています。特にクライアントの経営トップ層とのリレーション強化を図る「コアクライアント戦略」が加速しており、単なるIT導入に留まらない、経営の根幹に携わる機会が増加しています。
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今後の見通しと採用の注目点
出典:FY2026 3Q 決算補足資料 P.14
通期業績は概ね計画通りに着地する見込みであり、すでに来期の業績成長に向けた成長基盤が確立されつつあります。ビジネス構造に大きな変化はなく、専門性や人材不足を背景とした旺盛な需要が継続する前提で、積極的な採用・育成が継続されます。
注目すべきは、これまで培った顧客基盤を活用したテクノロジー子会社の立上げによるDX/IT実装支援の拡充です。これにより、コンサルティングスキルの習得だけでなく、より現場に近い実装フェーズの経験を積むチャンスが拡大しています。
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求職者へのアドバイス
ベイカレントは、単なる戦略策定に留まらず、実行推進まで含めた「総合的なパートナー」であることを重視しています。志望動機では、自身の専門性がどのようにクライアントの具体的な課題解決に貢献できるか、成果にこだわって語ることが重要です。また、同社が力を入れる「生成AI」や「モビリティ」などの先端テーマに対する高い関心と、自ら研修等で学び続ける姿勢をアピールしましょう。
・「コアクライアント戦略の推進において、個々のコンサルタントにはどのようなリレーション構築の役割が期待されていますか?」
・「テクノロジー子会社の立上げにより、戦略コンサルタントとエンジニアがどのようにシナジーを創出していく体制になっているのでしょうか?」
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転職者が知っておきたい現場のリアル(口コミ)
福利厚生ポイントは魅力的
福利厚生として、毎年付与されるポイント制度があり、これが非常に役立っています。資格取得のための補助金制度もあり、スキルアップを目指す社員には嬉しい制度です。
(20代後半・コンサルティング営業・女性) [キャリコネの口コミを読む]※本記事は、公開されている決算短信、決算説明資料等の公開資料、および社員・元社員の口コミ情報をもとに、編集部の責任において作成しています。
使用した主な公開資料
- 株式会社ベイカレント 2026年2月期 第3四半期決算短信〔IFRS〕(連結)
- FY2026 3Q 決算補足資料



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