※本記事は、株式会社ツルハホールディングス の有価証券報告書(2026年2月期、2025年3月1日 ~ 2026年2月28日、2026年5月21日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
ツルハホールディングスは純粋持株会社であり、単体従業員数は245名、グループ連結従業員数は27,681名です。
同社グループは、ドラッグストア事業を主軸に、調剤、介護、情報システムなど多岐にわたる事業を展開しています。連結子会社28社を中心に、顧客の健康で快適な生活に貢献するための店舗づくりを進めています。
主な国内グループ会社は、イオン(純粋持株会社)、ツルハ.7(ドラッグストア事業)、杏林堂グループ・ホールディングス、ツルハグループマーチャンダイジングなどです。
ツルハホールディングスは2025年12月1日にウエルシアホールディングスおよびイオンとの経営統合を実施しました。これにより組織体制の整備と商品政策の連携を強化し、シナジー創出に取り組んでいます。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
株式会社ツルハホールディングスは、ドラッグストア事業を展開する同社グループの持株会社です。同社グループは、従業員を「人的資本」と捉え、人材育成と働きやすい環境整備に注力しています。多様な人材が能力を最大限に発揮し、専門性とホスピタリティを兼ね備えた人材を育成することを目指しています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
ツルハホールディングスは、従業員の平均年齢が比較的高く、平均勤続年数も長めであることから、安定して長く働く従業員が多い傾向にあることがうかがえます。多様な人材が活躍できる環境を整備し、専門性の向上と生産性向上を目指す方針が示されています。なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 7,439,918円 |
| 平均勤続年数 | 18年7ヶ月 |
| 平均年齢 | 44歳3ヶ月 |
| 単体従業員数 | 245人 |
| 連結従業員数 | 27,681人 |
| 単体のグループ内比率 | 0.9% |
同社グループは、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる制度)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する制度)の退職給付制度を採用しています。国内の従業員を対象として、積立型・非積立型の確定給付制度及び確定拠出制度を採用しています。
退職一時金制度があり、退職給付として給与と勤務期間に基づいた一時金が支給されます。当連結会計年度末における退職給付債務は110.3億円、年金資産は16.9億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
ツルハホールディングスグループは、「お客様の生活に豊かさと余裕を提供する」という経営理念のもと、約11万人超の従業員を「人的資本」と位置づけています。人材投資・育成、成長・活躍、働きやすさ、職場環境、心身の健康という5つの視点から総合的な施策を展開し、従業員の自律的な成長を促しています。
これにより、地域医療を支える専門性の向上や店舗運営の生産性向上を追求し、持続的な企業価値向上を目指しています。多様な人材が能力を最大限に発揮できる環境を整備し、専門性とホスピタリティを兼ね備えた人材の育成に注力しています。また、従業員エンゲージメントサーベイの結果に基づき、待遇や制度の改善、事業会社間での共通化を進め、働きやすさの向上を図っています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。男性育児休業取得率は、「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律」の規定に基づき算出されています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 16.4% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) 全労働者 | 63.7% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) うち正規雇用労働者 | 65.5% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) うちパート・有期労働者 | 50.1% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ ㈱ツルハ
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職(係長級含む)に占める女性労働者の割合 | 5.9% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 75.8% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) 全労働者 | 58.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) うち正規雇用労働者 | 72.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) うちパート・有期労働者 | 95.0% |
▼ ㈱くすりの福太郎
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職(係長級含む)に占める女性労働者の割合 | 13.3% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) 全労働者 | 64.4% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) うち正規雇用労働者 | 71.4% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) うちパート・有期労働者 | 107.2% |
▼ ㈱ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職(係長級含む)に占める女性労働者の割合 | 6.9% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) 全労働者 | 54.2% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) うち正規雇用労働者 | 68.8% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) うちパート・有期労働者 | 95.4% |
グループ全体(連結)
提出会社と国内連結子会社27社を含めて算出されたグループ全体の集計値です。各会社の指標を平均して算出されています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職(係長級含む)に占める女性労働者の割合 | 16.7% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 91.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) 全労働者 | 63.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) うち正規雇用労働者 | 72.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(%) うちパート・有期労働者 | 100.3% |
多様性・登用
同社グループが人的資本経営推進のための重要な指標として追跡している任意開示指標です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率※係長級を含む(2026年2月実績) | 24.6% |
| 女性管理職比率※係長級を含む(2029年2月目標) | 30.0% |
育児・介護支援
同社グループが人的資本経営推進のための重要な指標として追跡している任意開示指標です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 男性育児休業取得率(2026年2月実績) | 60.3% |
| 男性育児休業取得率(2029年2月目標) | 80.0% |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
ツルハホールディングスは持株会社として、ドラッグストア事業を中核とする同社グループを形成しています。同社グループは、医薬品や化粧品を中心とした物販事業を単一セグメントとして展開しています。
ドラッグストア業界では店舗数の増加に伴う競争激化が見られますが、高齢化の進展による調剤分野の需要拡大や食品分野の取り扱い拡大により、市場規模は拡大傾向にあります。同社グループは、調剤併設の推進やプライベートブランドの拡販、販売費および一般管理費の適正なコントロールを通じて、収益性と競争力の向上に取り組んでいます。
また、同社はウエルシアホールディングス株式会社およびイオン株式会社との経営統合を進め、商品政策やマーチャンダイジングの統一、データ活用の基盤整備、店舗開発機能の連携を強化し、シナジー創出を目指しています。店舗展開においては、既存エリアでのドミナント強化を基本方針とし、出店の質を重視した開発を進めるとともに、既存店舗の改装や不採算店舗の見直しも行っています。
同社グループの収益は、医薬品、化粧品、雑貨、食品、その他(育児用品・健康食品・医療用具等)の物販、および調剤から得ています。特に食品と雑貨が売上構成比の中で大きな割合を占めており、調剤も重要性が増したことから独立して掲記されています。国内に加えて海外店舗も展開していますが、売上高の大部分は本邦の外部顧客によるものです。
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの過去5期間における業績は、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益ともに変動が見られます。当連結会計年度は、決算期変更に伴う変則決算である前連結会計年度と比較して、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益が大幅に増加しました。
これは、ウエルシアホールディングス株式会社との経営統合による影響が大きく、子会社化等に伴う店舗数の増加が業績に寄与しています。
| 項目 | 2022年2月期 | 2023年2月期 | 2024年2月期 | 2025年2月期 | 2026年2月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 9,157億円 | 9,701億円 | 1兆275億円 | 8,456億円 | 1兆4,506億円 |
| 経常利益 | 401億円 | 457億円 | 475億円 | 378億円 | 631億円 |
| 経常利益率 | 4.4% | 4.7% | 4.6% | 4.5% | 4.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 214億円 | 253億円 | 217億円 | 172億円 | 427億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 88.12 | 103.98 | 89.45 | 70.73 | 144.55 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたりの売上高は、当連結会計年度において前期から減少しました。また、従業員1人あたりの営業利益も前期より減少しています。
これは、ウエルシアホールディングス株式会社との経営統合により、連結従業員数が大幅に増加したことが主な要因となっています。
| 指標 | 2025年2月期(前期) | 2026年2月期(当期) |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 74.8百万円 | 52.4百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 3.4百万円 | 2.3百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
ツルハホールディングスは、経営統合による規模拡大と事業成長に向けた投資を進めています。本業で安定的に資金を創出し、強固な財務基盤を維持している状況です。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの自己資本比率はプライム市場の非製造業平均を大きく上回っており、財務基盤が強固であることが示されています。ROE(自己資本利益率)はプライム市場平均を下回っていますが、前期から改善傾向にあります。現金及び預金も大幅に増加しており、手元資金の厚みが増しています。これらの財務状況は、事業環境の変化に対する耐性を示しており、入社後の雇用や給与の安定性につながる要素と言えます。
| 指標 | 2025年2月期(前期) | 2026年2月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 3,064億円 | 8,957億円 |
| 自己資本比率 | 48.2% | 53.1% |
| ROE(自己資本利益率) | 6.1% | 7.4% |
| 現金及び預金 | 927億円 | 2,021億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループの当期の営業活動によるキャッシュフローは、税金等調整前当期純利益や減価償却費の増加を主な要因として、大幅なプラスとなっています。これは本業で安定的に資金を創出していることを示しています。
投資活動によるキャッシュフローは、新規出店に伴う有形固定資産の取得による支出が主な要因となり、マイナスとなっています。これは事業拡大に向けた積極的な投資が行われている状況です。
財務活動によるキャッシュフローは、長期借入れによる収入があった一方で、自己株式の取得や配当金の支払い、子会社株式の取得による支出が大きく、マイナスとなっています。結果として、フリーキャッシュフローはプラスであり、本業で得た資金が投資を上回っています。この状況は、同社グループが事業成長のための投資を行いながらも、手元に余剰資金を確保できていることを示しており、入社後の雇用や給与の安定性、そして今後の成長性につながる財務状況であると言えます。
| 項目 | 2025年2月期(前期) | 2026年2月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 646億円 | 846億円 |
| 投資CF | △197億円 | △198億円 |
| 財務CF | △109億円 | △390億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 449億円 | 648億円 |
※フリーCF(フリーキャッシュ・フロー)とは、会社が事業活動と投資活動を通じて自由に使える余剰資金のこと。
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
ドラッグストア業界における競争環境の激化や商圏環境の変化により、事業環境は厳しさを伴って推移しています。業界内外での再編や業種・業態を越えた連携の進展により、競争の質が高度化している状況です。
ドミナント戦略をとる同社グループは、今後の店舗展開において出店場所が十分に確保できない場合や、ドミナント形成に時間を要する場合には、店舗の収益が悪化し、業績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
医薬品医療機器等法や薬剤師法の規定により、薬剤師または医薬品登録販売者の配置が義務づけられています。これら有資格者の確保が十分にできない場合、同社グループの出店政策に影響を及ぼす可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
ツルハホールディングスは、「お客様の生活に豊かさと余裕を提供しよう」という経営理念を掲げ、事業活動を推進しています。社会と環境の様々な課題に向き合い、持続可能な社会の実現に貢献することを目指す会社です。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社グループは、「お客様の生活に豊かさと余裕を提供しよう」という経営理念に基づき、事業活動を推進しています。ESG、人的資本経営、TCFD対応の取り組みをグループ全体に広げ、ステークホルダーとの対話を通じてSDGsの発展に貢献する企業を目指しています。
また、全てのお客様の人生に寄り添うライフストアを目指す方針です。2025年12月1日にはウエルシアホールディングスおよびイオンとの経営統合を経て、組織体制の整備を進め、シナジー創出に向けた取り組みを強化しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、経営理念を全うするために、約11万人超の従業員を“人的資本”と位置づけています。人財投資・育成、成長・活躍、働きやすさ、職場環境、心身の健康の視点で総合的な施策を展開しています。
従業員の自律的な成長を促し、地域医療を支える専門性の向上や店舗運営における生産性向上を追求しています。多様な人財が能力を最大限に発揮できる環境を整備し、専門性とホスピタリティを兼ね備えた人財を育成することを目指す企業風土です。
サステナビリティ推進のため、ESG推進委員会を年4回開催し、ガバナンス、環境問題、人財開発、気候関連を含む重要課題の活動戦略報告、策定、実務状況の管理を行っています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
ドラッグストア業界では、店舗数の増加に伴う競争環境の激化や商圏環境の変化により、事業環境は厳しさを伴って推移しています。業界内外での再編や業種・業態を越えた連携が進展し、競争の質が高度化している状況です。
このような環境下で、同社グループはデジタル戦略の推進とIT基盤の強化を重点テーマとしています。グループ横断でのデータ活用に向けた顧客IDおよび顧客データの統合を進め、店舗作業の効率化を推進し、接客・対人サービスへのリソース再配分を図っています。
また、海外事業の基盤構築も進めており、ASEAN地域における事業基盤構築に向け、本部機能の強化を図っています。現地人材や外部パートナーの活用に加え、社内育成や教育体制の整備、ガバナンス・リスク管理体制の整備も推進しています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
ツルハホールディングスは監査等委員会設置会社であり、取締役会と監査等委員会、そして任意の指名・報酬委員会を設置しています。執行役員制度を導入し、業務執行機能と業務監督機能を分離することで、ガバナンス体制の強化を図っています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
同社グループの株主構成は、筆頭株主であるイオンをはじめとする事業会社や信託銀行が上位を占めています。特定の株主が過半数の株式を保有しており、経営に強い影響力を持つ資本構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| イオン | 50.33% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 8.82% |
| 日本カストディ銀行(信託口) | 4.48% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
ツルハホールディングスの役員は11名(男性9名・女性2名)で構成され、女性役員比率は18.1%です。代表取締役社長は鶴羽順氏が務めています。社外取締役比率は54.5%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 鶴羽 順 | 代表取締役社長 | 1998年4月㈱ツルハ入社、2014年8月同社取締役専務執行役員・グループ店舗運営部門担当、2020年6月より現職。 |
| 桐澤 英明 | 取締役 | 1998年4月㈱クスリのサンロード入社、2023年5月ウエルシアホールディングス㈱執行役員商品・物流担当、2025年12月より現職。 |
| 村上 正一 | 取締役 | 1992年11月㈲ウェルネス湖北入社、2009年6月同社代表取締役社長兼社長執行役員、2019年8月より現職。 |
| 八幡 政浩 | 取締役 | 1991年4月㈱ツルハ入社、2018年5月同社執行役員北海道店舗運営本部長、2020年8月より現職。 |
| 遠山 和登 | 取締役 | 1982年3月株式会社ツルハ入社、2014年8月同社執行役員グループ店舗開発部門担当、2024年8月より現職。 |
社外取締役は、田中若菜氏(リンクトイン・ジャパン日本代表)、奥野宏氏(KTSSマネージングパートナー)、浅田龍一氏(ITOI文化生活研究所顧問・監査等委員)、佐藤はるみ氏(アンカー税理士法人札幌事務所所長・監査等委員)、岡崎拓也氏(岡崎拓也法律事務所代表・監査等委員)、中山泰男氏(セコム特別顧問・監査等委員)です。
ツルハホールディングスは監査等委員会設置会社であり、取締役会は社外取締役6名を含む11名で構成されています。社外取締役は取締役会において専門的見地から経営上有用な助言を行い、コーポレート・ガバナンスの充実を図る体制となっています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
ツルハホールディングスの役員報酬は、固定報酬、業績連動賞与、譲渡制限付株式報酬で構成されています。監査等委員である取締役および社外取締役を除く取締役には、基本報酬35%、賞与50%、株式報酬15%の比率で支給され、経営方針の実現に向けたインセンティブとして機能するよう設計されています。監査等委員である取締役および社外取締役には、業務執行からの独立性を考慮し、基本報酬のみが支給されています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 2名 | 2.1億円 | 1.03億円 |
| 監査等委員(社外除く) | 1名 | 13百万円 | 13.0百万円 |
| 社外役員 | 6名 | 60百万円 | 10.0百万円 |
個人別報酬が開示されている役員は、鶴羽順氏(1.42億円)です。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
💬キャリコネで会社の実態を確認する
決算資料で業績や財務の状況を把握することは、転職の準備として非常に有効です。数字は会社の今の実力と方向性を正直に示しています。
ただ、数字だけでは見えてこないこともあります。職場の雰囲気、上司との関係、実際の残業の実態、昇給のリアル——こうした情報は、現役社員やOB・OGの声から得られます。
企業口コミサイト「キャリコネ」では、社員のリアルな口コミや給与明細、求人情報をまとめて確認できます。決算データと合わせてチェックすることで、応募判断の精度が上がります。



上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。