※本記事は、ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社 の有価証券報告書(2025年12月期、2025年1月1日 ~ 2025年12月31日、2026年3月19日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、主にインターネットを介したオンラインゲームサービスを展開しています。同社グループは、スマートフォン、コンシューマ、PC向けのゲームの企画・開発・運営・配信・販売をグローバルに展開しています。
単体従業員数は459名、連結従業員数は1,614名です。
主な国内グループ会社は、ゲームアーツ、グラビティゲームアライズ、スーパートリック・ゲームズ(コンシューマゲームの企画・開発)、エイリムなどです。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、オンラインエンターテイメント事業を展開しており、連結で1,614名、単体で459名の従業員が在籍しています。従業員の平均年齢は41歳10ヶ月、平均勤続年数は10年2ヶ月と、比較的落ち着いた年齢構成と定着傾向が見られます。
同社グループは、多様な人材の確保と育成に力を入れ、従業員が働きやすい環境の整備に努めています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
平均勤続年数が10年2ヶ月、平均年齢が41歳10ヶ月であることから、比較的長く勤める従業員が多く、年齢構成も落ち着いている傾向が見られます。同社は、従業員の定着を重視し、働きやすい環境の整備に努めていることがうかがえます。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 7,570,000円 |
| 平均勤続年数 | 10年2ヶ月 |
| 平均年齢 | 41歳10ヶ月 |
| 単体従業員数 | 459人 |
| 連結従業員数 | 1,614人 |
| 単体のグループ内比率 | 28.4% |
同社グループは、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を設けています。これらの制度は国内および海外のグループ会社に適用されます。
退職一時金制度もありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。確定給付制度における退職給付債務は30百万円です。確定拠出制度への要拠出額は378百万円です。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、人材育成方針として、性別、国籍、年齢、障碍の有無等の属性に関係なく登用・評価を行い、多様な人材を確保し、中核人材を含め適材適所の配置・登用を行うようにしています。グローバルに、かつマルチプラットフォームにゲームを提供していくため、オンラインゲームのシステム技術者、ゲーム企画開発者、および拡大する組織に対応するための管理担当者等、各方面での優秀な人材の確保と育成を重要視しています。
具体的な取り組みとしては、入社時研修、各部門におけるOJT、イーラーニングによる定期的なコンプライアンス研修、その他専門分野に関する研修等を実施しています。また、福利厚生の拡充等、従業員にとって働きやすい環境の整備に努めています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。男女の賃金の差異は、勤続年数や平均年齢の違いが主な要因であり、賃金や評価などの制度上の取り扱いに男女差はありません。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 11.2% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 120.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 80.9% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 81.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 97.5% |
多様性・登用
これらの指標は提出会社単体の集計値です。採用する労働者における女性比率および育児休業からの復職率は2025年1月1日から2025年12月31日の算定期間、有給休暇取得率は2024年4月1日から2025年3月31日の算定期間のデータです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 全従業員における女性比率 | 22.5% |
| 外国人比率 | 3.7% |
| 中途採用者比率 | 91.7% |
| 管理職における女性比率 | 11.2% |
| 採用する労働者における女性比率 | 20.0%(目標:2030年3月31日までに30%以上) |
育児・介護支援
これらの指標は提出会社単体の集計値です。採用する労働者における女性比率および育児休業からの復職率は2025年1月1日から2025年12月31日の算定期間、有給休暇取得率は2024年4月1日から2025年3月31日の算定期間のデータです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 男性の育児休業等または育児目的休暇の取得率 | 120.0%(目標:2030年3月31日までに100%) |
| 育児休業からの復職率 | 100.0% |
人材育成・エンゲージメント
これらの指標は提出会社単体の集計値です。採用する労働者における女性比率および育児休業からの復職率は2025年1月1日から2025年12月31日の算定期間、有給休暇取得率は2024年4月1日から2025年3月31日の算定期間のデータです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 有給休暇取得率 | 80.2% |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、主にインターネットを介したオンラインゲームを中心にサービスを展開しています。スマートフォンゲーム、家庭用ゲーム機向け、PCオンラインゲームの企画・開発・運営・配信・販売を手掛けています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、スマートフォンゲームの企画・開発・運営・配信を主力としています。主要なタイトルには「パズル&ドラゴンズ」「Ragnarok X : Next Generation」「Ragnarok M:Eternal Love」「サモンズボード」などがあります。また、家庭用ゲーム機向けや携帯型ゲーム専用機向けのコンシューマゲームソフト、PCオンラインゲーム「ラグナロクオンライン」などの配信・運営も行っています。
収益モデルは、ゲーム内で使用できるアイテムの購入による課金や、PCオンラインゲームにおける月額利用料が中心です。さらに、企画・開発したゲームのグローバル展開においては、現地の配信会社へのライセンス供与を通じて、ライセンス使用料や売上金額に対するロイヤリティを徴収しています。同社グループは単一セグメントで事業を展開しており、特定の製品やサービスに収益が集中する傾向があります。
グローバル展開にも注力しており、ローグライトサバイバルアクションゲーム「LET IT DIE: INFERNO」を多言語対応でグローバルにリリースしました。また、Gravityグループが運営するRagnarok関連タイトルも、新規タイトルのグローバルなサービス展開により、同社グループの業績に貢献しています。地域別の売上高を見ると、日本が最も大きな割合を占めており、次いでアジア、台湾、北米などが続きます。主要な顧客はプラットフォーム提供会社であるApple Inc.やGoogle LLC、および決済代行会社のRazer Inc.となっています。
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの過去5期の業績を見ると、売上高、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益は全体的に減少傾向にあります。特に直近の連結会計年度においては、売上高、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益がいずれも大幅な減少となりました。
| 項目 | 2021年12月期 | 2022年12月期 | 2023年12月期 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,046億円 | 1,055億円 | 1,253億円 | 1,036億円 | 932億円 |
| 経常利益 | 336億円 | 290億円 | 293億円 | 200億円 | 67.8億円 |
| 経常利益率 | 32.1% | 27.5% | 23.4% | 19.3% | 7.3% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 229億円 | 190億円 | 164億円 | 112億円 | 14.1億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 341.44 | 305.61 | 272.65 | 182.67 | 25.79 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたりの売上高および営業利益は、前期と比較して減少しています。これは、当連結会計年度において売上高と営業利益が減少した一方で、連結従業員数が増加したことが影響していると考えられます。これらの指標は、同社グループの収益体質や組織効率の現状を示しています。
| 指標 | 2024年12月期 | 2025年12月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 65.4百万円 | 57.8百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 11.0百万円 | 3.1百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、事業活動による資金流出が見られ、積極的な投資活動を継続している状況です。これは、将来に向けた成長投資を重視している現在の財務状況を示しています。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
ガンホー・オンライン・エンターテイメントの財務基盤は、高い自己資本比率と潤沢な現金及び預金によって支えられています。当期の自己資本比率は71.9%であり、プライム市場の非製造業平均(24.2%)を大きく上回る水準です。これは、外部からの借入に依存しない安定した経営体質を示しています。
ROE(自己資本利益率)は当期1.1%となり、前期の8.8%から低下しています。プライム市場平均(9.4%)と比較すると低い水準です。手元資金である現金及び預金は当期末で1,305億円と、前期から増加しています。この潤沢な資金は、事業環境の変化や予期せぬ事態に対する耐性となり、長期的な雇用安定性につながる要素です。
| 指標 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 1,535億円 | 1,513億円 |
| 自己資本比率 | 72.6% | 71.9% |
| ROE(自己資本利益率) | 8.8% | 1.1% |
| 現金及び預金 | 996億円 | 1,305億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
ガンホー・オンライン・エンターテイメントのキャッシュフローを見ると、当期は営業活動によるキャッシュフローが△3.6億円とマイナスに転じています。これは主に税金等調整前当期純利益と法人税等の支払額によるものです。前期は171.3億円の収入でした。
投資活動によるキャッシュフローは△286.8億円の支出となり、主に定期預金の預入及び払戻による支出が要因です。前期の△475.9億円の支出と比較すると、投資支出は減少しています。財務活動によるキャッシュフローは△88.3億円の支出で、自己株式の取得と配当金の支払いが主な要因です。前期の△122.2億円の支出と比較すると、支出額は減少しています。
これらの結果、フリーキャッシュフローは当期△290.3億円となり、前期の△304.6億円からマイナス幅が縮小しています。本業での資金創出が一時的にマイナスとなる中で、投資活動を継続している状況です。これは、将来の成長に向けた投資を優先していることを示しており、今後の事業展開とそれに伴う雇用や給与の安定性を見極める上で注目すべき点です。
| 項目 | 2024年12月期(前期) | 2025年12月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 171.3億円 | △3.6億円 |
| 投資CF | △475.9億円 | △286.8億円 |
| 財務CF | △122.2億円 | △88.3億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △304.6億円 | △290.3億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、売上高の27.4%を「パズドラ」シリーズに依存しており、この特定のゲームの競争力低下が経営成績に影響を与える可能性があります。また、インターネット向けエンターテインメント市場における競争激化もリスク要因として挙げられています。ユーザー獲得競争の熾烈化や広告宣伝費の高騰が、同社グループの経営成績に影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、グローバルかつマルチプラットフォームにゲームを提供するため、システム技術者やゲーム企画開発者、管理担当者といった優秀な人材の確保が重要であると考えています。適時適切な人材確保や人材配置に失敗した場合、または人材が流出した場合には、経営成績に影響を与える可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、お客様に「感動と楽しい経験」を提供することを使命とし、「挑戦・創造する経営」を理念に掲げています。健全な遊びの文化創造発展のために情熱を持った事業活動を行うことを経営方針としています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、「挑戦・創造する経営」を経営理念として掲げています。お客様に「感動と楽しい経験」を提供することを使命としています。お客様、株主、従業員、協力企業、ステークホルダー、そして健全な遊びの文化創造発展のために、情熱を持った事業活動を行うことを経営方針としています。
同社グループは、急速に変化・拡大するオンラインゲーム市場に柔軟かつ積極的に取り組むことを重要視しています。新しい収益の柱となるキラーコンテンツの企画・開発を推進し、保有するコンテンツ資産をマルチプラットフォームに展開することで価値最大化を図っています。世界一のエンターテインメントグループを目指し、グローバルブランドの確立と収益機会の拡大を追求しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、「ゲームの面白さ」を追求し、MAU(Monthly Active User:月に1回以上ゲームにログインしている利用者)数の拡大を最重要経営指標としています。事業環境の変化に柔軟に取り組むことを重視しています。
既存コンテンツの価値最大化を図り、ユーザーに「ロイヤルカスタマー(生涯顧客)」となってもらうことを目指しています。新規価値創造への挑戦では、「直感的」「革新的」「魅力的」「継続的」「演出的」という開発5原則を基に、新しい価値を提供しています。
人材育成方針として、多様な人材を確保し、適材適所の配置・登用を進めています。継続的な成長のため、アメーバ開発体制による柔軟な組織を形成し、機動的な開発体制を構築しています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、企業価値の最大化と健全性確保を経営の最重要課題の一つと認識し、コーポレート・ガバナンスの強化に努めています。青少年を含む利用者が安全にオンラインゲームを楽しめる環境を提供するため、消費者の安全性の確保にも取り組んでいます。
業界団体に加盟し、情報交換や未整備課題への対処を通じて経済社会の発展に貢献しています。また、継続的な成長を目指し、機動的な事業運営と経営効率の向上を図るため、開発を含む組織体制の強化を進めています。
過去の元従業員による不正行為については、再発防止策を議論・検討し、信頼回復に尽力するとともに、捜査機関への協力と被害金の回収を進めています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
ガンホー・オンライン・エンターテイメントは、株主や顧客、従業員といったステークホルダーとの良好な関係を重視し、企業価値の最大化と健全性の確保を経営の最重要課題としています。同社は監査役会設置会社として、社外取締役を選任することで取締役会の監督機能強化を図り、コーポレート・ガバナンスの充実に取り組んでいます。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
ガンホー・オンライン・エンターテイメントの株主構成を見ると、SON Financial合同会社が筆頭株主となっています。その他、信託銀行や海外の投資ファンドなどが上位株主に名を連ねています。同社の取締役会長である森下一喜氏も大株主の一人として名を連ねています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| SON Financial合同会社 | 18.41% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 13.15% |
| INTERTRUST TRUSTEES(CAYMAN)LIMITED SOLEL Y IN ITS CAPACITY AS TRUSTEE OF JAPAN-UP | 7.65% |
| STATE STREET BANK AND TRUST COMPANY 505103 | 4.05% |
| エフエーエイチ | 3.68% |
なお、株式会社ストラテジックキャピタルが2025年7月31日現在で5,883,300株(株券等保有割合8.51%)の株式を保有している旨が記載されています。
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は13名(男性12名・女性1名)で構成され、女性役員比率は7.7%です。代表取締役社長CEOは坂井一也氏が務めています。社外取締役比率は40.0%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 坂井 一也 | 代表取締役社長CEO | 1987年九州相互銀行入行後、エクス・ツールス代表取締役社長を経て、2004年に同社入社。CFO管理部長、取締役を歴任し、2026年2月より同社代表取締役社長CEOより現職。 |
| 森下 一喜 | 取締役 会長 最高開発責任者 | 1994年パルテック入社後、ドルフィン・ネット取締役などを経て、2001年にオンセール(現同社)に入社。同社COO、代表取締役社長を歴任し、2026年2月より同社取締役会長 最高開発責任者より現職。 |
| 北村 佳紀 | 取締役GV事業本部長 | 1992年学生援護会入社後、ICC株式会社などを経て、2003年に同社入社。マーケティング部長、取締役を歴任し、2015年10月より同社GV事業本部長より現職。 |
| 吉田 康二 | 取締役CCO兼CCMO経営管理本部長 | 1977年アラビア石油入社後、任天堂取締役などを経て、2011年に同社入社。経営管理本部長代行を経て、2012年3月より同社取締役CCO兼CCMO経営管理本部長より現職。 |
| 市川 彰彦 | 取締役パートナー・パブリッシング本部長 | 1992年横浜フリューゲルス入団後、ドルフィン・ネット取締役などを経て、2005年に同社入社。執行役員などを歴任し、2021年3月より同社取締役パートナー・パブリッシング本部長より現職。 |
| 大庭 則一 | 取締役 | 1989年三菱銀行入行後、ソフトバンク財務部財務企画グループ長などを経て、2008年に同社上席執行役員財務戦略本部長に就任。2011年3月より同社取締役より現職。 |
社外取締役は、大西秀亜氏(合同会社インテグリティ共同代表・株式会社アバージェンス代表取締役)、宮川圭治氏(リンカーン・インターナショナルシニアアドバイザー・H.U.グループホールディングス社外取締役)、田中晋氏(元任天堂顧問)、原悦子氏(アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業パートナー弁護士・関西電力社外取締役(監査委員会委員))です。
同社は監査役会設置会社であり、社外取締役4名を選任することで取締役会の監督機能強化を図っています。社外取締役は、企業経営や金融サービス、ゲーム事業、法律に関する豊富な経験と高い知見に基づき、経営全般への助言を通じてコーポレート・ガバナンスの強化と企業価値向上に貢献しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
ガンホー・オンライン・エンターテイメントの役員報酬は、固定報酬、業績連動報酬、および株式報酬型ストック・オプションで構成されています。業務執行取締役以外の取締役には固定報酬のみが支給され、経営に対する監督・助言の役割を考慮した設計となっています。報酬水準の決定には、独立社外取締役が過半数を占める指名・報酬委員会が関与し、透明性と客観性を確保しています。業務執行取締役に対しては、連結営業利益を指標とした業績連動報酬や、中長期的な企業価値向上へのインセンティブとして株式報酬型ストック・オプションが付与されています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 6名 | 3.5億円 | 59.0百万円 |
| 監査役(社外除く) | 1名 | 47百万円 | 47.0百万円 |
| 社外役員 | 8名 | 48百万円 | 6.0百万円 |
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した社外監査役2名を含みます。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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