※本記事は、株式会社 吉野家ホールディングス の有価証券報告書(2026年2月期、2025年3月1日 ~ 2026年2月28日、2026年5月22日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
吉野家ホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は399名、グループ連結従業員数は3,361名です。
同社グループは、連結子会社41社および持分法適用関連会社5社で構成され、国内では「吉野家」や「はなまる」といったファストフード事業を主要なセグメントとして展開しています。海外においても、地域や拠点ごとに複数のファストフード事業活動を行っています。
主な国内グループ会社は、吉野家(吉野家)、はなまる(はなまる)などです。
同社グループは、国内の吉野家事業会社6社を株式会社吉野家1社へ統合する組織再編を進め、経営資源の最適活用とグループ全体の経営効率・収益力向上を目指しています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
吉野家ホールディングスは、持株会社としてグループ全体の人材戦略を推進しています。同社グループは、従業員一人ひとりの成長と活躍を重視し、多様な働き方を支援する環境整備に力を入れています。公平な教育機会の提供やキャリア支援を通じて、長期的な視点での人材育成に取り組む姿勢が見られます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
吉野家ホールディングス単体では、従業員の平均年齢が比較的高く、平均勤続年数も長めであることから、安定した環境で長く働く従業員が多い傾向が見られます。多様なキャリアパスを支援し、従業員の定着を促す取り組みがうかがえます。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 7,255,000円 |
| 平均勤続年数 | 18.4年 |
| 平均年齢 | 47.9歳 |
| 単体従業員数 | 399人 |
| 連結従業員数 | 3,361人 |
| 単体のグループ内比率 | 11.9% |
同社は確定拠出年金制度を設けており、一部の連結子会社では確定拠出年金制度と確定給付企業年金制度(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)を併用しています。これらの制度は、同社および一部の連結子会社に適用されます。
なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
確定給付制度における退職給付債務は17百万円、年金資産は21百万円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
吉野家ホールディングスグループは、経営理念「For the People ~すべては人々のために~」に基づき、「ダイバーシティ&インクルージョンを実現し『ひと』の成長と活躍を推進」を重要なマテリアリティとして掲げています。従業員一人ひとりの多様性と個性を尊重し、その成長と活躍を促すことが、グループ全体の持続的な成長と社会への価値還元につながると考えています。
同社グループは、全ての社員を幹部候補とみなし、公平な教育機会と成長のための挑戦機会を提供しています。専門教育や配置転換を通じて、従業員の成長と学びに必要な投資と環境整備を進めています。また、心身ともに健康で安全な環境で働くことができるよう、ダイバーシティ&インクルージョンの実践、ライフワークバランスの推進、ウェルネス経営にも努めています。
具体的には、「一人ひとりの個を活かす」という考えのもと、休暇制度やコミュニケーション施策を実施し、従業員の心と体の健康を経営の柱としています。人材育成においては、ステージに応じた教育研修や自己啓発援助制度、幹部候補の意図的な配置転換、本社部門への要員公募などを通じて、キャリアパスの実現を後押ししています。グローバル人材の育成にも力を入れ、外国籍社員の幹部候補育成や国内店長の海外語学留学派遣も行っています。
次世代経営層の発掘・育成のため、HR会議を立ち上げ、幹部候補の推挙や若手社員の積極登用を進めています。さらに、店舗で働くパート・アルバイト従業員から社員への転換を積極的に推進し、キャリアアップの機会を常に提供しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 9.1% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 64.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 96.5% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 95.9% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 99.9% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ ㈱吉野家
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 14.4% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 73.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 96.6% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 95.3% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 99.9% |
▼ ㈱北日本吉野家
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 18.5% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 50.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 98.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 97.2% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 100.2% |
▼ ㈱中日本吉野家
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 17.4% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 25.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 100.8% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 101.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 100.2% |
ダイバーシティ&インクルージョンを実現し「ひと」の成長と活躍を推進
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性社員比率 | 26.5% |
| 女性管理職比率 | 13.3% |
| 有給休暇取得率 | 66.4% |
| 従業員エンゲージメント | 3.69点 |
より多くのお客様に「食」の楽しさと健康を提供し豊かなくらしを実現
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 健康診断受診率 | 82.8% |
| トク牛、ケア牛販売数 | 9.2万食 |
食を中心とした事業の展開による地域社会への貢献
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 「店舗の地域貢献活動」の拡大(子ども食堂などの食の提供) | 22.4万食 |
お取引先様との共創による持続可能なサプライチェーンの構築
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| サプライヤー監査(環境や人権に配慮したサプライチェーン構築) | 100% |
環境に配慮した事業活動による気候変動対応
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 国内工場から排出する廃棄物の再生利用 | 67% |
| 特定プラスチックの削減 | 28.5Kg/億円 |
| エコレストランの継続認定 | 2017年認定・継続 |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
株式会社吉野家ホールディングスは、国内外で多様な外食事業を展開する持株会社です。牛丼を主力とする「吉野家」事業を中心に、「はなまる」事業や海外事業など、複数のブランドを通じて顧客に食のサービスを提供しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、持株会社としてグループ戦略の立案・決定、グループ経営のモニタリング機能を担い、傘下の子会社および関連会社が事業活動を展開しています。国内では「吉野家」と「はなまる」を主要なセグメントとし、海外では地域ごとに複数の事業活動を「海外」セグメントとして展開しています。
同社グループは、お客様のニーズに応える商品開発の強化や新サービスモデル店舗の出店・改装、大都市圏でのドミナント出店加速、集客強化の仕組み導入や商品力向上など、各事業で収益増加を図っています。また、グループ全体のマーケティング戦略を強化し、国内事業会社の組織再編を進めることで、経営資源の最適活用とグループ全体の経営効率・収益力向上を目指しています。
同社グループは、特定の国や地域、あるいは特定の顧客に収益が集中することなく、多角的な事業展開を行っています。
吉野家
日本国内において、牛丼等のファストフード店経営およびフランチャイズ店舗への経営指導等を行っています。収益は、店舗での飲食提供やフランチャイズからの収入から得ています。
はなまる
日本国内において、セルフ式讃岐うどん等のファストフード店経営およびフランチャイズ店舗への経営指導等を行っています。収益は、店舗での飲食提供やフランチャイズからの収入から得ています。
海外
米国・中国・アセアン地区等において、牛丼等のファストフード店経営およびフランチャイズ店舗への経営指導等を行っています。収益は、海外店舗での飲食提供やフランチャイズからの収入から得ています。
その他の事業セグメント
報告セグメントに含まれない事業セグメントであり、連結子会社が運営する飲食店に係る事業を含んでいます。
| セグメント | 売上高(2025年2月期) | 売上高(2026年2月期) |
|---|---|---|
| 吉野家 | 1,368億円 | 1,502億円 |
| はなまる | 307億円 | 328億円 |
| 海外 | 279億円 | 293億円 |
| その他の事業セグメント | 96.3億円 | 134億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの過去5期間の業績を見ると、売上高は一貫して増加傾向にあります。経常利益は変動が見られるものの、直近の当連結会計年度では前期から増加しました。親会社株主に帰属する当期純利益も、直近の当期では前期から増加しています。
| 項目 | 2022年2月期 | 2023年2月期 | 2024年2月期 | 2025年2月期 | 2026年2月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,536億円 | 1,681億円 | 1,875億円 | 2,050億円 | 2,257億円 |
| 経常利益 | 156億円 | 87.4億円 | 86.1億円 | 80.0億円 | 88.0億円 |
| 経常利益率 | 10.2% | 5.2% | 4.6% | 3.9% | 3.9% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 81.2億円 | 72.3億円 | 56.0億円 | 38.0億円 | 46.6億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 125.54 | 111.86 | 86.63 | 58.78 | 72.08 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、前期から当期にかけて増加しています。また、従業員1人あたり営業利益(連結)も前期から当期にかけてわずかに増加しました。これらの指標の改善は、組織全体の効率化や収益体質の強化が進んでいることを示唆しています。
| 指標 | 2025年2月期 | 2026年2月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 63.1百万円 | 67.1百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 2.3百万円 | 2.4百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
吉野家ホールディングスは、安定した財務基盤を築きながら、事業活動を通じて着実に資金を生み出している状況です。これは、入社後の雇用や給与の安定性を考える上で重要な要素となります。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
吉野家ホールディングスの財務基盤は、自己資本比率がプライム市場の非製造業平均と比較して高い水準にあります。手元資金も十分に確保されており、不測の事態に対する耐性があると言えます。ROE(自己資本利益率)はプライム市場平均を下回っていますが、前期からは改善傾向を示しています。
| 指標 | 2025年2月期(前期) | 2026年2月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 648億円 | 687億円 |
| 自己資本比率 | 53.9% | 54.5% |
| ROE(自己資本利益率) | 6.1% | 7.1% |
| 現金及び預金 | 206億円 | 216億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
吉野家ホールディングスのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業キャッシュフローは前期に比べて増加しています。投資キャッシュフローはマイナスですが、その支出額は前期より減少しました。これにより、フリーキャッシュフローは前期のマイナスから当期はプラスに転じています。
同社グループは事業活動で得た資金を、将来の成長に向けた投資に充てつつ、手元資金を確保している状況です。このような資金の流れは、同社グループが安定した事業運営を継続し、将来の成長に向けた投資余力も有していることを示しています。結果として、雇用や給与の安定性にも良い影響を与える可能性があります。
| 項目 | 2025年2月期(前期) | 2026年2月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 133億円 | 147億円 |
| 投資CF | △144億円 | △101億円 |
| 財務CF | △59.7億円 | △34.1億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △10.9億円 | 46.0億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、吉野家セグメントへの依存度が高い状況です。国内の吉野家の業績低迷や消費者の嗜好の変化、原材料の価格高騰などがグループ全体の業績に大きな影響を与える可能性があります。
また、外食産業全体の市場停滞や、中食市場、デリバリービジネスの拡大などにより、競争が激化している状況です。これらの要因が同社グループの業績に影響を与える可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループでは、多くの従業員を雇用しており、賃金の上昇や求人費用の増加、労働力需要の増加に伴い、従業員の確保が困難となるリスクがあります。これにより、人件費の増加や出店計画の見直し、一部店舗の一時的な営業休止などが発生し、業績に影響を与える可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
吉野家ホールディングスは、「For the People ~すべては人々のために~」という経営理念のもと、人々の笑顔と社会の発展に貢献することを目指しています。多様な価値観を尊重し、変化を恐れずに挑戦し続ける企業文化を育んでいます。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
吉野家ホールディングスは、『For the People ~すべては人々のために~』を経営理念として掲げています。この理念に基づき、国や地域を超えた世界中の人々のために企業活動を行っています。
同社グループの経営方針は「Your Smile, Our Value」です。これは、あらゆるステークホルダーの笑顔が価値の源泉であり、その価値を通じてステークホルダーを幸せにしたいという思いが込められています。同社グループは、この方針に基づいた価値創出と循環のサイクルを継続的に回し、持続的成長を実現することを目指しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
吉野家ホールディングスは、経営理念を具体化するための事業活動指針として、6つの価値観を大切にしています。これらは「うまい、やすい、はやい」「客数増加」「オリジナリティ」「健全性」「人材重視」「挑戦と革新」です。同社グループはこれらの価値観を実践することで、ステークホルダーの満足度向上と信頼構築を図っています。
また、同社グループは「変身」と「成長」をテーマに掲げ、現状に満足せず変化を続けることを重視しています。一人ひとりが変化を恐れずに国内外で挑戦し続けることで、中期経営計画の実現を目指しています。
さらに、同社グループは「ダイバーシティ&インクルージョンを実現し『ひと』の成長と活躍を推進」をマテリアリティの一つとしています。多様な価値観を尊重し、全ての従業員が能力を最大限に発揮できる環境整備を進めることで、創造性と持続力のあるチーム形成を目指しています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
吉野家ホールディングスは、中期経営計画に基づく事業課題として、人的資本経営の推進を掲げています。全ての従業員が能力を最大限に発揮できる環境整備を進め、多様な価値観を尊重する組織づくりに取り組んでいます。キャリア開発支援や健康管理、働きやすさの向上に関する施策を強化し、従業員エンゲージメントを高めることを目指しています。
また、IT戦略とデジタル基盤の整備・活用も重点テーマです。ITを活用した業務改革と情報基盤の強化を推進し、店舗オペレーションの効率化や部門間連携強化による生産性向上と品質安定を図っています。
さらに、サステナビリティ推進とガバナンス強化にも取り組んでいます。環境・社会・ガバナンスの各分野で実効性の高い取り組みを進め、資源の有効活用や廃棄物削減、地域社会との協働、責任ある調達体制の構築を通じて、企業の社会的信頼の向上を目指しています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
吉野家ホールディングスは監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会を設置しています。監督機能と執行機能の役割分担を明確にするため、執行役員制度を導入し、迅速な意思決定と取締役会による監督体制を構築しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
吉野家ホールディングスの株主構成を見ると、筆頭株主は日本マスタートラスト信託銀行であり、機関投資家が上位を占める傾向が見られます。特定の事業会社や創業家が上位に集中しているわけではなく、幅広い投資家によって支えられている資本構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 日本マスタートラスト信託銀行 | 10.40% |
| 日本カストディ銀行 | 1.94% |
| 吉翔会 | 1.28% |
| 大和証券 | 0.99% |
| 大樹生命保険 | 0.86% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
吉野家ホールディングスの役員は9名(男性8名・女性1名)で構成され、女性役員比率は11.1%です。代表取締役社長は成瀬哲也氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 成瀬 哲也 | 代表取締役 社長 | 1988年6月 同社入社、2007年10月 同社執行役員 兼㈱千吉代表取締役社長、2012年9月 ㈱はなまる代表取締役社長、2014年5月 同社取締役、2025年5月 同社代表取締役社長兼㈱吉野家代表取締役社長より現職。 |
| 小澤 典裕 | 代表取締役 副社長 | 1992年4月 ㈱大林組入社、2005年9月 ㈱西洋フードシステムズ入社、2017年10月 同社代表取締役社長グループCEO、2020年5月 同社常務取締役グループ企画室長、2025年5月 同社代表取締役副社長より現職。 |
| 河村 泰貴 | 取締役会長 | 1993年4月 同社入社、2007年4月 ㈱はなまる代表取締役社長、2012年9月 同社代表取締役社長、2014年9月 ㈱吉野家代表取締役社長、2025年5月 同社取締役会長より現職。 |
| 前田 良博 | 取締役 | 2001年11月 ㈱はなまる入社、2012年1月 同社常務取締役はなまる事業本部長、2022年3月 同社執行役員兼㈱はなまる代表取締役社長、2024年5月 同社取締役兼㈱はなまる代表取締役社長より現職。 |
社外取締役は、藤川大策氏(元シティグループ証券副社長執行役員)、曽和信子氏(元日本アイ・ビー・エム・サービス代表取締役社長)です。
同社は監査役会設置会社であり、取締役会と監査役会を設置しています。社外役員は、独立した客観的な視点から経営への提言を行い、監督機能の充実と意思決定の透明性・妥当性確保に貢献しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
吉野家ホールディングスでは、役員報酬を持続的な成長と企業価値向上を促す制度として設計しており、固定報酬、業績連動報酬、株式報酬の組み合わせで構成されています。業務執行役員は固定報酬が60〜80%、業績連動報酬と株式報酬がそれぞれ10〜20%の割合で支給されます。業績連動報酬のKPIにはEBITDAや親会社株主に帰属する当期純利益が用いられています。一方、社外取締役および監査役の報酬は、独立性と遵法監査の職責を重視し、固定報酬のみで構成されています。役員報酬の決定プロセスには、報酬諮問委員会が関与し、客観性と透明性を確保しています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 4名 | 1.7億円 | 42.8百万円 |
| 監査役(社外除く) | 2名 | 28百万円 | 14.0百万円 |
| 社外役員 | 4名 | 27百万円 | 6.8百万円 |
なお、取締役の支給額には使用人兼務取締役の使用人分給与は含まれていません。また、支給人員には無報酬の取締役は含まれていません。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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