【平均年収607万円】土屋ホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年10月期)

【平均年収607万円】土屋ホールディングス 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2025年10月期)

土屋ホールディングスは、注文・提案住宅の施工・販売、リフォームなどを手がける事業会社を傘下に持つ持株会社です。グループ連結従業員数は679名で、直近期は減収減益となりましたが、積水ハウスとの資本業務提携を締結しています。


目次

※本記事は、株式会社 土屋ホールディングス の有価証券報告書(2025年10月期、2024年11月1日 ~ 2025年10月31日、2026年1月26日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


土屋ホールディングスは持株会社であり、単体従業員数は22名、グループ連結従業員数は679名です。

同社グループは、連結子会社4社を中心に、注文・提案住宅の施工・販売、リフォーム、分譲マンション、不動産賃貸、中古住宅・住宅用土地の売買、仲介業務を主たる事業としています。また、再生可能エネルギーの電力会社への売電も行っています。

土屋ホールディングスは2025年3月に積水ハウスと資本業務提携契約を締結しました。これに先立ち、2025年1月には共同建築事業「SI事業」において提携し、宮城県で事業を開始しています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


土屋ホールディングスは、住宅事業を中核とする同社グループを統括する持株会社です。同社グループは、住まいづくりを通して顧客、地域、社員を豊かにするというミッションを掲げ、信頼性と安定性を重視した事業展開を行っています。人材育成と多様な働き方を支援する環境整備に力を入れている点が特徴です。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社単体の平均勤続年数と平均年齢を見ると、比較的長く勤める社員が多い傾向がうかがえます。これは、社員が長期的にキャリアを築ける環境が整っていることを示唆しています。

なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。

項目 数値
平均年間給与 6,072,938円
平均勤続年数 15.2年
平均年齢 43.3歳
単体従業員数 22人
連結従業員数 679人
単体のグループ内比率 3.2%


同社グループは確定給付型の退職給付制度を採用しており、給与や勤続年数に応じて給付額が決まる仕組みです。この制度は同社および連結子会社に適用されています。

退職一時金制度があります。ただし支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。退職給付債務は5.3億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、人材開発と後継者育成を企業の生命線と位置付け、「企業は人なり」という考えのもと、社員の育成・開発に注力しています。個人のやる気である「自己啓発」を基本とし、自立した人間としての成長を支援しています。

特徴的な取り組みとして、創業者土屋公三が開発した「3KM生涯幸福設計」という教育プログラムがあります。これは個人・家庭・会社の3分野にわたる短期的・中期的・長期的目標を設定し、一体化して自己実現を目指すものです。

具体的には、役員基本研修や新任支店長研修などの「階層別研修」、営業系総合研修や技術系総合研修などの「職種別研修」が用意されています。また、全社員を対象とした「全社員セールス体制研修」や「社内木鶏会」など、多岐にわたる教育・スキルアップ体系を通じて、社員の人間力向上と専門能力強化を図っています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則第2条第5号に規定されている連結会社を対象としています。男性労働者の育児休業取得率については、公表義務の対象ではないため記載を省略しています。パート・有期労働者はフルタイム換算をせず実際に支給した賃金に基づき算出しています。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 10.4%
男性労働者の育児休業取得率 -
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 50.0%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 70.1%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 39.1%

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ 当社

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 33.3%
男性労働者の育児休業取得率 -
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 67.0%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 71.0%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) -


▼ ㈱土屋ホームトピア

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 13.3%
男性労働者の育児休業取得率 -
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 45.8%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 73.9%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 34.6%


▼ ㈱土屋ホーム不動産

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 10.0%
男性労働者の育児休業取得率 -
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 27.1%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 57.2%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 46.7%

指標及び目標


同社グループでは、人材の多様性の確保を含む人材の育成に関する方針及び社内環境整備に関する方針について、指標に関する目標及び実績(連結)を定めています。賃金規程等の制度上、男女による職位及び昇進・昇給等の差はありませんが、職掌、雇用形態、職種などにより労働者の男女の賃金の差異があります。

指標 連結目標 連結実績(当連結会計年度)
管理職に占める女性労働者の割合 2030年10月期までに30%以上 10%
営業職に占める女性労働者の割合 2030年10月期までに30%以上 15%
労働者の男女の賃金の差異 2030年10月期までに66%以上 50%
中途採用者の管理職比率 2030年10月期も同水準の維持 72%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


株式会社土屋ホールディングスは、持株会社体制のもと、住宅、リフォーム、不動産、賃貸の4つの事業を展開しています。同社グループは、住生活総合産業として幅広いサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えるビジネスモデルを構築しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、注文住宅の設計・施工からリフォーム、不動産売買、賃貸まで、住まいに関する多角的なサービスを提供しています。収益は主に、住宅やリフォーム工事の請負、不動産の売買といった一時点での財の移転から得ています。

住宅事業

注文住宅や賃貸住宅の工事請負、施工監理、提案住宅の施工販売を行っています。収益は、主に工事請負や住宅販売から得ています。運営は、土屋ホームが行っています。この事業は同社グループの事業の中で最も規模が大きいセグメントです。

リフォーム事業

リフォーム工事の請負を主な事業内容としています。収益は、リフォーム工事の完了と引き渡しによって得ています。運営は、土屋ホームトピアが行っています。

不動産事業

分譲マンション、中古住宅、住宅用土地の不動産売買、仲介業務、分譲住宅の施工販売を行っています。収益は、不動産の売買や仲介手数料から得ています。運営は、土屋ホーム不動産および土屋ホーム不動産販売が行っています。この事業は住宅事業に次ぐ規模のセグメントです。

賃貸事業

不動産の賃貸業務と、再生可能エネルギーの電力会社への売電を行っています。収益は、不動産の賃料収入や電力の売電収入から得ています。運営は、土屋ホールディングスが行っています。

セグメント 売上高(2024年10月期) 売上高(2025年10月期)
住宅事業 200億円 184億円
不動産事業 88.8億円 87.1億円
リフォーム事業 39.9億円 39.1億円
賃貸事業 4.0億円 3.9億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの直近5期間の業績推移を見ると、売上高は前期に比べて減少傾向にあります。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、直近の当期において損失を計上する結果となりました。一方で、営業活動によるキャッシュ・フローはプラスを維持しており、本業による資金創出力は継続している状況です。

項目 2021年10月期 2022年10月期 2023年10月期 2024年10月期 2025年10月期
売上高 311億円 347億円 344億円 333億円 315億円
経常利益 6.5億円 2.3億円 4.3億円 1.9億円 △95百万円
経常利益率 2.1% 0.7% 1.2% 0.6% △0.3%
親会社株主に帰属する当期純利益 4.8億円 2.3億円 2.3億円 7.6億円 △93百万円
1株当たり当期純利益(円) 19.12 9.22 9.34 30.34 -

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高は、前期から横ばいの水準で推移しています。一方、従業員1人あたり営業利益は、前期のプラスから当期はマイナスに転じています。これは、直近の業績における営業損失が影響しているものと考えられます。

指標 2024年10月期(前期) 2025年10月期(当期)
従業員1人あたり売上高(連結) 46.3百万円 46.3百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 0.2百万円 △0.2百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


土屋ホールディングスは、本業で資金を生み出しながらも、将来に向けた投資を積極的に行っている状況です。これにより、事業の成長を追求するフェーズにあることがうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


土屋ホールディングスの自己資本比率は、プライム市場の平均と比較しても高い水準にあります。これは、財務基盤が安定していることを示しています。一方で、ROEはマイナスとなっており、収益性の改善が課題である状況です。手元資金は減少傾向にありますが、事業運営に必要な資金を確保している状態です。これらの財務状況は、長期的な視点での雇用や給与の安定性に影響を与える可能性があります。

指標 2024年10月期(前期) 2025年10月期(当期)
純資産 129億円 130億円
自己資本比率 47.5% 48.3%
ROE(自己資本利益率) 6.0% △0.7%
現金及び預金 68.3億円 53.3億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


土屋ホールディングスの当連結会計年度における営業活動によるキャッシュフローは、仕入債務の増加により資金を獲得しています。これは本業で資金を生み出している状況を示しています。一方で、投資活動によるキャッシュフローは、有形固定資産の取得による支出が主な要因となり、大きく資金を使用しています。この結果、フリーキャッシュフローはマイナスとなっており、本業で得た資金を上回る投資を行っている成長投資のフェーズにあることがうかがえます。財務活動によるキャッシュフローは、長期借入金の返済や配当金の支払いにより資金を使用しています。これらの資金の流れからは、同社グループが事業拡大に向けた投資を積極的に進めている状況が読み取れ、将来的な成長への期待とともに、資金の使途が雇用や給与の安定性に影響を与える可能性があります。

項目 2024年10月期(前期) 2025年10月期(当期)
営業CF 32.2億円 12.5億円
投資CF △5.3億円 △21.0億円
財務CF 8.2億円 △10.0億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 26.9億円 △8.5億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループの主要事業である住宅事業は、個人の雇用状況や所得の動向、政府の住宅関連政策、消費税、金利の動向、景気回復の状況に影響を受けやすい特性があります。これらの要因によっては、受注や売上高が減少する可能性があります。また、同社グループの売上は北海道及び東北地区が全体の8割を占めており、冬期間に販売や施工が落ち込む季節変動の傾向があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループでは、役職員のコンプライアンス意識徹底のため、研修や相談窓口の周知を行っています。しかし、コンプライアンス違反が発生した場合には、損害賠償訴訟や信用失墜により、経営成績及び財政状態に影響を与える可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


土屋ホールディングスは、「住宅産業を通じて、お客様、社会、会社という『三つの人の公』の為に、物質的・精神的・健康的な豊かさの人生を創造する」ことを企業使命感としています。お客様第一主義を基本理念に、持続可能な社会の実現に貢献する事業活動を推進しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループは、創業以来、「住宅産業を通じて、お客様、社会、会社という『三つの人の公』の為に、物質的・精神的・健康的な豊かさの人生を創造する」ことを企業使命感としています。お客様第一主義を基本理念とし、省エネ住宅や福祉住宅の普及、商品開発に注力してきました。

これらの取り組みは、国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」にも通ずるものと認識しており、事業活動を通してSDGsの達成に貢献することを目指しています。中長期的な経営戦略では、「これまで体験したことのない快適性と久遠の安心感でQOL(クオリティ・オブ・ライフ)を10%上げる」ことをミッションに掲げています。

さらに、「積水ハウスとのアライアンスを基軸に道内トップへ復活」するビジョンの実現に向け、戦略的投資と取り組みを強化しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


土屋ホールディングスは、企業使命感の達成に向けて、この方針を変わることのない企業の哲理として遵守し、継続した実践を行っていくことを重視しています。同社グループの独自価値は「信頼性と安定性」であり、提供する価値は「最高級・北海道品質」の商品と、「誠実で誇り高い」社員の対応力であると定めています。

人財開発と後継者育成を企業の生命線と捉え、個人のやる気「自己啓発」を基本とした育成を行っています。特徴的な教育プログラムとして「3KM生涯幸福設計」があり、これは個人・家庭・会社、MARK・MANAGEMENT・MOTIVATIONの頭文字から名付けられたものです。

短期的・中期的・長期的目標を設定し、個人の人生、家庭の幸せ、会社の繁栄を一体化して具現化につなげていくことを目指しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、中期経営計画の基本方針として「北海道における住生活総合産業としてのNo.1復活と、仙台を中心とした東北エリアにおける第2の本拠地基盤構築」を堅持しています。積水ハウス株式会社との資本業務提携を大きな転換点と捉え、企業価値向上に向けた戦略の再構築を推進しています。

「最先端より先へ」をコンセプトに、積水ハウスが培ってきた耐震設計・構造躯体などの先進技術と、同社グループが積雪寒冷地で磨いてきた断熱・気密技術の融合を図り、コアテクノロジーの共創を進めています。今後は、基礎と柱を直接緊結する「DJ(ダイレクトジョイント)構法」の本格展開を加速させ、耐震性能に優れた住宅提供の拡大を進める方針です。

サステナビリティに関する重要な項目として「人的資本・多様性」と「気候変動」を掲げています。人的資本・多様性においては、人財開発と後継者育成を企業の生命線とし、世代別・役職別・職種別の研修を義務教育として実施しています。気候変動に対しては、省エネ住宅の普及・促進、脱炭素社会実現への貢献、環境に配慮した木材の調達、非住宅分野の木造化推進による環境負荷低減に取り組んでいます。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


土屋ホールディングスは、2008年11月1日に持株会社体制へ移行し、グループ全体の事業戦略構築やコンプライアンス意識の徹底、事業子会社の監督機能を担っています。また、2024年1月25日には監査役会設置会社から監査等委員会設置会社へ移行しました。これにより、取締役会の監督機能が強化され、経営の意思決定の迅速化が図られています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社グループの筆頭株主は株式会社土屋総合研究所であり、株式会社土屋経営も上位株主です。これらは同社グループの関連会社であり、創業家や関連会社が上位株主として名を連ねる資本構成となっています。また、土屋グループ従業員持株会も上位に位置しており、従業員による安定的な資本構成を形成している傾向があります。

株主名 持株比率
土屋総合研究所 13.34%
土屋経営 10.74%
土屋グループ従業員持株会 7.04%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は11名(男性9名・女性2名)で構成され、女性役員比率は18.2%です。代表取締役社長は土屋昌三氏が務めています。社外取締役比率は36.4%です。

氏名 役職 主な経歴
土屋 昌三 代表取締役社長 1999年㈱土屋ホーム青森(現 同社)入社、2001年同社代表取締役社長。2008年同社代表取締役社長就任。公益財団法人ノーマライゼーション住宅財団理事長、㈱土屋経営代表取締役社長、㈱土屋総合研究所代表取締役社長を現職。
大吉 智浩 代表取締役 副社長 1993年㈱ホームトピア(現 ㈱土屋ホームトピア)入社、2002年同社代表取締役社長。2003年同社取締役、2019年同社代表取締役副社長就任。2025年㈱土屋ホーム代表取締役副社長を現職。
菊地 英也 取締役 1983年同社入社。2003年同社取締役、2008年㈱ホームトピア(現 ㈱土屋ホームトピア)代表取締役社長就任。2018年同社取締役就任を現職。
所 哲三 取締役 1985年㈱土屋住宅流通(現 同社)入社。2007年同社取締役。2018年同社取締役就任。2018年㈱土屋ホーム不動産代表取締役社長、2021年㈱土屋ホーム不動産販売代表取締役社長を現職。
山川 浩司 取締役 1994年同社入社。2017年㈱新土屋ホーム(現 ㈱土屋ホーム)代表取締役社長就任。2018年同社取締役就任。2025年㈱土屋ホーム取締役社長を現職。
上諏訪 広 取締役 2014年同社入社。2021年同社経営企画部長。2024年同社取締役就任を現職。


社外取締役は、手塚純一氏(ジェイ建築システム代表取締役)、中田美知子氏(北海道二十一世紀総合研究所顧問)、荒木俊和氏(アンサーズ法律事務所所長・監査等委員)、末永仁宏氏(末永公認会計士税理士事務所所長・監査等委員)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、取締役の職務執行の監査等を担う監査等委員が取締役会における議決権を有することで、取締役会の監督機能が強化されています。社外取締役は、専門的な立場からの豊富な経験と高い見識に基づき、グループ経営及び企業統治に貢献しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社では、取締役(監査等委員である取締役を除く)の報酬は固定報酬、賞与、退職慰労金で構成されています。固定報酬は各役員の責任や役割に応じて決定され、賞与は業績連動報酬として、当該期の業績と各役員の職位・実績を考慮して決定されます。

監査等委員である取締役の報酬は、株主総会で定められた限度額の範囲内で、監査等委員である取締役の協議に基づき決定される仕組みです。退職慰労金は、在任年数や功績に基づき「役員退職慰労金規程」により決定されます。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 3名 54百万円 17.9百万円
監査等委員(社外除く) 1名 9百万円 8.7百万円
社外取締役 5名 10百万円 2.1百万円


なお、総額には期中に退任した役員の報酬が含まれます。また、取締役3名については子会社の代表取締役を兼務しているため、報酬は支払われていません。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。