※本記事は、株式会社フジシールインターナショナル の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月23日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
同社グループは、シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチを中心としたパッケージングシステムの企画、提案、開発、製造、販売を手掛けています。子会社26社とともに事業を展開しています。
単体従業員数は46名、連結従業員数は5,670名です。セグメントは日本、米州、欧州、アセアンの4つです。
主な国内グループ会社は、フジアステック(包装機械のメンテナンスサービス)、フジシールイースト(ソフトパウチの製造、販売)、フジタックイースト(タックラベルの製造、販売)、フジシールウエストなどです。
当連結会計年度において、Fuji Seal Switzerland AGを清算し連結範囲から除外しました。また、株式会社フジタックは株式会社sou-zou Designに商号を変更しています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
フジシールインターナショナルは、「人と環境にやさしい価値を届ける」というビジョンの実現に向け、人的資本経営を事業戦略の一つに位置付けています。従業員一人ひとりの成長が企業の持続的な成長の源泉であると考え、「人的資本の充実」「価値観の共有」「多様性の尊重」を人財戦略の3つの原則として掲げています。挑戦と成長を重視する企業文化の中で、従業員が情熱とワクワク感を持って仕事に取り組める環境づくりを目指しています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、平均勤続年数が比較的長く、平均年齢も高めであることから、従業員が長期的にキャリアを築きやすい環境にあると考えられます。安定した人材構成の中で、経験と知識を活かして業務に取り組むことができるでしょう。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 8,025,000円 |
| 平均勤続年数 | 13.6年 |
| 平均年齢 | 47.0歳 |
| 単体従業員数 | 46人 |
| 連結従業員数 | 5,670人 |
| 単体のグループ内比率 | 0.8% |
なお、直近の主要子会社のデータは以下の通りです。
| 会社名 | 平均年齢 | 平均勤続年数 | 平均年間給与 |
|---|---|---|---|
| 株式会社フジシール | 42.5歳 | 15.1年 | 5,655,000円 |
| 株式会社フジシールウエスト | 35.8歳 | 6.3年 | 4,362,000円 |
同社グループは、確定給付型の制度として確定給付企業年金制度及び退職一時金制度を設けており、確定拠出型の制度として確定拠出年金制度を設けております。これらの制度は国内および海外のグループ会社に適用されています。退職一時金制度があり、国内については退職金計算のもととなるポイント(退職金基準給与)の予想上昇率を基礎として支給されます。
確定給付制度における退職給付債務は29.9億円です。また、確定拠出制度への要拠出額は806百万円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、経営計画「FSG.30」において人的資本経営を事業戦略の一つに位置付け、人財の成長が中長期的な企業価値向上の源泉であると認識しています。人材戦略の基本方針として「人的資本の充実」「価値観の共有」「多様性の尊重」の3つの軸を設定し、従業員に対する挑戦機会の提供と成長の促進を図っています。
従業員の報酬については、会社業績、外部労働市場の水準、並びに個々人の役割及び成果等を総合的に勘案し、適切に決定・見直しを行う方針です。2025年4月からは人事制度を刷新し、役割及び成果に基づく評価・報酬体系の明確化とメリハリある処遇の実現を図っています。ベースアップを含む賃金の見直しを継続的に実施し、成長の成果を従業員へ還元することを重要な経営責務としています。
具体的な取り組みとして、将来の幹部候補となる人財を選抜し育成する「次世代経営者創出プログラム」や「リーダーシップ・プログラム」を実施しています。また、従業員一人ひとりのキャリア形成や働きやすい環境づくりを支援するため、自己申告制度や社内公募制度を設けています。経営理念やバリューの理解浸透を目的とした「FSG Value Seminar」を全リージョンで実施し、多国籍の従業員が共通の価値観を持って行動できるよう努めています。さらに、「グループダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)方針」を制定し、DE&I委員会を設立することで、多様な価値観を持つ従業員が公平に機会を利用できる企業文化とインクルーシブな環境を整えています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。男性労働者の育児休業等取得率および男女賃金差異(非正規雇用労働者)は、提出会社単体の数値は本記事では取得できていません。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | 32.3% |
| 男性労働者の育児休業等取得率 | - |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) | 84.6% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(うち正規雇用労働者) | 86.0% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(うち非正規雇用労働者) | - |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ 株式会社フジシール
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | 5.4% |
| 男性労働者の育児休業等取得率 | 28.6% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) | 64.9% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(うち正規雇用労働者) | 69.0% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(うち非正規雇用労働者) | 68.6% |
▼ 株式会社フジシールウエスト
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | - |
| 男性労働者の育児休業等取得率 | - |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) | 66.5% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(うち正規雇用労働者) | 68.4% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(うち非正規雇用労働者) | 68.4% |
▼ 株式会社フジシールビジネスアソシエ
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 | 50.0% |
| 男性労働者の育児休業等取得率 | - |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) | 90.4% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(うち正規雇用労働者) | 73.6% |
| 労働者の男女の賃金の額の差異(うち非正規雇用労働者) | 68.7% |
人的資本・多様性に関する指標及び目標
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| グループキーポジション後継者充足率(2030年度目標値) | 80% |
| エンゲージメントスコアが向上した組織割合(2030年度目標値) | 50%(2024年度比) |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
フジシールインターナショナルは、シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチといったパッケージングシステムをグローバルに展開しています。企画から開発、製造、販売までを一貫して手掛けることで、顧客の多様なニーズに応えています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、フジシールインターナショナルと26の子会社で構成されています。シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチを中心としたパッケージングシステムの企画、提案、開発、製造、販売を主な事業としています。
収益は主に製品が顧客に到着した時点、または機械事業では検収時点で認識されます。同社グループは「包んで価値を 日々新たなこころで 創造します。」を経営理念に掲げ、お客様と共に企業価値の向上を目指しています。
同社グループの事業は「日本」「米州」「欧州」「アセアン」の4つの地域別セグメントで構成されています。各セグメントは、シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ、機械などの製品・サービスを提供しています。
日本
シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ、機械、その他製品の企画、開発、製造、販売を行っています。収益はこれらの製品・サービスの提供から得ています。
米州
シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ、機械の企画、開発、製造、販売を行っています。収益はこれらの製品・サービスの提供から得ています。
欧州
シュリンクラベル、タックラベル、機械の企画、開発、製造、販売を行っています。収益はこれらの製品・サービスの提供から得ています。
アセアン
シュリンクラベル、タックラベル、ソフトパウチ、機械、その他製品の企画、開発、製造、販売を行っています。収益はこれらの製品・サービスの提供から得ています。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 日本 | 999億円 | 983億円 |
| 米州 | 662億円 | 682億円 |
| 欧州 | 294億円 | 332億円 |
| アセアン | 168億円 | 180億円 |
同社グループは日本、米州、欧州、アセアンの各地域で事業を展開しており、海外での売上も大きな割合を占めています。為替レートの変動は経営成績に影響を与える可能性があります。
外部顧客への売上高のうち、連結損益計算書の売上高の10%以上を占める相手先はないと記載されています。特定の顧客への収益集中は見られません。
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの過去5期間の業績を見ると、売上高は継続的に増加傾向にあります。経常利益も同様に増加傾向を示しており、特に直近の期では大幅な伸びを見せています。親会社株主に帰属する当期純利益も順調に推移し、直近の期で大きく増加しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 1,703億円 | 1,840億円 | 1,966億円 | 2,123億円 | 2,178億円 |
| 経常利益 | 106億円 | 84.3億円 | 147億円 | 183億円 | 220億円 |
| 経常利益率 | 6.2% | 4.6% | 7.5% | 8.6% | 10.1% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 61.2億円 | 68.7億円 | 103億円 | 122億円 | 207億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 111.70 | 125.43 | 187.77 | 224.93 | 387.43 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたりの売上高は前期から増加しており、生産性が向上している傾向が見られます。また、従業員1人あたりの営業利益も前期から増加しており、収益を効率的に生み出す力が強化されていることが示唆されます。これらの指標の改善は、組織全体の効率化や事業活動の成果が従業員一人ひとりの貢献に結びついていることを示しています。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 37.7百万円 | 38.4百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 3.3百万円 | 3.6百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
フジシールインターナショナルは、財務の安定性とキャッシュフローの状況から、堅実な経営基盤を築いていることがうかがえます。本業で安定した資金を生み出し、将来に向けた投資も継続している状況です。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループは、自己資本比率がプライム市場の製造業平均(46.8%)を上回る水準で推移しており、強固な財務基盤を維持しています。ROE(自己資本利益率)もプライム市場の製造業平均(9.4%)を上回っており、効率的な経営を行っていることが示されています。手元資金である現金及び預金も潤沢に確保されており、不測の事態や事業機会への対応力があると考えられます。これらの財務状況は、入社後の雇用や給与の安定性にもつながる要素です。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 1,453億円 | 1,613億円 |
| 自己資本比率 | 69.2% | 71.3% |
| ROE(自己資本利益率) | 8.8% | 13.5% |
| 現金及び預金 | 344億円 | 358億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループの営業活動によるキャッシュ・フローは、当期に215.5億円の収入となり、前期から増加しています。これは税金等調整前当期純利益の計上や減価償却費などによるものです。投資活動によるキャッシュ・フローは、有形固定資産の取得による支出などにより、当期に△124.8億円の支出となりました。財務活動によるキャッシュ・フローは、自己株式の取得や配当金の支払額などにより、当期に△43.6億円の支出となっています。
これらの結果、フリーキャッシュ・フローは当期に90.7億円のプラスとなっており、本業で得た資金が投資活動による支出を上回る状況です。同社グループは本業で安定的に資金を創出し、事業の維持・拡大に必要な投資を行いつつも、手元に余剰資金を残していることが示されています。この資金の流れは、同社グループが安定した経営を継続し、将来の成長に向けた基盤を築いていることを示しています。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 213.4億円 | 215.5億円 |
| 投資CF | △124.6億円 | △124.8億円 |
| 財務CF | △34.2億円 | △43.6億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | 88.8億円 | 90.7億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、原材料の市況変動及び調達に関するリスクを認識しています。世界景気や需給バランス、為替変動により原材料価格が高騰した場合、原材料コストの上昇に繋がる可能性があります。また、グローバルな事業展開においては、現地の政情や経済、税制、通商制限、カントリーリスク等が業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、情報の流出に関するリスクを認識しています。不正アクセスやサイバー攻撃、または社員や業務委託会社による情報漏洩・誤用が発生した場合、企業としての信頼やイメージに悪影響を受け、業績及び財政状態に影響を及ぼす可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
フジシールインターナショナルは、パッケージングを通じて社会に貢献し、持続的な成長を目指す企業です。人財を最も重要な資源と位置づけ、従業員一人ひとりの成長と挑戦を応援する企業文化を大切にしています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
フジシールグループの経営理念は「包んで価値を、日々新たなこころで創造します。」です。ビジョンとして『人と環境にやさしい価値を届ける』を掲げています。
具体的には、パッケージング市場での持続的成長、持続可能な社会の実現への貢献、そして「ワクワクを創る会社 ~ワクワクなしに成長なし~」を目指しています。同社グループは、パッケージングを通じて人々と社会に豊かさ・幸せ・喜び・安心を届け、環境配慮型製品で業界をリードしていくことを目標としています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
フジシールインターナショナルは、「ワクワクを創る会社 ~ワクワクなしに成長なし~」を企業風土の核としています。社員が創造と挑戦をワクワクしながら成長できることを応援し、顧客やパートナー、株主とも「ワクワク」を共有することを目指しています。
同社グループのスローガンは「創造を〈夢〉と呼ぶ。創造へのチャレンジを〈勇気〉と呼ぶ。創造のぶつかりあいを〈信頼〉と呼ぶ。」です。人財戦略においては、「人的資本の充実」「価値観の共有」「多様性の尊重」の3つの原則を掲げています。
経営理念やバリューの理解浸透のため「FSG Value Seminar」を開催し、多様な価値観を尊重する「グループダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン(DE&I)方針」を制定し、DE&I委員会を設立しています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
フジシールインターナショナルは、お客様の課題解決のスピードと質を向上させ、開発体制を強化することを重点課題としています。変化するお客様の課題に対し、地産地消体制を構築し、サービス提供のスピード感を高めることを目指しています。
「気候変動問題」「海洋プラスチック問題」「資源枯渇」を重要な環境課題と位置づけ、環境配慮型製品の開発・生産を通じて循環型社会の実現に貢献しています。人財育成においては、「人的資本の充実」「価値観の共有」「DE&Iの尊重」を念頭に、従業員への挑戦機会の提供と成長を促しています。
また、デジタルトランスフォーメーション(DX)施策を推進し、新たな価値創造と市場競争力の維持・強化に取り組んでいます。多様化・高度化するリスクに対応するため、リスクマネジメント体制の構築と情報セキュリティ対策の強化を進めています。透明・公正かつ迅速な意思決定を行うため、コーポレート・ガバナンスの強化も図っています。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
フジシールインターナショナルは、指名委員会等設置会社として、取締役会の下に複数の委員会を設置しています。これにより、経営の意思決定と監督機能の強化を図るガバナンス体制を構築しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
フジシールインターナショナルの株主構成を見ると、筆頭株主は創包です。この株式は代表執行役社長CEOである岡﨑成子氏が実質的に保有しており、創業家が同社の経営に深く関与していることがうかがえます。上位株主には信託銀行や公益財団法人も名を連ねています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| 創包 | 14.50% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 12.00% |
| 公益財団法人フジシール財団 | 8.90% |
なお、「創包」名義の株式は岡﨑成子氏が実質的に保有しています。
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は16名(男性12名・女性4名)で構成され、女性役員比率は25.0%です。代表執行役社長CEOは岡﨑成子氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 岡﨑 成子 | 代表執行役 社長 CEO | 1990年8月 同社入社、2001年1月 同社経営企画センター長、2002年6月 同社取締役、2004年6月 同社取締役兼執行役、2008年3月 同社取締役兼代表執行役社長、2010年3月 株式会社創包代表取締役社長、2023年3月 同社取締役兼代表執行役社長 CEOより現職。 |
| 岡﨑 陽一 | 執行役 副社長 COO | 2012年10月 同社入社、2017年1月 Fuji Seal Germany GmbH機械事業ゼネラルマネージャー、2019年2月 同社代表取締役社長、2022年6月 同社執行役、2023年6月 同社取締役兼執行役、2025年6月 同社取締役兼執行役副社長 COOより現職。 |
| 梅田 英明 | 執行役 シュリングラベル事業 担当 | 1997年4月 同社入社、2013年2月 同社パリ支店 経営企画マネージャー、2018年7月 American Fuji Seal, Inc.取締役、2021年4月 同社執行役、2025年6月 同社取締役兼執行役より現職。 |
社外取締役は、牧辰人氏(公認会計士・SCS国際有限責任監査法人代表社員・監査委員)、関勇一氏(元株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ代表取締役社長・監査委員)、植村公彦氏(弁護士法人御堂筋法律事務所パートナー・監査委員)です。
同社は指名委員会等設置会社であり、経営の意思決定の迅速化と透明性の向上を図っています。取締役会の下には、過半数を社外取締役で構成する指名・報酬・監査の3委員会を設置し、経営の監督機能を強化しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
フジシールインターナショナルでは、報酬委員会が役員報酬の決定に関する方針を定めています。報酬委員会は社外取締役が過半数を占める構成です。取締役の報酬は固定の基本報酬のみで構成されています。
一方、執行役の報酬は基本報酬に加え、短期インセンティブとしての業績連動報酬と、中長期インセンティブとしての譲渡制限付株式報酬で構成される仕組みです。業績連動報酬は、経営計画の実現に向けた短期的な目標達成度に基づき支給され、報酬総額の0%から30%程度の範囲で変動します。譲渡制限付株式報酬は、株主との経済的利害を一致させ、中長期的な企業価値向上を目的としています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 社外取締役 | 4名 | 33百万円 | 8.2百万円 |
| 執行役 | 15名 | 4.2億円 | 27.7百万円 |
なお、取締役と執行役を兼務している者の報酬は、執行役の欄に記載されています。また、執行役に対する非金銭報酬等の総額は譲渡制限付株式報酬です。
個人別報酬が開示されている役員は、岡﨑成子氏(1.09億円)です。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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