【平均年収872万円】三井化学 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収872万円】三井化学 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

三井化学は、ライフ&ヘルスケア・ソリューションやモビリティソリューションなど多岐にわたる事業を展開する化学メーカーです。国内外に広がるグループ各社とともに事業を推進しており、直近では減収減益となりましたが、親会社に帰属する当期利益は増加しました。


目次

※本記事は、三井化学株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月22日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は IFRS です。

1. 企業概要:どんな会社?


三井化学は、ライフ&ヘルスケア・ソリューション、モビリティソリューション、ICTソリューション、ベーシック&グリーン・マテリアルズの製造・販売を主な事業内容とする化学メーカーです。同社グループは、これら事業に関連するサービス等の活動も展開しています。

単体従業員数は5,198名、連結従業員数は16,967名です。同社グループの報告セグメントは、ライフ&ヘルスケア・ソリューション、モビリティソリューション、ICTソリューション、ベーシック&グリーン・マテリアルズの4つです。

主な国内グループ会社は、三井化学クロップ&ライフソリューション、アーク(モビリティソリューション)、本州化学工業(ICTソリューション)、プライムポリマーなどです。

直近では、㈱DNAチップ研究所を完全子会社化し、診断事業を強化しました。また、㈱プライムポリマーへの住友化学の国内ポリオレフィン事業統合も進めています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


三井化学は、ESGを経営の中核に据え、社会価値向上と企業価値向上の両立を目指す企業です。長期的な視点に立った人材戦略を経営戦略と一体的に推進し、従業員の働きがいと成長を重視する環境づくりに取り組んでいます。自主・自律・協働を重視する企業文化の中で、持続的な成長を支える人材の育成に力を入れています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


三井化学では、従業員の平均年齢と平均勤続年数から、長期的なキャリア形成が可能な環境であることがうかがえます。安定した環境で専門性を高めながら、会社とともに成長していくことが期待できるでしょう。

項目 数値
平均年間給与 8,717,118円
平均勤続年数 15年1ヶ月
平均年齢 40.0歳
単体従業員数 5,198人
連結従業員数 16,967人
単体のグループ内比率 30.6%


三井化学では、退職給付制度として確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の両方を導入しています。これらの制度は国内および海外のグループ会社に適用されます。なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


三井化学は、社会課題解決と持続的成長を目指し、事業ポートフォリオ変革やソリューション型ビジネスモデルへの転換を推進しています。この実現には人的資本の強化が不可欠であるとの認識のもと、人材戦略を経営戦略と一体的に策定・運用しています。特に「自主・自律・協働」を重視する企業文化を浸透させ、事業変革を担う人材の確保・育成、経営リーダーの育成、従業員エンゲージメントの向上に注力しています。

従業員の給与や賞与は、職責や職務遂行能力を基準とし、業績評価結果を適切に反映させることで、能力発揮と成長を促進する仕組みです。グローバルに事業を展開する企業として、各国・地域の法令や労働市場動向を考慮し、多様な人材の確保と定着に資する競争力のある報酬制度を目指しています。

また、同社グループは「三井化学グループ人材マネジメント方針」に基づき、グループ・グローバルに活躍できる人材を長期的な視点で育成しています。従業員の「働きやすさ」と「働き甲斐」を両立させる職場環境の整備にも力を入れ、労働生産性の向上を目指しています。具体的には、CHRO(最高人事責任者)を設置し、HRマネジメントチームやHRBP(HRビジネスパートナー)による人材戦略の実行を推進しています。中途採用の拡充やDX人材育成プランの策定、従業員のメンタルヘルス改善、エンゲージメントサーベイの実施など、多角的な施策を通じて人材の成長と定着を支援しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。労働者の男女の賃金差異は、同一の職位や役割において労働条件に男女間の差異はなく、職位別の構成人数の差異によるものです。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 8.0%
男性労働者の育児休業取得率 97.3%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 84.8%
労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) 85.3%
労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) 68.3%

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。連結子会社の労働者の男女の賃金差異は、同一の職位や役割において労働条件に男女間の差異はなく、職位別の構成人数の差異によるものです。

▼ ㈱アーク

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 1.7%
男性労働者の育児休業取得率 -
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 68.8%
労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) 74.0%
労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) 54.6%


▼ ㈱三井化学オペレーションサービス

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 1.1%
男性労働者の育児休業取得率 -
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 84.8%
労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) 86.8%
労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) 74.7%


▼ ㈱三井化学分析センター

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 16.9%
男性労働者の育児休業取得率 -
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 78.1%
労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) 81.6%
労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) 54.2%

グループ全体(連結)


算出基準は法定の算出方法と異なります。男性労働者の育児休業取得率および労働者の男女の賃金差異は、集計に必要なデータが収集されていないため開示されていません。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 14.2%

従業員エンゲージメント向上


一部の指標は、提出会社単体の数値です。

指標 数値
エンゲージメントスコア 38%

キータレントマネジメント


一部の指標は、提出会社単体の数値です。

指標 数値
戦略重要ポジション後継者候補準備率 226%

ダイバーシティ


一部の指標は、提出会社単体の数値です。

指標 数値
執行役員多様化人数(女性・外国籍・中途採用) 10名
経営者候補多様化率 26.9%
女性管理職(課長級以上)比率 8%

健康重視経営


一部の指標は、提出会社単体の数値です。

指標 数値
生活習慣病平均有所見率 10.42%
メンタル不調休業強度率 0.87

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


三井化学グループは、化学の力を通じて社会課題の解決に貢献することを目指し、多岐にわたる製品とサービスを提供しています。ライフ&ヘルスケア、モビリティ、ICT、そして基礎素材といった幅広い分野で事業を展開し、顧客のニーズに応えています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、化学製品の製造・販売を主な事業内容としています。製品・商品の販売が収益の大部分を占めており、その他にライセンス収入なども得ています。海外での事業展開も積極的に行っており、海外売上収益が全体の過半数を占める構造となっています。

具体的には、以下の4つの報告セグメントとその他の事業を展開しています。

ベーシック&グリーン・マテリアルズ

エチレン、プロピレン、ポリエチレン、ポリプロピレン、フェノール類、ポリウレタン材料などの基礎化学品を製造・販売しています。石油化学産業の上流に位置するエチレン製造設備やポリオレフィン事業の再編・統合を進めるなど、事業構造の強化に取り組んでいます。収益は、主に製品・商品の販売から得ています。

モビリティソリューション

自動車の軽量化や高機能化に貢献する複合材料、エラストマー、機能性コンパウンド、ポリプロピレン・コンパウンドなどを製造・販売しています。自動車業界の燃費向上ニーズや電動化へのシフトに対応した製品開発と供給体制の深化を進めています。収益は、主に製品・商品の販売から得ています。

ICTソリューション

半導体・電子部品工程部材、光学材料、不織布、リチウムイオン電池材料、高機能食品包装材料などを製造・販売しています。高速通信やAI開発といったデジタル化の進展に伴う情報通信分野の進化を支える製品を提供しています。収益は、主に製品・商品の販売から得ています。

ライフ&ヘルスケア・ソリューション

ビジョンケア材料、オーラルケア材料、パーソナルケア材料、農業化学品などを製造・販売しています。生活の質(QOL)向上や食資源の課題解決に貢献する製品を提供し、メディカル領域の強化も進めています。収益は、主に製品・商品の販売から得ています。

同社グループの売上収益全体に占める海外売上収益の割合は51.8%となっており、グローバルな事業展開を進めています。また、三井物産株式会社への売上収益が全体の18.0%を占めています。

セグメント 売上収益(2025年3月期) 売上収益(2026年3月期) セグメント利益(2025年3月期) セグメント利益(2026年3月期) 利益率
ベーシック&グリーン・マテリアルズ 8,024億円 6,696億円 △114億円 △184億円 △2.7%
モビリティソリューション 5,581億円 5,185億円 551億円 510億円 9.8%
ICTソリューション 2,841億円 2,858億円 267億円 369億円 12.9%
ライフ&ヘルスケア・ソリューション 2,550億円 2,643億円 340億円 342億円 12.9%
その他の事業セグメント 810億円 813億円 △26.2億円 △1.1億円 △0.1%

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの過去5期間における売上収益は変動が見られます。直近の当連結会計年度では、売上収益と営業利益は前連結会計年度に比べて減少しました。これは主に、原料価格の下落に伴う販売価格の下落や、ベーシック&グリーン・マテリアルズセグメントにおける販売の減少、および中国でのフェノール事業に関する減損損失などが影響しています。一方で、親会社の所有者に帰属する当期利益は増加となりました。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上収益 1兆6,127億円 1兆8,795億円 1兆7,497億円 1兆8,092億円 1兆6,688億円
税引前利益 1,413億円 1,173億円 733億円 716億円 686億円
税引前利益率 8.8% 6.2% 4.2% 4.0% 4.1%
当期利益 1,100億円 829億円 500億円 322億円 344億円
1株当たり当期純利益(円) 565.45 431.17 262.99 85.28 91.62

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上収益は、前連結会計年度と比較して減少傾向を示しています。また、従業員1人あたり営業利益も前連結会計年度からわずかに減少となりました。これらの指標は、同社グループ全体の生産性の変化を示しており、事業環境の変化が影響していると考えられます。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上収益(連結) 104.5百万円 98.4百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 4.5百万円 4.4百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


三井化学グループは、堅実な財務基盤を維持しつつ、事業活動で生み出した資金を将来の成長投資に充てている状況です。これにより、安定した経営体制を築きながら、持続的な成長を目指していることがうかがえます。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの自己資本比率は当期で40.2%となり、前期から増加しています。これはプライム市場の製造業平均と比較するとやや低い水準ですが、堅実な財務基盤を維持していることを示しています。ROE(自己資本利益率)は当期4.0%で、前期からわずかに上昇しました。

手元資金である現金及び現金同等物は1,831億円と潤沢であり、不測の事態にも対応できる耐性があると考えられます。これらの財務指標は、同社グループが安定した経営を継続し、従業員の雇用や給与の安定性にも寄与する基盤を持っていることを示しています。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
自己資本 8,483億円 8,647億円
自己資本比率 39.4% 40.2%
ROE(自己資本利益率) 3.8% 4.0%
現金及び現金同等物 1,706億円 1,831億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループの当連結会計年度における営業活動によるキャッシュ・フローは2,130億円の収入となり、前期から増加しました。これは主に運転資本の減少によるものです。本業で安定的に資金を生み出している状況を示しています。

投資活動によるキャッシュ・フローは1,348億円の支出となり、前期に比べて支出が減少しました。これは主に投資有価証券の取得による支出が減少したことによるものです。財務活動によるキャッシュ・フローは759億円の支出となりました。

営業活動で得た資金が投資活動による支出を上回るフリーキャッシュ・フローは782億円と、前期から大きく増加しています。このキャッシュ・フローの状況は、同社グループが本業で安定した資金を創出し、将来への投資も行いつつ、資金の健全性を保っていることを示しており、従業員の雇用や給与の安定性にもつながる経営状況であると言えます。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 2,005億円 2,130億円
投資CF △1,650億円 △1,348億円
財務CF △744億円 △759億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 355億円 782億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、世界経済の回復鈍化や米国の通商政策、中東情勢の不安定化によるエネルギー供給・原料調達の不透明感を事業リスクとして認識しています。また、化学工業界における川下製品の需要鈍化や国内ナフサクラッカーの稼働率低調も、収益性に影響を与える可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

同社グループは、成長戦略の推進を支える人材ポートフォリオの実現に向け、計画的な採用活動や定年後再雇用制度、社宅制度の見直し等の施策を推進しています。当連結会計年度においては、「質・多様性を備えた人材確保と要員管理」を経営重点リスクとして認識し、全社で取り組んでいます。

④ 雇用安定性・リストラ

解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


三井化学は、「地球環境との調和」と「材料・物質の革新」を企業グループ理念に掲げ、ESGを経営の中核に据えています。化学の力で社会課題を解決し、持続的な成長を目指す企業グループです。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


同社グループは、「地球環境との調和の中で、材料・物質の革新と創出を通して高品質の製品とサービスを顧客に提供し、もって広く社会に貢献する」ことを企業グループ理念としています。目指すべき企業グループ像は、「化学の力で社会課題を解決し、多様な価値の創造を通して持続的に成長し続ける企業グループ」です。長期経営計画「VISION 2030」では、「環境と調和した循環型社会」、「健康・安心にくらせる快適社会」、「多様な価値を生み出す包摂社会」の実現を目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、ESGを経営の中核に据え、事業活動を通じた社会課題の解決に取り組んでいます。長期経営計画「VISION 2030」では、「社会課題視点」、「ソリューション型ビジネスモデル」、「サーキュラーエコノミー型ビジネスモデル」、「デジタルトランスフォーメーション(DX)」を全社・全事業に展開し、変革を加速する方針です。

また、財務と非財務は互いになくてはならないものと認識し、サステナビリティ経営を推進しています。人材マネジメント方針では、「同社グループの持続的成長」と「従業員の幸福と自己実現」の両立を目標に掲げ、従業員には「自主・自律・協働」という基本的な考え方を求めています。

社内環境整備方針として、“働きやすさ”と“働き甲斐”のある職場環境の整備と労働生産性の向上を目指し、健康重視経営を推進しています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、長期経営計画「VISION 2030」において、取り組むべきマテリアリティ(重要課題)を特定し、基本戦略を策定しています。「社会課題視点」、「ソリューション型ビジネスモデル」、「サーキュラーエコノミー型ビジネスモデル」、「デジタルトランスフォーメーション(DX)」の展開が含まれます。

マテリアリティに紐づく非財務KPIを設定し、KPIマネジメントを推進することで、VISION 2030の実行力強化に取り組んでいます。人権尊重、安全、コンプライアンス、品質、安定生産といった事業継続の前提となる課題に対応しています。

企業文化、人的資本、DXを通じた企業変革、イノベーション、パートナーシップの強化も重点テーマです。経営基盤・事業基盤の変革加速として、リスクマネジメント強化や工場横断的な人材育成、業務効率化を推進しています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


三井化学は、持続可能な成長と中長期的な企業価値向上を目指し、コーポレート・ガバナンスの充実に注力しています。株主をはじめとするステークホルダーとの信頼関係を維持し、透明・公正かつ迅速な意思決定体制の構築に取り組んでいます。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


三井化学の株主構成を見ると、信託銀行が上位を占めており、機関投資家による保有が中心であることがうかがえます。また、従業員持株会や取引先持株会も上位株主として名を連ねており、幅広いステークホルダーに支えられている資本構成となっています。

株主名 持株比率
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 17.87%
日本カストディ銀行(信託口) 11.80%
ゴールドマン・サックス証券BNYM 2.75%
野村信託銀行(投信口) 2.24%
三井化学従業員持株会 2.00%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は13名(男性11名・女性2名)で構成され、女性役員比率は15.4%です。代表取締役社長執行役員は市村聡氏が務めています。社外取締役比率は37.5%です。

氏名 役職 主な経歴
橋本 修 代表取締役 会長 経営監督及び特命事項(事業再編等) 1987年4月同社入社、執行役員経営企画部長、常務執行役員ヘルスケア事業本部長、取締役専務執行役員を経て、2020年4月同社代表取締役社長執行役員、2026年4月より現職。
市村 聡 代表取締役社長執行役員 業務執行全般統括(CEO) 1992年4月同社入社、理事経営企画部長、執行役員経営企画部長、常務執行役員を経て、2025年6月同社取締役常務執行役員、2026年4月より現職。
平原 彰男 代表取締役 専務執行役員 モビリティソリューション事業本部長 名古屋支店担当 ICTソリューション事業本部管掌 1987年4月同社入社、理事新自動車材開発室長、執行役員経営企画部長、常務執行役員を経て、2022年4月同社専務執行役員ICTソリューション事業本部長、2026年4月より現職。
淡輪 敏 取締役 1976年4月同社入社、執行役員人事・労制部長、常務執行役員基礎化学品事業本部長、代表取締役社長執行役員、代表取締役会長を経て、2026年4月より現職。
安藤 嘉規 取締役 参与 1986年4月同社入社、理事人事部長、執行役員人事部長、専務執行役員を経て、2022年6月同社取締役専務執行役員、2026年4月より現職。


社外取締役は、馬渕晃氏(元SUBARU取締役専務執行役員)、三村孝仁氏(元テルモ代表取締役会長)、木原民氏(リコーITソリューションズ取締役)です。

同社は監査役会設置会社であり、取締役会には独立した客観的な立場からの意見を取り入れるため、社外取締役が選任されています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


三井化学の役員報酬は、持続的な企業価値向上と『変革』の推進を強く動機付けることを目的としています。報酬制度は、固定報酬に加えて、短期的な業績目標達成を促す賞与、中長期的な企業価値向上と株主価値との連動を意識した譲渡制限付株式報酬で構成されています。社外取締役および監査役は、客観的かつ独立した立場からの監督・監査の役割を重視し、固定報酬のみが支給される仕組みです。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 7名 3.8億円 53.7百万円
監査役(社外除く) 2名 72百万円 36.0百万円
社外役員 6名 95百万円 15.8百万円


なお、総額には期中に退任した役員の報酬が含まれます。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。


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