【平均年収1002万円】栗田工業 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収1002万円】栗田工業 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

栗田工業は、水処理薬品・装置の製造販売やメンテナンスなど、水処理に関する幅広い技術を提供する企業です。連結従業員数は8,268名に上り、直近の業績は増収減益となりました。


目次

※本記事は、栗田工業株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月23日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は IFRS です。

1. 企業概要:どんな会社?


栗田工業は、水処理薬品の製造販売、水処理装置の製造販売、水処理装置のメンテナンス・サービスなど、水処理に関する幅広い技術を提供する企業です。同社グループは、水処理技術を通じて社会に貢献しています。

単体従業員数は1,677名、連結従業員数は8,268名です。セグメントは電子市場、一般水処理市場の2つです。

主な国内グループ会社は、クリタ東日本(一般水処理市場)、クリテックサービス(電子市場)などです。

当連結会計年度より、ペンタゴン・テクノロジーズ・グループ,Inc.の事業を非継続事業に分類しました。また、組織見直しにより、アルカデ・エンジニアリングGmbHとクリタ・アメリカ,Inc.(水処理装置事業)の一部が「電子市場」に帰属変更されています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


栗田工業は、水と環境に関する事業を展開する企業として、専門性の高い技術と安定した事業基盤を持つことが特徴です。同社グループは、持続可能な社会の実現に貢献するという企業ビジョンを掲げ、従業員が長期的に活躍できる環境づくりに注力しています。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


栗田工業では、従業員の平均年齢が40代前半であり、平均勤続年数も16年を超えることから、長期的にキャリアを築いている社員が多い傾向が見られます。これは、安定した環境で専門性を深めながら働くことができる職場であることを示唆しています。

項目 数値
平均年間給与 10,017,000円
平均勤続年数 16年11ヶ月
平均年齢 43.3歳
単体従業員数 1,677人
連結従業員数 8,268人
単体のグループ内比率 20.3%


栗田工業は、退職給付制度として確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の両方を採用しています。これらの制度は、同社および一部の連結子会社のほぼすべての従業員を対象としています。なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


栗田工業は、「水と環境を大切に想う多様な人々が、互いの違いを受け入れ、相互作用することで、水の新たな価値を創造し続ける企業グループ」というD&Iビジョンを掲げ、価値創造ストーリーを実現する組織・人材のあり方を人材戦略として策定しています。この戦略は、人材ポリシーと、組織および人材活用に関する取り組みの方向性で構成されています。

従業員の給与決定においては、持続的な成長に向けた人材の維持・獲得と、個々の能力・役割に応じた適正な処遇の実現を目的として、2026年4月に人事評価制度を刷新しました。定期昇給については、会社業績と外部環境を総合的に勘案し、労働組合との対話を通じて決定する方針です。

同社は、性差、国籍、年齢、障がいの有無、入社経緯、働き方、経験など、多様なバックグラウンドを持つ人材が活躍できる環境づくりを重視しています。特に女性活躍推進に力を入れており、女性管理職の登用促進やキャリア形成支援、専門職志向者向けのワークショップなどを実施しています。また、事業展開に合わせた即戦力人材として経験者採用を強化し、入社後の受け入れプログラムや面談を通じて定着を支援しています。

人材育成においては、体系的なキャリア形成支援を重視し、若年層のキャリア形成支援や異動・配置の検討、部下の挑戦を支える管理職の育成に注力しています。具体的には、「専門技術者部会」や「DXマスターカレッジ」による専門技術者・デジタル人材の育成、階層別研修、e-learningを通じた自主学習環境の提供などを行っています。グローバルに活躍できるリーダー育成のため、海外ビジネススクールへの派遣や海外トレーニープログラムも実施しています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。賃金は性別に関係なく同一基準を適用していますが、社員資格や年齢層の人数分布により平均賃金に差が生じています。特に40歳以上の年齢層では、男性の管理職相当の人数比率が高く、相対的に男性の平均賃金が高くなっています。パート・有期労働者では、男性の嘱託社員に高度な職種での雇用が多く、相対的に男性の平均賃金が高くなっています。

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 5.8%
男性労働者の育児休業取得率 78.7%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 70.6%
労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) 69.8%
労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) 86.6%

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ ㈱クリタス

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 3.2%
男性労働者の育児休業取得率 40.0%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 78.0%
労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) 79.1%
労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) 73.4%


▼ クリタ分析センター㈱

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 22.6%
男性労働者の育児休業取得率 -
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 62.0%
労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) 84.9%
労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) 77.7%


▼ クリタ東日本㈱

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 3.1%
男性労働者の育児休業取得率 66.6%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 69.6%
労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) 74.0%
労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) 11.3%

グループ全体(連結)


算出基準は法定の算出方法と異なります。

指標 数値
女性管理職割合 17.0%
全従業員の女性割合 26.3%

多様性・登用

指標 数値
当社の業務執行に係る経営層に占める[女性、外国人、経験者採用者]の割合 28%
当社管理職の女性割合 5.8%
当社総合職採用の女性割合 23%
当社の経験者採用社員割合 20.2%
海外子会社幹部の現地社員割合 68%
当社の本社機能の管理職相当におけるグローバル人材割合 36%

育児・介護支援

指標 数値
当社の男性育児休業等取得率 78.7%
当社の男性育児休業等取得期間 65日

健康・安全

指標 数値
労働安全強度率 0.013

人材育成・エンゲージメント

指標 数値
エンゲージメントスコア(a.全業種平均を上回る会社の割合) 55%
エンゲージメントスコア(b.調査した会社全体でのスコア) 44%
D&I実行度 53%
開発人材、デジタル人材、知財人材の充足度 80%
人事制度運用度 45%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


栗田工業は、水処理薬品の製造販売、水処理装置の製造販売、水処理装置のメンテナンス・サービスなど、水処理に関する幅広い技術を提供する企業です。同社グループは、水処理技術を通じて社会の課題解決に貢献しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、社会や顧客への価値提供の観点から市場特性を深く考察し、「電子市場」と「一般水処理市場」の二つの報告セグメントで事業を展開しています。水処理薬品や水処理装置の提供に加え、メンテナンス・サービスも手掛けており、多様な製品・サービスを組み合わせてソリューションを拡大しています。

電子市場

このセグメントでは、半導体製造工場をはじめとする電子産業分野の顧客に対し、水処理に関する技術を提供しています。世界的な半導体製造工場の増強投資を背景に、大型案件の受注獲得に注力し、メンテナンス事業も好調に推移しています。収益は、水処理装置の販売やメンテナンス、継続契約型サービスなどから得ています。

一般水処理市場

一般産業分野の顧客を対象とし、各国・地域で多様な事業に取り組む顧客の課題解決に貢献しています。節水、温室効果ガス排出削減、廃棄物の資源化などに大きく貢献するCSVビジネスの売上拡大を加速させています。収益は、水処理装置、水処理薬品、メンテナンス、継続契約型サービス、土壌浄化など多岐にわたります。

同社グループの売上高は、日本、アジア、北南米、EMEA(欧州、中東、アフリカ)の各地域で構成されており、海外事業も一定の割合を占めています。当連結会計年度においては、電子市場において株式会社千代田組が主要な顧客となっています。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期) セグメント利益(2025年3月期) セグメント利益(2026年3月期) 利益率
一般水処理市場 2,193億円 2,311億円 221億円 296億円 12.8%
電子市場 1,695億円 1,718億円 278億円 287億円 16.7%

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの売上高は、過去5期にわたり継続して増加傾向にあります。税引前利益も同様に増加傾向を示しており、事業の成長がうかがえます。一方で、親会社の所有者に帰属する当期利益は、当連結会計年度において減少となりました。これは、非継続事業に分類されたペンタゴン・テクノロジーズ・グループ,Inc.ののれんを含む固定資産の減損損失が増加したことが主な要因です。営業活動によるキャッシュ・フローは、当連結会計年度は減少したものの、過去5期にわたりプラスを維持しており、本業でのキャッシュ創出力は安定しています。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 2,882億円 3,446億円 3,848億円 3,888億円 4,029億円
税引前利益 301億円 302億円 417億円 507億円 582億円
税引前利益率 10.4% 8.7% 10.8% 13.0% 14.4%
親会社の所有者に帰属する当期利益 185億円 201億円 292億円 203億円 160億円
1株当たり当期純利益(円) 164.38 179.14 259.70 180.66 145.34

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高は、前期から当期にかけて増加しています。これは、事業規模の拡大とともに、従業員一人ひとりが生み出す売上高が増加していることを示しています。また、従業員1人あたり営業利益も前期から当期にかけて増加しており、組織全体の収益性が向上している傾向が見られます。これらの指標の改善は、同社グループが効率的な事業運営を進めていることを示唆しています。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上高(連結) 47.7百万円 48.7百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 6.1百万円 7.1百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループは、本業で安定した資金を創出し、事業に必要な投資も継続して行っています。財務基盤は堅固であり、安定した事業運営を継続するための基盤が整っている状況です。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの自己資本比率は当期で60.4%となっており、プライム市場の製造業平均(46.8%)と比較して高い水準にあります。このことは、強固な財務基盤を有していることを示しています。一方で、ROE(自己資本利益率)は当期で4.7%となり、プライム市場平均(9.4%)を下回る水準です。手元資金である現金及び現金同等物は、当期末に622億円を確保しており、事業運営に必要な流動性を維持している状況です。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
自己資本 3,360億円 3,412億円
自己資本比率 61.2% 60.4%
ROE(自己資本利益率) 6.1% 4.7%
現金及び現金同等物 630億円 622億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループの当期の営業活動によるキャッシュ・フローは556億円のプラスとなりましたが、前期からは減少しています。これは主に非継続事業からの税引前利益の減少や営業債権、その他の債権及び契約資産の増加、法人所得税の支払額などによるものです。

投資活動によるキャッシュ・フローは340億円のマイナスとなり、前期と比較してマイナス幅が縮小しました。これは主に有形固定資産の取得による支出や無形資産の取得による支出などによるものです。

財務活動によるキャッシュ・フローは233億円のマイナスとなり、前期と比較してマイナス幅が縮小しました。これは社債の償還や自己株式の取得、配当金の支払いなどにより資金が使用された一方で、短期借入金や長期借入れ、社債の発行による収入があったためです。これらの資金の流れから、同社グループは本業で安定的に資金を創出しつつ、事業に必要な投資を行っている状況がうかがえます。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 878億円 556億円
投資CF △521億円 △340億円
財務CF △254億円 △233億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 357億円 216億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク

継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク

同社グループは、事業活動を行っている国内外の各国・地域の経済状況の影響を受けています。世界的な景気後退や顧客の設備投資計画の見直し、生産調整等が生じた場合には、需要の変化を通じて経営成績に影響を与える可能性があります。

また、同社グループはグローバルに事業を展開しており、海外売上比率は47.4%となっています。為替相場の変動により、現地通貨建ての業績に変動が無い場合であっても、経営成績および財政状態に影響を与える可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク

人材・組織に関するリスクの記載はありません。

④ 雇用安定性・リストラ

事業構造改善引当金が58百万円計上されています。この費用は事業再編・拠点統廃合・人員削減等に伴うものであり、転職先を検討する際に留意すべき情報です。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


栗田工業は、「“水”を究め、自然と人間が調和した豊かな環境を創造する」という企業理念のもと、持続可能な社会の実現に貢献することを目指している会社です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


栗田工業は、「“水”を究め、自然と人間が調和した豊かな環境を創造する」を企業理念としています。
2023年度には、新たに企業ビジョンとして「持続可能な社会の実現に貢献する『水の新たな価値』の開拓者」を定めています。
同社グループは、経営の中核概念を「サステナビリティ」に広げ、企業活動と自然環境や社会システムとの相互影響を踏まえた持続的な成長を目指しています。
また、企業価値の向上と競争優位の創出に邁進し、透明性の高い経営の実現を目指している会社です。
世界の水の課題に対しソリューションを提供し、お客様と社会との共通価値を創造(CSV)することで、社会と産業を変えていくことを価値創造ストーリーとしています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社グループは、経営の中核に「サステナビリティ」を据え、自然環境や社会システムとの相互影響を踏まえた持続的な成長を重視しています。
企業ビジョンの実現に向けた重要課題として「クリタグループのマテリアリティ」を定め、グループ一体となった企業価値向上を目指す「Value Pioneering Path」を推進しています。
「顧客親密性」と「高い社会価値」を競争優位性の軸とし、独自のソリューション提供を通じて企業価値向上に繋げています。

また、D&Iビジョンとして「水と環境を大切に想う多様な人々が、互いの違いを受け入れ、相互作用することで、水の新たな価値を創造し続ける企業グループ」を掲げています。
性差、国籍、年齢、経験など多様なバックグラウンドを持つ人材が、互いの経験や知見を活かし、革新的な成果を創出することを目指すカルチャーです。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、PSV-27計画において「顧客親密性」と「高い社会価値」を競争優位性の軸とし、独自のソリューション提供を通じて企業価値向上に繋げていくことを経営課題としています。
企業ビジョンと「クリタグループのマテリアリティ」への取り組みが有機的に組み込まれた「Value Pioneering Path」に沿って、各戦略を推進し、企業ビジョンの実現を目指しています。

特に、社会課題を起点としたイノベーションによる新規事業の創出に注力しており、PFASの除去・処理事業やリチウム資源回収ビジネス、宇宙関連事業などを上市しています。
2026年度は、CSVビジネスを軸とした独自の価値提供モデルによる事業領域開拓や、PFAS除去・処理事業、森林火災・リチウムイオンバッテリー火災、食料自給率の低下といった社会課題に対応した新規事業の立ち上げを重点テーマとしています。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


栗田工業は、指名委員会等設置会社として、経営の監督と執行を明確に分離したコーポレート・ガバナンス体制を構築しています。取締役会は社外取締役を含む多様な構成となっています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


栗田工業の株主構成を見ると、筆頭株主は信託銀行であり、複数の機関投資家が上位に名を連ねています。これは、幅広い投資家層に支えられている資本構成を示しています。特定の株主グループが経営に強い影響力を持つような状況は見られません。

株主名 持株比率
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 15.70%
日本カストディ銀行(信託口) 7.25%
日本生命保険相互会社 5.44%
バンク ピクテ アンド シエ ヨーロツパ アーゲー シユクルサル ド ルクセンブルグ ユ-シツツ 3.46%
ジェーピー モルガン バンク ルクセンブルグ エスエイ 385598 1.89%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は12名(男性10名・女性2名)で構成され、女性役員比率は16.7%です。代表執行役社長は江尻裕彦氏が務めています。社外取締役比率は50.0%です。

氏名 役職 主な経歴
江尻 裕彦 取締役 代表執行役社長 1985年同社入社後、クリタ・ヨーロッパGmbH代表などを経て、2014年同社執行役員に就任。2016年同社取締役、2023年6月より取締役代表執行役社長より現職。
門田 道也 取締役会長 1983年同社入社後、監査室長などを経て、2013年同社執行役員に就任。2014年同社取締役、2016年同社代表取締役社長を経て、2023年6月より取締役会長より現職。
城出 秀司 取締役 2016年同社入社後、2018年同社執行役員に就任。2020年Chief Financial Officer (CFO)を経て、2021年6月より同社取締役より現職。2025年4月より同社代表執行役専務。
可知 宣和 取締役 2018年同社入社後、経営管理本部海外ファイナンス統括部長などを経て、2022年同社執行役員に就任。2025年6月より同社取締役より現職。


社外取締役は、小林賢次郎氏(元ジャパン・インダストリアル・ソリューションズ代表取締役副社長・指名委員長・監査委員)、宮﨑正啓氏(元日立ハイテク代表執行役執行役社長・報酬委員長・指名委員・サステナビリティ諮問会議委員)、高山与志子氏(ジェイ・ユーラス・アイアール副会長・報酬委員・指名委員・サステナビリティ諮問会議議長)、松尾美枝氏(エムジーコープ代表取締役・監査委員長・報酬委員・サステナビリティ諮問会議委員)です。

同社は指名委員会等設置会社であり、経営の監督機能と業務執行機能の分離を明確にしています。社外取締役は独立した立場から意見を述べ、取締役会の監督機能の強化に貢献しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社の役員報酬は、企業理念の実現と持続的な成長を重視した設計となっています。取締役の報酬は固定報酬と非業績連動型株式報酬で構成され、社外取締役は固定報酬の一部を役員持株会に拠出しています。執行役の報酬は固定報酬に加え、業績結果を反映する短期および長期のインセンティブ報酬が導入されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 3名 2.0億円 67.0百万円
執行役 5名 4.9億円 97.8百万円
社外役員 5名 62百万円 12.4百万円


役員報酬の総額は7.52億円で、対象となる役員の合計は13名です。なお、上記取締役には執行役を兼務する2名は含まれていません。また、取締役(社外取締役を除く)に対する報酬等の総額の内訳は固定報酬78百万円、非業績連動型株式報酬122百万円です。

個人別報酬が開示されている役員は、門田道也氏(1.66億円)、江尻裕彦氏(1.32億円)、Jordi Verdés Prieto氏(1.51億円)です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。


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