【平均年収866万円】ダイセル 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収866万円】ダイセル 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

ダイセルは、グループ各社とともにメディカル・ヘルスケアやスマート、セイフティなど幅広い領域で製品の製造・販売を手掛ける化学メーカーです。多数の従業員を擁し、直近の業績は売上高が微減、利益は減少となりました。


目次

※本記事は、株式会社ダイセル の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月17日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


同社グループは、メディカル・ヘルスケア、スマート、セイフティ、マテリアル、エンジニアリングプラスチックの各領域で製品の製造・販売を手掛ける化学メーカーです。幅広い産業分野に貢献する多様な事業を展開しています。

単体従業員数は2,533名、連結従業員数は11,034名です。事業セグメントはメディカル・ヘルスケア、スマート、セイフティ、マテリアル、エンジニアリングプラスチック、その他の6つです。

主な国内グループ会社は、ポリプラスチックス(エンジニアリングプラスチック)、協同酢酸(マテリアル)、ダイセル物流(その他)、ダイセル・セイフティ・システムズ(セイフティ)などです。

また、ダイセルミライズの樹脂コンパウンド事業は2024年7月に持分法適用会社ノバセルへ移管されました。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


ダイセルは、化学メーカーとして安定した事業基盤を持つ企業です。従業員の平均年間給与や勤続年数からは、長期的なキャリア形成が可能な環境であることがうかがえます。同社グループは、多様な人材が活躍し、働きがいを感じられる職場づくりに注力していることが特徴です。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


ダイセルでは、平均勤続年数が長く、平均年齢も比較的高めであることから、社員が長く働き続ける傾向が見られます。これは、安定した環境でキャリアを築きたいと考える方にとって魅力的な要素と言えるでしょう。

項目 数値
平均年間給与 8,655,282円
平均勤続年数 15.3年
平均年齢 41.9歳
単体従業員数 2,533人
連結従業員数 11,034人
単体のグループ内比率 23.0%


同社は、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を設けています。これらの制度は国内および海外のグループ会社に適用されています。退職一時金制度もありますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。

なお、確定給付型の退職給付債務は356億円、年金資産は513億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


ダイセルグループは「Sustainable People(サステナブルピープル)」の方針に基づき、人間中心の経営を推進しています。多様な社員一人ひとりが存在感と達成感を味わいながら成長し、それが企業の成長力につながる仕組みづくりに取り組んでいます。

同社は「人財の活躍推進」と「働きがいを高める環境整備」を二つの柱として人財戦略を進めています。経営・グローバル運営を担うマネジメント人財や高度な専門性を持つプロフェッショナル人財の育成に力を入れており、タレントマネジメントシステムを整備し、社員のスキルの可視化を推進しています。また、「次世代リーダー塾」や新規事業探索のための「DAICON」ビジネスコンテストなど、挑戦を後押しするプログラムも展開しています。

人事制度においては、能力の伸長や役割拡大に応じて早期の進級が可能な等級体系を導入しています。評価制度では成果や挑戦の度合いを的確に反映し、報酬制度では職務や役割、発揮される能力に基づいて決定されるよう見直しを進め、公平性・透明性の向上を図っています。給与決定方針は、国内外の競争力確保と従業員の持続的な成長促進を目的とし、固定給に業績連動要素と個人評価を反映した変動給を組み合わせる設計となっています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。管理職に占める女性労働者の割合および男性労働者の育児休業取得率は、正規雇用労働者および出向者を出向元の労働者として算出しています。労働者の男女の賃金の差異は、海外駐在者を除き、出向者を出向元の労働者として算出しており、職群および等級ごとの人数差により差異が生じています。

指標 数値
女性管理職比率 7.6%
男性育児休業取得率 100.0%
男女賃金差異(全労働者) 80.4%
男女賃金差異(正規雇用) 81.2%
男女賃金差異(非正規雇用) 66.8%

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ ポリプラスチックス㈱

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 9.3%
男性労働者の育児休業取得率 63.6%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 78.6%
労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) 77.1%
労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) 52.3%


▼ ダイセル新井ケミカル㈱

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 0.0%
男性労働者の育児休業取得率 150.0%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 81.6%
労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) 78.0%
労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) 50.2%


▼ ダイセル物流㈱

指標 数値
管理職に占める女性労働者の割合 0.0%
男性労働者の育児休業取得率 40.0%
労働者の男女の賃金の差異(全労働者) 75.6%
労働者の男女の賃金の差異(うち正規雇用労働者) 80.8%
労働者の男女の賃金の差異(うちパート・有期労働者) 71.3%

DE&Iの推進

指標 数値
女性管理職比率 7.6%
障がい者3年超在籍率 100%

人の成長をサポート

指標 数値
研修時間(一人当たり) 5.6時間

働きがい・ワークライフバランス

指標 数値
5連続休暇取得率 68.7%

健康・安全

指標 数値
重大労災件数 0件

エンゲージメント

指標 数値
社員エンゲージメント 62%
社員を活かす環境 62%

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


ダイセルグループは、化学技術を基盤として、メディカル・ヘルスケアからエンジニアリングプラスチックまで多岐にわたる製品の製造・販売を手がけています。幅広い産業分野に貢献する事業構造となっています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、メディカル・ヘルスケア、スマート、セイフティ、マテリアル、エンジニアリングプラスチックの5つの報告セグメントと、その他の事業を展開しています。主に製品の製造・販売を通じて収益を上げています。

各セグメントの事業内容は以下の通りです。

エンジニアリングプラスチック事業

ポリアセタール樹脂、PBT樹脂、液晶ポリマー、水溶性高分子などのエンジニアリングプラスチックの製造・販売を行っています。
収益は、これらの高機能樹脂製品の販売から得ています。運営は、ポリプラスチックス、ダイセルミライズなどが中心となって行っています。

マテリアル事業

酢酸および酢酸誘導体、アセテート・トウ、酢酸セルロース、化粧品原料などの製造・販売を行っています。
収益は、化学品や素材の販売から得ています。運営は、協同酢酸などが中心となって行っています。

セイフティ事業

自動車エアバッグ用インフレータや電流遮断器などの製造・販売を行っています。
収益は、自動車安全部品の販売から得ています。運営は、ダイセル・セイフティ・システムズなどが中心となって行っています。

スマート事業

カプロラクトン誘導体、エポキシ化合物、半導体レジスト材料、電子材料向け溶剤、高機能フィルムなどの製造・販売を行っています。
収益は、高機能化学品や電子材料向け製品の販売から得ています。運営は、大日ケミカル、ダイセルビヨンドなどが中心となって行っています。

メディカル・ヘルスケア事業

光学異性体分離カラムや健康食品素材などの製造・販売を行っています。
収益は、ライフサイエンス関連製品や健康食品素材の販売から得ています。運営は、Chiral Technologiesなどが中心となって行っています。

その他の事業セグメント

水処理用分離膜モジュールなどのメンブレン事業や運輸倉庫業などを展開しています。
収益は、これらのサービスや製品の提供から得ています。運営は、ダイセン・メンブレン・システムズ、ダイセル物流などが中心となって行っています。

同社グループの売上高は、日本、中国、アジア、その他の地域にわたっており、海外市場での事業展開も活発です。為替変動が一部事業の収益に影響を与えることもあります。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
エンジニアリングプラスチック事業 2,480億円 2,547億円
マテリアル事業 1,834億円 1,613億円
セイフティ事業 976億円 1,042億円
スマート事業 373億円 377億円
メディカル・ヘルスケア事業 144億円 162億円
その他の事業セグメント 57.7億円 54.5億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの過去5期間の業績を見ると、売上高は5,000億円台後半で推移しており、直近の当連結会計年度は前期から微減となりました。経常利益は変動が見られ、当連結会計年度は前期から減少しています。

親会社株主に帰属する当期純利益は、当連結会計年度に大幅な減少となりました。これは、現在建設中のCOC樹脂新規プラントに関する減損損失を計上したことが主な要因となっています。一方で、営業活動によるキャッシュ・フローは増加傾向にあり、本業でのキャッシュ創出は継続している状況です。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 4,679億円 5,380億円 5,581億円 5,865億円 5,796億円
経常利益 573億円 520億円 684億円 623億円 451億円
経常利益率 12.2% 9.7% 12.3% 10.6% 7.8%
親会社株主に帰属する当期純利益 313億円 407億円 558億円 495億円 102億円
1株当たり当期純利益(円) 104.14 138.87 197.56 181.44 38.75

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、前期から横ばいとなっています。これは、連結従業員数と売上高のバランスが維持されていることを示しています。

一方、従業員1人あたり営業利益(連結)は前期から減少しました。これは、当連結会計年度の営業利益が前期比で減少した影響を受けています。親会社株主に帰属する当期純利益の大幅な減少は、COC樹脂新規プラントに関する減損損失という一時的な要因が影響していると考えられます。

指標 2025年3月期 2026年3月期
従業員1人あたり売上高(連結) 52.5百万円 52.5百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 5.5百万円 3.8百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


株式会社ダイセルグループの財務状況は、堅実な事業活動による資金創出と、将来に向けた投資のバランスが取れた状態を示しています。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの財務基盤は、自己資本比率が42.6%となっており、プライム市場の製造業平均と比較するとやや下回る水準です。ROE(自己資本利益率)は2.9%で、前期から大きく低下し、プライム市場平均を下回っています。手元資金である現金及び預金は増加傾向にあり、一定の流動性を確保している状況です。これらの財務状況は、事業環境の変化に対する耐性や、将来的な事業展開の余力に影響を与える可能性があります。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 3,750億円 3,704億円
自己資本比率 44.2% 42.6%
ROE(自己資本利益率) 13.8% 2.9%
現金及び預金 651億円 688億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループのキャッシュフローは、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローが前期から減少したものの、678億円のプラスとなっています。これは主に減価償却費や減損損失による資金増加があった一方で、法人税等の支払額や投資有価証券売却損益による資金減少があったためです。投資活動によるキャッシュフローは、有形固定資産の取得による支出が大きかったものの、投資有価証券の売却及び償還による収入もあり、△477億円のマイナスとなりました。財務活動によるキャッシュフローは、長期借入れによる収入があった一方で、社債の償還や長期借入金の返済、配当金の支払いや自己株式の取得による支出があり、△228億円のマイナスとなっています。結果として、事業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローは201億円のプラスであり、本業で得た資金で投資を賄い、なお余剰資金を生み出している状況です。この資金の流れは、同社グループが事業を継続し、将来の成長に向けた投資を行うための基盤を維持していることを示しています。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF 934億円 678億円
投資CF △479億円 △477億円
財務CF △489億円 △228億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 455億円 201億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社グループは、市場の急激な変動に係るリスクを認識しています。経済の変調による需要の急激な減少や、他社の大型プラント建設による供給過剰が、製品の販売価格や販売量に大きな影響を及ぼす可能性があります。

また、米国をはじめとする各国の関税政策や中東情勢などの地政学リスクの顕在化による世界経済の減速が、同社グループや顧客製品の商流や需要に変化をもたらし、業績に影響を及ぼす可能性があります。

③ 人材・組織に関するリスク


人材・組織に関するリスクの記載はありません。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


ダイセルは、「価値共創によって人々を幸せにする会社」という基本理念を掲げ、サステナブル経営を推進しています。持続可能な社会と企業価値向上の両立を目指し、事業活動を行っている会社です。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


ダイセルグループは、「価値共創によって人々を幸せにする会社 ~ Sustainable Value Together ~ 」を基本理念としています。この理念を具現化するため、2020年度にサステナブル経営方針を定めました。

同社グループは、人々の豊かな生活を実現する新しい価値の創造・提供(Sustainable Product)、地球環境と共生する循環型プロセスの構築(Sustainable Process)、多様な社員が成長する「人間中心の経営」(Sustainable People)を掲げています。また、長期ビジョン『DAICEL VISION 4.0』では、健康、安全・安心、便利・快適、環境の4つのドメインに注力し、持続的な成長を目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


ダイセルグループは、基本理念を具現化するための行動指針として「ダイセルグループ行動指針」を定めています。また、すべての企業活動領域で普遍的に適用する規範として「ダイセルグループ倫理規範」を設けています。

同社グループは、社会から信頼され期待される事業運営を行い、良き企業市民として社会に貢献する企業グループを目指しています。多様な社員が全員、存在感と達成感を味わいながら成長できる「人間中心の経営」を推進しており、新しい人事制度の導入により、その環境整備を進めています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


ダイセルグループは、変化の激しい経営環境において、環境変化や不測の事態に柔軟に対応し、長期的な価値創出を持続させる経営を課題としています。同社グループは、長期ビジョン「DAICEL VISION 4.0」で掲げる「循環型社会構築への貢献」を企業活動の根幹に据えています。

前中期戦略の課題解決を最優先とし、生産効率向上やCO₂有効利用を通じたカーボンニュートラル/ネガティブの実現を目指しています。また、DX推進による組織改革や働き方改革、人事制度導入による多様な社員の成長支援も進めています。経営基盤の一層の強化も重点テーマです。

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


同社は監査役会設置会社であり、取締役会の過半数を社外取締役が占めることで、経営判断の適切性と監督機能の強化を図っています。また、執行役員制を導入し、意思決定・監督機能と業務執行機能の分離を明確にしています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


同社の株主構成を見ると、日本マスタートラスト信託銀行が筆頭株主であり、機関投資家が上位を占める傾向にあります。特定の株主グループが経営に強い影響力を持つ旨の記載はありません。

株主名 持株比率
日本マスタートラスト信託銀行(信託口) 13.81%
日本カストディ銀行(信託口) 10.36%
日本生命保険(相) 6.81%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は15名(男性12名・女性3名)で構成され、女性役員比率は20.0%です。代表取締役社長は榊康裕氏が務めています。社外取締役比率は54.5%です。

氏名 役職 主な経歴
榊 康裕 代表取締役社長 社長執行役員 1984年同社入社。有機合成カンパニー長、執行役員、常務執行役員、専務執行役員、取締役を経て、2025年4月より同社代表取締役社長、社長執行役員(現職)。
杉本 幸太郎 代表取締役 専務執行役員 1984年同社入社。原料センター長、執行役員、常務執行役員を経て、2019年6月より同社代表取締役(現職)。2020年6月より専務執行役員(現職)。
小河 義美 取締役会長 1983年同社入社。生産技術本部生産革新センター所長、業務革新室長、執行役員、取締役、常務執行役員、専務執行役員、代表取締役社長を経て、2025年4月より同社取締役会長(現職)。
塩飽 俊雄 取締役 専務執行役員 1987年ポリプラスチックス㈱入社。研究開発センター所長、執行役員、取締役、常務執行役員、代表取締役社長を経て、2021年4月より同社専務執行役員(現職)。2024年6月より同社取締役(現職)。
川口 尚孝 取締役 専務執行役員 1986年同社入社。特機・MSDカンパニー播磨工場長、執行役員、常務執行役員を経て、2023年4月より同社専務執行役員(現職)。2024年6月より同社取締役(現職)。


社外取締役は、北山禎介氏(元三井住友銀行取締役会長・役員人事・報酬委員会委員)、浅野敏雄氏(元旭化成代表取締役社長兼社長執行役員・役員人事・報酬委員会委員長)、小松百合弥氏(元大和クオンタム・キャピタル㈱マネージングディレクター・役員人事・報酬委員会委員)、岡島眞理氏(桜美林大学教授・役員人事・報酬委員会委員)、西山圭太氏(元経済産業省商務情報政策局長・役員人事・報酬委員会委員)、鬼頭誠司氏(元日本生命保険(相)代表取締役副社長執行役員・役員人事・報酬委員会委員)です。

同社は監査役会設置会社です。取締役の過半数を社外取締役が占めており、各人の見識や経験に基づき経営に対する助言と監督機能を果たしています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社では、取締役の報酬を月額報酬、業績連動賞与、株式報酬の3つで構成し、会社業績との連動性と職責を反映した体系としています。社外取締役および監査役には月額報酬のみが支給され、賞与や株式報酬は支給されません。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 5名 3.8億円 75.0百万円
監査役(社外除く) 2名 45百万円 22.5百万円
社外取締役 7名 87百万円 12.4百万円
社外監査役 3名 43百万円 14.3百万円


なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。

個人別報酬が開示されている役員は、榊康裕氏(1.01億円)です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。


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