【平均年収782万円】シャープ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収782万円】シャープ 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

シャープは、電気通信機器、電気機器、電子応用機器全般、電子部品の製造・販売を主要事業とする企業です。連結従業員数は3万人を超え、幅広い事業を展開しています。直近期は売上高が減少したものの、利益は大幅な増益となりました。


目次

※本記事は、シャープ株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月23日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


シャープは、電気通信機器、電気機器、電子応用機器全般、および電子部品の製造・販売を主な事業内容としています。同社グループは、連結子会社116社、持分法適用会社12社を中心に幅広い事業を展開しています。

単体従業員数は5,553名、連結従業員数は34,549名です。同社グループの報告セグメントは、スマートライフ、スマートワークプレイス、ディスプレイデバイスの3つです。

同社グループは、当連結会計年度より報告セグメントの区分を変更しました。また、デバイス事業のアセットライト化を進め、カメラモジュール事業の譲渡や堺ディスプレイプロダクトの事業終息など、事業構造改革に区切りをつけました。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


シャープは、経営理念に「会社に働く人々の能力開発と生活福祉の向上に努め、会社の発展と一人一人の幸せとの一致をはかる」と掲げ、人材への投資を拡大しています。事業の再成長を支える「成長を支える人材の育成・獲得」と「多様な人材が活躍する環境づくり」を人材戦略の柱としています。技術力と専門知識を備えた人材の育成・獲得に注力し、グローバル展開やDX推進を支える環境整備を進めている会社です。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社は、平均勤続年数が長く、従業員が長期的にキャリアを形成できる環境にあることがうかがえます。平均年齢も比較的高く、経験豊富な人材が組織を支えている傾向が見られます。

項目 数値
平均年間給与 7,818,000円
平均勤続年数 20.1年
平均年齢 44.5歳
単体従業員数 5,553人
連結従業員数 34,549人
単体のグループ内比率 16.1%


同社および国内連結子会社は、主に確定給付型の確定給付企業年金制度を設けています。一部の在外連結子会社では、主に確定拠出型年金制度および退職一時金制度を設けています。

退職一時金制度は存在しますが、支給条件や金額の算定方法は有価証証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。なお、確定給付制度における退職給付債務は2,197億円、年金資産は2,279億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


同社グループは、経営理念に基づき、中期経営計画において“人”への投資を拡大し、持続的な事業拡大を支える成長基盤を構築しています。人材戦略の柱として「成長を支える人材の育成・獲得」と「多様な人材が活躍する環境づくり」を推進しています。

給与の決定においては、成長を支える優秀な人材の獲得と定着を図ることを目的とし、同社グループの業績、従業員の役割と貢献度、労働市場における賃金水準や人材獲得競争の状況を総合的に勘案しています。賞与は会社業績と個人評価に連動する仕組みです。人事制度では、仕事の内容や役割、責任の大きさに応じて等級・処遇を決定する「役割等級制度」を導入しており、成果に応じてスピーディに昇級できる設計となっています。

具体的な取り組みとして、AI/デジタル人材の育成と獲得を急務と位置づけ、ビジネスモデル立案者やデータ利活用推進者、エンジニア向けの育成プログラムを導入しています。また、グローバル人材の強化のため、海外事業に精通した人材の確保・育成に計画的に努めています。組織力の向上に向けては、次世代経営幹部人材の育成強化を目的とした「選抜型研修」や、ミドルマネジメントおよび若手人材に焦点を当てた「階層別研修」を拡充しています。従業員が主体的に学べるよう、eラーニング環境の整備を通じた自己啓発も支援しています。

多様な人材が活躍できる環境づくりとして、DE&I(Diversity, Equity & Inclusion)を推進し、女性の活躍促進、障がい者の活躍促進、高年齢者の活躍促進、外国人社員の登用、LGBTQ+への理解促進に取り組んでいます。ワーク・ライフ・バランスの実現のため、育児・介護・治療と仕事の両立支援制度の拡充や、在宅勤務制度、フレックスタイム制の拡大など、柔軟な働き方を支援しています。従業員の健康を重視した健康経営の強化、独身寮や社宅、健診費用補助、グループ保険、財形貯蓄、従業員持株会などの福利厚生の充実にも努めています。さらに、従業員エンゲージメントの向上を目指し、トップメッセージの発信やアンケート・サーベイを通じた意見収集、心理的安全性の高い職場づくりを進めています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。

指標 数値
女性管理職比率 4.7%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 80.4%
労働者の男女の賃金の額の差異(うち正規雇用労働者) 79.2%
労働者の男女の賃金の額の差異(うちパート・有期労働者) 74.7%

連結子会社の法定開示


主要事業会社3社の数値のみ掲載します。

▼ シャープエネルギーソリューション

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 0.8%
男性労働者の育児休業取得率 100.0%


▼ シャープマーケティングジャパン

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 3.4%
男性労働者の育児休業取得率 84.6%


▼ シャープディスプレイマニュファクチャリング

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 2.9%

多様性・登用

指標 数値
管理職の女性比率 4.7%

育児・介護支援


育児・介護休業法の公表基準に沿って算出した育児休業等及び育児目的休暇の取得割合です。

指標 数値
男性社員の育児休業取得率 93.3%

人材育成・エンゲージメント


AI・デジタル人材について、より客観的かつ継続的に育成状況を把握する観点から2025年度より指標を見直しています。当社及び主要な国内連結子会社が対象です。

指標 数値
AI・デジタル技術リスキリングプログラム受講者数 1,019人


リンクアンドモチベーション社が提供する「モチベーションクラウド エンゲージメント」を活用し、会社・上司・職場に関する従業員の期待度と満足度を集計する独自の調査方法によって、組織のエンゲージメント状態を可視化しています。Bは全国平均水準、Aは上位20%程度の水準です。当社及び国内連結子会社が対象です。

指標 数値
エンゲージメントスコア B

有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


シャープは、電気通信機器、電気機器、電子応用機器全般、および電子部品の製造・販売を主な事業内容とする同社グループの中核企業です。同社グループは、ブランド事業とデバイス事業を主軸に、幅広い製品とサービスを提供しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社グループは、人々の「暮らす」と「働く」の領域における新たな価値創造を目指すブランド事業と、競争優位性を持つ高付加価値製品に特化したデバイス事業を展開しています。収益は主に、製品の製造販売取引、請負工事契約、保守契約、延長保証サービス、および特許ライセンス供与から得ています。

スマートライフ

スマートライフセグメントは、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの白物家電事業、テレビ事業、太陽電池や蓄電池を含むエネルギーソリューション事業で構成されています。国内では生成AI対応調理家電が好調な一方、洗濯機や冷蔵庫の販売は軟調でした。海外では空気清浄機や調理家電が好調でしたが、エアコンは減収となりました。収益は、これらの製品の製造販売、請負工事契約、保守・保証サービス、ライセンス供与から得ています。当連結会計年度の売上高は減少しましたが、セグメント利益は大幅な増益となりました。

スマートワークプレイス

スマートワークプレイスセグメントは、パソコン事業、デジタル複合機などのビジネスソリューション事業、スマートフォンなどの通信事業で構成されています。PC事業はWindows10のサポート終了に伴う買い替え需要やメモリ価格高騰による駆け込み需要を取り込み、大幅な増収となりました。ビジネスソリューション事業もオフィスIT化の進展により売上が伸長しました。通信事業はスマートフォンの減収により全体では売上高がほぼ横ばいとなりました。収益は、これらの製品の製造販売、保守・保証サービス、ライセンス供与から得ています。当連結会計年度のセグメント利益は減益となりましたが、引き続き高い利益率を確保しています。

ディスプレイデバイス

ディスプレイデバイスセグメントは、ディスプレイモジュールや車載カメラなどの製造販売を行っています。スマートフォン向け小型ディスプレイの事業終息などにより、当連結会計年度の売上高は減少しました。収益は、ディスプレイモジュールの製造販売から得ています。当連結会計年度のセグメント損失は、コストダウンやモデルミックスの改善により大幅に縮小しました。

その他

「その他」の区分には、報告セグメントに含まれないエレクトロニックデバイス事業や堺ディスプレイプロダクトが含まれています。カメラモジュール事業の譲渡など、アセットライト化を進めたことにより、当連結会計年度の売上高は大幅に減少しました。セグメント利益は黒字に転換しました。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
スマートワークプレイス 8,354億円 8,323億円
スマートライフ 6,426億円 5,975億円
ディスプレイデバイス 4,441億円 4,191億円
その他 2,380億円 439億円


同社グループの売上高は、日本が最も大きな割合を占めていますが、米国、欧州、中国、アジアなどグローバルに展開しています。特定の顧客への売上高が総販売実績の10%以上を占める相手先はありません。

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


同社グループの直近5期間の業績を見ると、売上高は減少傾向にあります。一方で、経常利益と親会社株主に帰属する当期純利益は、過去に損失を計上した期もありましたが、当連結会計年度には大幅な増益となりました。これは、デバイス事業のアセットライト化やブランド事業の収益力向上、構造改革の推進などが寄与しています。

項目 2022年3月期 2023年3月期 2024年3月期 2025年3月期 2026年3月期
売上高 2兆4,956億円 2兆5,481億円 2兆3,219億円 2兆1,601億円 1兆8,928億円
経常利益 1,150億円 △305億円 △70.8億円 177億円 580億円
経常利益率 4.6% △1.2% △0.3% 0.8% 3.1%
親会社株主に帰属する当期純利益 740億円 △2,608億円 △1,500億円 361億円 474億円
1株当たり当期純利益(円) 121.14 △407.31 △230.99 55.59 73.05


当連結会計年度の営業活動によるキャッシュ・フローは支出となりましたが、前連結会計年度からは改善しています。事業構造改革費用の支払いなど一過性の影響を除くとプラスとなります。投資活動によるキャッシュ・フローは、資産売却による収入が主な要因となり、資金の収入となりました。フリー・キャッシュ・フローは黒字を継続しており、財務基盤の改善が進んでいます。

■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


同社グループの従業員1人あたりの売上高は、当連結会計年度に前期からわずかに増加しました。また、従業員1人あたりの営業利益は、当連結会計年度に前期から大きく増加しています。これは、同社グループが事業構造改革を進め、収益性の向上に取り組んだ結果が表れていると考えられます。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
従業員1人あたり売上高(連結) 53.8百万円 54.8百万円
従業員1人あたり営業利益(連結) 0.7百万円 1.4百万円

業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


同社グループは、事業構造改革費用などの影響で営業活動によるキャッシュ・フローはマイナスとなりましたが、フリー・キャッシュ・フローはプラスを確保しています。財務基盤の改善を進めながら、事業変革と成長に向けた取り組みを進めている状況です。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


同社グループの自己資本比率は当期に前期から大きく改善しました。プライム市場の製造業平均と比較すると低い水準ですが、非製造業平均に近い水準です。ROE(自己資本利益率)は当期にプライム市場平均を上回っています。現金及び預金は潤沢に確保されており、財務基盤の改善が進んでいることが示されています。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
純資産 1,677億円 2,953億円
自己資本比率 10.5% 19.6%
ROE(自己資本利益率) 24.4% 21.9%
現金及び預金 2,793億円 2,385億円

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


同社グループの当期の営業活動によるキャッシュ・フローは支出となりましたが、これは事業構造改革費用の支払いや棚卸資産の増加などによるものです。一過性の影響を除くとプラスになると説明されています。投資活動によるキャッシュ・フローは収入となり、アセットライト化方針に基づく有形固定資産の売却による資金創出が主な要因です。その結果、フリー・キャッシュ・フローは収入を確保しており、有利子負債の削減に貢献しています。財務活動によるキャッシュ・フローは支出となり、主に借入金の返済を進めたことによるものです。同社グループは事業構造改革を進めながら、資産売却により資金を創出し、有利子負債の削減に取り組んでいる状況です。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF △15.9億円 △1.9億円
投資CF 1,037億円 717億円
財務CF △747.7億円 △1,058億円
フリーCF(営業CF+投資CF) 1,022億円 715.1億円

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


同社グループは、当連結会計年度末において継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在していましたが、重要な不確実性は認められないことから「継続企業の前提に関する注記」は記載していません。一部の連結子会社が債務超過となったことにより借入契約の財務制限条項に抵触しましたが、金融機関から期限の利益喪失の請求は行わない旨の承諾を得ており、シンジケートローン契約の更改も実行されています。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社グループは、ディスプレイデバイス事業において特定の顧客への依存が生じる傾向があり、大口顧客の需要減少や営業戦略変更が業績に悪影響を及ぼす可能性があります。また、連結売上高に占める海外売上高の割合が当期54.8%と高いため、為替変動が業績及び財政状態に影響を与えるリスクがあります。

③ 人材・組織に関するリスク


同社グループは、技術及びマネジメント分野における優秀な人材が確保できない場合、業績及び財政状態に悪影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ


事業構造改革費用として198.7億円を計上しています。この費用は事業再編・拠点統廃合・人員削減等に伴うものであり、転職先を検討する際に留意すべき情報です。

財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


シャープは、創業者の精神を受け継ぎ、社会貢献と信頼を追求する企業です。人々の日常を見つめ、新たな体験を提案することで、未来を拓くことを目指しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


シャープは、創業者の「他社がまねするような商品をつくれ」という言葉を経営理念・経営信条としています。この精神に基づき、社会に貢献し、信頼される企業を目指しています。

2025年5月にはOur Missionとして「誠意をもって人々の日常を見つめ、創意をもって新たな体験を提案する」を策定しました。同年9月にはコーポレートスローガン「ひとの願いの、半歩先。」を制定しています。

同社グループは今後、“「暮らす」「働く」のあらゆるシーンにAIを掛け合わせ、人の未来を拓く”という方針のもと、スマートライフ、スマートワークプレイス、ディスプレイデバイスの3つの事業を中心に新たな価値を創出していくことを目指しています。さらに、「モビリティ」「ロボティクス」「インダストリー」へと価値提供の領域を拡大し、「AIインフラ」や「次世代通信」の分野で新たな事業を展開する方向性を示しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


シャープは、経営理念・経営信条に沿った「シャープらしい」価値創造を重視し、全社員が「シャープらしさ」にこだわりをもって事業活動を推進しています。

同社グループは、社会の期待や要請に応え、相互の持続的発展を目指すことをサステナビリティに関する基本的な考え方としています。1992年に定めた環境基本理念「誠意と創意をもって『人と地球にやさしい企業』に徹する」のもと、持続可能な地球環境の実現を目指しています。

人材戦略では、「成長を支える人材の育成・獲得」と「多様な人材が活躍する環境づくり」を柱としています。2024年度に制定したDE&I方針に基づき、従業員一人ひとりの個性や能力が発揮できる職場環境の整備を進め、多様な人材が最大限に力を発揮できる組織づくりに取り組んでいます。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社グループは、中期経営計画初年度に再成長に向けた基盤構築が進んだと認識しています。今後は、現在の中期経営計画の基本戦略を維持しつつ、新規事業の創出やサービス/ソリューション型ビジネスへの転換など、事業変革をより一層加速する方針です。

成長の土台となる足元の収益基盤のさらなる強化にも取り組みます。親会社である鴻海精密工業股份有限公司との連携を一段と深化させ、各施策の実行スピードを向上させることで

会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


シャープは、取締役会の構成とガバナンス体制を通じて、経営の透明性、客観性、健全性を確保しています。職務執行に対する監督機能の強化と意思決定の機動性向上を図る体制を構築しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


筆頭株主はHON HAI PRECISION INDUSTRY CO., LTD.であり、複数の関連会社が上位株主として名を連ねています。特定の株主グループが同社の資本構成において重要な位置を占めていることがうかがえます。

株主名 持株比率
HON HAI PRECISION INDUSTRY CO., LTD. 22.32%
FOXCONN (FAR EAST) LIMITED 11.81%
SIO INTERNATIONAL HOLDINGS LIMITED 10.07%


なお、2025年5月27日付で公衆の縦覧に供されている大量保有報告書の変更報告書によると、ワールドプレイズリミテッドは2025年4月22日現在で株式38,453,680株を保有している旨記載されています。

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は7名(男性6名・女性1名)で構成され、女性役員比率は14.0%です。代表取締役副会長は沖津雅浩氏が務めています。社外取締役比率は57.1%です。

氏名 役職 主な経歴
呉 柏 勲 代表取締役 副会長執行役員 2001年7月鴻海精密工業股份有限公司入社。同社代表取締役社長執行役員兼CEOを経て、2024年6月より同社代表取締役副会長執行役員。
沖 津 雅 浩 代表取締役 副会長 1980年4月同社入社。同社代表取締役副社長執行役員、代表取締役社長執行役員CEOを経て、2026年4月より同社代表取締役副会長。


社外取締役は、永塚誠一氏(三菱ふそうトラック・バス代表取締役会長)、矢野康治氏(元財務事務次官)、姫岩康雄氏(姫岩公認会計士事務所所長)、梶原ゆみ子氏(元富士通執行役員常務CSO)です。

同社は監査等委員会設置会社であり、職務執行に対する監督機能の強化と意思決定の機動性向上を図っています。独立社外取締役が過半数を占める指名委員会や報酬委員会を設置し、コーポレート・ガバナンスの強化に努めています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


同社は、企業価値の持続的な向上を目的とし、役員の報酬を会社業績や株主価値と連動する体系としています。報酬は基本報酬、賞与、そして株式報酬から構成されています。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(監査等委員及び社外除く) 2名 2.0億円 1.01億円
監査等委員(社外除く) 1名 16百万円 16.0百万円
社外役員 9名 1.3億円 14.9百万円


なお、報酬等の総額および対象となる役員の員数には、事業年度中に退任した役員への報酬等が含まれています。

個人別報酬が開示されている役員は、沖津雅浩氏(1.17億円)です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

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この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。


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