※本記事は、エイベックス株式会社 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月25日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
エイベックスは持株会社であり、単体従業員数は85名、グループ連結従業員数は1,372名です。
同社グループは、音楽事業、アニメ・映像事業、海外事業を主軸に展開しています。連結子会社28社を中心に、エンタテインメントコンテンツの企画・制作・販売からマネジメント、ライブ運営まで多岐にわたる事業を手掛けています。
主な国内グループ会社は、エイベックス・エンタテインメント(音楽事業)、エイベックス・ピクチャーズ(アニメ・映像事業)などです。
同社グループは、長期的に活躍できるIPの創出に注力し、全社的な構造改革を推進しています。既存事業の選択と集中、費用執行ルールの見直し、業務効率化等により、最適な経営ポートフォリオの構築を進めています。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
エイベックスグループは、エンタテインメントの可能性に挑み続け、多様な才能とともに世界に感動を届けることを企業理念としています。その源泉を「人」と捉え、人材戦略では「専門性」「多様性」「人材競争力」「キャリア自律」の4軸を重視しています。従業員一人ひとりが能力を発揮し、柔軟な働き方やキャリア形成を実現できる環境づくりに注力していることがうかがえます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社は、従業員の平均勤続年数が比較的長く、安定したキャリア形成が可能な環境であることがうかがえます。平均年齢も一定の水準を保っており、経験豊富な人材が活躍している傾向が見られます。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 7,100,000円 |
| 平均勤続年数 | 12.8年 |
| 平均年齢 | 42.5歳 |
| 単体従業員数 | 85人 |
| 連結従業員数 | 1,372人 |
| 単体のグループ内比率 | 6.2% |
同社および連結子会社(一部を除く)は、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)の退職給付制度を採用しています。なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。
退職給付債務は54.3億円、年金資産は56.2億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、タグラインである「Really! Mad+Pure」の体現を基本軸に、人材戦略の骨子として「専門性」「多様性」「人材競争力」「キャリア自律」の4軸を重視しています。この方針に基づき、各種制度や施策を設計しています。
従業員の給与は、組織を率いる「マネジメント等級」と個人のスキルを活かす「一般等級」の複線型を採用した「役割等級」と、約150の職務ごとに難易度や希少性を考慮した「ジョブグレード」の組み合わせで決定されます。評価は、目標達成度合いを図る「成果評価」、期待される意識・行動レベルを問う「行動評価」、企業理念に沿った姿勢を問う「共通評価」の3軸を総合して行われます。
具体的な取り組みとして、専門性の高い人材を個別の報酬形態で報いる「エキスパート制度」や、従業員が能動的にキャリアチェンジできる「キャリアポスティング制度」を導入しています。また、「“志”採用」と銘打ち、学歴・年齢・国籍不問で多様な人材を獲得しています。時間や場所を選ばない「FFF(トリプルエフ)制度」(Free Location, Free Address, Flex Time)により、柔軟な働き方を推進し、社員のエンゲージメント向上にも注力しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 15.0% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 56.4% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 57.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 74.4% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ エイベックス・エンタテインメント
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 25.0% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 70.8% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 76.4% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 76.6% |
▼ エイベックス・ライヴ・クリエイティヴ
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 32.4% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 50.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 72.4% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 74.6% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 82.3% |
▼ エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 17.6% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 40.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 76.7% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 78.5% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 90.1% |
女性活躍
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める割合 | 24.0% |
| 育児休業復職率 | 100.0% |
| 育児休業復職者の1年後就業率 | 100.0% |
人材育成・エンゲージメント
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| エキスパート人材 | 10名 |
| 採用人数割合(新卒採用) | 20.0% |
| 採用人数割合(キャリア採用) | 80.0% |
| 管理職に占める割合(新卒採用) | 22.0% |
| 管理職に占める割合(キャリア採用) | 78.0% |
| 外国籍社員(日本採用) | 36名 |
| 海外赴任者 | 4名 |
| 高エンゲージメント者割合 | 26.0% |
| 全国平均(高エンゲージメント者割合) | 11.8% |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
エイベックスは、音楽、アニメ・映像、海外事業を主軸に、多角的なエンタテインメントコンテンツを展開する持株会社です。同社グループは、長期的に活躍できるIP(知的財産)の創出に注力し、権利の獲得と価値最大化、収益体質の強化を目指した構造改革を推進しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、音楽事業、アニメ・映像事業、海外事業の3つの報告セグメントを主軸に事業を展開しています。エンタテインメントビジネスにおける成長市場への選択と集中を進め、各事業を集約しています。
音楽事業
音楽コンテンツの企画・制作・販売、音楽配信、音楽出版、アーティスト・タレント・クリエイターのマネジメントなど多岐にわたる活動を行っています。収益は、ライヴ、マーチャンダイジング、マネジメント、音楽パッケージ、音楽配信、音楽出版、E-コマース、ファンクラブ運営、デジタルコンテンツの企画・制作・販売・配信などから得ています。前期に営業損失を計上していましたが、当期は営業利益を計上し、売上高も増加しました。
アニメ・映像事業
アニメ・映像コンテンツの企画・制作・販売・宣伝、アーティストのマネジメント、映画配給、ゲームソフト等の企画・制作、映像配信サービスへのアニメ作品供給などを行っています。収益は、アニメ作品や実写映像作品の販売・供給などから得ています。特にアニメ作品の海外向け販売が好調に推移し、売上高、営業利益ともに大きく増加しました。
海外事業
北米及びアジア地域におけるエンタテインメントコンテンツの企画・制作・流通などを手掛けています。収益は、海外でのコンテンツ展開から得ています。売上高は増加したものの、当期も営業損失を計上しています。
その他の事業セグメント
報告セグメントに含まれない事業として、旅行業などを行っています。売上高、営業利益ともに増加しています。
同社グループの売上高は、本邦の外部顧客への売上高が連結損益計算書の売上高の90%を超えています。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 音楽事業 | 1,103億円 | 1,214億円 |
| アニメ・映像事業 | 179億円 | 211億円 |
| 海外事業 | 34.5億円 | 39.5億円 |
| その他の事業セグメント | 42百万円 | 57百万円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの業績は、直近5年間で売上高は増加傾向にあり、特に当期は前年度から大きく伸びています。経常利益は変動が見られましたが、当期は大幅な増益となりました。親会社株主に帰属する当期純利益も同様に、当期は大きく増加しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 984億円 | 1,216億円 | 1,334億円 | 1,317億円 | 1,466億円 |
| 経常利益 | 23.5億円 | 40.5億円 | 11.4億円 | △17.0億円 | 43.3億円 |
| 経常利益率 | 2.4% | 3.3% | 0.9% | △1.3% | 3.0% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 9.2億円 | 27.4億円 | 9.9億円 | 11.4億円 | 35.5億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 20.77 | 60.80 | 21.83 | 26.11 | 83.68 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高(連結)は、前期から当期にかけて増加しています。これは、同社グループが推進する構造改革や業務効率化が、従業員一人当たりの収益性向上に寄与していることを示しています。また、従業員1人あたり営業利益(連結)は、前期の営業損失から当期は営業利益に転換し、大幅に改善しました。これらの指標の改善は、同社グループの収益体質が強化され、組織全体の生産性が向上している傾向にあることを示唆しています。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 90.4百万円 | 106.8百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | △1.2百万円 | 3.0百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
エイベックスグループの財務状況は、当連結会計年度において収益性の改善が見られ、本業で資金を生み出す体制へと転換しています。これにより、事業活動に必要な資金を自力で賄い、将来への投資も行える状態となっています。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループの財務基盤を見ると、自己資本比率はプライム市場の非製造業平均と比較して高い水準を維持しています。ROE(自己資本利益率)はプライム市場平均を下回るものの、前期からは改善傾向にあります。手元資金は前期から減少していますが、引き続き一定の現金を保有しており、事業運営の安定性につながる要素です。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 511億円 | 529億円 |
| 自己資本比率 | 47.3% | 46.5% |
| ROE(自己資本利益率) | 2.2% | 7.0% |
| 現金及び預金 | 357億円 | 343億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
当連結会計年度の営業活動によるキャッシュフローはプラスに転換し、本業で資金を生み出す力が回復しています。これは主に、税金等調整前当期純利益の増加、前受金及び未払印税の増加が資金を増やした一方で、法人税等の支払額や売上債権の増加が資金を減少させたことによるものです。投資活動によるキャッシュフローは、有形固定資産や無形固定資産の取得による支出があったものの、投資有価証券の売却収入によりその減少幅は限定的です。財務活動によるキャッシュフローは、配当金の支払いにより資金が減少していますが、前期と比較して減少幅は縮小しています。
これらの結果、フリーキャッシュフローはプラスに転じており、同社グループが事業活動で得た資金で投資を賄い、余剰資金を生み出せる状態にあることを示しています。これにより、事業の持続的な成長と安定した雇用環境の維持が期待できる状況です。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | △46.8億円 | 20.8億円 |
| 投資CF | 9.3億円 | △6.7億円 |
| 財務CF | △41.1億円 | △29.1億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △37.5億円 | 14.1億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、主要作品やアーティスト・タレントの動向が業績に影響を及ぼす可能性があります。また、技術革新や競合の出現、人工知能(AI)の急速な進展に伴う既存技術の陳腐化や権利侵害の可能性も事業及び業績に影響を与えるリスクとして認識しています。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、創業メンバーであり代表取締役会長である松浦勝人氏が経営戦略の立案・決定や重要な取引先との契約において重要な役割を果たしていると認識しています。何らかの理由で同氏がグループから離脱した場合、事業及び業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
エイベックスは、エンタテインメントの可能性に挑み続け、多様な才能とともに世界に感動を届けることを目指す企業です。常識にとらわれない発想で、新たなチャレンジを続ける企業風土を大切にしています。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
エイベックスは、企業理念として「エンタテインメントの可能性に挑みつづける。人が持つ無限のクリエイティビティを信じ、多様な才能とともに世界に感動を届ける。そして、豊かな未来を創造する。」を掲げています。同社グループは、この企業理念の実現を目指し、中期経営計画「avex vision 2027」を推進しています。また、タグライン「Really! Mad+Pure」のもと、常識にとらわれない発想で新たなチャレンジを続けていく方針です。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
エイベックスは、タグライン「Really! Mad+Pure」を掲げ、常識にとらわれない発想で新たなチャレンジを続ける企業風土を大切にしています。エンタテインメントの源泉は「人」であるという考えのもと、企業理念の実現とIP創出に注力しています。
人材戦略では「専門性」「多様性」「人材競争力」「キャリア自律」の4軸を重視しており、各事業・職種の専門性追求、多様な人材が活躍できる環境づくり、人材獲得と投資の強化、個々人のキャリア自律の追求を重視するカルチャーです。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
エイベックスは、持続的な企業価値創出のため、複数の重点課題に取り組んでいます。グローバルを見据えたヒットコンテンツ創出に向け、アーティストやクリエイターの発掘・育成・マネジメント体制の構築を推進しています。
組織・人材面では、構造改革の推進、人材育成の強化、キャリア自律とエンゲージメント向上、多様な人材登用を重点テーマとしています。また、ガバナンス体制の強化とサステナビリティ経営の推進も図っています。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
エイベックスは監査等委員会設置会社として、独立社外取締役が取締役会の監督機能の実効性を確保する体制を構築しています。これにより、迅速な経営意思決定と業務執行の機動性向上を目指しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
エイベックスの株主構成を見ると、筆頭株主は事業会社であるサイバーエージェントであり、同社グループの事業展開を支える主要な存在であることがうかがえます。また、信託銀行や創業家が代表を務める関連会社も上位に名を連ねており、多様なステークホルダーによって支えられている資本構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| サイバーエージェント | 12.94% |
| 日本マスタートラスト信託銀行(信託口) | 10.44% |
| ティーズ・キャピタル | 8.00% |
なお、㈱マックス2000は、同社代表取締役会長松浦勝人が代表取締役を務めております。
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は8名(男性6名・女性2名)で構成され、女性役員比率は25.0%です。代表取締役社長CEOは黒岩克巳氏が務めています。社外取締役比率は37.5%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 松浦 勝人 | 代表取締役会長 | 1988年4月 同社設立、取締役。2004年9月 同社代表取締役社長。2018年6月 同社代表取締役会長CEO。2020年6月 同社代表取締役会長より現職。 |
| 黒岩 克巳 | 代表取締役社長CEO | 2001年5月 ㈱アクシヴ(現:エイベックス・マネジメント㈱)入社。2012年6月 エイベックス・ライヴ・クリエイティブ㈱(現:エイベックス・エンタテインメント㈱)代表取締役社長。2020年6月 同社代表取締役社長CEOより現職。 |
| 林 真司 | 代表取締役CFO経営管理本部管掌取締役、人事総務本部管掌取締役、経理法務本部管掌取締役、コンプライアンス委員会委員、指名・報酬委員会委員、コンプライアンス担当、リスク管理担当 | 1990年5月 同社入社。2010年4月 同社代表取締役CBO。2018年6月 同社代表取締役CFOより現職。 |
| 見城 徹 | 取締役(非常勤) | 1993年11月 ㈱幻冬舎設立、代表取締役社長。2010年6月 同社非常勤取締役より現職。 |
社外取締役は、瀧口友里奈氏(㈱セント・フォース所属)、杉本佳英氏(弁護士・指名・報酬委員会委員長)、安田恵氏(公認会計士・指名・報酬委員会委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、独立社外取締役が取締役会の監督機能の実効性を確保しています。取締役会は、取締役(監査等委員を除く)5名と監査等委員である取締役3名で構成され、総取締役員数8名のうち独立社外取締役が3名となっています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
エイベックスの役員報酬制度は、企業価値の向上と持続的成長を目的として設計されています。報酬の決定においては、客観性と透明性の確保を重視し、独立社外取締役が委員長を務める指名・報酬委員会の答申に基づき、取締役会で決定されています。業務執行取締役の報酬は、基本報酬、単年度の業績に連動する年次賞与、株主との利害共有を目的とした譲渡制限付株式報酬、および中期経営計画の達成度に応じて変動するパフォーマンス・シェア・ユニット(PSU)で構成されています。非業務執行取締役(監査等委員を除く)および監査等委員である取締役の報酬は、その役割に鑑み基本報酬のみとなっています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 4名 | 6.8億円 | 1.69億円 |
| 監査等委員(社外除く) | 1名 | 19百万円 | 19.0百万円 |
| 社外役員 | 3名 | 31百万円 | 10.3百万円 |
なお、当事業年度末日現在の取締役は8名です。賞与及び譲渡制限付株式報酬は会社法施行規則第98条の5第2号に定める業績連動報酬等に当たる報酬です。譲渡制限付株式報酬は会社法施行規則第98条の5第3号に定める非金銭報酬等に当たる報酬です。
個人別報酬が開示されている役員は、松浦勝人氏(3.57億円)、黒岩克巳氏(1.67億円)、林真司氏(1.46億円)です。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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