※本記事は、株式会社サトー商会 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
サトー商会グループは、業務用食品の卸売業と小売業を主軸に事業を展開しています。調理冷食をはじめとする各種業務用食品の販売に加え、食肉の加工・販売、食品・水質検査、情報システムの企画・開発・販売、物流受託サービスも手掛けています。
単体従業員数は616名、連結従業員数は700名です。セグメントは卸売業部門、小売業部門、その他の3つです。
同社グループは、2025年11月に山形営業所を移転し、自然冷媒や太陽光発電設備を導入した新社屋を完成させました。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
同社グループは、業務用食品の卸売業を主軸とし、地域社会の食を支える事業を展開しています。従業員の育成や働きやすい環境づくりにも注力しており、長期的な視点でのキャリア形成を支援する方針を示しています。ここでは、同社グループの給与水準や働き方の特徴について詳しく見ていきます。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
同社では、平均勤続年数が長く、平均年齢も40代前半であることから、従業員が長期にわたって安定して勤務している傾向がうかがえます。経験豊富な社員が多く在籍し、組織全体の安定に貢献している状況です。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 5,475,361円 |
| 平均勤続年数 | 15.0年 |
| 平均年齢 | 42.2歳 |
| 単体従業員数 | 616人 |
| 連結従業員数 | 700人 |
| 単体のグループ内比率 | 88.0% |
同社グループは、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を採用しています。これらの制度は、同社および連結子会社1社に適用されています。退職一時金制度も採用されていますが、支給条件や金額の算定方法は有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。なお、確定給付制度における退職給付債務は5.6億円、年金資産は7.3億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
同社グループは、「地域とともに豊かな食を創造する」という2030年の目標達成に向け、社員を最も重要な資本と位置づけています。お客様のビジネスを支える付加価値を創出・提供できる社員の育成と成長を推進する方針です。人事制度ではコンピテンシー評価を年1回実施し、年齢や社歴に関わらず成果に応じた昇給・昇格が可能な仕組みを導入しています。給与や賞与の決定においては、年功的な要素を排除し、個人の業務遂行能力や評価を反映させることで、自律的な挑戦と成長を促しています。また、労働組合との対話を通じて、経済情勢や経営環境を踏まえた適正な賃金引上げと収益の分配・還元に努めています。
人材育成では、Off-JTやOJT、1on1ミーティング、自己啓発支援制度の充実を通じて、社員一人ひとりの能力向上と組織力の強化を図っています。福利厚生として、団体がん保障保険やGLTD(団体長期障害所得補償保険)制度を導入し、従業員が安心して長く働ける環境を整備しています。シニア層の継続的な活躍も重視しており、希望者全員が60歳定年後も働ける定年契約社員制度や、65歳現役社会の実現に向けたジョブ型報酬制度、ジョブリターン制度を推進しています。
多様性への取り組みとして、女性活躍推進では、女性管理職候補の育成を強化し、2027年3月31日までに管理職候補者における女性比率20%以上を目指しています。男性育児休業等取得率の向上にも注力し、分娩休暇の案内や各種制度の周知、職場環境の整備を促しています。障がい者雇用についても積極的な新規雇用と定着支援を行い、専任スタッフを配置して能力を発揮できる環境づくりに取り組んでいます。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。女性管理職の割合が少ないことや、契約社員・パートタイマーの女性が短時間就労傾向にあることにより、賃金差異が生じている状況です。なお、男性育児休業取得率は本記事では取得できていません。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性管理職比率 | 6.8% |
| 男女賃金差異(全労働者) | 59.9% |
| 男女賃金差異(正規雇用) | 77.8% |
| 男女賃金差異(非正規雇用) | 59.5% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ ㈱アキタサトー商会
提出会社と同様の要因により格差が生じている状況です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | - |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 男女賃金差異(全労働者) | 79.5% |
| 男女賃金差異(正規雇用労働者) | 80.4% |
| 男女賃金差異(パート・有期労働者) | 65.6% |
グループ全体(連結)
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性従業員比率 | 37.5% |
| 女性管理職比率 | 6.4% |
| 女性管理職候補比率 | 11.1% |
| 男性育児休業等取得者数 | 8名 |
| 男性育児休業等取得率 | 100.0% |
多様性に対する取り組み
基準日は2026年3月31日です。女性従業員比率は正社員や契約社員などの臨時従業員の合計人数に占める女性正社員および女性臨時従業員の合計人数の比率です。管理職は厚生労働省の基準に基づく課長職以上、管理職候補は管理職に向けて育成している係長職等です。男性育児休業等取得率の算定期間は2025年4月1日から2026年3月31日です。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 女性従業員比率 | 37.5% |
| 女性管理職比率 | 6.4% |
| 女性管理職候補比率 | 11.1% |
| 男性育児休業等取得者数 | 8名 |
| 男性育児休業等取得率 | 100.0% |
| 障がい者実雇用率 | 3.0% |
有報に開示される平均年収は全社平均です。職種・年次・職位ごとの実際の給与水準は、社員・OBOGの給与明細データで確認できます。
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
サトー商会グループは、業務用食品の卸売と小売を主軸に事業を展開しています。食をコアとしたマーケティング・ソリューションカンパニーとして、豊かな食文化の地方創生に貢献することを目指しています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
同社グループは、主に「卸売業部門」と「小売業部門」の二つの報告セグメントで事業を展開しています。これらに加えて、食肉加工・販売、食品・水質検査、情報システムの企画・開発・販売、物流受託サービスなども手掛けています。海外での売上高や特定の顧客への収益集中に関する記載はありません。
卸売業部門
この部門では、調理冷食を中心に各種業務用食品の販売を行っています。具体的には、製菓製パン材料、学校給食資材、ホテル・レストラン等の外食資材、小売店向け惣菜の販売および配送も担っています。収益は、業務用食品の販売から得ています。運営は、サトー商会およびアキタサトー商会が行っています。同社グループの収益の大部分を占めており、前期から収益を伸ばしています。
小売業部門
この部門では、業務用食品直売センター21店舗を通じて、個人事業者や一般消費者向けに調理冷食を中心とした各種業務用食品を販売しています。収益は、業務用食品の販売から得ています。運営は、サトー商会が行っています。前期から収益は減少しています。
| セグメント | 売上高(2025年3月期) | 売上高(2026年3月期) |
|---|---|---|
| 卸売業部門 | 425億円 | 445億円 |
| 小売業部門 | 66.4億円 | 63.4億円 |
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの売上高は、過去5期間にわたり増加傾向を示しています。一方で、経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益は、直近の当期において前期から減少しました。営業利益も前期から減少しており、山形営業所の移転に伴う諸費用や減価償却費、人件費の増加が影響しています。営業活動によるキャッシュ・フローは増加しており、本業による資金創出力は堅調に推移しています。
| 項目 | 2022年3月期 | 2023年3月期 | 2024年3月期 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 売上高 | 389億円 | 437億円 | 476億円 | 491億円 | 508億円 |
| 経常利益 | 10.0億円 | 13.5億円 | 17.6億円 | 19.5億円 | 18.9億円 |
| 経常利益率 | 2.6% | 3.1% | 3.7% | 4.0% | 3.7% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 6.3億円 | 9.7億円 | 12.3億円 | 13.2億円 | 12.5億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 71.35 | 116.09 | 147.18 | 157.69 | 150.19 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの従業員1人あたり売上高は前期から増加しており、生産性の向上が見られます。一方で、従業員1人あたり営業利益は前期から減少しています。これは、売上高の増加に対して、山形営業所の移転費用や人件費の増加が影響したことによるものです。これらの指標は、同社グループの収益体質や組織効率の傾向を示すものとなります。
| 指標 | 2025年3月期 | 2026年3月期 |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり売上高(連結) | 70.6百万円 | 72.6百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 2.4百万円 | 2.2百万円 |
業績データからは見えない「この会社で実際に働くとどうか」は、社員・OBOGの口コミで確認できます。
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
サトー商会は、堅実な財務基盤を維持しつつ、将来の成長に向けた投資も進めている状況です。本業で得た資金を効率的に活用し、事業の安定性と発展を目指していることがうかがえます。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
サトー商会は、強固な財務基盤を築いていることが示されています。自己資本比率はプライム市場平均と比較して非常に高い水準にあり、財務の安定性がうかがえます。手元資金も増加傾向にあり、不測の事態への耐性も備えていると言えるでしょう。このような財務状況は、従業員の雇用や給与の安定性にもつながる要素となります。
| 指標 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 263億円 | 272億円 |
| 自己資本比率 | 73.8% | 73.7% |
| ROE(自己資本利益率) | 5.1% | 4.7% |
| 現金及び預金 | 17.2億円 | 25.8億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
サトー商会のキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは、前期のマイナスから当期はプラスに転じて大きく増加しました。これは主に税金等調整前当期純利益によるものです。投資活動によるキャッシュフローは、前期に引き続き有形固定資産の取得による支出があり、マイナスとなっていますが、前期と比較すると使用額は減少しています。財務活動によるキャッシュフローは、配当金の支払により、前期に引き続きマイナスで推移しています。
この結果、事業活動と投資活動を合わせたフリーキャッシュフローは、前期のマイナスから当期はプラスに転じました。これは、本業で安定的に資金を生み出し、投資を賄いつつも余剰資金を確保できている状態を示しています。このような資金の流れは、同社グループが安定した事業運営を継続し、将来の成長に向けた投資も計画的に行っていることを示しており、従業員の雇用や給与の安定性にも良い影響を与えると考えられます。
| 項目 | 2025年3月期(前期) | 2026年3月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | △2.3億円 | 16.5億円 |
| 投資CF | △37.8億円 | △16.1億円 |
| 財務CF | △3.5億円 | △3.9億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △40.1億円 | 0.4億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、食材の一定量を海外から調達しており、為替の変動や商品市況の変動が調達価格に影響を及ぼす可能性があります。また、物流業界における人手不足や人件費・燃料費の上昇により、物流コストが増加するリスクも認識されています。
③ 人材・組織に関するリスク
物流業界の人手不足が深刻化する中で、自社配送における人員確保が困難となった場合、同社グループの業績に影響を及ぼす可能性があります。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
財務指標だけでは分からない、実際の残業の実態や職場環境は、社員の声から確認できます。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
サトー商会グループは、「会社の堅実な運営発展」と「社員の豊かな生活増進」を経営の二つの柱としています。地域に密着し、豊かな食文化の創造を通じて社会に貢献することを目指す企業です。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社グループは、「企業の社会的使命を自覚し社会の人々の幸福と利益のために働かなければならない」という経営理念のもと、「正直」かつ「誠実」にお客様の商売と向き合い、業務用食品業界の発展に貢献しています。長期目標として「豊かな食づくりを通して世界に貢献する」ことを掲げています。食シーンの魅力や食に携わる人を豊かにし、地域産業の活性化に貢献することを事業の目的としています。
「豊かな食」とは、より便利で、安全で、安くて、美味しく、美しい状態が常に変化成長を続けることと定義しています。この実現のため、専門分野ごとにチームを編成し、豊かな食づくりを継続することを同社グループの使命としています。2030年を見据え、「食をコアとしたマーケティング・ソリューションカンパニー~豊かな食文化の地方創生に貢献する企業へ~」をスローガンに掲げています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループは、経営理念である「正直」と「誠実」を基盤とし、お客様の商売と真摯に向き合うことを重視しています。社員を最も重要な資本と捉え、お客様のビジネスを支える付加価値を創出・提供できる人材の育成・成長を推進する仕組みづくりを進めています。従業員一人ひとりの成長とスキルアップが組織全体の成長に不可欠であると考えています。
従業員が同じ方向を見据え、高い意欲を持って業務を遂行できるよう、自律的な挑戦と成長を促進する風土を醸成しています。昇格・昇進基準においては年功的な要素を排除し、個人の業務遂行能力や評価を反映させる仕組みに改定しています。既存の枠組みにとらわれない柔軟な発想と、それに基づくチャレンジを奨励・称賛する風土と制度づくりに取り組んでいます。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、次世代を担う人材育成を最重要課題と捉え、従業員の成長が会社の持続的な成長に繋がると考えています。事業戦略を実現するため、チャレンジしやすい風土への変革を進めています。具体的には、営業報酬制度の見直しやジョブリターン(再雇用)制度の導入、物流職種のマルチスキル化、ITシステム部門の専門職に対する処遇改善などに取り組んでいます。
また、サステナブルフードの普及促進を通じて循環型社会への貢献を目指しています。業務用食品の小売事業においては、店舗の少人化オペレーションを展開し生産性向上を図るため、販売員のマルチジョブ化や後方業務の本部移管を進めています。多様性への取り組みとして、女性活躍推進、男性育児休業等取得率の継続的な向上、障がい者雇用にも積極的に取り組んでいます。
会社が掲げる価値観と現場の実態が一致しているかどうかは、社員・OBOGの口コミが参考になります。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
同社グループは監査等委員会制度を採用しており、取締役会の監督機能の強化を通じて、経営の透明性、公正性、迅速な意思決定の維持・向上を目指しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
同社は、筆頭株主であるサトー興産をはじめ、サトー商会取引先持株会や創業家が上位株主として名を連ねています。特定の株主グループが安定的に株式を保有し、経営を支える資本構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| ㈱サトー興産 | 24.80% |
| サトー商会取引先持株会 | 12.50% |
| 光通信KK投資事業有限責任組合 | 4.30% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は12名(男性12名・女性0名)で構成され、女性役員比率は0.0%です。代表取締役社長は古山眞佐夫氏が務めています。社外取締役比率は25.0%です。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 古山 眞佐夫 | 代表取締役社長 | 1980年3月 同社入社、2008年4月 ㈱アキタサトー商会代表取締役社長、2022年6月 同社代表取締役社長より現職。 |
| 梶田 雅仁 | 専務取締役 | 1989年3月 同社入社、2013年6月 同社専務取締役営業本部長、2022年4月 同社専務取締役より現職。 |
| 佐藤 正之 | 取締役会長 | 1974年10月 同社入社、1990年3月 同社代表取締役社長、2017年4月 同社取締役会長より現職。 |
| 相原 幸政 | 取締役営業本部長 | 1995年4月 同社入社、2022年4月 同社営業本部長、2022年6月 同社取締役営業本部長より現職。 |
| 下山田 信一 | 取締役管理本部長 | 1987年4月 ㈱第一勧業銀行(現㈱みずほ銀行)入行、2020年1月 同社総務部長、2026年4月 同社取締役管理本部長より現職。 |
| 佐藤 典大 | 取締役 | 2007年12月 同社入社、2017年4月 同社代表取締役副社長、2024年6月 同社取締役より現職。 |
| 阿部 徳章 | 取締役営業本部副本部長 | 1993年4月 同社入社、2022年4月 同社営業本部副本部長、2022年6月 同社取締役営業本部副本部長より現職。 |
| 高 貴一 | 取締役管理本部副本部長 | 1992年4月 日本住宅パネル工業協同組合入社、2022年6月 同社取締役(監査等委員)、2026年4月 同社取締役管理本部副本部長より現職。 |
社外取締役は、阿部仁紀氏(㈲阿部会計事務所代表取締役社長・監査等委員)、岡田哲男氏(㈲コックス代表取締役社長・監査等委員)、鈴木貴氏(弁護士・監査等委員)です。
同社は監査等委員会設置会社であり、監査等委員である取締役が取締役会での議決権行使を通じて、業務執行取締役の職務執行を監督する体制を構築しています。社外取締役は独立した視点から経営の監視を行い、経営の透明性・公正性の向上に貢献しています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
同社では、取締役(監査等委員及び社外取締役を除く)の報酬は、固定報酬である基本報酬と業績連動報酬で構成されています。社外取締役に対しては、その職責に鑑み基本報酬のみが支払われます。金銭による固定報酬が主たる報酬と位置づけられ、業績連動報酬は補助的な位置づけとなっています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(監査等委員及び社外除く) | 9名 | 1.6億円 | 17.5百万円 |
| 監査等委員(社外除く) | 2名 | 11百万円 | 5.3百万円 |
| 社外役員 | 3名 | 17百万円 | 5.7百万円 |
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。
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