【平均年収527万円】中京医薬品 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

【平均年収527万円】中京医薬品 転職ガイド:知っておきたい給与と業績(2026年3月期)

中京医薬品は、家庭医薬品や保健品、日用雑貨の販売とミネラルウォーターの製造販売を手掛けています。直近期は売上高が増加し、各利益も増益となりました。


目次

※本記事は、株式会社中京医薬品 の有価証券報告書(2026年3月期、2025年4月1日 ~ 2026年3月31日、2026年6月24日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。

1. 企業概要:どんな会社?


中京医薬品は、家庭医薬品や保健品、日用雑貨などの配置販売・小売販売・卸売販売を手掛けています。また、ミネラルウォーターの製造販売を行う売水事業も展開しており、ほとんどの取扱商品は自社ブランドとして外部に生産委託しています。

単体従業員数は298名です。セグメントは家庭医薬品等販売事業、売水事業、その他の3つです。

中京医薬品は、常備配置薬や保健品、医療品、日用雑貨などを一般家庭に配置販売・小売販売するほか、同業他社や一般流通市場への卸販売も行っています。また、ミネラルウォーターの製造販売も手掛けています。

2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?


中京医薬品は、地域に深く根ざした「置き薬業」を主軸とし、お客様との「ふれあい」を大切にする事業を展開しています。社員一人ひとりの成長と健康を重視し、多様な人材が活躍できる環境づくりに力を入れていることが特徴です。

■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢


同社では、比較的長く勤める社員が多く、安定した環境でキャリアを築ける傾向が見られます。平均年齢と平均勤続年数から、社員が長期的に働きやすい職場であることがうかがえます。

項目 数値
平均年間給与 5,265,877円
平均勤続年数 14.2年
平均年齢 43.7歳
単体従業員数 298人


同社は、従業員の退職給付に充てるため、積立型の確定給付制度(確定給付企業年金制度と退職一時金制度を併用)を採用しています。確定給付型は、給与や勤続年数に応じて給付額が決まる制度です。

退職一時金制度があり、給与と勤務期間に基づいた一時金が支給されます。

退職給付債務は5.2億円、年金資産は4.5億円となっています。

■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方


中京医薬品は、企業理念である「健康づくり、幸福づくり、人づくり」に基づき、人材戦略を策定しています。企業の持続的な成長には、社員一人ひとりの成長と活性化、そして多様な知恵と創発による新たな価値創造が不可欠であると考えています。

そのため、「人材の育成」として自律的なキャリアを構築できる環境作りや、多様な視点を活かす組織風土の醸成に努めています。また、社員の健康への配慮による「健康経営」を推進し、人材の獲得と力量の発揮を通じて生産性を高めることを目指しています。

給与その他の給付の額及び内容については、給与規定に基づき、職務の内容と責任の程度、勤務成績、経験、年齢等、会社の業績に対する貢献度などを考慮して決定されます。また、従業員の帰属意識の醸成と企業経営への参画意識を持たせることを目的とした従業員インセンティブ・プラン「従業員向け株式給付信託」も導入しています。

具体的な人材育成方法としては、新入社員研修からフォローアップ研修、女性営業社員研修、階層別社内研修やOJT、社内SNSによる教育を行っています。人材の定着に向けた施策として、女性活躍推進委員会、健康経営推進委員会、安全衛生委員会などの社内環境整備に取り組んでいます。有給休暇の取得促進や奨学金支援制度などの福利厚生、労働環境の整備、人事評価制度の再構築も進めています。

■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標


有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。

法定開示


提出会社単体の法定開示データです。

指標 数値
管理的地位にある労働者に占める女性労働者の割合 16.1%
男性労働者の育児休業取得率 66.7%
労働者の男女の賃金の額の差異(全労働者) 57.2%
労働者の男女の賃金の額の差異(正規雇用労働者) 77.0%
労働者の男女の賃金の額の差異(パート・有期労働者) 44.5%

3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?


中京医薬品は、家庭医薬品等の配置販売・小売販売と卸売販売、そしてミネラルウォーターの製造販売を主軸とする会社です。お客さまとのふれあいを重視したヒューマンネットワークを広げ、多角的な商品とサービスを提供しています。

■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか


同社は、常備配置薬や保健品、ドリンク、医療品、日用雑貨などを一般家庭に配置販売・小売販売しています。また、これらの商品をフランチャイズ加盟店や同業他社、一般流通市場へ卸販売も行っています。ほとんどの取扱商品は自社ブランドとして同社規格に基づいて外部に生産委託されています。

同社の販売形態は、家庭医薬品等販売事業における小売部門・卸売部門と売水事業部門に区分されています。

家庭医薬品等販売事業(小売部門・卸売部門)

常備配置薬、保健品、ドリンク、医療品、日用雑貨、生活流通品などを取り扱っています。収益は、一般家庭への配置販売・小売販売、および同業他社や一般流通市場への卸販売から得ています。

売水事業部門

ミネラルウォーターの製造販売を行っています。収益は、ミネラルウォーターの宅配販売から得ています。

セグメント 売上高(2025年3月期) 売上高(2026年3月期)
小売部門 38.4億円 39.0億円
卸売部門 17.5億円 19.1億円
売水事業部門 7.2億円 7.6億円

■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移


当事業年度の売上高は増加し、営業利益、経常利益、当期純利益もそれぞれ増加しました。特に当期純利益は大幅な増加となっています。同社は売上総利益率と営業利益率を重視しており、当事業年度の売上総利益率は前期から減少しましたが、営業利益率は改善しています。


■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る


従業員1人あたりの売上高は、当期と前期ともにデータがありません。これは、連結従業員数の情報がないため、連結売上高との比較ができないためです。生産性に関する具体的な数値トレンドは示されていませんが、同社は生産性向上を目指したカテゴリー別アクションプランの策定や、人財確保・育成に注力しています。

4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?


企業の安定性を測る上で、財務基盤とキャッシュフローの状況は重要な指標です。ここでは、同社の財務状況と資金の流れについて確認します。

■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み


財務基盤の安定性は、自己資本比率やROE、手元資金の厚みから判断できます。これらの指標は、企業の持続的な成長と雇用安定性に関わる重要な要素です。提供されたデータからは、これらの具体的な数値を確認することはできません。

指標 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
自己資本比率 - -
ROE(自己資本利益率) - -
現金及び預金等 - -

■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ


キャッシュフローは、企業がどのように資金を稼ぎ、投資し、調達しているかを示す重要な指標です。事業活動、投資活動、財務活動それぞれの資金の流れから、企業の安定性や成長戦略を読み解くことができます。提供されたデータからは、これらのキャッシュフローの具体的な状況を確認することはできません。

項目 2025年3月期(前期) 2026年3月期(当期)
営業CF - -
投資CF - -
財務CF - -
フリーCF(営業CF+投資CF) - -

■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント

① 継続企業の前提に関するリスク


継続企業の前提に関する特記事項はありません。

② 事業構造・収益性に関するリスク


同社は、売上高に占める小売部門の割合が59.3%と高く、単一事業への依存度が高い状況です。このため、小売部門の業績が同社全体の業績に大きな影響を与える可能性があります。

また、新規顧客の開拓や開拓した顧客の継続取引先としての定着化に遅れが生じた場合、業績に悪影響を及ぼすリスクがあります。

③ 人材・組織に関するリスク


同社では、社員教育や倫理綱領の制定等に全社的に取り組んでいます。しかし、新規顧客の開拓や開拓した顧客の継続取引先としての定着化に遅れが生じた場合、業績に悪影響を及ぼす可能性があります。

④ 雇用安定性・リストラ


解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。

5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?


中京医薬品は、お客さまの健康と豊かな生活を支える「トータルライフ・ケア」の実現を通じて、社会に貢献することを目指しています。

■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか


中京医薬品は、「健康づくり、幸福づくり、人づくり」を企業理念としています。
長期ビジョンには「より愛され、より親しまれる企業を目指して」を掲げています。
お客さまの健康と豊かな生活を支えるための商品や情報・サービスを多角的・多面的に推進する「トータルライフ・ケア」を経営戦略として目指しています。

■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー


同社は、明るい未来創造のために人と社会に寄り添い、温かいふれあい業を進化させることを基本方針としています。
新事業や既存事業の変革を通じて、健康・安心・安全な暮らしを目指しています。
お客さまに喜ばれる商品や情報・サービスの開発による新しい価値創造を行うことを大切にしています。
また、サステナビリティスローガンとして「より愛され、より親しまれる企業を目指して」を掲げています。
人材の成長と活性化、多様な知恵と創発による新たな価値創造を重視し、自律的なキャリアを構築できる環境作りや組織風土の醸成に努めています。

■(3) 経営課題と今後の重点テーマ


同社は、組織風土の改革と社員エンゲージメントの構築を重要な課題としています。
具体的には、1on1面談の仕組化や階層別教育、組織連携による採用強化に取り組んでいます。
人財を企業経営の核心と捉え、積極的な採用と研修強化を通じて社員が成長できる組織環境の構築を進めています。
2024年4月導入の新人事制度のブラッシュアップも行っています。
「健康経営」「女性活躍の推進」「AIやDXへの適応」といった課題への対応も重点テーマです。
ESGを意識したSDGsの取り組みとして、健康経営の推進や働きがいのある職場環境の構築、地域・国際社会への貢献活動も行っています。

6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?


中京医薬品は監査役制度を採用しており、監査役が取締役の職務執行を監督する体制を構築しています。また、社外取締役を主要な構成員とする指名・報酬諮問委員会を設置し、客観性と透明性の高いガバナンス体制を目指しています。

■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か


中京医薬品の株主構成を見ると、筆頭株主はマサユキコーポレーションです。また、代表取締役会長の山田正行氏も上位株主の一人として名を連ねています。このように、創業家やその関連会社が上位株主として同社の経営を支えていることが特徴です。

株主名 持株比率
マサユキコーポレーション 14.94%
山田 正行 3.07%
早乙女 修司 2.66%

■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか


同社の役員は9名(男性8名・女性1名)で構成され、女性役員比率は11.1%です。代表取締役社長は米津秀二氏が務めています。社外取締役比率は33.3%です。

氏名 役職 主な経歴
山田 正行 代表取締役会長 1969年3月に三重中京医薬品株式会社の代表取締役社長に就任。1978年5月に同社代表取締役社長となり、2019年6月より同社代表取締役会長を務めています。
米津 秀二 代表取締役社長 1987年2月に三重中京医薬品株式会社に入社後、1990年11月に同社に入社。執行役員、取締役を経て、2019年6月より同社代表取締役社長兼事業統括本部長、2025年10月より同社代表取締役社長を務めています。
飯田 亨 取締役 1988年5月に同社に入社。執行役員、取締役として管理統括本部長やコーポレート本部長を歴任し、2025年10月より同社取締役コーポレート推進部担当を務めています。
岩崎 雷凱 取締役 海外事業担当 兼アクアマジック事業部部長 2000年1月に同社に入社。執行役員、取締役として商品企画部長や事業統括副本部長を歴任。2019年10月より同社取締役海外事業担当兼アクアマジック事業部部長、2025年10月より同社取締役海外事業兼アクアマジック事業部担当を務めています。


社外取締役は、渡邊明氏(大学名誉教授)、今枝なほみ氏(元税務署長)です。

同社は監査役会設置会社であり、監査役が取締役の職務執行を監督する体制です。社外取締役は指名・報酬諮問委員会の主要な構成員として、経営の客観性と透明性の確保に貢献しています。

■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計


中京医薬品の役員報酬は、企業価値の持続的な向上を促すインセンティブとして、役員の役割と職責にふさわしい水準とすることを基本方針としています。社内の取締役に対しては、月例固定報酬、短期インセンティブとしての賞与、そして中長期インセンティブとしての譲渡制限付株式報酬で構成されています。社外取締役および監査役の報酬は月例固定報酬です。

区分 人数 総額 1人あたり平均
取締役(社外除く) 4名 1.0億円 25.0百万円
監査役(社外除く) 1名 7百万円 7.2百万円
社外役員 4名 10百万円 2.4百万円


同社の役員報酬の総額は1億1680万円で、報酬の支給対象となった役員の合計は9名です。

※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。

この記事の執筆者

上場企業の有価証券報告書から、事業内容・業績推移・平均年収などの客観的データを抽出。求人票の裏側にある「企業のリアル」を、転職志望者の視点で分かりやすく解説します。