【20年3月期】ファナック、2期連続減収減益も「第4次産業革命」対応で株価上昇
工作機械の動作を制御するCNC(コンピュータ数値制御装置)と産業用ロボットで世界トップシェアのファナック。2020年3月期は米中貿易摩擦などの影響で営業利益がおよそ半減しました。コロナ禍の影響で21年3月期はさらなる業績悪化も予想される中、株価が上昇しているのはなぜでしょうか。財務諸表などを基に現状と課題を整理します。
世界4大産業用ロボットメーカーのひとつで、世界中の工場の自動化に貢献している会社。1956年に数値制御装置とサーボ機構の開発に日本の民間で初めて成功。世界シェアの約5割を占め、産業用ロボットの世界シェアトップを誇っている。国内生産にこだわって、山梨県の本社工場でほぼ全量の製造を行う。主力商品に、FANUC i Series CNCのFA、小型協働ロボット、FANUC ROBODRILL α-DiBシリーズなどがある。熱意、気配り、信念を持つ人物を採用し、OJTを基本に、研修などを用い人材育成をおこなっている。福利厚生施設として、社宅、ファナック診療所、ファナック総合グラウンドなどを備える。中途採用について、会社のキャリア採用情報ページでは、ソフトウェア開発者、製造エンジニアの募集をおこなっている。
業界区分
住所
山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番地
代表者
山口 賢治
資本金
¥69,014,000
設立年
1972年5月
上場区分
東証プライム