【20年3月期】グループ再編を加速する日立製作所 ITセグメントで過去最高益達成
総合電機メーカーから「デジタルソリューション」に事業をシフトする日立製作所。上場子会社の日立ハイテクを完全子会社化する一方、日立化成を昭和電工に売却。グループ再編を加速しています。2020年3月期はコロナ禍で減収減益も、21年3月期は最終増益予想で株価も上昇中です。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。
売上高9兆円を誇る国内最大規模の総合電機メーカー。売上比率は産業用機器・プラントなどの社会・産業システム事業がもっとも高く23%、次いで情報・通信システム事業が20%。半導体・ディスプレイ用の高機能材料事業や電力装置システム事業、自動車用のオートモーティブシステム事業が続く。主体的に成長できる人物を採用し、本人が学びたいプログラムを選択して講習を受けることができるようになっている。住宅支援、社員持株会などの福利厚生制度がある。会社の経験者採用ページでは、デザイナーや設計・開発、工事施工管理、ソフトウェアエンジニアなどを募集している。
業界区分
住所
東京都千代田区丸の内一丁目6番6号
代表者
執行役社長兼CEO 東原 敏昭
従業員数
59,842
設立年
1920年2月
上場区分
東証プライム