【19年3月期】DeNA、ゲーム事業の売上が急降下! カバーするのはどの事業?

【19年3月期】DeNA、ゲーム事業の売上が急降下! カバーするのはどの事業?

ガラケー時代より「モバゲー」などモバイル端末向けのゲームを中心に急激な成長を果たしたDeNA(ディー・エヌ・エー)。スマホ時代にも様々な新規事業を展開し、成長をねらってきたものの、ここ数年は不調にあえいでいます。そんな中、リアルの世界を絡めたスポーツ事業が成長。今回はDeNAの財務諸表から現状と将来について分析します。


損益計算書(PL):売上高は前期比11%減

ディー・エヌ・エー(DeNA)の2019年3月期の売上収益は前期比11%減の1241億円営業利益は同50.9%減の135億円で減収減益でした。

売上原価は前期比2.4%減でしたが、粗利率は同10.7pt減と悪化。販管費は同10.6%減となったものの減益幅をカバーできず、営業利益率は10.9%で同8.8pt減となりました。

ゲーム事業の不調と、子会社のDeNAトラベルを全株エボラブルアジア社に譲渡したことによる連結売上の減少が影響しています。

なお、DeNAは会計基準に国際会計基準(IFRS)を採用しています。

セグメント分析:ゲーム事業の利益が依然として圧倒的

お読み頂きありがとうございます。続きで読めるコンテンツは

この記事の執筆者

コンサル会社員をしながら、副業ライターとして執筆活動を行っています。証券アナリスト取得を目指し日々邁進しております。


関連記事

【20年3月期】DeNA、中国でのゲーム事業に成長の兆し 初の赤字も財務安全性に問題なし

ソーシャルゲームプラットフォーム「Mobage」で成功を収めたDeNA(ディー・エヌ・エー)が上場以来初の赤字を計上しました。新たな収益の柱の育成は遅れ、スポーツ事業もコロナ禍で見通しが立たない状況。そんな中、中国でのゲーム事業に成長の兆しが見えてきました。財務安全性も盤石です。財務諸表等を基に現状と課題を整理します。


ディー・エヌ・エー vs グリー 口コミ分析でわかる働きがい・働きやすさ対決

ディー・エヌ・エーとグリーの社員は自社の働きやすさについてどう感じているのでしょうか。ライバル関係にある企業との違いは? 口コミ投稿者の主観による点数付けと、投稿された口コミから読み取れる本質的な満足度の分析を通じて企業を評価します。


【面接対策】DeNA(ディー・エヌ・エー)の中途採用面接では何を聞かれるのか

ゲーム事業を中心に、幅広く事業展開するディー・エヌ・エー(DeNA)への転職。中途採用面接は新卒の場合と違い、これまでの仕事への取り組み方や成果などを具体的に問われるほか、「人間性」も見られます。即戦力として、そして一緒に仕事をする仲間としても評価されるので、事前にしっかり対策して転職を成功させましょう。


wiget_w300
wiget_w300
wiget_w300