ソニーモバイルコミュニケーションズの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
AV機器大手メーカーのソニー(日本)と、エリクソン(スウェーデン)の合弁会社として2001年に誕生した「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ」。2012年にはエリクソンとの合弁を解消。「ソニーモバイルコミュニケーションズ」として、スマートフォンXperiaの設計・開発・製造・販売を中心としたモバイル事業を手掛けています。
設立当初から個人の裁量が大きく、実力のある人が評価される外資系のような雰囲気は、今日に至るまで引き継がれているようです。社風を説明する際に、「自由闊達」「オープン」「フラット」「長期休暇もとりやすい」などのキーワードを挙げる口コミが多くみられました。
ただし近年は売上が減少しているため、以前に比べるとチャレンジの機会などを含む、自由度が狭まっていると感じる人も。しかしソニーグループの基盤を糧に、2020年にスタートが予定されている次世代通信規格「5G」をはじめ、IoT関連ビジネスでの飛躍が期待されています。
いまや私たちの生活に欠かせないスマートフォンなどのモバイル機器。競合も多いですが、厳しいときにこそやりがいを感じて、自社製品に誇りをもち自由な思考で挑戦していく。このような社風にフィットする人材かどうかを、採用面接では見極められることになるでしょう。
■選考は何次まで?
ソニーモバイルコミュニケーションズの中途採用は、書類選考・2回の面接・適性検査で構成されています。
一次面接は現場社員が行い、これまでの経験を中心に専門性を確認。二次面接は人事部社員が担当します。なお、二次面接のタイミングで適性検査を受検することになります。選考期間は5週間~が目安となり、入社日の相談も可能です。
募集職種はソニーの「経験者採用サイト」にまとめられています。希望を「モバイル」に絞り込んで検索し、Xperiaのカメラソフトウエアエンジニアやカメラ画質設計エンジニアなど、担当業務一覧を確認。この中から1つを選択しエントリーするという流れです。具体的な業務内容や必要とされているスキルなどにより職種は細かく分かれているため、詳細まで必ず確認したうえで応募するようにしましょう。
■面接内容の傾向は?
面接は、一般的な質問を通じて「志向」と「専門性がフィットするかどうか」を確認しています。
自由闊達な社風のもとでは、自発的に物事を進めていく力や、困難な環境でも挫けずによいパフォーマンスを発揮していくことが求められます。「失敗や困難をどのように乗り越えたのか」「リーダーシップを発揮して目標を達成した経験について」などをしっかりと整理し、伝えられるとよいでしょう。
また、中途採用の場合は即戦力として捉えられるので、専門性を新しい環境で活かせるのかを見極められることになります。そのため、実務経験についてエピソードを交えながら具体的に説明できるよう、整理しておくことが大切です。学生時代の研究内容まで遡って質問された例もあるので、入念に準備しておくことをおすすめします。
ソニーモバイルコミュニケーションズの面接攻略法(面接対策)
■ソニーモバイルコミュニケーションズの中期経営計画を理解した上で自己分析をする
面接を受ける際には、中期経営計画を理解しておくことが必要不可欠です。2018年5月に発表されたのが、ソニーグループの2020年度までの第三次中期経営計画。モバイル・コミュニケーション分野におけるビジョンは「5G時代に向けての新しい顧客価値の創造」です。
冒頭の社風への理解でも説明した通り、近年は部品価格の高騰や販売台数の減少、為替の影響などの理由から売り上げは減少傾向といえます。そこで、ソニーグループの総合力を活かしXperia製品・販売方法・製造や調達オペレーション構造の変革をすすめることを宣言。5G時代にいかに適応していくかが重要だと捉えています。つまり、進化し続けている世界のモバイル・コミュニケーション業界において、課題解決に向け自発的に変革を推進していく人材であると伝えることが大切です。
■「なぜソニーモバイルコミュニケーションズに転職したいのか」を明確にするためには他社研究も忘れずに
ソニーモバイルコミュニケーションズの面接でよく聞かれる質問のひとつに「なぜうちの会社なのか」というものがあります。面接官がこの質問を通して知りたいのは、「この人は何をやりたいのか」「それが当社で可能なのか」「この人の経歴が当社でどう活かされるか」といった視点ももちろんですが、「本当に当社のことを理解しているか」という側面も合わせて見ています。業界理解や職種理解の枠を超えて、企業についてしっかり理解する。そのためには、競合となりやすい企業の他社研究も忘れないようにしましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことがおすすめです。
- シャープ株式会社
- Apple Japan合同会社
- サムスン電子株式会社
- 華為技術日本株式会社(ファーウェイ・ジャパン)
ソニーモバイルコミュニケーションズの採用面接で実際に聞かれた質問内容
このように、ソニーモバイルコミュニケーションズの採用面接を受ける前には、中期経営計画に基づいた自己分析や他社研究を踏まえた志望動機の整理が大切です。そして面接の場では「厳しいときにこそやりがいを感じて、自社製品に誇りをもち自由な思考で挑戦していく社風」であると意識して、「課題解決に向け自発的に変革を推進する人材」と印象づけられるよう、さまざまなエピソードを準備しておくとよいでしょう。
以下では面接経験者が実際に聞かれた質問をご紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考えながら面接対策しておきましょう。
[20代後半・男性/広報] 【結果:入社】
[30代後半・男性/プロジェクトマネージャー] 【結果:一次面接で不採用】
[20代後半・女性/経営企画] 【結果:内定を辞退】
[20代後半・男性/サポートエンジニア] 【結果:一次面接で不採用】
ソニーモバイルコミュニケーションズの採用面接に向けて
ソニーモバイルコミュニケーションズの採用面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
- 「厳しいときにこそやりがいを感じて、自社製品に誇りをもち自由な思考で挑戦していく社風」であることを理解し、そのような環境にフィットする人材であることをアピールする。
- 同社の中期経営計画を理解して、これに沿った自己分析を行い、自己PRへとつなげる。
- 競合他社についての理解を深め、「なぜソニーモバイルコミュニケーションズなのか」に対する答えを明確にしておく。
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