【19年12月期】LINE、初の営業赤字 気になるユーザー数の伸び悩みと財務状況の悪化

【19年12月期】LINE、初の営業赤字 気になるユーザー数の伸び悩みと財務状況の悪化

2020年10月にZホールディングスの子会社として経営統合予定で、5月に上場廃止を控えるLINEが2019年12月期決算を発表しました。上場以来初の営業赤字を390億円計上。激しい競争環境の下でライセンス料やマーケティング費用が重荷になっていたことが分かりました。財務諸表などを基に会社の現状と課題を整理します。


損益計算書(PL):売上も減少で最終赤字拡大

LINEの2019年12月期決算は、売上高が前期比1.9%減の2306億円9600万円営業利益は389億9700万円の赤字に転落しました。

売上原価は前期比5.0%減の391億円で、粗利率は同0.5pt増の83.1%を確保していますが、販管費が同29.5%増えたため営業利益率は同23.7pt減のマイナス16.9%に悪化しています。

これらの理由について、決算短信では、 広告の売上は増加したが、前期で発生したLINEモバイル株式株式会社及びLINE Games Corporationの持分法適用会社への変更に伴う支配喪失によるその他の営業収益が今期は発生しなかったため全体の売上は減少、さらに、人件費やマーケティング費用、外注費などが増加したため営業利益が減少したとしています。

親会社株主に帰属する当期純利益も469億円の赤字。赤字額は前期の約12.6倍です。

セグメント分析:戦略事業の赤字が大幅増

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