※本記事は、マックスバリュ東海株式会社 の有価証券報告書(2026年2月期、2025年3月1日 ~ 2026年2月28日、2026年5月18日 提出)の開示情報に基づき作成しています。会計基準は 日本基準 です。
1. 企業概要:どんな会社?
マックスバリュ東海は純粋持株会社であり、単体従業員数は2,457名、グループ連結従業員数は2,510名です。
同社グループは、イオングループのスーパーマーケット事業における東海地区の中核企業として、静岡県、愛知県、三重県、岐阜県、滋賀県、神奈川県、山梨県に食品スーパーマーケットを展開しています。連結子会社1社を中心に、寿司、米飯、総菜等の製造業も手掛けており、その他事業としてミスタードーナツ事業や不二家事業のフランチャイズ展開も行っています。
主な国内グループ会社は、(百万円)、イオン、イオンリテール、イオントップバリュ、イオン商品調達などです。
当連結会計年度において、同社グループは海外子会社であるイオンマックスバリュ(広州)商業有限公司の清算を結了しました。
2. 給与と働き方:どんな環境で働く会社か?
マックスバリュ東海グループは、地域社会への貢献を重視し、従業員の働きがいと成長を支える環境づくりに取り組んでいます。同社グループは、スーパーマーケット事業を中心に、多様な事業を展開しており、従業員のキャリア形成や多様な働き方を支援する方針を示しています。
■(1) 給与水準と在籍傾向:平均年間給与・勤続年数・年齢
平均年齢43歳11ヶ月、平均勤続年数10.0年というデータから、比較的落ち着いた年齢構成で、一定の勤続年数を持つ従業員が多い傾向が見られます。これは、長期的なキャリア形成を志向する方にとって、安定した環境が期待できることを示唆しています。
なお、同社は持株会社であり、傘下の関係会社は以下のデータと同水準とは限りません。各社の求人情報や口コミサイト等を別途参照してください。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 平均年間給与 | 5,742,962円 |
| 平均勤続年数 | 10.0年 |
| 平均年齢 | 43歳11ヶ月 |
| 単体従業員数 | 2,457人 |
| 連結従業員数 | 2,510人 |
| 単体のグループ内比率 | 97.9% |
同社グループは、確定給付型(給与や勤続年数に応じて給付額が決まる)と確定拠出型(会社が拠出した資金を従業員が運用する)の退職給付制度を設けています。これらの制度は、マックスバリュ東海およびデリカ食品株式会社が、親会社であるイオン株式会社および同社の主要国内関係会社で設立している企業年金基金制度、確定拠出年金制度、退職金前払制度として適用されています。
なお、退職一時金の有無や支給条件、従業員ごとの会社拠出額などは、有価証券報告書では確認できないため、就業規則や募集要項で確認する必要があります。直近の退職給付債務は27.4億円、年金資産は8.6億円となっています。
■(2) 人材戦略と報酬制度:育成方針と給与の決め方
マックスバリュ東海グループは、「何よりもお客さまの利益を優先しよう。」という企業理念のもと、サステナビリティ経営を推進しています。基本方針として「想いをつなぎ、一途に「かたち」に。マックスバリュ東海は、「笑顔」と「元気」、「幸せ」あふれる地域を共創します。」を掲げ、従業員一人ひとりが地域社会に貢献できる人材となることを目指しています。
同社グループは、従業員が働きやすい環境づくりに注力しており、新たな人事制度の浸透と着実な運用を進めています。また、女性の活躍推進施策を計画的に実施し、マネジメント職への登用やキャリア支援体制の構築にも取り組むことで、多様な人材が能力を発揮できる組織を目指しています。
■(3) 人的資本データ:多様性と働き方に関する指標
有価証券報告書の法定開示項目および任意開示指標を示します。各指標は、女性活躍推進法・育児介護休業法に基づく法定開示と、同社が独自に開示している任意指標から構成されています。
法定開示
提出会社単体の法定開示データです。男性労働者の育児休業取得率は、育児休業等及び育児目的休暇の取得割合として算出されています。男女の賃金差異は、女性労働者の平均年間賃金÷男性労働者の平均年間賃金×100%として算出されており、パート労働者の人員数はフルタイム換算で算出されています。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 19.5% |
| 男性労働者の育児休業取得率 | 100.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 75.0% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 82.2% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 108.8% |
連結子会社の法定開示
主要事業会社3社の数値のみ掲載します。
▼ デリカ食品株式会社
デリカ食品株式会社は、常時雇用する労働者が101人以上300人以下の事業会社であるため、男性労働者の育児休業取得率の記載はありません。
| 指標 | 数値 |
|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 23.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(全労働者) | 81.1% |
| 労働者の男女の賃金の差異(正規雇用労働者) | 81.4% |
| 労働者の男女の賃金の差異(パート・有期労働者) | 86.3% |
多様性・登用
2024年度実績は提出会社単体、2025年度実績および2026年度目標は同社グループの実績および目標です。
| 指標 | 2024年度実績 | 2025年度実績 | 2026年度目標 |
|---|---|---|---|
| 管理職に占める女性労働者の割合 | 18.3% | 19.5% | 24.0% |
| 障がい者雇用率 | 3.46% | 3.52% | 3.87% |
育児・介護支援
2024年度実績は提出会社単体、2025年度実績および2026年度目標は同社グループの実績および目標です。
| 指標 | 2024年度実績 | 2025年度実績 | 2026年度目標 |
|---|---|---|---|
| 男性労働者の育児休業取得率 | 93.3% | 100.0% | 100.0% |
人材育成・エンゲージメント
2024年度実績は提出会社単体、2025年度実績および2026年度目標は同社グループの実績および目標です。基本理念への共感度はエンゲージメントサーベイの自社アンケート結果から算出した5段階スコアです。エンゲージメントスコアは株式会社リンクアンドモチベーションの「モチベーションクラウド」によって算出されており、他社平均50.0に対する偏差値で開示されています。
| 指標 | 2024年度実績 | 2025年度実績 | 2026年度目標 |
|---|---|---|---|
| 基本理念への共感度 | 3.38 | 3.88 | 4.00 |
| エンゲージメントスコア(レーティング) | スコア:49.9 (レーティングB) | スコア:50.2 (レーティングB) | スコア:53.2 (レーティングBB) |
3. 事業の構造:どんなビジネスをしている会社か?
マックスバリュ東海は、イオングループの一員として、東海地方を中心に食品スーパーマーケットを展開しています。地域に密着した店舗運営と商品提供を通じて、人々の食生活を支える事業構造となっています。
■(1) 事業内容と収益モデル:何で利益を上げているか
マックスバリュ東海は、イオングループのスーパーマーケット事業における東海地区の中核企業として、静岡県、愛知県、三重県、岐阜県、滋賀県、神奈川県、山梨県で食品スーパーマーケットを展開しています。同社グループは、連結子会社であるデリカ食品が寿司、米飯、総菜などの製造業を営むほか、ミスタードーナツ事業や不二家事業のフランチャイズ展開も行っています。
同社グループの収益は、主に国内の食品スーパーマーケット事業における商品販売から得られています。親会社であるイオン株式会社との間では、商品の仕入れや物流業務の委託、WAONやクレジットカードの取り扱いなど、多岐にわたる取引があります。
また、同社グループは、地域に根ざした「じもの」商品の発掘・育成や、健康的な食生活を提案する「ちゃんとごはん」の取り組みを推進しています。店舗展開においては、新規出店や既存店舗の改装を進め、移動スーパーや無人店舗「Maxマート」の拡大、ネットスーパーの強化など、多様な顧客接点の創出にも注力しています。
■(2) 業績トレンド:直近の売上・利益の推移
同社グループの直近5期間の業績は、営業収益が継続して増加傾向にあります。経常利益は変動が見られるものの、親会社株主に帰属する当期純利益は増加傾向を示しています。
当連結会計年度においては、営業収益は増加となりました。一方で、営業利益と経常利益は減少しています。親会社株主に帰属する当期純利益は増加となりました。
| 項目 | 2022年2月期 | 2023年2月期 | 2024年2月期 | 2025年2月期 | 2026年2月期 |
|---|---|---|---|---|---|
| 営業収益 | 3,549億円 | 3,511億円 | 3,667億円 | 3,774億円 | 3,850億円 |
| 経常利益 | 112億円 | 103億円 | 135億円 | 141億円 | 138億円 |
| 経常利益率 | 3.2% | 2.9% | 3.7% | 3.7% | 3.6% |
| 親会社株主に帰属する当期純利益 | 76.0億円 | 61.7億円 | 83.1億円 | 93.9億円 | 102億円 |
| 1株当たり当期純利益(円) | 210.53 | 193.82 | 261.06 | 294.51 | 321.49 |
■(3) 収益性と生産性:1人あたりの稼ぐ力を見る
同社グループの生産性を見ると、従業員1人あたり営業収益は前期から増加しています。また、従業員1人あたり営業利益も前期から増加する傾向を示しています。
これらの指標の改善は、店舗力の強化やテクノロジーの活用による効率化投資が生産性向上に寄与していることを示唆しています。従業員一人ひとりの稼ぐ力が高まっていることは、安定した事業基盤の維持に貢献すると考えられます。
| 指標 | 2025年2月期(前期) | 2026年2月期(当期) |
|---|---|---|
| 従業員1人あたり営業収益(連結) | 142.6百万円 | 153.4百万円 |
| 従業員1人あたり営業利益(連結) | 5.3百万円 | 5.4百万円 |
4. 経営の安定性:どれくらい安心して働けそうか?
同社グループの財務状況は、事業活動で得た資金を投資に回しつつ、手元資金を確保している状態を示しています。これにより、安定した経営基盤を維持していることがうかがえます。
■(1) 財務基盤:自己資本と手元資金の厚み
同社グループは、自己資本比率がプライム市場の非製造業平均と比較して高い水準にあり、安定した財務基盤を構築しています。ROE(自己資本利益率)もプライム市場平均を上回る水準で推移しており、効率的な資本活用ができています。手元資金も増加傾向にあり、事業運営における資金の安定性を示しています。
| 指標 | 2025年2月期(前期) | 2026年2月期(当期) |
|---|---|---|
| 純資産 | 884億円 | 971億円 |
| 自己資本比率 | 65.3% | 63.7% |
| ROE(自己資本利益率) | 11.1% | 11.1% |
| 現金及び預金 | 95.2億円 | 129億円 |
■(2) キャッシュフロー:事業・投資・財務の資金の流れ
同社グループのキャッシュフローを見ると、本業の稼ぎを示す営業活動によるキャッシュフローは、税金等調整前当期純利益や減価償却費、仕入債務の増加などにより、当期は196億72百万円の収入となりました。これは前期の97億61百万円の収入から増加しています。
投資活動によるキャッシュフローは、有形固定資産の取得による支出などにより、当期は66億54百万円の支出となりました。これは前期の108億65百万円の支出から減少しています。本業で得た資金を将来の成長に向けた投資に充てている状況を示しています。
財務活動によるキャッシュフローは、配当金の支払額などにより、当期は26億67百万円の支出となりました。これは前期の22億30百万円の支出から増加しています。結果として、フリーキャッシュフローは当期130億18百万円のプラスとなり、本業で安定的に資金を生み出し、投資を賄いつつも余剰資金を確保できている優良な状態を示しています。この資金状況は、事業の持続的な成長と安定した雇用環境を支える基盤となります。
| 項目 | 2025年2月期(前期) | 2026年2月期(当期) |
|---|---|---|
| 営業CF | 97.6億円 | 196.7億円 |
| 投資CF | △108.7億円 | △66.5億円 |
| 財務CF | △22.3億円 | △26.7億円 |
| フリーCF(営業CF+投資CF) | △11.0億円 | 130.2億円 |
■(3) 事業リスクと雇用への影響:転職時に押さえたいポイント
① 継続企業の前提に関するリスク
継続企業の前提に関する特記事項はありません。
② 事業構造・収益性に関するリスク
同社グループは、スーパーマーケット業界における業種業態を超えた競争激化や、景気・商品価格の値上げによる個人消費の動向、異常気象などが業績に影響を及ぼす可能性があると認識しています。また、新規出店計画において、競合激化や消費マインドの動向により、店舗開設や利益創造が計画通りに進まないリスクも挙げています。
③ 人材・組織に関するリスク
同社グループは、少子高齢化の進行による人口構成の変化などにより、人材の確保・育成が計画通りに進まないリスクを認識しています。また、労働需給の逼迫により人件費が増加する可能性も、業務運営や業績に影響を及ぼす要因として挙げています。
④ 雇用安定性・リストラ
解雇給付・リストラクチャリング引当金・構造改革費用の計上など、該当する記載はありません。
5. ビジョンと企業風土:どんな組織を目指している会社か?
マックスバリュ東海は、「何よりもお客さまの利益を優先しよう。」という企業理念のもと、地域社会との共生を重視し、豊かな食生活の実現を目指すスーパーマーケットチェーンです。お客さまからのゆるぎない信頼を得られる店舗づくりに取り組んでいます。
■(1) 経営理念とビジョン:会社はどこを目指しているか
同社グループは、「何よりもお客さまの利益を優先しよう。」という企業理念を掲げています。この理念に基づき、地域最良のスーパーマーケットチェーンの構築を目指しています。
一つひとつの店舗が地域をつなぐ架け橋として貢献し、日常のより豊かな食生活の実現を応援することが目標です。また、サステナビリティに関する基本方針(価値創造ストーリー)として、「想いをつなぎ、一途に「かたち」に。マックスバリュ東海は、「笑顔」と「元気」、「幸せ」あふれる地域を共創します。」を策定しています。
■(2) 企業風土:大切にしている価値観とカルチャー
同社グループでは、一人ひとりが自ら考え、自ら行動し、自らやり遂げるという主体的行動力の向上を重視しています。お客さまとの直接のふれあいの場となる「店舗だからこそ」の強みを磨き上げ、信頼される店舗構築に取り組んでいます。
お客さま視点で店舗ごとに異なる地域特性を踏まえた商品やサービスの質的向上に努めています。地域社会との共生による持続的な成長を目指し、お客さまから寄せられる声に真摯に耳を傾け、誠実かつ迅速に行動することを重要視しています。サステナビリティの目標として、「地域に生まれた、ありがとうの総量」をKGI(目指す目標)に設定しています。
■(3) 経営課題と今後の重点テーマ
同社グループは、お客さまの消費動向や価値観の変化、ライフスタイルの多様化、サステナブルな社会の進展といった経営環境の変化に対応するため、様々な課題に取り組んでいます。優先的に対処すべき課題として、スーパーマーケット事業とデリカ食品事業の強化を挙げています。
スーパーマーケット事業では、お客さまの安全安心を優先した店舗運営の徹底、地域密着経営の深耕、店舗競争力の強化、販路の拡大、デジタルの活用による業務効率化と構造改革の推進を進めています。さらに、地域商品の開発導入、お客さまニーズに応じた商品政策の推進、成長を支える人材の確保と育成、接客及びサービスレベルの質的向上、強固な物流体制の構築、省エネ投資の推進、環境課題解決への貢献、持続可能な地域社会の実現に向けた戦略の実行に取り組んでいます。デリカ食品事業では、商品開発力の強化と供給拡大、効率的な生産体制の強化を進めています。
6. 経営体制とガバナンス:誰がどう会社を動かしているか?
マックスバリュ東海は、監査役会設置会社として、取締役会が経営の重要事項を審議・決定し、事業全体を監督する体制をとっています。また、経営の意思決定と業務執行の迅速化、監督機能の強化のため執行役員制度を導入しています。
■(1) 株主構成:誰に支えられている会社か
マックスバリュ東海は、小売業界の大手企業であるイオンが筆頭株主として経営を支えています。従業員持株会も上位株主として名を連ねており、従業員による安定的な資本形成も特徴です。特定の株主グループが経営に強い影響力を持つ資本構成となっています。
| 株主名 | 持株比率 |
|---|---|
| イオン | 63.86% |
| マックスバリュ東海従業員持株会 | 1.71% |
| 百五銀行 | 1.23% |
| 三十三銀行 | 1.21% |
| 三菱食品 | 1.13% |
■(2) 経営陣の経歴:どんな人たちが会社を率いているか
同社の役員は11名(男性9名・女性2名)で構成され、女性役員比率は18.2%です。代表取締役社長は作道政昭氏が務めています。
| 氏名 | 役職 | 主な経歴 |
|---|---|---|
| 作道 政昭 | 代表取締役社長 社長執行役員 | 1992年北陸ジャスコ(現イオン)入社。マックスバリュ中部(現同社)で営業部長、商品本部長などを歴任。2015年同社取締役兼執行役員、2019年同社取締役執行役員商品本部長を経て、2022年より同社代表取締役社長社長執行役員。 |
| 二上 芳彦 | 取締役 執行役員 人事総務本部長 | 1992年ジャスコ(現イオン)入社。イオンアイビスでBS業務部マネージャー、イオンで新人事システム構築プロジェクトリーダーなどを務める。2020年同社執行役員人事総務本部長、同年より同社取締役。 |
| 齋藤 論 | 取締役 執行役員 商品本部長 | 1997年ハックキミサワ(現ウエルシア薬局)入社。同社で商品統括本部コーディネーター部長、マーケティング室長、経営管理副本部長などを歴任。2022年同社執行役員経営管理本部長、同年より同社取締役。2025年より同社商品本部長。 |
| 久保田 義彦 | 取締役 執行役員 営業本部長 | 1988年同社入社。立野店店長、商品統括本部青果部長、新業態事業部長などを歴任。2014年同社取締役、2019年同社執行役員。2024年より同社営業本部長、同年より同社取締役。 |
| 髙橋 理恵子 (現姓:田中) | 監査役 | 2011年司法修習修了、弁護士登録。2012年弁護士法人淀屋橋・山上合同入所。トヨタメディアサービス出向を経て、2022年より弁護士法人淀屋橋・山上合同パートナー弁護士。2023年より同社監査役。 |
| 篠崎 岳 | 監査役 | 2002年マックスバリュ九州(現イオン九州)入社。コントロール部長、経営管理部長、管理統括部長などを歴任。2017年同社執行役員、2021年よりイオンSM担当付。2021年より同社監査役。 |
社外取締役は、矢部謙介氏(中京大学国際学部教授・学長補佐)、梶本丈喜氏(ケーイーコーポレーション会長)、足羽由美子氏(足羽会計事務所所長)です。
同社は監査役会設置会社であり、取締役7名中3名が社外取締役、監査役4名中3名が社外監査役です。社外役員は、企業経営や専門分野における豊富な経験と見識に基づき、経営に対する提言や監視機能を果たしています。
■(3) 役員報酬の仕組み:経営責任とインセンティブの設計
マックスバリュ東海では、経営戦略と業績に連動した報酬体系を採用しており、取締役の報酬は基本報酬、業績報酬、株式報酬型ストックオプション、社宅で構成されています。社外取締役と監査役の報酬は、独立性を確保する観点から基本報酬のみが支給されています。役員持株会を通じた自社株式購入も推進し、株主との意識共有と中長期的な企業価値向上へのインセンティブを高めることを目指しています。
| 区分 | 人数 | 総額 | 1人あたり平均 |
|---|---|---|---|
| 取締役(社外除く) | 4名 | 1.0億円 | 25.5百万円 |
| 社外役員 | 7名 | 31百万円 | 4.4百万円 |
役員報酬の総額は1.33億円で、対象となる役員の合計は11名です。
なお、人数は事業年度中に報酬の支給対象となった人数であり、期中に退任した役員を含みます。また、業績報酬の定量評価基準である連結営業収益および連結経常利益は、2026年2月期の実績において業績目標を達成していません。
※本記事は、有価証券報告書などの公開情報から、転職・就職活動に役立つ情報をまとめたものです。内容の充実に努めていますが、掲載時点の情報であることをご留意ください。気になる点やご指摘があればお気軽にお知らせください。



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