アストラゼネカの採用面接前に知っておきたいこと
■社風への理解
イギリスに本社を置くグローバル製薬企業アストラゼネカの日本法人であるアストラゼネカ株式会社(以下、アストラゼネカ)。オンコロジー領域とプライマリー領域を軸に事業展開し、豊富なパイプラインが揃っているのが同社の魅力の一つです。
2020年には新型コロナウイルスワクチン開発に乗り出し話題となっています。
そんな同社は、「新しいことに挑戦させてくれる」「働き方の自由度が高い」「上下関係をあまり気にせず、社員の仲が良い」といった口コミが見られ、風通しが良く自主性を重んじる社風のようです。ほかには、「住宅手当が手厚い」「女性が働きやすい環境が整っている」といった口コミも見られ、福利厚生が充実し、社員が働きやすい環境を整えるという健全な企業風土があります。
同社では、「サイエンスの限界に挑戦し、患者さんの人生を変える医薬品を届ける」ことを目指しています。同社の全ての活動の中心にあるのは「サイエンス」。社員はそれぞれの業務で「サイエンス」を追い求め、患者さんのために新薬を生み出し社会に貢献していく、これが同社のカルチャーであり価値観となっています。この価値観に共感し、人々の健康を支えるということに誇りと責任感を持ち仕事に臨める人材が求められていると言えるでしょう。
面接では、「サイエンスを追い求め、誇りと責任感を持ち、自主性を重視する」という社風に合致した人材かどうかを、様々な角度から見極めていきます。
■選考は何次まで?
同社の選考は、書類選考の後、1次面接、2次面接がおこなわれます。1次面接の面接官は、Hiring Manager、2次面接での面接官は、部門長であることが多いようです。選考期間は、概ね、1週間から1か月となっています。グローバル企業である同社では、面接官が外国人のこともあるため、英語での面接準備もしっかりとしておきましょう。
現在、MR(医薬情報担当者)、HR、 マーケティング、IT、クリニカルオペレーションなど多様な職種で募集されています。キャリア採用サイトから希望勤務地で検索し、募集要項や業務内容を確認しましょう。同社の本社は大阪です。大阪本社への出張が可能であれば、東京支社での採用が可能な職種もあります。採用サイトをよく確認し、自分のライフスタイルとも照らし合わせ、確認する必要がありそうです。
■面接内容の傾向は?
志望動機やこれまでの職務経歴など、一般的な質問が多いようです。キャリアビジョンや失敗体験・成功体験について聞かれたという口コミも見られました。これまでの自分のキャリアを棚卸し、簡潔に、そして適確に具体的なエピソードを交えて説明できるようにしておきましょう。そして、それらをいかに活かし、同社へ貢献できるのか、自己アピールへとつなげていくことも重要です。
内定者からは、「論理的に話すこと」と「自分の言葉で話すこと」が重要だという口コミが見られました。自分の意見をしっかりと持ち、自分の言葉で同社への熱意を伝えられるように、事前に面接対策をしておくことは不可欠です。
面接の雰囲気は和やかであったという印象を持つ方が多いようです。
アストラゼネカの面接攻略法(面接対策)
■アストラゼネカの中・長期戦略を理解した上で自己分析をする
面接を受ける前に、同社の中・長期戦略を理解しておきましょう。
英国本社が2020年4月に発表した2019年第4四半期・通年業績によると、総売上高は230億USドル。日本法人である同社は、そのうちの2548百万USドルを占めています。2019年度薬価ベースの国内ランキングでは、第5位の規模を誇る同社。重点領域は、オンコロジー、循環器・代謝疾患、呼吸器の3分野です。領域別売上高では、オンコロジー領域が全体の47.6%を占め、同社の主力領域となっています。
そんな同社の強みは、新薬の開発力です。特に、抗がん剤領域には定評があり、多くの有名医薬品を取り揃えています。開発プロジェクト数も年々増加しており、治験第3相のパイプラインも豊富です。パイプラインもオンコロジー領域が中心となっているため、本領域でのスキルや経験のある方には魅力的な環境が整っていると言えるでしょう。
このように、同社では、「サイエンスの限界に挑戦し、患者さんの人生を変える医薬品を届ける」といった価値観の下で、患者さんのために新薬を開発し社会に貢献していくことを目指しています。この価値観に共感し、オンコロジー領域を中心とした新薬開発に力を注ぐ戦略を理解し、同社へ貢献していける人材が求められていると言えるでしょう。面接に臨むにあたり、「サイエンスを追い求め、誇りと責任感を持ち、自主性を重視する」という社風を意識し、自己分析に結び付けることが重要です。どのように同社で活躍できるかを具体的なエピソードを交えて話すことができるように、しっかりと準備をしておきましょう。
■「なぜアストラゼネカに転職したいのか」の明確化には他社研究が必要
同社の面接では、「なぜ当社なのか」と問われることが多いようです。面接官は、この質問で「価値観への理解」「当社の社風やこれからの方向性に合致した人材か」を見極めています。この問いに答えるには、同社への理解を深めることはもちろん、競合他社についても調べておくことが重要です。
競合他社と比較することにより、同社の特徴をより深く理解するとともに、同社の強みと自分の強みをマッチングさせ自己アピールにつなげましょう。具体的には、以下のような企業について調べておくことをおすすめします。
- 武田薬品工業株式会社
- グラクソ・スミスクライン株式会社
- ファイザー株式会社
アストラゼネカの採用面接で実際に聞かれた質問内容
企業研究や他社研究を通じて、同社が目指している方向性やどのような人材を求めているのか、分かってきたのではないでしょうか。「サイエンスを追い求め、誇りと責任感を持ち、自主性を重視する」という社風を意識し、同社の事業戦略に貢献できる人材であることを、具体的なエピソードを交えながらアピールできるようにしておきましょう。
面接経験者が実際に聞かれた質問を紹介します。これらの質問をされたらどのように答えるか、しっかりと考え、自分の言葉で答えられるように面接対策をしておきましょう。
[20代前半・男性/MR] 【結果:入社】
[30代前半・男性/学術サポート] 【結果:入社】
[30代前半・女性/MR] 【結果:入社】
[40代後半・男性/臨床開発] 【結果:入社】
アストラゼネカの採用面接に向けて
同社の面接を受けるにあたって、ぜひ押さえておきたい重要なことをご紹介してきました。面接対策として準備しておきたいのは、以下の3つです。
これらを意識して自己分析や企業研究をおこない、自己アピールにつなげましょう。そして、面接当日は自分の言葉でアピールし、論理的に説明できるように準備して臨みましょう。
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